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速報 米空軍F-35A飛行隊が沖縄に11月移動し、6か月駐留

以下米空軍による公式発表ですが、11月に現地入りし、その後半年なら来年4月までとなり、北朝鮮危機がこの間に一つの山場を迎える想定になっていることがわかります。 U.S. Air Force's F-35A Lightning II scheduled for first operational deployment to Indo-Asia-Pacific 米空軍ヒル空軍基地所属のF-35ライトニングIIがパールハーバー―ヒッカム共用基地(ハワイ)で地上移動中。2017年10月13日。(U.S. Air Force photo by Tech. Sgt. Heather Redman) Pacific Air Forces Public Affairs / Published October 23, 2017 http://www.pacaf.af.mil/News/Article-Display/Article/1351080/us-air-forces-f-35a-lightning-ii-scheduled-for-first-operational-deployment-to/ JOINT BASE PEARL HARBOR-HICKAM, Hawaii -- ヒル空軍基地(ユタ)の第34戦闘機飛行隊からF-35A12機と300名の隊員が6か月にわたる巡回配備で嘉手納航空基地にやってくる。機体と支援部隊は11月初旬に現地入りする。 米太平洋軍がはじめてF-35Aをインドアジア太平洋地区に配備することになる。 「F-35Aは傑出したグローバル精密攻撃能力を台頭する脅威に向けつつ現行機を保管して航空優勢を維持します」と太平洋空軍司令官テレンス・J・オショネシー大将Gen. Terrence J. O’Shaughnessyが語る。「当方の責務実行上同機は理想的で訓練や実際の作戦に統合したい」 F-35A部隊は米太平洋軍の戦域安全保障パッケージ(TSP)制度で配備され、TSPは2004年から実施されている。米国による地域内安定と安全保障への取り組みの一環を見せるのが目的だ。 F-35Aが戦域内に配備されるのはこれが初めてだが海兵隊F-35Bは岩国海兵隊航空基地に2017年1型以来配備されている。■

空軍機材からのレーザー兵器運用技術はここまで進展している

レーザー兵器の発展は急速なようです。 光ファイバーレーザーは新技術なのでしょうか。今やレーザー単体より光学系センサー技術との同期化など応用面に研究の中心が移っているようですが、電源確保、安定性など航空機での実用化にはまだ課題は多いのでしょう。一方で完全自律兵器は米国ではタブー扱いですがこんなことにかまわない東側勢力はちゅうちょなく「ターミネーター」を作り、いつの日か暴走するのでは。恐ろしいです。 Air Force Tests Bolt-On Aircraft Laser Weapon 米空軍が航空機搭載レーザー兵器試射に向け準備中 Scout Warrior - May 28, 9:48 PM https://scout.com/military/warrior/Article/Air-Force-Tests-Bolt-On-Aircraft-Laser-Weapon-101458201 米空軍科学技術部門がB-52に防御用レーザー兵器を搭載し飛来する空対空ミサイルを焼きつかせようとしている。 攻撃防御両面でレーザー兵器を空軍は戦闘機や大型貨物機への搭載を狙い数年にわたり開発中だ。ただし空軍研究所Air Force Research LabがSHIELD事業の名前で別の5か年開発事業に乗り出しており機内発電容量の確保、光学高エネルギーレーザーで大型機のB-52やC-130さらに戦闘機の防御に役立てる。 「長期的にはレーザーを攻撃兵器に運用して標的を排除できるようになる」と空軍科学主任グレッグ・ザカリアスAir Force Chief Scientist Greg ZachariasがScout Warrior 単独インタビューで答えている。 おそらく外部装備ポッドから十分な電力を確保する構想と思われるが、AFRLはすでに実証装備を機材に取り付ける作業に入っているとザカリアスは述べている。 外部ポッドは敵レーダーに探知されやすくなりステルス機への搭載は困難とザカリアスは認める。 ただし1960年代製の大型B-52が防御能力の恩恵を一番大きく享受するはずだ。B-52はハイテク技術アップグレードを続けて受けており、空軍は同機をまだ数十年稼働させる。 B-52の防御は重要課題になるはずで、改装B-52

ロシアとの第五世代戦闘機開発の継続に消極的なインド空軍

ロシアはインドの資金提供を期待していたはずなのにこれでは目論見が外れます。Su-57(PAK-FA T-50)の今後に暗雲ということでしょうか。あるいはロシア機の性能内容に今後の成長の可能性がないとみているからでしょうか。インドが米国製機材採用に大きな方向変更を取る可能性が出てきたと言えないでしょうか。 Indian Air Force wants out of fighter program with Russia インド空軍がロシアとの戦闘機共同開発の継続に消極的に Su-57 の試作機 T-50 がMAKS 2011航空ショーで飛行展示された。 (Alex Beltyukov via WIkipedia Commons)   By: Vivek Raghuvanshi https://www.defensenews.com/air/2017/10/20/indian-air-force-wants-out-of-fighter-program-with-russia/ NEW DELHI – 100億ドルで第五世代戦闘機(FGFA)を共同開発・生産しようという野心的なインド-ロシア構想は新たな難関に直面している。インド空軍が事業中止を求めているからだ。 インド空軍高官が国防省に不安を訴え、FGFAのロシアとの共同事業では米F-35戦闘機並みの性能は実現できないと事業継続に消極姿勢を見せている。 FGFA事業の内容ではステルス性能でレーダー断面積がF-35より劣ると空軍関係者は述べ、構造面で抜本的な改良が必要でロシア試作機では実現は無理だという。 FGFAにはエンジンのモジュラー構想はなく、整備と保守性が高価格となりトラブルも増える。 ロシア側はモジュラー式ではないエンジンを提供し、保守点検等はエンジンメーカーが担当するとしている。 これに対し国防アナリストのインド空軍出身のバジンダ・タクール Vaijinder K Thakur は、空軍の評価に賛同していない。FGFA原型機のSu-57のエンジンはAL-41F1だがFGFA生産型にはプロダクト30型が搭載され、重量が3割軽減され、推力向上と燃料消費改良に加え稼働部品数が減る。このため信頼性が上がり、ライフサイクルコストが3割下がるという。 インド空

北朝鮮攻撃に待機する米潜水艦部隊の持つ意味とは...

これが抑止力の好例でしょう。北朝鮮も今春シリアが巡航ミサイルで攻撃されたのを恐ろしく見ていたはずです。潜水艦の場合はどこにいついるのかわからないため、今回ツーソンをあえてさらけ出した米海軍の意図は近海にもっと多くの潜水艦がいる(いない)かもしれないと北朝鮮をおびえさせることにあるのでしょうね。空と海で北朝鮮軍は米軍等にまとも戦える戦力ではないのでいったん作戦が始まれば北朝鮮は一度も主導権を握れずに壊滅する可能性があります。 The U.S. Navy Could Attack North Korea from Stealth Submarines (With Almost No Warning) 米海軍は無警告で北朝鮮をステルス潜水艦から攻撃可能だ Dave Majumdar October 12, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/the-us-navy-could-attack-north-korea-stealth-submarines-22702 北朝鮮との対決に備え米国は兵力増強を続けている。. 米空軍のB-1Bランサー戦略爆撃機が航空自衛隊および韓国空軍と演習をする中、海中から発射できる巡航ミサイルを搭載した米海軍原子力潜水艦が遊弋している。潜水艦の存在は通常は秘匿情報だが、米海軍は今回ロサンジェルス(SSN-688)級攻撃潜水艦USSツーソン(SSN-770)をあえて10月7日に韓国鎮海Chinhae 基地に寄港させている。 ツーソンの寄港は北朝鮮へのメッセージでもある。平壌は米軍動向を常時監視しているが、米軍が高精度長距離攻撃能力を拡充させていることを意味する。北朝鮮との緊張が高まる中、同艦は米国が韓国を見捨てることはないとのメッセージでもある。 ツーソンはシーウルフ級(三隻で建造終了)や新鋭ヴァージニア級(15隻が就役中)とは同等ではないが、米海軍が就役中のSSN原子力潜水艦52隻の中で大きな存在だ。ツーソンは688級の通算59号艦であり、改ロサンジェルス級20番目の艦だ。今では最新鋭とはいいがたいが、ツーソン他688級各艦は艦体の働き馬だ。 改ロサンジェルス級はヴァージニア級と同様に垂直発射管12本にトマホークミサイルを搭載する。

米空軍F-35Aが韓国へ到着

一瞬ドキリとする記事ですがソウルの航空宇宙ショー展示のために韓国入りしたとのことです。航空ショーは米軍の現役機材が多数参加しており、北朝鮮への戦力誇示の意味が強いようですね。とはいえこれだけの機材が一度に見られるのは貴重な機会で今年は見逃した格好です。来年も平和が続き再びショーが開催されるのならぜひ見てみたいものです。しかし今の日本の旅行業界ではソウル航空ショーツアーは売りにくいでしょうね。 The F-35A Just Arrived in Seoul Amid Tension With North Korea F-35Aが北朝鮮との緊張のさなかでソウルへ到着 Members of the 第388戦闘機飛行団の第4機材整備隊が第4戦闘機隊司令ヨセフ・モリス中佐の乗機の到着に対応している。中佐は機体をロッキード・マーティン工場から9月27日にヒル空軍基地に移動させたばかりだった。 (U.S. Air Force photo/Todd Cromar) POSTED BY: ORIANA PAWLYK OCTOBER 20, 2017 https://www.defensetech.org/2017/10/20/f-35a-just-arrived-seoul-amid-tension-north-korea/ 空軍仕様F-35がアジアデビューした。 共用打撃戦闘機がソウル国際航空宇宙防衛博Seoul ADEX出展のため韓国に今週到着したと米空軍が発表。 同機はその他米空軍のF-22ラプター、A-10サンダーボルトII、C-17グローブマスターIII、C-130ハーキュリーズ、B-1ランサー、KC-135ストラトタンカー、E-3セントリー、U-2ドラゴンレイディ―、RQ-4グローバルホーク他陸軍海軍機材と展示される。会場は北朝鮮国境から35マイルしか離れていない。 ヒル空軍基地(ユタ)からF-35A2機に整備要員27人が随行しているがF-35飛行展示は行わないと空軍報道官は述べている。 ただし今回の航空ショーではラプターがアラスカのエルメンドーフ・リチャードソン共用基地の第三航空団から飛来して飛行展示を行い、オサン空軍基地の第51戦闘飛行隊所属のA-10、ハワイのパールハーバー・ヒッカム共用基地第

超大型空母に未来はあるのか、RAND研究成果に見る小型空母の可能性

大は小を兼ねるのか。これまでの流れの頂点が新型フォード級空母ですがさすがに米国もこれでいいのかと考えつつ、必要な戦力を積算するとどうしても大型艦になるジレンマに苦しんでいるのでしょうか。一方で強襲揚陸艦の新世代USSアメリカが新しい動きの芽になりそうですね。超大型空母が過去の遺物になるのかそれともこれからも平和の守り神の主役の座に残るのか、まだまだ論争は続きそうですがそんなに悠長なこと言ってられるのでしょうか。筆者は日本が一部負担して米海軍が運用する部分所有権みたいな空母が今後生まれると見ていますが。 Small Aircraft Carriers: RAND Report Won’t Convince McCain RAND報告が型空母構想を検討したがマケイン議員は納得させられず USSジェラルド・フォード By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on October 20, 2017 at 8:28 AM https://breakingdefense.com/2017/10/small-aircraft-carriers-rand-report-wont-convince-mccain/ 米海軍には小型かつ安価な空母が必要であると予算超過・予定遅延のUSSジェラルド・フォードを念頭に元海軍パイロットのジョン・マケイン上院議員はずっと主張してきた。真っ向から反対するのが大型空母建造を推進する団体ACIBCで米海軍向けRANDの研究成果を引用しつつNational Interestに見解が掲載された。だがマケインに簡単に引き下がる気配がなく、RANDも小型空母構想のうち一案は検討の価値ありと考えている。 RAND報告書はマケイン主張に異議を立てるものではないとある議会スタッフが教えてくれた。報告書は上院軍事委員会委員長のマケインが提起した疑問に答えていないからだ。「最も過酷な環境下でフォードが実施できる能力との比較で代替各案を検討している」と高度戦力を有する中国のような敵との対決を想定している。「また各案でうまく対応できないと分かったのも驚きに値しない」とこのスタッフは語っている。「空母の任務をあらゆる角度から検討し、フォードは過剰戦力で小型空母がより適していると言えるのか検討している」 RANDもマケ

★GBU-57大型貫通爆弾を投下するB-2の貴重画像が今出てきた意味

なぜこのタイミングで大型爆弾の投下の様子が公表されたかは皆さんのご想像通りです。今後こうした情報開示が増えていくでしょうが、一方で肝心な情報は消えていくでしょうね。   We Have Found Ultra Rare Footage Showing A B-2 Spirit Stealth Bomber Dropping A 30,000-Pound Bunker Buster Bomb B-2スピリットステルス爆撃機がが30千ポンドバンカーバスター爆弾を投下する貴重な映像を発見   By David Cenciotti Oct 20 2017 - https://theaviationist.co m/2017/10/20/we-have-found-ultra-rare-footage-showing-a-b-2-spirit-stealth-bomber-dropping-a-30000-pound-bunker-buster-bomb/ ステルス爆撃機B-2スピリットは巨大な30千ポンド(14トン)GBU-57大型貫通爆弾 Massive Ordnance Penetrator を作戦運用可能な米空軍唯一の機体だ。(MOPテストにはB-52が2009年投入されたが、作戦運用はB-2のみの想定していない) GBU-57は全長20フィートのGPS誘導爆弾で厚さ200フィートのコンクリートを貫通し爆発するといわれ、地下施設の攻撃用兵器と考えられる。北朝鮮の地下指揮施設がそのひとつか。 GBU-57を搭載したB-2の画像はわずかしかなく、MOPは最大二発までB-2が搭載できるが実際の投下風景のビデオは入手困難だ。 ただし今回本誌はMOPを投下するB-2のビデオクリップを393爆撃飛行隊から入手した。同隊は509爆撃航空団隷下でホワイトマン空軍基地(ミズーリ州)に駐屯している。MOPの威容はこのビデオからも明らかだ。 MOPは11トンのパラシュート落下式GBU-43B大型空中炸裂爆弾 Massive Ordnance Air Blast (MOAB)と混同される。MOABはその略語から「全ての爆弾の母」と呼ばれることもある。MOABは通常型空中投下兵器としては最大で、アフガニスタンで米空軍特殊作戦軍団のハ