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無人機を母機とする小型無人機スパローホークを発表したジェネラルアトミックス

  ジ ェネラルアトミックス の新型無人機は別の無人機を母機から発進回収される。  米無人機製造分野で大きな存在感を誇るジェネラルアトミックスが開発中案件として新型無人機構想を発表した。同機はスパローホークスと呼ばれこれまでにない特徴を有する。   同社によればスパローホークは小型無人航空装備で「空中発射回収技術の実証機」として母機となる大型無人機ないし別機種から運用する。   小型無人機は母機の機能を拡張する役目を果たすと同社広報資料にある。ジェネラルアトミックス社長のデイヴィッド・アレクサンダーは「スパローホークによりMQ-9が搭載するセンサーの能力が拡大され、省人化を進めながらISR有効範囲が広がる】と説明。   同機はまだ量産に入っていないが、折り畳み式主翼で機体全体は180度回転し飛行中の空力学的効果を狙う。     ジェネラルアトミックス説明ではスパローホークはグレムリン事業で製造するとある。これはDARPAの極秘事業で「UAV複数を既存の爆撃機や輸送機から発進させるねらいがある。母機は戦闘機や小型の機体でも対応可能とし、敵防空網の外から発進させる。   DARPAの説明では「グレムリンはミッションを完了すると、C-130が空中で回収し基地に戻る。基地で要員は24時間以内に次のミッションへ送り出す」とある。   安価な小型消耗品扱いの戦闘機が登場すればその利点は明らかだ。保守点検費用以外に航空要員の生命の危険を減らすメリットには大きなものがある。   ジェネラルアトミックスはリーパー、プレデターのメーカーとして有名だ。両機は米国の海外戦闘ミッションで不可欠な存在だ。だが、両機は長年供用されており、そろそろ後継機種が必要となってきた。   ジェネラルアトミックスが公開したのはスパローホーク以外にもあり、同社発表の想像図を見るとこの無人機はステルス全翼機のようで同社には初の試みとなる。同社によればこの無人機の特徴は長時間滞空性能だという。   無人機の老舗ジェネラルアトミックスはステルス無人機、無人機を母機とする無人機のほかにも隠し玉があるように見える。■   この記事は以下を再構成したものです。     Sparrowhawk: This Drone Can Be Launched from the Air and Recovered by a Mothe

新型無人機X-61Aは空中発進、空中回収型の画期的機材を目指す

 無人機で次々に新型機が登場しています。やはり時代の流れですかね。今回ご紹介するX-61は最初から複数形の名称となっており、同時多数を運用する構想であることは明白です。技術がどこまで進むのか、新戦術がどう発展するのか当面目が離せませんね D ARPA(国防高等研究プロジェクト庁)のX-61A「グレムリンズ」空中発射空中回収式再利用可能無人機(GAV)が初のテスト飛行に成功した。実現すれば運用方法を一変しかねない同機の初飛行は ダイネティクス Dynetics が2019年11月に行っており、このたび記録映像が初公開された。民間所有のC-130輸送機がX-61Aを主翼パイロンから発進させた。無人機はジェット推進式で1時間41分飛行を続けたが、パラシュート回収装備の作動不良のため行方不明となった。フェイズ1で5機が製造されており、今回の不調でテストが止まることはない。 昨夏にカリフォーニアのチャイナレイク海軍航空基地を襲った強力な地震のためテスト本拠地で変更の必要が生じた。そこでユタのダグウェイ実証施設に変更となった。 ダイネティクスの公式発表を伝える。 「テストはソルトレイクシティ近くのダグウェイ実証施設で行われ、TBM社のC-130AがX-61Aを空中発進させ同機は1時間41分にわたり自由飛行した。テストの目的は以下を含んでいた。 C-130からのGAV空中発進機能を実証する 空中回収、コールドエンジンスタート、動力飛行への安定した移動を実証する GAVの搭載するサブシステムから作動中のデータを回収する 空中、地上からの指示統制装備の機能を実証する。データリンクの性能を確かめ、地上空中間で制御を移動する GAVドッキングアームを作動させる 飛行完了と地上への回収(パラシュートによる)(ただし実証用装備の場合に限り、実用装備では異なる) . X-61Aは異常なく飛行し、テスト目的をすべて達成した。ミッション終了時にエンジンが停止し、ドローグシュートが設計通り作動しフライトは終了した。残念だったのは主シュートが作動せず、機体が行方不明となったことだ」 DARPAの戦術技術室(TTO)率いるグレムリンズの究極の目標は機材多数を空中発進・空中回収する技術開発の加速で、ゆくゆくは低コストで再利