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防衛省が新型イージス艦二隻(各排水量2万トン)の建造計画を公表。調達を加速化し、一号艦を5年で就役させる。

  JS Maya(DDG-179) in Port of Kobe, Japan on Nov. 23, 2020. JMSDF Photo   防 衛省が弾道ミサイル防衛艦2隻の建造を提案した。第二次世界大戦以降、日本で最大の艦艇となる。  防衛省は、イージス艦2隻の設計費用とエンジンを、23年度予算要求で、予算編成時点で具体的費用が決まっていない100項目に入れた。防衛省は来年度予算として、2022年度予算の384億ドルを上回る397億ドル支出を要求している。  ミサイルの破片が地上に落下するリスクを踏まえ、2020年にキャンセルされた陸上イージス・アショアの代わりに2隻は建造されると、USNI Newsは当時報じていた。  共同通信によると、河野太郎防衛相(当時)は「配備に必要な費用と時間を考慮し、プロセスを停止する」と記者団に述べていた。  「当面の間、イージス駆逐艦によるミサイル防衛能力を維持する」と述べていた。  新造イージス駆逐艦は、排水量約2万トン、全長約690フィート、幅約130フィートの見込みで、海上自衛隊で最大かとなる。これに対し、いずも型駆逐艦は排水量19800トン(満載時27000トン)、全長800フィート、ビーム124フィート、現時点で日本最大の駆逐艦はまや型で、排水量8200トン、ビーム22.2メートルである。  乗員は110人で、日本周辺での長期駐留を可能にするため、居住区を充実させる。防衛省は、1番艦を2027年に、2番艦を2028年に就役させるよう働きかけているとUSNI Newsは伝えている。   浜田靖一現防衛大臣は、 金曜日の記者会見で、2隻の新しい艦船が日本の現在の8隻のイージス駆逐艦のBMD任務の負担を軽減し、日本南西部への海洋侵略に対する抑止力として自由に行動できるようになると述べた。  海上自衛隊のイージス駆逐艦は現在、「まや」型2隻、「あたご」型2隻、「こんごう」型4隻の合計8隻である。 また、北朝鮮が弾道ミサイルの運用能力を向上させ、複数同時発射や軌道の高度化などを進めていることから、既存艦船より高い迎撃能力を持つ新しい艦船が必要であるとも述べた。  浜田防衛相は、駆逐艦2隻は荒天下での作戦行動を可能にする十分な大きさと、長期展開を可能にする乗組員居住区の強化が必要であると述べた。はまた、極超音速滑空兵器を迎撃

尖閣諸島周辺での中国、ロシアの気になる動き。外交(だけ)で平和は守れると奇妙な主張をする野党に不利なニュース。参院選挙での与党圧勝を後押しする効果になるか。憲法改正を妨害する野党には消えてもらいたい。

    ロシア、中国両国の海軍部隊の活動が尖閣諸島周辺に展開した。防衛省     西 太平洋で中国とロシア両国の活動が活発化しており、尖閣諸島付近で中国の作戦がより頻繁になってきたと、日本政府が27日に発表した。   岸信夫防衛大臣は、尖閣諸島の現状を変えようとする中国のいかなる試みにも日本は断固として、かつ冷静に対処する、と述べた。   中国が釣魚島、台湾が釣魚台と呼ぶ尖閣諸島は、台湾の北東約186キロ、沖縄の西約410キロに位置する無人島群であり、日本が実効支配しているが、中国と台湾双方が領有権を主張している。   岸大臣によると、月曜日午前7時44分頃、人民解放軍海軍のフリゲート艦「Jiangwei II」が尖閣諸島の魚釣島南西を通過した。中国艦船が尖閣諸島の接続水域に入ったのは、2016年、2018年、先月とあわせ4回目となった。国際法では、軍艦含むどの国の船舶も、国家の安全を脅かさない限り、沿岸国の領海の航行が認められている。米国も、中国が支配するパラセル諸島を自国艦が通過する際に、同じ権利を主張している。   岸大臣は、ロシア海軍のSteregushchiy級コルベット艦一隻も月曜日に魚釣島周辺の接続水域を航行したと付け加えた。   松野博一内閣官房長官は、火曜日の記者会見で、ロシア艦は台風8号を避けて同地域にいた可能性があると述べた。長官はまた、中国沿岸警備隊2隻が火曜日未明に尖閣諸島内の領海に接近し、日本漁船に接近したと述べ、日本はこれらの行為について中国へ外交的な抗議を行ったと述べた。   記者会見でロシア艦の名前は特定されなかったが、土曜日と火曜日の防衛省統合幕僚監部(JSO)発表では、ロシアのコルベットRFS Gremyashchiy(337)が尖閣諸島付近を航行したとある。   土曜日に発表された統合幕僚監部の声明では、ロシア海軍の艦船3隻が金曜日に八重山諸島の与那国島の南方を航行しているのが目撃された。各艦はその後、与那国島と西表島の間を北東に航行したと、同声明にある。JSO公表の写真に見える艦番号から、ロシア艦は駆逐艦RFSマーシャル・シャポシニコフ(543)、コルベット艦RFSグレミャーシチー(337)、補給艦ペチャンガであると確認されている。JSOは、マーシャル・シャポシニコフと グレミャーシチーが、6月15日から日本付近で航行中のロ

練習艦隊が地中海でNATO水上部隊と共同訓練し、交流。世界一周航海でグローバルな視点を有する有為人材が育っていくのは心強い

  Italian Navy ITS Margottini (SNMG2 flagship) and Turkish Navy TCG Salihreis met the two Japanese ships, JS Kashima and JS Shimakaze, during their transit in the Mediterranean Sea (NATO MARCOM photo)   NATO MARCOM press release より 常 設NATO海上グループ2(SNMG2)は6月6日、地中海で海上自衛隊との共同訓練を実施した。  イタリア海軍のITS Margottini(SNMG2旗艦)及びトルコ海軍のTCG Salihreisは、第66回遠洋練習航海の一環で地中海に入った「かしま」「しまかぜ」2隻と合流した。日本の2隻は4月24日に日本を出港してjた。  日本練習艦隊の候補生は、NATO部隊と交流し、操船実習などの訓練活動を行う機会を得た。人事交流では、NATOの乗組員が日本の艦船に乗船し、その逆も行われた。この交流により、参加者全員がNATOと日本それぞれの海上での活動方法について理解を深め、部隊間の理解と相互運用性を育むことができた。  小牟田秀覚練習艦隊司令官(海将補)は、イタリア海軍のマウロ・パネビアンコ司令官を「かしま」に迎え、NATOとのパートナーシップを強化でき嬉しく思うと述べた。パネビアンコ司令官は候補生と面会し、彼らのキャリアを祝福した。  「本日の交流は、相互の協力とパートナーシップを強化する素晴らしい機会となった。私たちは、貴国の海軍と多くの価値観を共有しており、それゆえにこの協力関係は相互に有益なものとなっている。日本は、欧州大西洋地域以外で、NATOが関係を発展させている」。イタリア海軍少将 マウロ・パネビアンコ(SNMG2司令官)  交流を終えた2隻の日本艦は8月に終了予定の世界一周航海を再開した。NATOの二艦MargottiniとSalihreisも、地中海での活動を再開し、公海上の平和と安全を維持するため、強力なプレゼンスを示し、高レベルの準備態勢を維持する。■ NATO Ships exercise with JMSDF in the Mediterranean Sea - Naval News N

海上自衛隊はPLANの数の優勢にこうして対抗する----USNI Newsが最新の状況を伝えている

JSまや(DDG-179) Nov. 23, 2020. JMSDF Photo     DDのDestroyerを「護衛艦」と呼ぶのはいい加減やめたいものです。米海軍艦艇は駆逐艦、海上自衛隊艦艇は護衛艦ではおかしいのではないでしょうか。こうした日本国内向けのDouble Speakはもはや無用と思いますが....   海 上自衛隊は新型「もがみ」級多任務フリゲート艦「くまの」を先月就役させた。同艦は、 三菱重工業 が玉野市の 三井E&S で建造させ、あぶくま級とあさぎり級駆逐艦に代わる22隻の1番艦となった。      新型フリゲート艦は約3,900トンで、低レーダー探知性で、無人潜水艇や無人水上艇運用の支援、中距離対空戦能力を持つ地対空ミサイルの垂直発射システムなど新機能を備える。 同フリゲート艦には、対潜戦用の可変深度ソナーと曳航アレイソナーを装備し、機雷戦の能力も備える。長崎の三菱重工で建造された2隻目の「もがみ」は今年末に就役し、3隻目の「のしろ」は12月に就役する。  もがみ級は、世界最大級の海軍に列する海上自衛隊の能力向上プロジェクトで最新のものだ。海上自衛隊は世界最大の海軍のひとつで、数種類の駆逐艦、21隻のディーゼル電気潜水艦、ヘリ空母2隻、哨戒機、ヘリコプター、掃海戦隊を運用している。大部分は比較的近代的で、最新のセンサーや武器を装備している。  日本は第二次世界大戦の敗戦後、戦後の憲法9条で攻撃的な能力の整備を歴史的に避けてきたため、海軍の能力についてあまり語らない。しかし、島国であり海洋大国であるため、それでも現代版の艦隊を編成できたが、防衛運用を想定している。しかし、この20年、大国となった中国の台頭と、長距離核ミサイルを開発する北朝鮮が、島国日本にとって二重の脅威となっている。     JSたいげい(SS-513) が2022年3月9日就役した    元海上自衛艦隊司令の 山下 万喜 は、USNI Newsに対し、「もがみ級の基本コンセプトは、掃海艇の延長線上の多機能艦」と述べている。「従って、艦隊護衛の主力として機能するその他駆逐艦と異なり、もがみ級は各種戦闘を支援する補完機能を持ち、またISRや災害救助など様々な任務に対応することが期待される」  だが、第一に日本は巨額資金を投入しない限り、中国の海軍建造能力を上回ることはで

2022年3月、東京湾で日米共同ASW演習が展開され、訓練魚雷を投下。米海軍前方配備部隊の存在感を示した。東京湾と聞いて左翼が騒がないか心配。

  TOKYO BAY (March 10, 2022) ヘリコプター海上攻撃飛行隊(HSM)77「セイバーホークス」所属のMH-60Rシーホークが海上自衛隊との演習で、練習用魚雷を投下した。HSM-77は第70任務部隊隷下で、自由で開かれたインド太平洋の支援として、米第7艦隊作戦区域に前方展開している。 (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 2nd Class Askia Collins)     ヘ リコプター海上攻撃飛行隊(HSM)77「セイバーホークス」、HSM51「ウォーローズ」、海上自衛隊航空開発隊(VX)51「マイティ59」は、3月8日から10日にかけ東京湾内で対潜戦(ASW)魚雷訓練を実施した。     今回の訓練で、米海軍は海上自衛隊と不活性練習用魚雷を発射し、その後、海上自衛隊の輸送艇2号(LCU2002)が回収した。   これまで前方展開飛行隊の魚雷演習はサンディエゴで行われていた。今回は、前方展開飛行隊の活動地域内で演習できたことに意義がある。   HSM-77指揮官ニコラス・カニンガム中佐 Cmdr. Nicholas Cunningham は、「これは 1991 年の「ウォーローズ」設立から始まった努力の第一歩です」と述べた。「今回の演習は、自由で開かれたインド太平洋を守る米海軍と海上自衛隊の一貫したパートナーシップとコミットメントを実証するものです。セイバーホークスは、海軍軍需本部、横須賀艦隊司令部CFAY、第5空母打撃群司令部、米国第7艦隊司令部といった多機関支援に大変感謝している」と語った。   訓練では、HSM-77所属のMH-60Rシーホークが不活性魚雷を投下した。魚雷は、海上自衛隊の多目的揚陸艦が回収した。VX-51のSH-60Kが回収チームを支援した。   HSM-51指揮官ティモシー・E・ロジャース中佐 Cmdr. Timothy E. Rogers は、「海上自衛隊との相互運用性の継続は、ウォーローズにとって優先事項」と述べた。「今回のASW演習は、その点で一歩を踏み出せたが、より重要なのは、二国間ASWの効果が証明されたこと」と述べている。   HSM-77とHSM-51は、厚木に前方展開され、第7艦隊の作戦区域の艦船に搭載されている。VX-51は、厚木の海

2022年最初の記事は、潜水艦発射長距離巡航ミサイルの検討に入った日本の新しい安全保障構想についてです。

  新年あけましておめでとうございます。 第一号記事として日本の安全保障上で重要な内容を選びました。例によって中国、北朝鮮の権益を代弁するような「平和」勢力が国会内外でノイズを上げそうですが(本人が否定しても結果的にそうなっているのでこれはヘイトではありません)、2022年は日本の安全保障が実効性を向上するための大きな一歩になりそうな予感がします。今年もご愛顧のほどよろしくお願いいたします。 JMSDF     日本がめざす潜水艦発射ミサイルは対地・対艦両用で中国、北朝鮮への抑止効果を期待する。     日 本が潜水艦で新型長距離巡航ミサイル運用を行う検討に入っており、射程620マイルのミサイルを2020年代後半に配備するとの報道が入ってきた。     ミサイルは国産開発で海上自衛隊にスタンドオフ攻撃機能が実現し、水上艦や陸上施設を標的とし、中国や北朝鮮による脅威を相殺する効果が期待される。   報じたのは読売新聞で匿名の複数政府筋が海上自衛隊で供用中の潜水艦並びに今後就役する潜水艦に長距離巡航ミサイルを搭載する案を検討中と認めた。搭載するミサイルは12式亜音速対艦ミサイルを原型とする。同ミサイルは陸上自衛隊が供用中で現在の射程は124マイル程度。発射方法として垂直発射方式(VLS)と魚雷発射管の双方を検討する。現行の海自潜水艦にVLSは搭載されていない。また潜水艦で何発のミサイルを運用するかも不明だ。   JGSDF 陸上自衛隊の12式対艦ミサイルの試射.     読売新聞記事では潜水艦による対地攻撃を強調し、「敵ミサイル発射基地を正当防衛として」攻撃するとある。ただし同記事掲載の図には潜航中の潜水艦が敵水上艦も攻撃する姿があるが、対艦ミサイルを先に搭載することが記事からわかる。「敵攻撃手段の有効射程外からの敵艦へ反撃」とあり、同兵器を「将来は敵基地攻撃に転用する」とある。最終的に同じミサイルで対艦攻撃と対地攻撃双方に対応させることとし、トマホークIVあるいはノルウェーがI開発の共用打撃ミサイル(JSM)と同様になる。日本は後者をF-35ステルス機用に導入している。   「正当防衛」を強調するのは攻撃行動を排除する現行憲法の枠内で自衛隊を運用する配慮のためだ。ただし、憲法で想定した状況は急速に変化しており、固定翼機運用の航空母艦の調達も実現している。   新型長距