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ウソつきはどっち ロシア軍がMH17 撃墜はウクライナ軍と主張

Russia Shares MH17 Radar Data Jul 21, 2014 Maxim Pyadushkin | AWIN First . ロシア軍はくりかえしマレーシア航空機事故に無関係と主張しており、レーダー記録から犯人はウクライナ軍だと指摘している。 MH17便は少なくともウクライナ軍の三基のBuk-M1(SA-11 ガッドフライ)が配備された交戦地帯上空を飛行しており、最終的にドネツク付近に墜落したとロシア国防省が提供した情報である。 ロシア軍が公開した飛行経路図と航空管制データではMH17便は国際航空路上で東ウクライナを通過しようとしていたが、ドネツク付近で飛行回廊から北寄りに14 km逸脱したのち、右寄りに方向を変え、航空路にもどろうとしたが結局できなかった。ロシア国防省によるとレーダーは同機の飛行速度低下を17:20(モスクワ時間)に探知し、17:23に接触を失っている。. ドネツク付近のウクライナの防空体制は7月17日に強化されているとロシア軍参謀本部のアンドレイ・カルタポロフ中将 Lt. Gen. Andrey Kartapolov (作戦部長)は説明している。衛星画像ではブク装備一個がザロシュチンスコエZaroshchinskoe近郊(ドネツクから50 km地点)に展開したが、翌18日撮影の衛星画像では同地点を退去していると判明。 中将は同時にKupol-M1レーダー(NATO呼称チューブ・アーム)の活動が増加している事実も指摘する。同レーダーはブクに目標探知データを送るもの。同地域内で稼働するレーダー装備の数も7から9と7月17日にかけて増えていたが、18日には4へ激減したち、19日には2つになったという。 ロシア軍は17:21に一機が高度を上げてマレーシア航空機に近づくのを探知していると発表。両機の距離は3から5 kmだったという。レーダー基地二つが4分間にわたり捕捉しているが、二次的な識別装置がなかったという。カルタポロフ中将は接近したのはウクライナ空軍のスホイSu-25地上攻撃機だったとした。中将は「Su-25は高度1万メートルまで短時間で上昇できる」と発言したが、同機の実用上昇限度は7,000メートルである。また同機はR-60(AA-8アフィッド)空対空ミサイルを搭載し

☆ 韓国KF-Xは双発仕様に決定

S. Korea Opts for Twin-Engine Fighter Development Jul. 19, 2014 - 03:41PM   |   By JUNG SUNG-KI   |    Comments 韓国軍は次期戦闘機を双発機仕様に決定したが、経済性と開発面で懸念が残ったままだ。 韓国統合参謀本部(JCS)は18日、最高決定会議でKF-Xのエンジン数を決定した。KF-Xは海外提携先の支援を受け開発を目指す国産機である。 韓国は合計120機以上を2025年以降に生産し、F-4とF-5の代替とする予定で、F-16高性能型にハイエンドのエイビオニクスを搭載したものと同等の性能になる。 JCSは8ヶ月に渡りコスト、要求性能、開発日程を検討したが、双発機こそ将来の運用要求に合い、近隣諸国の戦闘機開発に対抗できる選択との結論に達した、とJCS報道官が発表。 その仕様でKF-X開発を進めた場合の初期作戦能力獲得は2025年となり、当初予定から2年遅れる。 国防調達計画庁Defense Acquisition Program Administration (DAPA) がエンジン選定契約の入札を早ければ来月に公示し、候補にはGEのF414とユーロジェットEJ200があがっている。 今回双発機案が採択されたが、これまで熱い論議があった。韓国国防解析研究所Korea Institute for Defense Analysis (KIDA) は高価格と技術上のハードルの高さから双発機に終始反対していた。KIDA試算ではKF-X開発費用は9.6兆ウォン(930億ドル)とされるが、双発機では二倍になるという。またF-16級の機体寸法を双発機にしても輸出につながる利点が生まれず、双発機案を現実乖離としている。 また開発費用の予算超過で国産エイビオニクス開発が妨げられることを心配するのは民間シンクタンク韓国国防安全保障フォーラムKorea Defense and Security Forum,だ。「原案ではアクティブ電子スキャンレーダー等を国産開発することになっていたが開発費用が増えれば海外製品の採用になるのは避けられない」という。 メーカーの韓国航空宇宙産業Korea Aerospace

第五第四世代機混合運用を想定すると機体間の通信方法の確立が真剣な問題になる

Air Force Fifth-to-Fourth Plan Questioned U.S. Air Force lacks clear plan to link F-22 and F-35 operationally Jul 17, 2014 Amy Butler | Aviation Week & Space Technology F-35の配備が予定より遅れ、F-22は183機に留まる中、新規予算は先細りとなり、このままでは第五世代戦闘機のみの編成を目指す米空軍構想の実現に数十年かかりそうだ。. その一方で、主力ステルス戦闘機ニ型式は単価1億ドル以上をかけたステルス性を犠牲にしなければその他機種と有効なデータ交換ができないという皮肉な状況になっている。 そこで空軍参謀総長マーク・ウェルシュ大将が「第五から第四へ」の能力開発を課題として提唱している。つまりF-22やF-35のセンサーで集めた情報を第四世代のF-15およびF-16への転送する。作戦運用ではステルス機を前面に配備し、敵の防空網の「バブル」の外側を飛行する友軍にデータ送信し、敵の脅威状況を伝えることにある。旧型機はLink 16でデータ共有を広げる。 ただし、データリンクの取り扱いががこれまで適当だったのが災いしている。F-22が飛行中データリンクin-flight data link (IFDL)で交信できるのはF-22間のみと設計されている。冷戦期にはF-22を100機単位で運用する構想だった。したがって交信は制限付きでもよく、むしろ正確さが重視された。 F-35では多機能高性能データリンク Multi-function Advanced Data Link (MADL) が採用され、指向性アンテナと波形を都度変えることで傍受可能性・方向探知性を低く low probability of intercept/low probability of detection (LPI/LPD) 抑えている。なお、空軍でのF-35供用開始は最短で2016年8月だ。 F-22は Link 16 でデータ受信のみ、F-35は送受信が可能だが、専門家によれば Link 16 でデータをやりとりするのは「空中に大型照明灯を点灯するみたい」なもの

リムパックに参加しながらスパイ船を別途派遣する中国の不可解な動き

China Sends Uninvited Spy Ship to RIMPAC By: Sam LaGrone Published: July 18, 2014 9:19 PM Updated: July 18, 2014 9:19 PM Chinese People’s Liberation Army Navy electronic surveillance ship Beijixing (pennant number 851). A ship of this class is currently off the coast of Oahu, monitoring RIMPAC 2014. 世界最大の海軍演習に中国が招かざる客を潜り込ませている。 中国人民解放軍海軍(PLAN)はリムパックに4隻を米国招待により派遣し、軍組織間の関係改善の証と受け止められていた。 しかし中国はこれとは別に電子監視船一隻を派遣し、演習海域の端で交信・電子情報を盗聴している。 米太平洋艦隊から18日にUSNI Newsへ連絡があったもので、太平洋艦隊はハワイ近海の公海上でこの中国艦艇の動きを監視している。 太平洋艦隊によると同艦は今も海域にあり、米領海の外にとどま演習の妨害はしないだろうと見ている。 艦隊司令部によれば同艦は演習に参加しておらず、その目的も推測の域を出ないが、ハワイ付近に一週間前から姿を表している。艦隊司令部からリムパックに参加中のPLAN代表部に同艦の意図等を照会したが未回答だという。 18日時点で同艦はオアフ島南方にあり、USSロナルド・レーガン (CVN-76) 空母打撃群および演習参加中の50隻に近い位置にいるとUSNI Newsは複数筋から確認を得た。 同艦は 東調級Dongdiao-classの情報収集艦 auxiliary general intelligence (AGI) でPLANが電子通信データの収集用に使う専用艦であると複数筋がUSNI Newsに確認してきた。 海軍大学校の准教授であり中国ウォッチャーのアンドリュー・エリクソンによれば今回見つかった艦は東調級の Beijixing (艦番号851)で東海艦隊所属だという。

ファーンボロ航空ショー前のボーイング・マクナーニ会長に聞く(ターミナル1共通記事)

An Interview With Boeing CEO Jim McNerney Jul 14, 2014 Joe Anselmo and Graham Warwick | Aviation Week & Space Technology ボーイングCEOジム・マクナーニが今年はじめに新方針として“no more Moonshots”超難題な挑戦は避ける、を発表し注目を集めた。マクナーニはその真意はボーイングは新技術開発と革新への投資であともどりすることはできないのだと、AW&ST編集長ジョセフ・アンセルモと技術担当主筆グラハム・ウォーウィックに同社シカゴ本社で語っている。同時にボーイング757後継機、スペースXを起業したイーロン・マスク、そして自身の引退についても語っている Credit: Boeing AW&ST: ボーイングはもう“Moonshots”を新規事業で狙わないとのことだが、戦略を変更したのか。 McNerney: 技術の民生化で戦略を変換しているが、技術戦略の話ではない。当社が技術革新を軽視していると誤解があるようなので正しておきたい。市場差別化を実現できる技術には投資を続け優位性を保つ。業界には技術を一度に使って劇的に性能を向上させる一方リスクを無視する傾向がある。当社の787がその例だ。 技術開発投資を削減するということではないのか。 技術へのR&D投資も続けるが、リスクを意識しながら螺旋状に向上させていき、顧客が本当に求めているものと将来に必要となるものを区別する。各製品の位置づけを明確にし、開発工数も短縮する。 だがそもそも787はボーイングがというより顧客が求める性能を実現したものだったが。 技術目標の7割を実現して顧客の95%が満足することが目標だ。そのため短縮化でコストも下げる。この例が5つ6つあり、それぞれ性能はそんなに向上jしなかった、あるいは効率が向上しなかった例がある。 同じ発想は軍用製品にも応用されるのか。 その通り。利用可能な技術がひろがれば、理論上は開発リスクを減らセル一方、自ら傷を広げる可能性も増える。F-35と787がその例で、当初に過大な期待を寄せすぎたと思う。開発が遅れ費用は予想を上回った。反対にうまく言っ

マレーシア航空機撃墜事故で当面米海軍艦艇の黒海派遣は予定なし

Navy: No Ship Moves to Black Sea Following Airliner Crash, Plans Could Change By: Sam LaGrone Published: July 18, 2014 12:42 PM Updated: July 18, 2014 12:42 PM マレーシア航空17便が撃墜されたと見られる中、米海軍はウクライナ近くへ水上艦船を移動させる予定はないと海軍がUSNI Newsへ知らせてきた。 誘導ミサイル巡洋艦USSヴェラガルフ(CG-72)が火曜日にボスポラス海峡を通過し、黒海に米海軍艦艇は皆無となっている。 ただしNATOフリゲート数隻、電子監視船、水雷艇数隻は機雷対策演習の後も黒海に残っている。 . 海軍によれば誘導ミサイル駆逐艦USSドナルド・クック(DDG-75)がヴェラ・ガルフ付近に航行中という。 状況によっては両艦は黒海に派遣される可能性があるという。 ただし黒海沿岸に領土を有しない諸国は1936年のモントルー条約により黒海内に21日以上軍艦を配置できない。 NATOと米海軍の艦船はソチ冬季五輪から黒海に交代で派遣んされており、この示威ミッションはさらにロシアがクリミア半島を占拠したことで拡大されている。 米情報機関によればマレーシア航空機はウクライナ上空ロシア国境近くで木曜日に撃墜されている。■

米空軍にISR機能特化の第25空軍が発足へ

USAF Announces New Numbered Air Force Air Force Magazine —MARC V. SCHANZ7/15/2014 Air Force file photo. 米空軍は7月14日に分散していた情報収集監視偵察機能を統合し、第25空軍を新設すると発表した。正式発足は本年秋になるという。 発表では情報収集監視偵察部門は第25空軍として再編され、航空戦闘司令部Air Combat Command(ACC) 隷下に置かれるが、「各戦闘司令官向け支援を改善し、既存の部局を作戦用に再編し、同様のミッションを行う組織を統合し、不要部門を廃止する」一環との説明だ。 これによりACCは戦術、戦域、全国レベルのいずれでもISRの実施が可能となり、「一層効率的になる」とACC司令官マイケル・ホステジ大将Gen. Michael Hostage が7月14日付発表で述べている。ISR要員は単一司令統制構造one-command structure に置かれることは空軍が目指すISRミッションの戦闘部隊での正規化と同様に重要な位置づけ。 . ISR部門を統括しているジャック・シャナハン少将Maj. Gen. Jack Shanahan,が第25空軍司令官に就任する。現在の空軍ISR局に所属する組織の大部分が新設空軍の一部となるが、国家航空宇宙情報センター National Air and Space Intelligence Center (ライトパターソン空軍基地内)は空軍幕僚部直属のまま変更なしと説明されている。新設空軍の司令部はラックランド共用基地(テキサス州)に置かれる。