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サウジアラビアがイスラエル製アンアンドーム等装備の導入に向かいそうだ

中東で北朝鮮に相当するのがイランと言う理解でいいのでしょうか。共通の敵を前に今までは考えられなかった組み合わせが実現しているようです。サウジアラビアは脅威に直面しなりふり構わずイスラエルと手を組むのでしょう。イデオロギーより現実の方が重要という例ですね。 Saudi Arabia is reportedly looking at buying Israel's anti-missile Iron Dome system サウジアラビアがイスラエルからアイアンドーム対ミサイル装備導入を検討か ガザ回廊から発射されたロケット弾にアイアンドーム防衛システムが対抗した。イスラエル沿岸都市アシュケロンにて。 July 5, 2014. AP Photo/Tsafrir Abayov Benjamin Weinthal , Jerusalem Post http://www.businessinsider.com/saudi-arabia-wants-israel-iron-dome-anti-missile-system-2018-1 サウジアラビアはイエメンのフーシ反乱勢力からミサイル攻撃数波を受けている アイアンドームは実績が最も優れたミサイル防衛装備の一つ サウジアラビアがイスラエル製装備を検討するのは両国にとってイラン対策を真剣な証拠だ BERLIN – サウジアラビア政府がイスラエル製ミサイル防衛装備アイアンドームの調達でイエメンでイラン支援を受けるフーシ派の攻撃に対抗する案に前向きとスイス紙Basler Zeitungが報じている。 同紙によれば「リヤド在住のヨーロッパ武器販売業者」がサウジがイスラエル軍事装備数点の購入を検討中でアクティブ防護システム(APS)トロフィーも対象と述べている。同システムは ラファエル高性能防衛システム とイスラエル航空宇宙工業の エルタグループ が開発した。 Basler Zeitung紙はサウジ国防専門家がUAEのアブダビでイスラエル製軍事技術を検分したと伝えている。 サウジアラビア王国はイスラエルと国交がないが、スイス紙はサウジ-イスラエル間の情報関係協力が「さらに進んだ」と報じている。 中東問題の専門家によれば安全保障門で接近が進む両国が軍

米空軍ISR「フライトプラン」でわかる今後の動向

Air Force ISR ‘Flight Plan,’ Industry Day Coming: Stealth, Space, Cyber, & AI 米空軍ISRの「フライトプラン」が業界向けに発表され、ステルス、宇宙、サイバー、AIの活用をうたう B-21爆撃機はステルス偵察機、情報収集機として敵領空内に深く侵入する  By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on January 05, 2018 at 1:00 PM https://breakingdefense.com/2018/01/air-force-isr-flight-plan-industry-day-coming-stealth-space-cyber-ai/ CAPITOL HILL: 米空軍がハイテク開発のロードマップ「フライトプラン」を情報収集監視偵察の強化にむけてまとめている。無人機を際限なく調達して一層多くの情報を収集し、解析要員を限りなく雇用することは不可能とISR担当参謀次長ヴェラリン・「ダッシュ」・ジェイミソン中将 Lt. Gen. Veralinn “Dash” Jamieson が説明している。新戦略では衛星、サイバー空間、F-35やB-21のような高性能航空機材、さらにインターネット上の一般公開情報に加え、人工知能も動員して莫大な量の情報分析に役立てるとある。 ジェイミソン中将 構想では五か年国防計画 Five-Year Defense Plan (FYDP) への予算投入を2035年まで重視するとジェイミソン中将が説明。文書として完成するのは今春だが2月2日業界向けイベントでその先に説明する。 「ISRフライトプランでは情報収集監視偵察活動を宇宙、航空、サイバーの各分野でどう進めるかを検討する」とジェイミソン中将は空軍協会ミッチェル研究所主催のイベントで記者団に語った。 「DoD以外でどんな手段が他に使えるのかという点が最重要」とジェイミソンはペンタゴンの調達制度で開発されている「精巧なまでに」特化した高価格装備に言及している。 武装したMQ-9リーパー 多任務同時実施 Multi-Mission ジェイミソン中将はマイク・ホームズ大将 Gen. Mike Holmes (航空戦

★最新型SM-3ブロックIIAの日本導入決まる

ブロックIIAの米艦艇導入は今年開始ということですから、日本への導入も最優先で考えてもらっているということですか。イージスアショアより先にイージス艦への搭載になるのでしょうか。 Japan cleared to buy advanced SM-3 日本による高性能型SM-3調達が承認 http://www.thedrive.com/the-war-zone/11794/navys-new-sm-3-block-iia-ballistic-missile-interceptor-fails-in-live-test より By: Aaron Mehta     https://www.defensenews.com/digital-show-dailies/surface-navy-association/2018/01/09/japan-cleared-to-buy-missile-defense-focused-sm-3/ WASHINGTON – 米国務省が日本によるスタンダードミサイル-3(SM-3)ブロックIIA四発総額推定133.3百万ドル購入を承認した。  SM-3ブロックIIAは日米共同開発の中距離弾道ミサイル防衛装備で海外軍事販売による調達要請が国務省により承認されたこと自体は驚くべきことではない。議会でも反対にあう可能性は考えにくい。  同ミサイルは昨2月にハワイで初の迎撃テストを行い、イージス駆逐艦またはイージスアショアで運用する。  製造は主に レイセオン のツーソン工場(アリゾナ)と BAEシステムズ ミネアポリス施設で行う。最終価格は交渉結果で決まるので前述の133.3百万ドルは変更の可能性がある。  国務省関係者が日本のSM-3導入の主な理由は北朝鮮だと背景を語ってくれた。 「主要同盟国の政治経済安定と発展がアジア太平洋で今後も継続する手段となる」と同関係者は述べる。「また日本の米国との共同作戦運用をミサイル防衛で高め、同地区内の米軍部隊への防御も強化される」 昨 年夏に日本防衛トップ関係者はワシントンを訪問し弾道ミサイル防衛へ予算投入を増加させると確約しており、9月には日本がイージスアショアの設置場所を検討中との報道が浮上していた。■

緊急 南北高官会談をどう読むべきか

今回の会談が時間稼ぎなのか、それとも新しい可能性に道を拓くのか画注目です。しかし、金正恩のイニシアチブが大きく働いているのが気になるところですね。「悪」との共存に耐えられないと考える向きは減っていくのか、それとも事態が急変してふたたび緊張が高まるのか、予断を許さない半島情勢です。しかも「慰安婦」合意の検証結果(これ自体が矛盾した内容でしたが)も同日にソウルで発表されたのは韓国のねらいこそ正気を疑われかねないものになっています。著者は核拡散防止等を目指す民間シンクタンク Ploughshares Fund の主宰者。 North and South Korea Have a Breakthrough. What Next? 南北朝鮮に突破口が生まれた。次は何か   Joseph Cirincione January 9, 2018 http://nationalinterest.org/feature/north-south-korea-have-breakthrough-what-next-23993?page=show 1 月9日、南北朝鮮は高レベル協議を二年ぶりに非武装地帯で開催した。主要議題は北朝鮮の平昌冬季五輪(2月9日-25日)参加だったが、広範な対話への含みはあきらかだ。 タカ派は協議は「罠」で「くさび」として韓国を米国から引き離す狙いがあると警戒するが、今回の話し合いで核戦争寸前の状況から一歩後退するので歓迎する。開戦を食い止める能力は韓国に十分にあり、同時に米国と強い軍事同盟関係を維持している。 ドナルド・トランプ大統領は南北対話を支持している。ニッキ・ヘイリー米国連大使は金正恩が正月メッセージで韓国へ対話提案を突然し冷笑していたのだが。 トランプも当初はヘイリーと同意見でツイッターで「こっちにも核ボタンはあり、もっと大きく強力だ。しかもこちらのボタンは実際に作動する」と述べ、精神状態への疑いを広く招いた。事実マイケル・ウルフの新著 Fire and Fury ではトランプの北朝鮮核攻撃の脅かしのエピソードに触れている。 だがトランプはその後、トーンを変え南北協議支持にまわり、自身の功績とまで主張。「会談対話が南北で実現するのは強くしっかりした北に対するこちらの総合「力」があってこそだ。話し合いは

シリア上空のロシア機危険飛行行為はF-22をスパイのためと米空軍が説明

シリア上空での 危険な事態について以前はロシア発の情報としてお伝えしていましたが、米軍側の見解が出てきました。やはりものごとは両面から見ないと実態がわかりませんね。 Is Russia Spying On U.S. Stealth Fighters In Syria? ロシアはシリアで米ステルス機をスパイしているのか 米空軍F-22ラプターがKC-10エクステンダーから空中給油を受け離れていく。不朽の決意作戦の一環としてシリア上空で。昨年撮影: USAF Jan 5, 2018 Lara Seligman | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/russia-spying-us-stealth-fighters-syria ロ シア軍パイロットがイラク、シリアの航空作戦を利用して米軍機とくにステルスF-22ラプターの情報収集に励んでいる。 対イスラム国戦で米軍作戦の情報と戦術が「宝の山」のように手に入ったはずとヴェラリン・ジェイミソン中将(ISR担当空軍参謀次長)が議会で1月4日明らかにした。米軍機とシリア上空で隣り合わせに飛行する中でロシアは米軍機とその戦術で「貴重な知見」を入手したと中将は強調。 「敵側はこちらを注視しており、こちらから学び、イラク特にシリア上空でこちらの作戦実施方法の宝の山を掘り当てている」 ジェイミソン中将は具体的な機種に触れなかったが、ロシアが米第五世代戦闘機の実戦投入状況を初めて目にしたのは事実だ。F-22はシリアで2014年に初めて実戦投入された。 ロシア機がF-22に異常接近するのは日常茶飯事でロシアは同機の情報を収集している可能性は十分ある。 最近もF-22がロシア機と空中衝突を辛うじて回避した事案があった。12月13日にSu-25二機編隊がユーフラテス川東側の連合軍側空域に侵入した。パトロール中のラプター二機編隊がただちにSu-25を迎撃に入り、チャフやフレアを放出し緊急時防護周波数で数回にわたり空域退去をロシア機に求めた。 うち一機のSu-25がF-22に接近したのでラプターパイロットは「過激な操縦」で空中衝突を回避せざるを得なかったと空軍は説明。また別のS

★韓国が空母保有を表明した背景とは

ちょっとしつこいのですが、韓国が空母機能を追い求める理由について考えてみましょう。日本とは戦略の方向性が違う韓国が日本の方ばかり見ているとしたら大変不幸なことだと思います。韓国がこの構想を現実にするとしたら西側陣営に残る最後の試みになるかもしれません。 South Korea May Turn Its Assault Ships into F-35 Armed Aircraft Carriers 韓国が強襲揚陸艦をF-35運用空母に変えようとしているが   Zachary Keck January 5, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/south-korea-may-turn-its-assault-ships-f-35-armed-aircraft-23960?page=show 韓 国は保有する強襲揚陸艦を空母に転用するのか。聯合通信配信の記事では韓国軍関係者が14千トンの独島級揚陸強襲艦でF-35B搭載を検討中という。 「軍上層部がF-35Bを小規模導入し就役済み艦、建造予定艦での運用を検討した」と記事が匿名軍事筋の話を伝えており、「知る限りでは構想は同艦の戦略価値を最大限にする意味で重要視されている」とも述べたという。別の匿名筋は「F-35B運用が独島や新造艦で可能なのか検討を継続する」という。 独島級は一隻が就役中でもう一隻の建造に入っている。初号艦は2005年進水し2007年に就役した。その時点で韓国は三隻を建造するつもりだったが予算制約で二隻になり、一時は二号艦予算も削除されたが現在は回復している。満載排水量は18千トンではヘリコプター15機と海兵隊員720名を搭載する。 韓国は共用打撃戦闘機開発に関与しており、F-35A40機導入を2014年に67.5億ドルで決定した。ただしF-35BSTOVL型が独島級での運用に必要だ。このため韓国が聯合通信記事通りに案を実現するのならF-35Bを追加調達し揚陸強襲艦を固定翼機運用に改装する必要がある。 どこかで聞いた話との感覚になるのは日本が全く同じことを計画中との報道があるためだ。日本が巨大ないずも級ヘリコプター駆逐艦2隻を改装するとの記事はたくさん出ており、やはりF-35Bを運用するとある。

ロサンジェルス級攻撃型潜水艦はいまだに十分な戦力を有する

ロサンジェルス級の量産は米国にとって非常によい投資だったと思います。ヴァージニア級はさらに能力が高いと思われますが、ロシア等の潜水艦技術の進展に対抗できる状態を長く続けるのが肝要ですね。 The Navy's Los Angeles–Class Submarine Is Old (But It Can Take on Any Sub on the Planet) 米海軍ロサンジェルス級は老兵になったがどの艦にも勝てる実力を保持している   Kyle Mizokami January 5, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/the-navys-los-angeles%E2%80%93class-submarine-old-it-can-take-any-23947?page=show ロサンジェルス級原子力攻撃潜水艦は冷戦時の米潜水艦として最大の成功をおさめた艦であった。米国は62隻建造し、これを上回るのは第二次大戦中のゲイト―級だけだ。高速かつ強力な武装を搭載した同級は徐々にヴァージニア級攻撃潜水艦に交替されつつある。 ロサンジェルス級は688級とも呼ばれ原設計は1970年代初めだ。一号艦USSロサンジェルス(SSN-688)は1976年建造された。冷戦を背景に年間3隻から5隻のペースで建造が進んだが現在のヴァージニア級は年間2隻だ。建造は20年間に及び、各型が生まれ推進方式、艦首艦尾ソナー、船体素材が改良を受けその時点の最新技術が導入された。 全長360フィート(約110メートル)潜航時排水量6,927トンのロサンジェルス級は先代スタージョン級より全長で20パーセント、排水量が50パーセント大きい。最高速度も増加し、スタージョン級は潜航時26ノットだったがロサンジェルス級は37ノットを出したといわれる。 初期建造はHY-80鋼と艦首ソナーアレイにガラス繊維強化プラスチックを使った。公式発表の最大深度は650フィート(約200メートル)だった。実用深度が950フィート(約290メートル)との情報もある。緊急時の最大深度は1,475フィート(約450メートル)と伝えられている。 涙的型船体を最初に導入したのはスキップジャック級で潜航舵をセイルにつけていた。

Tu-160M2の初飛行は今月中(ロシア副首相)

First test flight of upgraded Tu-160M2 bomber scheduled for January, says deputy PM 改修型Tu-160M2爆撃機の初飛行は1月中に実施、ロシア副首相 The Russian Defense Ministry reported earlier that the serial production of Tu-160M2 bombers should begin in 2023 ロシア国防省はTu-160M2爆撃機は2023年 量産 開始と述べる  January 05, 22:06UTC+3 http://tass.com/defense/984082 MOSCOW, January 5. /TASS/ ロシアの性能向上型ツボレフTu-160M2戦略爆撃機は2018年1月に予定より早く初飛行に臨む。ドミトリ・ロゴジン Dmitry Rogozin 副首相が1月5日に述べた。 「ツポレフ設計局が同機飛行開始を早期に実現できると約束し、1月末だという」と副首相はフェイスブックで述べていた。 11月にウラジミール・プーチン大統領との打ち合わせでロゴジンは初飛行を二月予定と述べていた。 ロシア国防省はTu-160M2爆撃機の量産は2023年に開始と述べていた。ロシア航空宇宙軍は50機未満の調達に終わる見込みだ。 Tu-160はソ連時代に生まれた戦略ミサイル母機で巡航ミサイルに核弾頭を装着する。Tu-95MSもミサイル母機として減益だが、Tu-160を併用して地上配備ミサイル、潜水艦とともにロシア戦略核部隊を構成する。■