当方は決してガンマニアではないのですが、過日のニコン製ライフルスコープの話題が意外に反響を呼んだので別の記事も紹介する次第です。こんなライフルが狩猟用と銘打って一丁百万円を超えるとはいえ市販されるところにアメリカの怖さがありますね。さらに射撃照準命中の瞬間の画像が投稿されるに至っては狂気の沙汰と言わざるを得ません。皆さんはどうお思いでしょうか。
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Smart Rifle Lets Shooters Share Video on Social Media
POSTED BY: BRYANT JORDAN MARCH 22, 2016
精密誘導兵器の先端企業から新装備が登場した。
- トラッキングポイント社TrackingPointのナイトーグル半自動ライフルは5.56NATO制式弾を使い、照準発射すると音声および画像を記録できる。
- 同社報道発表には「リアルタイムでヴィデオ記録して生の状況を伝える情報量が増え、同僚や家族と共有できるようになりました」とある。
- スポーツや狩猟目的なら究極のソーシャルメディア投稿ができるだろうが、別の種類の射撃手なら例えば兵士にこの技術が必要かは疑問と言わざるを得ない。米陸軍はトラッキングポイント社製品含む精密誘導兵器をテスト中だが、軍の射撃結果がソーシャルメディアに投稿されては困るだろう。
- またYouTubeに自分の目でとらえた射撃記録のビデオが大量に投稿される可能性もある。
- 「もし軍で採用となれば、システムを改良し軍のニーズや要求内容に合うようにできますし、現在のシステムでも懸念される点は事前に解決できます」と同社広報のキンバリー・チュンはMilitary.comに電子メールで伝えてきた。
- 射撃結果の共有機能を使って射手が自ら暴力的な光景をインターネットで流布させれば、かならず「賢明でなく安全でもない形」でこの兵器を使うリスクが発生するとチュンも認めた。
- チュンはそのような投稿は自ら有罪を認めるのと同じで法廷では有罪立証に使われて服役刑送りあるいは死刑を招くだけだとも指摘。
- 「当社としても購入希望者の背景調査や場合によっては直接本人へ販売するか登録済み連邦火器販売店へ送付し、販売店が本人調査チェックをしてから手渡すことを考えています。この銃が誤った手に渡らないよう可能なことはすべて実施する所存です」
- ナイトイーグル半自動ライフルはナイトヴィジョン装置付きで$10,490になる。これはメーカー推奨価格で、同社は最初の100丁限定で$7,995の特別価格を提供する。
- その他の特徴としてラピッドロク標的確保制御システムがありコンピュータ誘導の引き金タイミング、目標命中を400ヤードで可能とし、移動目標は時速10マイルまで対応可能で、暗視装置および画像安定化機能で標的に接近することが可能だ。■
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