スキップしてメイン コンテンツに移動

★中国の見解:南シナ海で品格ある行動をとるべきは米国である



公平を期すため、中国の見解をお伝えしますが、皆さんは一読してどうお考えになりますか。全く反対の世界ではこう見えるのかということでしょうか。この論説の筆者は世界の情報に通じ論理的に訓練された方だと思いますがその背後には情報を与えらない諸々の人民があり、容易に情報操作が可能なら、また自説の展開を自信たっぷりと世界に発信する国家に説得が可能でしょうか。力による解決しかないのでしょうか。それにしても日本も英語で堂々と主張を伝える必要がありますね。本ブログの作者など喜んで無給でもそんな作業に従事したいのですが。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

Comment: U.S. should conduct itself with dignity in South China Sea

Source: China Military OnlineEditor: Zhang Tao
2016-03-08 16:370

BEIJING, March 8 (ChinaMil) -- 米軍は空母打撃群を南シナ海へ派遣するという強硬策に出たが、3月5日に同部隊が「これまでにない形で」中国艦船により「包囲された」と主張している。
  1. この発表を聞けば米軍が軍事力を誇示し南シナ海で緊張を作り出す真の意図で怪訝に感じる向きがあろう。またこのような行動による悪影響へも懸念が生まれる。
  2. 第一に、「航行の自由」とは南シナ海で騒ぎを起こす米軍の言い訳に過ぎない。
  3. 米報道によれば米太平洋艦隊報道官が3月3日に「米軍艦艇、航空機はかねてから西太平洋全域で作戦を実施している。南シナ海も含み数十年にわたり活動してきた」と発言している。
  4. このこと自体が南シナ海では航行の自由はこれまで問題ではなかったことの証明であり、米軍艦は他国の軍艦・商船と同様に何ら障害を受けずに長年にわたり同海域を航行している。
  5. 昨年10月、今年1月と米軍のUSSラッセン、USSカーティス・ウィルバーがそれぞれ中国の南沙諸島および西沙諸島の水域に中国政府の許可なく進入しておきながら「航行の自由」原則の保護措置だと主張した。
  6. このような行動は中国の主権と安全保障へ深刻な脅威であり、域内の平和安定を損なった。また国際法がうたう「航行の自由」の濫用であり、偽善と弱い者いじめという米国の本質をさらけ出したものだ。
  7. 二番目に、米軍は南シナ海で波を立て中国を封じ込めることで自国による支配を維持しようとしている。
  8. 南シナ海問題で米国は中国の自国主権防衛努力を「西太平洋の支配」を求めるものと主張し、中国が支配権を確立すれば、米国の全世界的覇権への挑戦になるとしている。
  9. したがって一部米国人が海上紛争を利用して中国封じ込めを主張している。米国のNavy Times報道では米軍「小艦隊」で「中国に対抗させ」るとしており、ここでも力の示威および南シナ海で波を立てることが真の目的だと露呈している。
  10. 三番目に、南シナ海での米軍の軍事冒険行動が地域内緊張の根本原因である。
  11. 太平洋軍司令官ハリー・ハリスは中国による南シナ海の「軍事拠点化」を議会公聴会で非難し、米海軍は今後も該当水域での巡視活動を継続すると述べている。
  12. ハリスは3月2日にニューデリーで一部国に「弱小国をいじめ強圧的に服従を求めようとしている」と国名を挙げずに発言したが、米軍のいわゆる「航行の自由」作戦と南シナ海での大規模な軍事力誇示が緊張を生み出しているのが実態である。
  13. 中国が駐留する諸島、環礁の沖合へ軍艦を派遣することで、両国の海軍・空軍部隊は近接距離で接触しており、ひとたび何かあれば事件につながる。一方で米軍の冒険主義によりフィリピンのような国が中国への挑発行為に自信をつけており、域内の安全安定で阻害要因になっている。
  14. さらに一部報道によればホワイトハウスは米軍が南シナ海で行っている軍事冒険行動を逐一把握していないという。
  15. 米空母が南シナ海に侵入したとの報道もまず軍が発表したが、ホワイトハウス報道官はその後の報道記者会見でUSSジョン・C・ステニスが南シナ海を航行するのは通常の空母活動の一環であり、「航行の自由」作戦ではないと述べている。このことから米軍と政権側に見解の不一致があるのがわかる。
  16. 最後に米軍が南シナ海の中国へのすべての挑発行動と示威活動を停止するよう希望し、両国間の相互信頼がこれ以上傷つかないよう望むばかりだ。
  17. 米国は中国と協調することで相違点を乗り越え、戦略的な判断ミスを回避すべきである。南シナ海問題を巡り再び米国が歴史的な戦略誤判断を繰り返すことがないよう希望する。
(本稿の執筆者上級大佐張軍社Zhang Junsheは人民解放軍海軍軍事学術研究所の研究員である。


コメント

このブログの人気の投稿

★★★★北朝鮮ミサイルが中国衛星で誘導されている可能性

中国も北朝鮮関連では叩けば埃がどんどん出そうですね。北京が見切りをつければ平壌の現政権など簡単に転覆させるでしょうが、中国国内にある北朝鮮とのしがらみ(おそらく共産党内部の派閥争い)と東北部の軍の非合法ビジネスの問題があり、米国といったん話がついても実施が難しいのでしょう。そのうちにしびれを切らした米国が単独行動に出るかもしれません。
Record China Is North Korea Using China's Satellites to Guide Its Missiles? 北朝鮮は中国衛星を使ってミサイル誘導をしているのか
Peter J. Brown May 23, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/north-korea-using-chinas-satellites-guide-its-missiles-20810?page=show

北朝鮮がミサイル発射を繰り返し米本土を狙うICBM開発に走る中、ひとつ見落とされている点がある。ミサイルに衛星誘導を使っているのではないか。北朝鮮に衛星航法ネットワークはないため、中国衛星を利用しているとの観測がある。 2014年報道で北朝鮮技術者が中国国内で北斗Beidou衛星航法システムの運用を研修中とある。同年の別の記事で中国軍専門官から中国は北朝鮮による北斗の軍事利用を止められないと発言している。 北斗以外に北朝鮮の選択肢として米露両国のGPSがあり、ロシアはグロナスGlonasと呼んでいる。 「グロナスの可能性もありますが、ミサイル誘導に北斗を利用している可能性の方が高い」と小泉 悠(未来工学研究所特別研究員、ロシア安全保障問題)がメールで述べており、ロシアは北の核実験後に武器および軍事関連技術の北朝鮮向け禁輸措置を取っているがグロナスが対象かは不明と小泉は述べる。 北斗衛星群打ち上げは1994年に始まり、現在は東アジア以遠まで展開している。北斗は民生商業用途と軍用の両面で利用され、軍用では妨害を受けず正確にデータが利用できる。 北朝鮮が北斗の軍用機能を利用しているか不明だが、民生用機能で精密誘導兵器を運用しているとは考えにくい。というのは北斗の民生機能は日米韓の電子妨害に弱く有事の際に北朝鮮が利用するのは困難になるためだ。 「特別のチップならびに中国の協力がな…

★★★破損機材二機からF-15を再生したイスラエル空軍の実力に脱帽

すごい。やはり国家の存続がかかった緊張状態を毎日続けて70年になる国は違いますね。イスラエルを敵に回したくないものです。 Meet the Israel Air Force unit that frankensteined a totaled F-15F-15二機の使用可能部分をつなぎ合わせて一機再生してしまったイスラエル空軍 By: Barbara Opall-Rome, May 15, 2017 (Photo Credit: Photo by Heidi Levine) http://www.defensenews.com/articles/meet-the-israel-air-force-unit-that-frankensteined-a-totaled-f-15
TEL NOF AIR BASE, Israel – ボーイングやロッキード・マーティンなど米企業がさじをなげたことをイスラエル空軍第22補給処が普通にやりとげてしまった。 2011年の事故でボーイングが喪失扱いと断念したF-15Bアローヘッドが飛行再開している。来月で事故から6年になる。事故は離陸直後にペリカンを空気取り入れ口に吸ったことで大火災が発生した。乗員2名は緊急着陸に成功したが、機体後部は完全に焼け落ち修理不可能と判定された。 その後三年余り、機齢35年の同機の処遇で議論が続いていた。機体の前方部は無傷なのでコックピットとエイビオニクスは予備部品にすればよいという声が出た。そこに第22補給処が前方部分と20年間も「機体の墓場」に放置されたままの単座型F-15の後部と接合する提案をしてきた。 「その案が出たのでボーイングに実施可能か照会したが、答えは返ってきませんでした」と第22補給処の指揮官マキシム・オルガド中佐がDefense Newsに語っている。「再度同社に聞くと、冗談と思って真剣にしなかったと判明したのです」 第22補給処は事故機の前方部分と20年間も「機体の墓場」で放置されていた別の機体の後部を接合した。 Credit: Photo by Heidi Levine ボーイングは声明文で第22補給処との協力関係は40年続いており、イスラエル空軍F-15の即応体制維持の一助となっている「同部隊のプロ意識や能力の高さには敬意を払っており、教えられることもあり相互に恩恵が生まれている」と述べた。 第…

★★★イージスアショア導入でミサイル防衛体制強化を目指す日本

LEAH GARTON—MISSILE DEFENSE AGENCY

防衛大綱にまで記述している以上イージスアショアの導入は固いところです。が、文中に指摘あるように対外有償軍事援助=販売として許認可を持つのは米政府ですので、今後の米中関係など他の影響も考慮すべきでしょう。ただし、中国の反対意見は無視するとしても、中国が沖縄と同様に国内反対派に火をつけることのほうが怖い気がしますが。
Japan May Acquire Aegis Ashore To Defend Itself From North Korean Missiles日本がイージスアショア導入を検討中。北朝鮮ミサイル防衛を目指す。The system is especially well suited for Japan's strategic needs, but China would not be pleased with seeing it setup on Japanese shores.日本の戦略的ニーズにぴったりだが、導入されれば中国がたまっていないだろう。BY TYLER ROGOWAYMAY 5, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/10012/japan-may-acquire-aegis-ashore-to-defend-itself-from-north-korean-missiles
日本がイージスアショアミサイル防衛装備の導入で北朝鮮弾道ミサイル脅威に効果的対応が可能になるか検討を急いでいる。 THAAD導入も検討したがイージスアショアの有効距離が大きいことで日本の地理条件に合い戦略上の狙いにも合致すると判断した。またイージスアショアが日本のミサイル防衛能力装備の水上艦と相互運用性がありセンサー、発射装置、迎撃体、運用方法を共通化できることも好条件だ。 価格も問題だ。ジャパンタイムズは「THAAD一個部隊は1,250億円で全土防衛に6隊が必要だ。イージスアショアは800億円程度で二個編成で同じ面積をカバーできる」と伝えている。イージスアショアはPAC-3ペイトリオット部隊と陸上配備ミサイル防衛の二重構成とし、短距離、中距離弾道ミサイルが大気圏再突入後に迎撃する。 イージスアショアはルーマニアのデヴェセルに導入済みだ。AP 日本の地理条件…