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これが無人自律型舟艇による海軍作戦の原点になるのか 米海軍が新技術をテスト中

Navy to Test "Ghost Fleet" Attack Drone Boats in War Scenarios 米海軍は「ゴーストフリート」攻撃無人ボート集団を演習でテストする by Kris Osborn https://defensemaven.io/warriormaven/sea/navy-to-test-ghost-fleet-attack-drone-boats-in-war-scenarios--J_2eJwNmk6HfIt9NkXpmA/ Textron 米 海軍は相互接続した小型攻撃無人舟艇多数を模擬戦に投入し指揮統制技術を磨き将来の「ゴーストフリート」自律型ネットワーク水上舟艇による戦闘に備える。 海軍研究本部(ONR)と海軍水上システムズム本部が開発した「ゴーストフリート」構想は監視、対応、制圧、攻撃を無人装備で統合しておこない人員は安全な距離をとった母船内にで安全なままでいられる。 小型舟艇各種の中で無人水上艇USVと呼ばれるものは海上ISRミッションを行い、機雷を探知破壊し、電子戦のほか搭載機銃で各種攻撃も加える。高性能コンピューターアルゴリズムを活用し自律性をこれまで以上に引き上げて水上戦に対応させ、各艇は情報交換しながら相互に衝突することなく協調した形で攻撃ができる。 「ゴーストフリートで指揮統制や通信面に効果がでます。今回の実証でUSVの運用で知見を得られます」と無人海洋装備・無人小型水上戦闘艇事業主幹ピート・スモール大佐はWarrior Mavenに語ってくれた。 通信技術、ネットワーク技術が急速に進展する中、無人装備による各種の任務が可能となっており、陸海空、さらに水中で実現している。制御卓にすわる人員は低帯域通信で指揮統制し、操縦の必要はない。 海軍とONRは各種USVの開発を初めており、ソナー装備の機雷対応無人感知掃討装備UISSを沿海域戦闘艦(LCS)等に搭載するのもその一つだ。UISSは テキストロン 開発の共通無人水上艦 CUSVで搬送可能だ。 CUSV開発は2009年から始まり、4千ポンドを搭載し最大20ノットで連続20時間移動できると製造元のテキストロンは説明。また最大波高20フィートまで対応可能と同社は説明。 同様に

米国のジェット戦闘機ワースト5機種

Meet the 5 Worst U.S. Fighter Jets of All Time (Yes, the F-35 Is On the List) 米ジェット戦闘機のワースト5を発表(F-35もちゃんと入っています) by Dave Majumdar January 21, 2019   Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: F-22 F-35 Military Technology World History Air Force https://nationalinterest.org/blog/buzz/meet-5-worst-us-fighter-jets-all-time-yes-f-35-list-42162 米 国は傑作戦闘機多数を作ってきた。P-51マスタング、F4Uコーセア、F-86セイバー、F-15イーグル、F-16ファイティング・ファルコン、F-22が筆頭だ。だが今回は傑作機の話題ではない。 本稿では米戦闘機史に残る失敗作を取り上げる。失敗作とはいえ教訓があり再発を回避できるのではないか。失敗から学べないとしたら我々自身の欠陥だろう。  ベルP-59エアラコメット .ベルのP-59エアラコメットは米国初のジェット戦闘機として完成したが、英独の同時期のグロースター・メテオやメッサーシュミットMe262と比較すれば、P-59はひどい失敗作だった。 ロッキードP-38ライトニング、リパブリックP-47サンダーボルト、さらに捕獲した三菱ゼロとテストしたがP-59にはピストンエンジン戦闘機に対し一つも優位点がないと判明し、ピストン機のほうが新型ジェット機より性能が勝っていた。 P-59の最高速度は413マイルにとどまり、P-38と同程度だった。結局、P-59はテスト以外には使いみちがなくその後の機体の基礎をつくったのみにおわった。   ヴォートF7Uカットラス 米海軍は艦載ジェット機の実用化で苦労した。そんな初期の機体がヴォートF7Uカットラスで「ガットレスのカットラス」(ガッツがないカットラス)とパイロットが呼んだ。決定的に出力不足のウェスティングハウスJ46-WE-8Bターボジェット2基を積み、完成度が各所で未成熟特に油

旧型機もステルス化する技術があると主張する中国に信憑性は?

なんでも大げさな表現が好きな中国のことですからわれわれはいつもあちらの言い分は割引して聞いているわけですが、中国国内でさえ信憑性を疑われるのはいかがのものでしょう。ただしステルスとは別にメタマテリアルにはいろいろな可能性が生まれそうですので注目しましょう。 Forget China's J-20 or J-31 Stealth Fighters: What If Beijing Could Make Older Fighters Stealth?  J-20やJ-31ステルス戦闘機以外に旧型機のステルス化技術が中国にあるのか January 23, 2019   Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: China J-20 Military Technology World Stealth by Zachary Keck https://nationalinterest.org/blog/buzz/forget-chinas-j-20-or-j-31-stealth-fighters-what-if-beijing-could-make-older-fighters 昨 年のことSouth China Morning Post が中国が旧型機材もステルスにできる新技術を実験中との記事を伝えた。同紙は「『メタマテリアル』の多層構造で無線信号が表面反射されレーダー映像が極限まで消えることで飛行中の機体は見えなくなる」としていた。 このメタマテリアルを開発したの南東大学のミリ波研究国家重要実験室で現在は瀋陽でテスト中とある。記事ではテスト機材の種類に触れていないが瀋陽航空機はJ-11、J-15の開発元でともに非ステルス機だ。 記事によれば同研究所ではメタマテリアル以外の研究もしており、「ゴースト錯覚装置」に触れていた。これは「機体一部をレーダー上ではプラスチック同様に見せ一機を三機のように写すもの」だという。 あくまでも理論上の話だが非ステルス機がステルスになるのなら中国空軍力には朗報だ。記事では中国のステルス戦闘機J-20は20機しかなく、通常型機材は1,500機とある。だがそのJ-20も実はステルス性能は宣伝どおりではない可能性がある。昨年2月に「中国は初

英軍がシンガポールに基地を作るとどうなるのか。

Fortress Singapore? Why a British Base Won’t Deter China  シンガポールに英軍基地ができても中国の動きを止められない A giant waste of time? 壮大なる時間の空費になるのか by Michael Peck January 19, 2019   Topic: Security   Region: Asia   Blog Brand: The Buzz   Tags: Singapore China United Kingdom Royal Navy South China Sea https://nationalinterest.org/blog/buzz/fortress-singapore-why-british-base-won%E2%80%99t-deter-china-41987 英 国が太平洋で基地構築すると聞いて中国は心穏やかでないはずだ。 だが英国がシンガポールに基地を設ければ全部解決できると見ているのに驚かされる。 英国防相ギャビン・ウィリアムソンはサンデーテレグラム紙で英国がカリブ海、太平洋で基地を設営すると述べ驚かせた。太平洋ではシンガポールとブルネイの元英植民地二箇所の名前が出ている。 「基地には保守管理要員、補給艦、補給施設を置く」とテレグラフは解説している。英国はキプロス、ジブラルタル、フォークランド諸島、ディエゴ・ガルシアに恒久軍事基地を保有している。 ウィリアムソン国防相によればこれは英国が1968年以来堅持してきたペルシア湾、極東から撤退した「スエズ以東」政策の終焉を意味するという。 「数十年もあまりにも長く我が国の視点は欧州連合の議論に終始してきました」とウィリアムソンは語る。「今こそ真の意味のグローバル大国に復帰すべきです。そのため軍が大きな役割を果たします」 予想通り中国が構想に異論を唱えてきた。「軍事力の誇示は中国を狙ったもので対外勢力として南シナ海で関与を強めようとしている」とのコメントをアジア太平洋研究院のXu Liping教授がサウスチャイナ・モーニング・ポストに寄せている。 米国政府が背後にいると非難する向きが中国にある。ひとりは「地域内の微妙なバランスに大きな負

シンガポールがF-35導入に近づいている理由とは

Singapore Moves Closer To Joining What China Calls The 'U.S. F-35 Friends Circle' シンガポールが中国が言うところの「米F-35お友達サークル」加入に近づく The short and vertical takeoff and landing F-35B could be especially valuable for the tiny Southeast Asian country during a crisis. F-35Bが東南アジアの小国であるシンガポールの有事で役立つのではないか BY JOSEPH TREVITHICK JANUARY 18, 2019 http://www.thedrive.com/the-war-zone/26049/singapore-moves-closer-to-joining-what-china-calls-the-u-s-f-35-friends-circle AIRMAN 1ST CLASS ALEXANDER COOK—56TH FIGHTER WING PUBLIC AFFAIRS シ ンガポール国防省が現行のF-16C/D型の後継機種としてF-35ステルス戦闘機を正式に検討中と発表した。特に垂直離着陸が可能なF-35Bが同国に意味があり滑走路に依存せず運用でき、今後同国が取得予定の大型揚陸艦からも稼働させられる。ときあたかも南シナ海で中国がこれまでより大胆な動きを示し領有権を主張している。 シンガポール共和国空軍 (RSAF) が国防科学技術庁 (DSTA) と行った調査でF-35共用打撃戦闘機(JSF)がF-16C/Dの後継機種として「最適」と判明したと国防省が1月18日に発表した。シンガポールにはヴァイパーが60機ほどあり更新は2030年ごろに必要となるという。 「ただし技術評価からRSAFは少数のF-35を導入し完全評価を性能、維持でしてから全機導入するのが望ましいとの結論が出た」と声明は述べており、「次の段階でMINDFE(国防省)は米側と詳細を協議してからF-35をシンガポール国防装備として調達する決定を下したい」 簡単な発表内容で導入対象の型式は不明だ。米国はF-35の

地政学で考える。 中国のA2AD戦略を中国に向け使えばどうなるか

Time to Use China's A2/AD Military Strategy Against Them 中国のA2/AD戦略を逆に中国に使う時が来た A U.S. access-denial strategy, then, would impose a hard fate on China. Which is the point. Threatening fearful consequences could deter Beijing from aggression tomorrow morning, and the next. 米国が接近阻止戦略を取れば、中国に深刻な影響を与え、強硬な態度は取れなくなる 。 by James Holmes January 20, 2019   Topic: Security   Region: Asia   Blog Brand: The Buzz   Tags: China America A2/ad South China Sea U.S. Navy https://nationalinterest.org/blog/buzz/time-use-chinas-a2ad-military-strategy-against-them-42012 先 週はペンタゴンから中国に関する資料が二点続けて公開された。まず国防情報局(DIA)が中国の軍事力報告を冷戦時のソ連の軍事力評価にならう形で発表した。人民解放軍(PLA)に詳しい筋には同報告書には驚く内容は少ないが初心者やしばらく情報に接していない方には有益だろう。興味のある向きは下リンクを参照してもらいたい。 https://dod.defense.gov/News/Article/Article/1732657/dias-china-military-power-report-details-leaders-strategy/ DIA報告に続きペンタゴンが「中国のグローバルアクセス拡大に対応する米国防体制の評価」を発表し、中国の「大戦略」を評価している。こちらのほうが短く、一読の価値はあるだろう。 https://media.defense.gov/2019/Jan/14/2002079292/-1/