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★スカンクワークスのPVで話題を呼ぶ機体が登場、第六世代戦闘機コンセプトか



中国やロシアは過去の延長線にしがみついて「高性能機」を作っていくのでしょう。ロシアは途中で資金不足で脱落すると思いますが。中国が「究極の」戦闘機を実現したとき、相手になる米空軍の戦闘機はもはや戦闘機の形をしておらず、技術も別次元になっている...と考えていますがどうでしょうか。米空軍の組織そのものもそうですが、支配する思考がどう変わるか、民間企業がすでに先を走っているとしたらいかに早く両者が共同で画期的な「戦闘航空機」を実現するか。このレースの結果が出てのは20年先?いやもっと早いかもしれません。ところでスカンクワークスのコンパクト核融合技術はどうなったのでしょうかね。

YOUTUBE SCREENGRAB

No, That YF-23 Like Rendering Of The Skunk Works' Next Gen Fighter Isn't Newスカンクワークスの次世代戦闘機はYF-23そっくりだが新型構想ではない

The concept may be ironic, but it isn't new.

BY TYLER ROGOWAYSEPTEMBER 18, 2017


ロッキードのスカンクワークスが発表したプロモーショナルビデオを巡り盛り上がりが見られる。ビデオは米空軍創立70周年を祝賀して公開されたものだが中で第六世代戦闘機のコンセプトが写っており、ノースロップの不採用戦闘機Y-23ブラックウィドウ/高性能戦術戦闘機に酷似しているのだ。問題はこのコンセプトは今になって生まれたものではなく、4年前のスカンクワークス公表の映像にも表れており、筆者はYF-23とは別の機体だと強調していた。メッセージには全然奇異な点がない。「航空優勢の将来が25年前の競争相手の設計で蘇る」
SCREECAN VIA YOUTUBE

数年前に流出したのが以下の図だ。
LOCKHEED MARTIN

このコンセプトはロッキード・マーティンがこの数年公表しているものでもある。
今回発表されたビデオは「スカンクワークス、75年間のイノヴェーションに向かう」とタイトルがつき、ふたたび同じコンセプトが出ている。
予言しておく。有人戦闘機はもう実現しない。開発は資源の無駄であり、同時に我が国は深刻なほど不利な立場になるがその逆はない。この主張に不満な方は下を読んでもらいたい。読んでいただければ見方が変わるのではないか。

もし本当に第六世代戦闘機が生まれるのなら、またF-35でさえまだ完全に戦力化していないのに実現するだけの予算があるのだとしたら、著者が長年主張してきた機能はどうしても必要だ。長い航続距離、大きなペイロード、広範囲の低視認性、高性能センサーとネットワーク機能でとくに戦場管理と無人機統制能力に加え高速巡航速度の長時間持続だ。言い換えると無尾翼で製造には至らなかったFB-22を大型化したコンセプトとなる。指向性エネルギー装備の運用も必要で少なくとも機体防御用に必要だ。操縦性やこれまでの戦術戦闘機の概念である短い戦闘半径、ドッグファイト、空中給油機への依存はもはや過去のものである。
ノースロップ・グラマンの次世代航空優勢(NGAD)コンセプトは新しい概念を有人戦術戦闘機に大幅に盛り込んだ存在だ。同社のYF-23には競合相手のYF-22よりも先進性が高かった。だがF-22が高等戦術戦闘機の競作に勝ち残ったのであり、理由はいろいろあるのだろうが詳細は今も極秘扱いのままだ。
NORTHROP GRUMMAN
Northrop Grumman NGAD concept.

わかっている理由にはF-22試作機の完成度が高いこととシステム統合のレベルが圧倒的に高かったことがある。つまり開発リスクが低くできた。またF-22の操縦性が圧倒的に高いのも当時の戦闘機の概念である操縦性重視という価値観に合致していた。だがブラック・ウィドウは高速、ステルスで勝るが操縦性が劣っていた。両社が売り込みをかけていたUSAF幹部は多くが戦闘機パイロット出身で、F-15を意識した競合相手の提案が採用されたのは理解できないことではなかった。
いきなり話は今日に飛び、ノースロップ・グラマンはYF-23の操縦性でさえ今日の有人戦闘機として不要だと判断したようだ。ボーイングも同様に理解している。だが正しいからと言って売れるとは限らない。
USAF
YF-23 Black Widow.

ロッキードがYF-23に酷似した次世代戦闘機の構想案を前面に打ち出し従来の戦闘機像からの違いを前面に打ち出している。こうしておけば戦闘機パイロットが支配するUSAFの組織内価値観にも戦闘機らしい姿を示して安心させる効果があるのだろう。一方で別のコンセプトで攻撃迎撃機のようなものも見られる。
前回のATF競作で戦闘機らしい姿をした機体が採用された教訓が生きているのだろう。ではければコンセプトをともに生かしておくことでロッキードは現実的に採用されやすい機体を温存できるが、将来の戦場の状況などは二の次ということにならないか。
今回発表されたビデオではノースロップ・グラマンのNGAD構想と真っ向勝負を挑むコンセプトも姿を見せている。
YOUTUBE SCREENCAP.
注意してみてもらいたいが、スカンクワークのビデオでこのイメージはほんのわずか姿を現すだけだ。ノースロップ・グラマンのNGADととても良く似ている。
そこでふたたびYF-23に見える機体設計だが、ロッキードの第六世代戦闘機コンセプトの実体のないプレイスホルダーなのでではないか。だがその可能性は低いようだ。というのは同じ機体が同社の公式サイトに長年使われているからであり、そのうちに第六世代戦闘機が本当に実現するかもしれない。それが良いことなのかわからないが。■
Contact the author: Tyler@thedrive.com


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