謎に包まれた北朝鮮の空中早期警戒管制機が形を整え続けており、今度はレドームを装着した姿を捉えられた 衛星画像 ©2025 Maxar Technologies イ リューシンIl-76キャンディード輸送機をベースとした北朝鮮の謎の空中早期警戒管制機(AEW&C)の進捗状況を示す新しい画像を入手した。今年に入って、同機にはロトドームが取り付けられ、AEW&C以外の用途を想定しているとの見方は覆された。 本誌が Maxar Technologies から入手した衛星画像は、ここ数カ月にわたって平壌国際空港で航空機の作業が続けられている様子を示している。同機はずっと、空港のメンテナンス格納庫に隣接する、区画された新しい施設内に留まったままだ。過去にお伝えしたように、この区画エリアの建設は2023年の9月末か10月に始まったようだ。 AEW&Cが公開された当初は、胴体上部、主翼のすぐ後方、最終的にレドームが取り付けられる場所で作業が行われていた。 2023年12月中旬には、レドームの取り付けが完了したようで、レドームが落とす影も確認できる。 A satellite image of the Il-76 at Pyongyang International Airport on December 12, 2023. PHOTO © 2023 PLANET LABS INC. ALL RIGHTS RESERVED. REPRINTED BY PERMISSION Satellite image ©2024 Maxar Technologies 2024年8月上旬、機体の上面には何らかの覆いがかけられていたが、これが作業中の機体保護を意図したものなのか、詮索好きな目から機体を守るためのものなのかは不明。 1ヵ月後、シュラウドは取り除かれ、レドーム取り付けに関連するツインストラットや、エンジンナセルのクラムシェルフェアリングがアクセスできるように開いているのが画像ではっきりと確認できるようになった。2024年9月8日までに、機体後部には大きなテントが、前部にはやや小さなテントが建てられ、機体後部にはスクリーンが設置された。 2024年11月時点で、航空機は施設に隣接する格納庫に移され、2025年2月下旬にレドームが取り付けられた...
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