なるほどオスプレイと比べると新型機は機構が相当簡略化されそれだけ無理がないということですか。しかしオスプレイでティルトローター機にケチをつけられるとこの機体が採用されたときに面倒ですね。オスプレイでは湖南なんな課題がありますが確実に信頼度を上げていってもらいたいものです。しかしデイヴィッドは情報源に恵まれていますね。
Here Are The First Images Of The First Bell V-280 Valor Next-Generation Tilt-Rotor Aircraft Prototype
ベルV-280ヴァラー次世代ティルトローター機の試作型初号機が姿を表した
N280BH がアマリロでエンジンテストに臨もうとしている。
- ベルV-280ヴァラーは第3世代ティルトローター機でベルヘリコプターが米陸軍向け次世代垂直離着陸機の候補として開発中の機体だ。初の実証用機材が初飛行の準備に入っている。
- V-280ヴァラーは米陸軍の共用多用途技術実証機(JMR-TD)としてシコースキーUH-60ブラックホーク、ボーイングAH-64アパッチの後継機となる次世代垂直離着陸機(FVL)の前段階と位置づける機体だ。
- V-280は乗員4名(うち2名がパイロット)で最大14名の兵員を輸送する。巡航速度は280ノットで(ここからV-280の名称がついた)、最高速度300ノット、航続距離2,100カイリで先頭有効半径は500から800カイリとなる。ただし陸軍の要求性能は高高度ホバリング(高度6千フィート、温度華氏95度)および最低230ノットで2,100カイリの飛行距離だ。
- 三重に冗長性を持たせたフライトバイワイヤ飛行制御システムと最新鋭エイビオニクスを備えた試作機は数か月以内に初飛行する模様だ。8月30日時点で機体は100パーセント完成しているようでN280BHの登録番号を付けベルヘリコプターのアマリロ機体組立施設に姿を現した。早ければ9月の初飛行前にエンジンテストをしているのだろう。
- T64-GE-419にギヤボックスを組み合わせ左右ナセルに搭載した姿がわれわれの友人スティーブ・ダグラス撮影の画像で見られる。興味を引くのはV-22のエンジンはギヤボックスとともに回転するが、V-280ではギヤボックスだけ回転する構造になっていることだ。ベルによれば「出力シャフトは駆動系にらせん状傾斜したギヤボックスを介して接続し、動力を固定ギヤボックスとプロップローターのギヤボックスに伝達し、後者が巨大な球状ベアリング上で回転する。ベアリングを動かすのは変換アクチュエータ機構だ」という。ヴァラーのギヤボックスが傾斜していることでオスプレイのティルトローター用複雑な油圧機械式機構を大幅に簡略化している。
- 米陸軍は汎用ヘリコプター、攻撃ヘリコプターとして採用を期待する。このため別途V-280と呼称される機体がロケット弾、ミサイル他小型UAVを機体前後に搭載するはずで、ローターの影響を考えなくてもよいのでレイアウトは自由だ。
- ベルヘリコプターのアマリロ施設では日本向けV-22オスプレイの一号機も最近目視されたばかりだ。■
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