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新型機登場 ロシア ベリエフA-50U早期警戒管制機


Introducing Russia's New Au-50 Reconnaissance Aircraft: Here's What It Can Do
ロシアの新型A-50U偵察機は何ができるのか


by Mark Episkopos
December 29, 2018  Topic: Security Region: Europe  Blog Brand: The Buzz Tags: Russian MilitaryReconSurveillanceAircraftRadar


.シアのA-50Uは量産への移行が加速化している偵察機であると製造元のベリエフ航空機が述べている。

「12月6日にベリエフはA-50U量産機仕様の長距離レーダー監視機をさらに一機ロシア航空宇宙軍に納入した。同機は航空宇宙軍乗員が引き継ぎ運行基地へ移動した」(同社発表)

A-50Uはソ連時代の空中早期警戒指揮統制機(AEW&C)A-50の発展形で、Il-76を原型の派生型のひとつだ。A-50にはリアーナ監視レーダーが搭載され、最大10機追尾が可能だ。
A-50Uでの主要改良点はシュメル-Mレーダーの搭載だ。「A-50Uではヴェガ企業体がシュメルレーダーをソフトウェア、ハードウェア両面で性能向上させた」(同社発表)



シュメル-Mは回転式ドーム状レーダーで外観上もA-50Uの特徴となっており、「マッシュルーム機」とロシア軍内部で呼ばれる。
A-50Uの基本設計はIl-76のままでA-50とも大差ないが、メーカーはレーダードームの素材変更で軽量化し、シュメル-Mは最大650キロ先の標的追尾が可能、地上目標は300キロ先で捕捉可能と述べている。地上目標なら300個、航空機は40機を同時追尾できる。
A-50Uではデジタル化が進み、操作が簡単かつ迅速になった。その他改良点に機内レイアウト変更があり、洗面所と休憩コーナーが追加された。
最近のロシア軍用機の例に漏れず、A-50Uもシリアに2018年に姿を現した。運用テストに利用する形で北シリアの「エスカレーション回避地帯」における活動では有効活用されたのではないか。シリアには2015年に旧型A-50が投入されており、ロシア空軍は両機種の違いをリアルタイムで把握できたはずだ。
A-50Uは米空軍のボーイングE-3セントリーと機能面、設計面で類似する。輸出仕様A-50Iはイスラエル製EL/W-2090ファルコンレーダーを搭載しインドが買い上げた。中国と輸出商談が2000年代初期にあったが決裂し中国は国産のKJ-2000を完成させた。
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ロシアが積極的な軍事装備輸出戦略を展開してきたことを考えると、A-50Uが量産段階に入る中、インドが同機の販売先として注目される可能性が大だ。

Mark Episkopos is a frequent contributor to The National Interest and serves as a research assistant at the Center for the National Interest. Mark is also a Ph.D. student in History at American University

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