今回は前編としてまずF-117の登場です。同機の話題は前にもご紹介していますが退役したと思われていたもののどっこい砂漠地方で現役扱いなのですね。では墜落した機体は何だったのか、後編をお楽しみに。
Retired But Still Flying, the F-117 Nighthawk May Soon Fade to Black 退役したものの飛行状態を保つF-117ナイトホークだが全機用途廃止が視野に入ってきた。
- F-117ナイトホークのネヴァダ砂漠での目撃がここ数年増えており、「退役」機がフライトラインに並ぶとはどういうことなのか疑問が増えている。
- 専門用語では「飛行可能保存機」の扱いの同機は空軍機材としてトノパ(ネヴァダ)のテスト試験場に配備されている。
- ただし2017年度国防予算認可法によれば空軍は毎年4機のペースでF-117を用途廃止することになっており全廃にもっていく。
- 「飛行可能保存機」は極秘扱いを受けないため航空愛好家がこのステルス機が飛行する様子を2014年に初めて目撃し、2016年にも同様に訓練フライトに連れ出された様子を目にしている。
- 議会は2007年2008年に当時52機残っていたF-117を現役扱いから外す権限を与えたが、機体整備を続けさせハイエンド戦が勃発した際に必要となった場合に備えるよう求めていた。
- だが重要目標を探知されずに攻撃できる同機はあと数年で本当に闇の存在になるかもしれない。「2017年に一機を廃棄する予定で今後は毎年4機ずつ処分する」と同上関係者は述べている。
- 「非軍用機」への移行と存存機数の減少は国防総省の41-60.21「国防資材処分マニュアル」に定められている通りだ。
- 同機が何をしているのか、DoDがどうしようとしているのかによっては、たとえば博物館展示にするというのもあるが、マニュアルでの処分方法が変わってくる。「墓場にもっていくこともあれば、そうならないときもある」と同上関係者は述べる。言っているのはデイヴィス・モンタン空軍基地(アリゾナ)のことで退役機材が集まる場所だ。
- F-117の初の実戦は1989年12月19日のパナマ侵攻「正しい道義」作戦でその後何回もレーダー波をかいくぐってきた。
- F-117が実戦部隊に配備された1980年代より以前に9年間にわたり秘密扱いだった。公試中に数機が墜落もしている。
- 先週にネヴァダテスト訓練空域で「極秘」機材の墜落でパイロットが死亡しており、ナイトホークの役割に関心が高まっている。
- エリック・シュルツ中佐(44)が機体墜落による負傷で死亡した。墜落地点はネリス空軍基地から約100マイル地点だ。
- 空軍参謀総長デイビッド・ゴールドフェイン大将は事故機がF-35共用打撃戦闘機だったとの観測を一蹴した。「F-35ではなかったことははっきり言える」とMilitary.comの取材に答えている。
- 事故機の機種はいまだに公表されていない。■
ステルス攻撃機がこの一機種しかないので運用可能な状態を維持してるんですかね
返信削除F35が実戦運用可能になるのはまだ数年先
目標を叩くのに10機の攻撃機が必要なら護衛の戦闘機や支援の電子戦機、対空兵器制圧の機体など数倍の機体が必要になる
しかしステルス機ならまんま10機と給油機程度で事足りるし察知されずに奇襲可能な能力があり