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Darpaの垂直飛行X-プレーン契約をオーロラが獲得

これもDarpaが進める先進技術の案件です。分散推進方式であり、機体形状は相当これまでの常識を覆すようです。初飛行に成功することを祈りましょう。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- DARPA’s Vertical Takeoff ‘X-Plane’ Contract Goes to Aurora Lara Seligman, Defense News 8:44 a.m. EST March 4, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/2016/03/04/darpas-vertical-takeoff-x-plane-contract-goes-aurora/81309356/ (Photo: Aurora Flight Science) WASHINGTON – 国防高等研究プロジェクト庁Darpaが オーロラフライトサイエンシズ をX-プレーン無人垂直離着陸機の製造元に選定した。 Darpaが交付する契約はVTOL X-プレーン事業の第二段階と同社が発表。 オーロラ案はライトニングストライクLightningStrikeの名称で、 ロールロイス AE1107ターボシャフトエンジンにより ハネウェル 製発電機三基を運転する。 オーロラは技術実証用に一機製作し、既存VTOL機の1.5倍の速度が実現すると同社は発表。フライトテスト開始は2018年ごろになる。 これだけではわかりにくいのでBreaking Defense記事から同機の特徴をまとめると、 https://you You-Ain’t-Gonna-Believe-This Design Wins DARPA X-Plane Deal By RICHARD WHITTLE on March 04, 2016 at 10:27 AM http://breakingdefense.com/2016/03/you-aint-gonna-believe-this-de

習近平の進める人民解放軍改革の特徴は何か

Inside China’s Plan for a Military That Can Counter U.S. Muscle Chinese President Xi Jinping seeks a ‘tectonic’ shakeup of the world's largest fighting force David Tweed DavidTweed March 4, 2016 — 8:00 AM JSTUpdated on March 4, 2016 — 2:07 PM JST http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-03-03/inside-china-s-plan-for-a-military-that-can-counter-u-s-muscle 習近平主席が朝鮮戦争以来最大の軍改革に取り掛かっている。 2.3百万名強の人民解放軍を変身させ、21世紀の装備を持ちながらソ連時代の指揮命令系統を残した体制から近代戦を勝ち残れる組織にする。中国は「単なる大国から強力な大国」へ移行すると習は昨年11月に誇らしく宣言していた。軍組織のリストラクチャリングは国防予算でも大きな柱で3月5日にその大要が全人代で発表されるはずだ。 「軍の改革を断行した国は多いが、中国ほどの地殻変動的変化を経験した国は少ない」とヘリテージ財団のディーン・チェンは述べている。 習の目指す方向は以下の通りに要約されよう。 芸能兵は減らし、水兵をふやせ 改革の第一歩として習が天安門軍事パレードで公表したのがPLAで30万名の削減を2017年までに達成することだ。習はこの公約を中国が平和に尽力する証と述べたが、削減の対象は非戦闘隊員であり、削減で各軍の実戦力は一層目標に合致することになる。 削減対象に炊事、病院、報道に加え1万名ほどのPLA名物芸能兵がある。それでも中国の兵力は世界一で、米国より600千名も上回ると国際戦略研究所が推計している。 彭麗媛は習近平夫人だが同時に軍隊歌手として少将の階級にある. 2004年河南省 Photographer: ChinaFotoPress/ChinaFotoPress via Getty Images またこれま

南シナ海にステニス打撃群が展開中

The U.S. just sent a carrier strike group to confront China By David Larter, Navy Times  11:41 p.m. EST March 3, 2016 http://www.navytimes.com/story/military/2016/03/03/stennis-strike-group-deployed-to-south-china-sea/81270736/ (Photo: MCSA Justin Rayburn/Navy) 空母ジョン・C・ステニスを駆逐艦巡洋艦各2隻と第七艦隊旗艦とともに同海域に派遣中と軍関係者が明らかにした。同空母打撃群は緊張高まる同海域で示威目的で航行する。中国が過剰な領有権を主張しており軍事化はその防御のためだ米国はみている。 ステニスに随伴するのは巡洋艦アンティテータム、モビールベイ、駆逐艦チュン・フーン、ストックデールの各艦だ。第七艦隊旗艦ブルーリッジも同海域にあり、フィリピン寄港に向かう途中。ステニスはワシントン州を1月15日に出港していた。 アンティテータムは日本を母港としており、駆逐艦マッキャンベルとドック型揚陸艦アシュランドを引き継ぐ形で「通常のパトロール」任務を別個行っていた。 即座に中国はステニス打撃群のパトロール航行こそ米国が軍事緊張を高めている証拠だと非難した。「中国が軍事化をすすめているとの主張は状況を見誤ることにつながりかねない」と全人代報道官 傅瑩 Fu Yingが述べている。「よく見れば最新鋭航空機や艦船を南シナ海に送っているのは米国の側だとわかるはず」 太平洋艦隊報道官は域内の米プレゼンスで反論した。「わが方の艦船や航空機は西太平洋で南シナ海含め定例的に投入されており、しかも数十年間継続している」とクレイ・ドス中佐が声明文を発表。「2015年だけでも太平洋艦隊所属艦船が延べ700日を南シナ海で航行している」 一方でステニス打撃群の派遣で中国や域内各国へ明確なメッセージを示したと専門家は見る。 「海軍とDoDがこの地域での自由航行原則とプレゼンスの維持を重要視していると明示したものだ」とジェリー・ヘンドリクス退役海軍大佐、現新しいアメリカの安全保障を考えるセンター

★トランプの国防観は突っ込みどころ満載だ こんな人が大統領になっていいのか

日本にとっては共和党政権のほうが望ましい場合が多いのですが、今回はその共和党が分裂してしまうかもしれません。その原因がトランプ氏なのは明白で、保守派良識派が流れを変えようと躍起になってきましたが、時すでに遅しかもしれません。クリントン当選だけは阻止していただきたいものですが。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ Lunacy, Bluster & Unanswered Questions: Trump On Defense By MARK CANCIAN  on March 03, 2016 at 3:06 PM http://breakingdefense.com/2016/03/lunacy-bluster-unanswered-questions-trump-on-defense/feed/ Donald Trump’s campaign photo. 国防力整備で断固たる姿勢の共和党ジョン・マケイン上院議員は同党大統領候補としてのドナルド・トランプに反対姿勢を表明し、前回の大統領候補ミット・ロムニーはじめ国防で指導的立場にある共和党所属議員65名とともに、「トランプ氏の国家安全保障観は無知かつ危険極まりない」と非難している。 「現在の世界情勢がこれまでにない複雑かつ危険を示す中、新帝国主義ロシア、強圧的な中国、拡張主義のイラン、狂気の北朝鮮指導者、さらにテロ活動の中東アフリカでの広がりを見るにつけ、くれぐれも共和党有権者には尊敬を集め知識も豊富な党指導層ならびに安全保障専門家がトランプ氏をどう評しているか注意をはらっていただき、じっくり考えてもらいたい。次期の最高司令官ならびに自由世界の指導者としてだれが適任かという点だ」とマケイン議員は声明を発表。 トランプは再び討論会でアメリカの将来と自身の役割を表明する予定であるため前OMBで国防関連の専門家だったマーク・カンシアン(戦略国際研究センター)による分析と主張の掲載に絶好のタイミングになったといえる。国の将来を祈ってもらいたい。編集部 トラン

極超音速技術の開発で軍事優位性を狙う米国は中ロの追随を振り切れるか

Hypersonics could help Air Force thwart enemy anti-air defenses By Phillip Swarts, Air Force Times 2:38 p.m. EST March 1, 2016 http://www.airforcetimes.com/story/military/2016/03/01/hypersonics-could-help-us-air-force-thwart-enemy-anti-air-defenses/81156854/ (Photo: Air Force) 音速の五倍で飛ぶ極超音速ミサイルで米空軍は敵の高度防空体制を突破できると一部議員と専門家が3月1日に述べている。 「極超音速はバック・ロジャースの未来世界SFの話ではなくなった」と空軍研究所長を務めたカーティス・ベドゥケ退役少将は語る。「極超音速兵器はこちら側が開発すべきなのはもちろんですが、別の勢力も当然開発に乗り出してくるでしょう。真剣に対応が必要していかないとこちらが出遅れてしまいます」 超高速ミサイルが実現すれば米国は敵地奥深くを標的にし、高性能防空体制を克服できる。とくにロシアや中国に対し超高速ミサイルで防空網を突破し、脆弱な内陸目標を狙えれば有人機を敵地に侵攻させパイロットの生命を危険にさらさなくてもよくなる。 「敵の反応より一歩早く敵地に届けば勝ちだ」とスティーブ・ナイト下院議員(共、カリフォーニア)は語る。 米国は過去にも極超音速技術に投資している。直近では2013年にX-51ウェイブライダーがあり、テストでは三分間にわたり時速3,500 mph に近づいた。この成果はおおむね成功と受け止められたが、次のテストは2019年まで実施されないとベドゥケは述べる。 それまでにロシアや中国が米国を追い越して極超音速技術の開発に成功するのを専門家は恐れる。防空ミサイルに応用されれば第四世代戦闘機は実質的に全機安全に飛行できなくなる。 「極超音速兵器は敵の防空体制に対応するため必要だ」とオリン・ハッチ上院議員(共、ユタ)は語る。「ロシアが危険な各国に武器を拡散させ、中国は技術開発で驚くべき成果を示している。中長期的には米軍は高性能装備を相手にせざるを得なくなる

国防装備に必須のレアアース供給に中国の影、日本近海の供給可能性は?

現在は価格が暴落しているので産業界にも危機感がないようですが、レーザーなど記事が指摘するように新技術の生死を決めかねない材料が中国に多いというのはなんという皮肉でしょう。レアアースはレアメタルよりさらに特殊な材料のようですね。実は日本近海が有望な開発地点として注目されており、今後中国がここに目をつけて日本の海洋主権に挑戦してくる可能性も出てくるでしょう。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Pentagon Fails To Act On Crucial Rare Earth Minerals By RICHARD WHITTLE  on March 01, 2016 at 1:24 PM http://breakingdefense.com/2016/03/pentagon-fails-to-act-on-crucial-rare-earth-minerals/feed/ テキサス州のラウンドトップ山は中国に代わりDoDの求めるレアアース材料の供給源になれるのだろうか。 このたび刊行された政府会計検査部門GAOの報告書では国防総省DoDがレアメタルの国家安全保障上の意義を理解していないと叱責している。レアメタルは中国が世界市場を支配しており、米国に必要量を確保する案を作成していない、関連部門の連携が取れていないと指摘している。これについてBreaking DefenseがDoDに照会したところは過誤はないとしながら善処を約束した。 「GAOによるDoDが重要資源獲得に尽力していないとの指摘に賛同しかねるが、継続改善の考えによりGAO報告書の提言は受け入れる」と報道官エリック・バジャー空軍中佐が述べた。 ペンタゴン、防衛産業その他企業がレアアースで国防向けは100パーセント、民生用で85パーセントの供給を中国が支配している事実を都合よく無視しているという議論は低調なままだ。2010年に中国はこれを武器として日本向けレアアース供給を停止しレアアース価格は急騰した。 「南シナ海、東シナ海の状況を見ていると、

★★F-35Aの空戦性能はすごい、と昨夏レポートと反対の感想がノルウェー空軍少佐から出ています

  Norwegian F-35 Pilot Counters Controversial ‘Dogfighting’ Report Lara Seligman, Defense News 6:03 p.m. EST March 1, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/2016/03/01/norwegian-f-35-pilot-counters-controversial-dogfighting-report/81170580/ WASHINGTON – 昨夏にF-35の空戦能力を巡り問題報告があったが、それ以来初めて接近距離でのドッグファイト・シナリオで実際にF-35を操縦したパイロットが感想を述べている。 ノルウェー空軍のモーテン・「ドルビー」・ハンシェ少佐がノルウェーで初めてF-35を操縦し、同機のドッグファイト結果を3月1日付のブログに書いている。ブログはノルウェー国防省のウェブサイトに掲載された。(下参照) REGJERINGEN F-35 i nærkamp - hva har jeg lært så langt? (The F-35 in a dogfight - what have I learned so far?) ハンシェ少佐は2015年発表の報告書とは一切関係がないが、先に出た報告書の匿名報告者の指摘点では多くの反論をしている。 2015年発表の報告書ではF-16との比較でF-35の出力不足、操縦性の不足を高い迎角での空戦演習で指摘していた。F-35は「旋回戦でエネルギー利用の点で大きく劣」っていると匿名作成者は指摘。また「ピッチ角速度も遅すぎる」としていた。 これに反しハンシェはF-35が迎え角をF-16より大きく取れるので、パイロットは機首を思う方向に向ける範囲が大きいと書いている。 「機体を敵の方向へ向ける能力が向上しており、F-16より早く兵装を向かわせることが可能だ。このため敵は防御に回ることが多くなり、F-16より早く機体速度を減速できた」とハンシェは記している。ハンシェは米海軍テストパイロット教程を修了し、ロッキード・マーティンF-16で2,200時間のフライト経験があ

米国防長官がISIS向けサイバー作戦でロシア、中国向け実力も磨いていると認める

大統領選挙のせいもあり、現政権はイラク、シリアでの功績を示さないと不利になります。苦し布ではないでしょうが、今回サイバー作戦の一部を公表しましたが、それでも内容はよくわからい形になっています。これをさらに各地で拡大するということですが、特定の場面で特定の方法を使うということでますますその内容はわかりにくいものになるでしょうね。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------ Cyber War Against ISIL Hones Weapons Vs. Russia, China By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on February 29, 2016 at 2:26 PM http://breakingdefense.com/2016/02/cyber-war-against-isil-is-model-for-other-threats/feed/ WASHINGTON: 米国が実施中のダーシュ(自称イスラム国)を狙うサイバー戦の概要を国防長官と統合参謀本部議長が明らかにしている。軍高官が米国がサイバー兵器を敵に投入している状況を認めたのはこれがはじめてではないか。もちろんサイバーは情報活動ではすでに投入されている。 「現在の使用方法は全く新しいもので、驚きの内容もあり、一部はISIL以外の他の課題にも世界各地で利用できる内容です」とカーター長官は報道陣に述べている。その「他の課題」とはイラン、北朝鮮、ロシア、中国であると長官は列挙している。 Ashton Carter 「サイバーの運用は特にシリアでISILの指揮統制をかく乱し通信連絡手段の信頼性を落とし、通信系統の負担を過大にして信頼を崩し機能を喪失させることであり、各地の部隊への指揮命令能力を妨害すること、占拠中の住民や経済への支配力を低下させることにある」とカーター長官は述べ、一言でいえばダーシュの軍事、政治、経済の中枢部分を攻撃しているという。 「通信系統の過負荷」というと通信が機能しなくなるようにしているようだが、ハッ