China's Navy Railgun Is Out for Sea Trials. Here's Why It’s a Threat to the U.S. Navy.
中国海軍のレイルガン海上公試は米海軍への脅威になる
by David Axe Follow @daxe on TwitterL
The Chinese navy apparently has sent a high-tech electromagnetic gun to sea for tests.
January 6, 2019 Topic: Security Region: Asia Blog Brand: The Buzz Tags: ChinaMilitaryTechnologyWorldNavyRailgun
2018年12月、中国国内のインターネットに流布した写真は海軍揚陸艦に試作型電磁レイルガンが搭載されていた。
写真が本物なのかとともに撮影の時期場所の確認は困難だった。だが写真に映る艦はその前に中国がレイルガンのテスト用に使った艦と同じだ。
レイルガンは磁力を応用し、爆発薬は使わずに発射体を投射するもので距離と破壊力が従来型兵器より優れる。
レイルガン開発は長く各国で進められているが相当の電力消費が必要なため実戦配備が困難なままだ。
だが新型艦では最初から発電容量を重視するようになっている。これによりレイルガンが実験レベルから実戦レベルに移行する事が可能になる。
.中国のレールガンは2018年1月に072型揚陸艦海洋山Haiyang Shan に搭載され揚子江の武漢で視認された。同艦の前方に搭載され大きな砲塔が見られた。
2018年3月に中国国営通信がこれを試験用レイルガンと認めた。PLAが運営するportal 81.cnが海軍技術者Zhang Xiaoが直流でレイルガンに電力供給すると述べるのを伝えていた。
それによれば電力供給系統の開発のため5万回に及ぶテストをし、数百回の失敗に直面したという。
理論上はレイルガンで発射体をマッハ7まで加速し100マイル先に飛ばせる。これに対し従来型火砲では10マイルが限界だ。
レイルガンで水上、陸上の目標に加え飛行中の航空機やミサイルを狙うことも可能だ。だが電力供給量やサイズの制約のため搭載は大型艦に限定される。
中国は055型巡洋艦(全長590フィート)を建造中だ。将来型ではレイルガン搭載も可能だろう。米情報機関筋は中国の実用型レールガンは早ければ2025年に登場するとの見方をCNBCに伝えてきた。米海軍では艦内の空間と発電容量が障害となっているが2012年に陸上配備型のレールガン試作型二種のテストを開始した。
.018年に米議会は25億ドルで電磁砲関連の技術研究と開発を認めた。「相当の技術上の進展を見た」と海軍研究本部の技術主幹トム・バウチャーが2017年5月に語っていた。
だが米海軍のアーレイ・バーク級駆逐艦の新鋭フライトIII艦でもレールガン搭載の空間、電力が不足する。「全員がDDGフライトIIIでゆくゆくエネルギー兵器搭載を実現したいと考えている」とロン・ボクソール少将が2018年に語っている。
米海軍はレールガンのズムワルト級駆逐艦(全長610フィート)搭載を検討したが取りやめ、かわりに全長340フィートの高速輸送艦に試験用レイルガン一門を搭載し、電力を貨物倉野発電機から供給することにした。
2019年初頭現在で米国のレイルガンは海上公試に至っていない。
米海軍艦船ではレイルガンのほかレーザーも想定した空間と発電容量を最初から想定した新型艦を2023年から建造開始する。
米海軍艦船ではレイルガンのほかレーザーも想定した空間と発電容量を最初から想定した新型艦を2023年から建造開始する。
それまでに中国海軍のレールガンが5年もの海上公試をしているはずだ。その時点で実用型の使用も二年経過していることになる。■
David Axe edits War Is Boring . He is the author of the new graphic novels MACHETE SQUAD and THE STAN.
レールガンと表記する向きが多いと思いますが、本ブログではレイルガンとしています。英語の発音になるべく近づけたカタカナ表記にすべきと考えるためです。ご了承ください。
レイルガンは弾丸に通じる電流とレイルが発生する磁界の相乗作用で反発力を発生させて投射している。
返信削除これを大電流・強磁界にするほど投射力が大きくなるのだが、ニュース等で視る限りは常温である。当然大電力が必要になる。
わが国には超電導という技術がありリニア新幹線で実用化目前である。
ならばレイルガンに超電導を応用すれば比較的低電力で実現できそうに思える。
弾丸に流れる電流は常温でないと無理(?)かもしれないが、磁界については超電導(ヘリウム冷却)という計画は無いのだろうか?
レイルガンに詳しい方のご教示を願う。