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英海軍が日本へフリゲートを派遣。北朝鮮制裁の実効性を高める狙い

UK Royal Navy to deploy Type 23 frigate to Japan


Gabriel Dominguez, London - Jane's Defence Weekly
11 January 2019

  
HMS Montrose, Wikipedia

海軍が23型フリゲートHMSモントローズを2019年初めに日本へ派遣するとテレーザ・メイ首相が安倍晋三首相とのロンドンでの共同記者会見で1月10日明らかにした。
同艦は北東アジア海域で北朝鮮制裁の執行を助け、「北朝鮮の完全な非核化ならびに域内緊張緩和の平和的実現への我が国の決意を示す一環となる」とメイ首相は述べた。
同艦とは別に英海軍艦艇は過去一年に三回派遣されている。

メイ首相から新技術分野での日英協力を歓迎する発言もあり、「次期戦闘航空機の開発、ミサイル開発で有効な抑止力を整備し高度技術を有する人材、産業を支援する」としている。■

コメント モントローズは満載4,300トンの大型フリゲートです。英国は国連軍の一部として日本で物品補給を行うのでしょうが、いよいよ北朝鮮(韓国)は瀬取りなど制裁破りが難しくなりそうですね。戦闘機開発での協力内容は不明ですが、F-3開発にどんな影響がでるのか注目です。

コメント

  1. ぼたんのちから2019年1月17日 9:42

    英のみならず仏も艦艇を派遣し北朝鮮制裁の監視を行うとの声明を発表した。さらに英は東南アジアに海軍基地を設置し、おそらく仏も常駐か定期的な艦艇派遣を行うだろう。
    英仏の行動は、単に北朝鮮問題に対する関与だけでなく、さらに中国に対する「航行の自由作戦」や、「自由で開かれたインド太平洋」構想へ積極的に参加することになるだろう。
    なぜ英仏はアジアへの関与を強めるか考えてみたい。
    英仏がこのような行動を採ることは、同時に中国と距離を置くことでもある。
    英は、現在も友好的な関係を維持する英連邦国との相互防衛を強化し、また、EU離脱後の経済発展のためアジアに活路を見出そうとしているようだ。今回派遣するフリゲートは旧型であり、かなり無理しているかもしれない。
    仏は南太平洋に海外領土があり、その周辺の中国の経済的・軍事的影響力の増大を抑止し、自国の権益を保全し、また、アジアとの貿易を拡大する思惑があるようだ。
    つまり、英仏はそれぞれの国益を優先した判断を行った訳だが、軍事力のプレゼンスが外交、軍事のみならず、経済活動に与える影響を熟知している国ならではの判断でもあるとも言える。

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