Russia's Next Deadly Weapon: A Stealth, Jet-Powered Robot Warplane ロシアの次世代兵器か、ステルスロボット軍用機登場
Okhotnik-B could see squadron service.オホートニク-Bは実戦配備の可能性が高い
January 28, 2019 Topic: Security Region: Europe Blog Brand: The Buzz Tags: RussiaMilitaryTechnologyWorldStealthDrone
ロシアがステルスロボット軍用機を開発中だ。クレムリンはこれまで殺人無人機は配備していなかったが今回は実用に耐える第一線機材になりそうだ。
オホートニク-B Okhotnik-B 無人機の不明瞭な画像が2019年1月23日に航空関連ウェブサイトに現れた。写真では約50フィート幅の無人航空機がロシア南部ノボシビリスクの滑走路に移動する姿が写っている。
機体は全翼機で米空軍のB-2ステルス爆撃機に通じるものがあるが、オホートニク-B(ロシア語で狩人)は理論上は敵防空網を突破し兵装を投下する機能がある。
オホートニクは中国の天鷹 Tian Ying 無人機、米空軍のRQ-170偵察無人機、米海軍の試作UAV X-47B、ボーイングのX-45C実証機と同等の機体だ。
このオホートニクがロシア空軍に配備される可能性は高いとロシア軍事航空関連に詳しいトム・クーパーが語る。「ロシア軍にはUAV関連事業が複数あり、今回の機体登場は至って正常な進展だ」
クーパーはさらにオホートニクはロシアが「これまでの開発の流れの一貫にすぎない」と表現。
ただし毎回こうではない。2007年に軍用機メーカーのミコヤン・グレヴィッチからスカット Skat UAV試作機がオホートニク同様に全翼機ステルス機の触れ込みで登場した。だがロシア経済の不振で国防費が伸びず、スカットは行き場を失った。10年かかったがロシア政府の予算がやっと増え、シリアでの手痛い経験からUAVが実戦配備されるめどが見えてきた。
クレムリンは無人機事業を大幅拡大中とロシア軍に詳しいサミュエル・ベネディクトが報道記事で語っている。.
2018年12月中旬に「ロシア国防省から無人機分野で重要発表が出た」とベネディクトは述べている。「シリア介入を2015年に開始した時点でロシアには中核となる戦闘能力が欠如していた。つまり識別後直ちに攻撃する能力でこれこそ各国の無人戦闘機材の中心性能だ」
「ロシアはシリアでこれを強く意識したが情報収集監視偵察(ISR)用の無人機はあっても攻撃は有人機や砲兵隊が行っていた。そのため攻撃用UAV各種を取り揃えようと必死なのです」
「ロシア政府公式発表や軍幹部も無人機が軍で必要だ、戦闘に必須だと述べています。最近もプーチン大統領が2019年の軍で重要な分野に無人ロボット装備の開発を特に言及しています」
オホートニク以外にロシア無人機には米軍のリーパーに似た存在のフォルポスト Forpost 中距離無人機があり、「ないのは12時間から24時間飛べる偵察UAVだけです」とクーパーも言う。「過去三年間のシリアでもこの機種は登場していません」
クレムリンは長距離ISRも開発中だが、アルティス Altius で苦労している。「生産が遅れ、必要な中核技術、ハイテク部品が足りず数カ年分遅れているのです」とベネディクトは解説する。
だがオホートニクはうまくいくかも知れない。2019年は「ロシア国防部門にとって恵みの年となり短期間でも『飛躍』となり同機が飛行し、攻撃テストするかも知れません」とベネディクトは見る。
「同機が配備されれば最大かつ最高速のロシアUAVになりますがテスト評価が未完成で設計性能の時速620マイルと重量20トンは未確認、ということは空力性能、電子ハイテク機能など多くが未解決ということです」
第一線で機能するためにオホートニクには小型精密誘導爆弾も必要とクーパーは指摘するがロシアはこの分野で世界水準から遅れている。
オホートニクの実戦配備には相当の年数がかかりそうだが、ロシア側要員は準備できているとクーパーは指摘する。「UAVパイロット、地上要員の第一陣は四年間の訓練を終えており、小型UAVならシリアでたくさんの経験を積んでいます」■
David Axe serves as the new Defense Editor of the National Interest. He is the author of the graphic novels War Fix, War Is Boring and Machete Squad.
Image: YouTube Screenshot
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