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★次期中期防で導入する主要装備の単価を日本が発表

Aerospace Daily & Defense Report

Japan Details 2019-23 Defense Plan Costs

Jan 14, 2019Bradley Perrett | Aerospace Daily & Defense Report


E-2D: U.S. Navy
本が合計9機導入するノースロップ・グラマンE-2Dホークアイの平均価格は262億円(242百万ドル)で五カ年に渡り調達する。米海軍のE-2D調達では単価223百万ドルである。
 ボーイングKC-46Aペガサス空中給油機4機は平均249億円(229百万ドル)と防衛省資料でわかる。米空軍の2019会計年度単価は201百万ドルだ。
 川崎重工業のC-2輸送機は5機を単価249億円で調達する。
 ロッキード・マーティンF-35ライトニング45機は2019年4月より5カ年で調達予定でうち18機をF-35Bとする。防衛省発表資料では全部F-35Aとあり明らかに誤りであるが、総額116億ドルというのは両型の平均価格を乗じたものとわかる。
 その他では川崎重工業P-1哨戒機12機を221億ドルで、シコースキーSH-60K対潜ヘリを三菱重工業から13機計73億ドル、ボーイングCH-47JAチヌークを川崎重工が3機89億ドルで調達する。
 ボーイングF-15イーグル20機の改修は平均単価35億円の試算だ。
 艦艇建造では日本単価は驚くほど低い。改そうりゅう級ディーゼル潜水艦5隻の平均建造費は647億円であるのに対し、オーストラリアが2050年までに12隻建造を目指す攻撃型ディーゼル潜水艦は艦体が大きいとはいえ単価42オーストラリアドル(30億ドル 約3,200億円)でインフレを考慮してもあまりにも違いすぎる。

以上日本側による試算は中期防衛計画で2018年12月18日に公表され、財務省及び国会審議を経て正式に決まる。■

コメント

  1. >その他では川崎重工業P-1哨戒機12機を221億ドルで、シコースキーSH-60K対潜ヘリを三菱重工業から13機計73億ドル、ボーイングCH-47JAチヌークを川崎重工が3機89億ドルで調達する。

    明らかに価格がおかしいのでこの部分は翻訳ミスの恐れがあります
    おそらく単位が円

    >艦艇建造では日本単価は驚くほど低い。改そうりゅう級ディーゼル潜水艦5隻の平均建造費は647億円であるのに対し、オーストラリアが2050年までに12隻建造を目指す攻撃型ディーゼル潜水艦は艦体が大きいとはいえ単価42オーストラリアドル(30億ドル 約3,200億円)でインフレを考慮してもあまりにも違いすぎる。

    明らかに豪州のほうがおかしいと思います。
    大型原潜しか作ってない米国目線ならともかく、日本の潜水艦も高い部類に入ります

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