これもDarpaが進める先進技術の案件です。分散推進方式であり、機体形状は相当これまでの常識を覆すようです。初飛行に成功することを祈りましょう。
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DARPA’s Vertical Takeoff ‘X-Plane’ Contract Goes to Aurora
Lara Seligman, Defense News 8:44 a.m. EST March 4, 2016
WASHINGTON – 国防高等研究プロジェクト庁DarpaがオーロラフライトサイエンシズをX-プレーン無人垂直離着陸機の製造元に選定した。
Darpaが交付する契約はVTOL X-プレーン事業の第二段階と同社が発表。
オーロラ案はライトニングストライクLightningStrikeの名称で、ロールロイスAE1107ターボシャフトエンジンによりハネウェル製発電機三基を運転する。
オーロラは技術実証用に一機製作し、既存VTOL機の1.5倍の速度が実現すると同社は発表。フライトテスト開始は2018年ごろになる。
これだけではわかりにくいのでBreaking Defense記事から同機の特徴をまとめると、
You-Ain’t-Gonna-Believe-This Design Wins DARPA X-Plane Deal
- 契約規模は89.4百万ドル
- 分散電気推進方式
- 小型ダクテッドファン24基を搭載し、各ファンにモーターがある
- 主翼がティルトする
- 3基の発電機の容量は合計3メガワットで4,023馬力に相当
- 機体重量は10,000から12,000ポンドを狙う
- 巡航速度300ktはV-22より50ノット速い
- なお選考に敗れた三社は以下の通り
- カレムエアクラフト
- ボーイング
- シコースキー
- オーロラ案が最も先進的だった
- 成功すれば一気に電気飛行機が普及するかも
とのことです。
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