X-37B軌道試験機(OTV)は米空軍の無人再利用可能宇宙機。写真は2014年10月17日にヴァンデンバーグ空軍基地で三回目ミッションを終えて帰還した同機。空軍迅速装備整備室が統括するX-37Bは無人宇宙機でリスク低減策、技術実証、作戦コンセプト開発を進めている。(Photo credit: Boeing) Air Force’s Mysterious X-37B Space Plane to Launch Next Week 米空軍の謎の宇宙機X-37Bの打ち上げ近づく POSTED BY: ORIANA PAWLYK SEPTEMBER 1, 2017 https://www.defensetech.org/2017/09/01/air-forces-mysterious-x-37b-space-plane-to-launch-next-week/ 米空軍の秘密機体X-37B軌道上試験機が9月7日打ち上げの予定だ。 今回は初めてイーロン・マスク率いる スペースX のファルコン9ロケットで打ち上げられると空軍が8月31日に発表していた。従来は ロッキード・マーティン 、 ボーイング の共同事業体ユナイテッドローンチアライアンスがアトラスVロケットで打ち上げてきた。 第五回目ミッションとなるX-37BOTVは「従来より深い傾斜角軌道に乗せ軌道上飛行性能を拡大する」と空軍は声明で述べていた。 空軍の迅速装備整備室がX-37Bの実験活動を統括しており、同機の性能と柔軟運用を進めて「宇宙技術実証とともに実験ペイロード搭載機として活用を進める」とある。 X-37Bのペイロードならびに軌道活動の大部分が極秘扱いだが、空軍によると今回のミッションでは「空軍研究本部が製作した高性能構造組み込み式熱拡散装置(ASETS-II)ペイロードを搭載し試験電子装置ならびに振動熱パイプ技術を宇宙空間で長期間使用実験する」という。 「今回のミッションでは初の実施項目が多く、同機事業で大きな進展となるはず」と空軍迅速装備整備室長ランディ・ウォルデンが述べている。「目指すのはX-37Bをさらに進展させ増える宇宙利用の支援にあてることだ」 前回の第四回ミッションは2017年5月7日に軌道飛行718日後に完了しており、累積軌道飛行は2,0
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