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旧型機もステルス化する技術があると主張する中国に信憑性は?

なんでも大げさな表現が好きな中国のことですからわれわれはいつもあちらの言い分は割引して聞いているわけですが、中国国内でさえ信憑性を疑われるのはいかがのものでしょう。ただしステルスとは別にメタマテリアルにはいろいろな可能性が生まれそうですので注目しましょう。


Forget China's J-20 or J-31 Stealth Fighters: What If Beijing Could Make Older Fighters Stealth? 

J-20やJ-31ステルス戦闘機以外に旧型機のステルス化技術が中国にあるのか

January 23, 2019  Topic: Security  Blog Brand: The Buzz  Tags: ChinaJ-20MilitaryTechnologyWorldStealth
年のことSouth China Morning Post が中国が旧型機材もステルスにできる新技術を実験中との記事を伝えた。同紙は「『メタマテリアル』の多層構造で無線信号が表面反射されレーダー映像が極限まで消えることで飛行中の機体は見えなくなる」としていた。
このメタマテリアルを開発したの南東大学のミリ波研究国家重要実験室で現在は瀋陽でテスト中とある。記事ではテスト機材の種類に触れていないが瀋陽航空機はJ-11、J-15の開発元でともに非ステルス機だ。
記事によれば同研究所ではメタマテリアル以外の研究もしており、「ゴースト錯覚装置」に触れていた。これは「機体一部をレーダー上ではプラスチック同様に見せ一機を三機のように写すもの」だという。
あくまでも理論上の話だが非ステルス機がステルスになるのなら中国空軍力には朗報だ。記事では中国のステルス戦闘機J-20は20機しかなく、通常型機材は1,500機とある。だがそのJ-20も実はステルス性能は宣伝どおりではない可能性がある。昨年2月に「中国は初のステルス戦闘機配備を予定を前倒しでつなぎのエンジンを搭載している」と伝えられ、搭載予定のW-15エンジンが飛行中に爆発したため初期機材はWS-10Bを搭載した。J-10やJ-11に搭載のエンジンを改良したが推力重量比の不足でJ-20はアフターバーナー無しでは超音速加速ができず、同機は高速ではステルス性を犠牲にする。
ここから中国の非ステルス機のメタマテリアル導入での問題が見えてくる。ステルス性能とは機体の各種特性で実現するものだ。そのうち4つ大切なのが「形状、形状、形状、素材」だとステルス開発者が述べている。その他の要因は「形跡を消す化学素材、高性能で被探知不可能なセンサー、無線交信装置、特別設計のエンジン空気取り入れ口形状、特殊塗装、冷却装置で熱特徴を消すことだという。メタマテリアルはある程度レーダー吸収効果のある素材(RAM)の役目をするが、それで機体全部がステルスになるのか不明だ。旧型機が低性能エンジンを搭載したままでもメタマテリアルが熱特徴を消せるだろうかと、西安電子科技大学の応用物理研究所長Han Yipingは同紙に述べ、高い信頼性を得るためには性能を犠牲にする必要があると指摘。
Hanはさらにメタマテリアルの欠点も指摘知る。まず、現在のメタマテリアルは一定の無線周波数帯にのみ有効であるという。ただし具体的な数値は述べていない。またメタマテリアルの大量製造は極めて困難であるというが、記事は「中国国内報道dによればメタマテリアル大量製造のめどがついた」としていた。国家重点実験室の発表を疑うのはHan以外の科学界に多い。「共通見解として今回の発表はまだ解決スべき点が多いというところでしょう」
メタマテリアルは中国以外でも開発中だ。Financial Timesによれば「メタマテリアルが2006年に初めて注目されたのはインペリアル・カレッジのジョン・ペンドリ発表の論文で特別な素材を使いハリー・ポッターなみの透明装置の製造が可能と述べたことだ」。その後、各社が民生用途の開発を開始し、そのうちの一社Krymetaは自動車や列車、ヨットに搭載可能なアンテナでインターネット接続が可能な製品を発表した。その他、太陽電池パネルやレーダーを軽量化し無人機への搭載を目指す会社があるとFTは伝えていた。
当然ながらこの技術に各国の軍が関心を寄せている。そのうち米陸軍は「ウェアラブルのカモフラージュでカメレオンのように周囲に溶けこむ」装備を実現したいとする。ここにメタマテリアルを使うのだろうが、どこまで実現可能か不明だ。■
Zachary Keck ( @ZacharyKeck) is a former managing editor of the National Interest.
Image: Creative Commons.

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