Could Russia's New "Nuclear Torpedo" Sink a U.S. Navy Aircraft Carrier? ロシアは新型「核魚雷」で米海軍空母をねらうのか
Whether Poseidon adds much to Russia’s strategic nuclear forces is doubtful. No less is doubtful is Poseidon the Carrier-Killer. ポセイドンの出現でロシア核戦力が増強されるか疑わしいし、空母キラーなのかも怪しい。
January 26, 2019 Topic: Security Blog Brand: The Buzz Tags: RussiaPutinMilitaryTechnologyWorldPoseidonNuclear WeaponsAircraft Carrier
ロシアがポセイドン熱核魚雷の海中テストを開始している。
ポセイドンは全長80フィートの原子力動力潜水ロボットで水中ICBMといってよい。数千マイルを自律運行し敵の港湾都市外で爆発し津波を発生させ都市を破壊するのが目的だ。
「敵が偵察監視体制で防衛していても海中をポセイドン無人潜水機は問題なく接近できる」とロシア国防関係者がTASS通信に語っている。
同上筋は「原子炉を本体内に搭載するが今は実験段階であり本格運用想定のテストではない」とも述べている。
TASS記事ではポセイドン(インターネット投票でロシア国防省が選定)は2メガトン弾頭を搭載するとあり、都市破壊には十分以上だ。だがそもそもなぜロシアが米都市破壊に水中無人機に核弾頭をつけるのか。通常のICBMなら30分で飛翔できるのに時速100マイルと言われる速度をわざわざ選んだのか。
ロシアの話を総合するとポセイドンは報復兵器で米国がロシアICBM数百発の核攻撃をミサイル防衛で無効にし第一次攻撃を仕掛けた後を想定しているようだ。だが米国がロシアICBM500発をことごとく迎撃するとは考えにくい中で、目的地に到達するのに何週間もかかる運搬システムではとても抑止手段とは思えない。
興味をそそられるのはポセイドンを米海軍の空母相手に投入する可能性だ。高速核搭載無人機は米国の対潜防衛能力でも排除は困難だ。2018年3月演説でロシア大統領ウラジミール・プーチンは「大深度まで潜り、大陸間を潜水艦速度の数倍で移動する最新鋭魚雷ならびにあらゆる種類の超高速水上艦艇がある。音を立てず制御性が高く敵に対して弱点が見当たらない存在だ。これら新兵器を阻止する手段は世界に存在しない」と述べていた。
プーチンからはポセイドンの「原子力動力部分は原子力潜水艦の原子炉の数百分の一程度の大きさしかないが戦闘モードで出力は数倍になり最高で200倍の速度を出せる出力重量比が今までにないレベル」とも述べていた。
ロシアの原子炉設計がそこまで進歩しているのかは別として米空母の近くで核弾頭を点火するのに大型ロボット潜水艦が必要なのか(ポセイドンは高価なため通常弾頭搭載はありえないはずだ)。空母撃沈が目的なら単純に極超音速ミサイルに通常弾頭で飽和攻撃すればよいのではないか。マッハ5級のキンザルがある。ロシアには大量のミサイル、弾薬、航空機があり米艦をねらえるはずだ。
ポセイドンの出現でロシアの戦略核戦力が改善されるか疑問だし、ポセイドンが空母キラーなのかも疑わしく思えてくる。
Michael Peck is a contributing writer for the National Interest. He can be found on Twitter and Facebook.
ではその実態はなにをねらっているのでしょうか。核動力巡航ミサイルについてもロシアは豪語しながら実験に失敗しています。核汚染が自国内だからよかったものの、弾頭による被害以外に敵地を核汚染することものねらいといわれ、一体どこからこうした不愉快な装備の発想が生まれてくるのか、ロシア人への不信が高まります。
プーチンの妄想に真面目に付き合う必要はありません。恐怖を煽りたいだけです。
返信削除昨年、プーチンは開発中の兵器をいくつか公開しました。その中の一つが記事のポセイドンで、「原子力装置を装備した無人潜水多目的システム」として紹介されています。
テストしているのは通常動力の水中ドローンでしょう。
本当に開発しようとすれば1千億円単位の費用と期間がかかるでしょう。ロシアにそのような軍事費と時間の余裕は無いはずです。
プーチンは、国力の衰退、自国の核戦力の劣化と米国の迎撃システムの発達に危機感を持っているのでしょう。