Defense Robots May Get Hi-Tech Skin that Feels – and Includes Camo
ピクセル多数で構成したロボット表皮は厚さ5ミリで、64個のピクセルはそれぞれ4ミリの大きさ。5倍から6倍まで伸ばしながら発色変更が可能だ。Photo courtesy of Organic Robotics Lab, Cornell University.
アトラスはDARPA開発のヒト型ロボットでまだ開発途中だが、ヒト同様のやわらかで弾力性ある皮膚を付ければ一層人間らしく見えるようになるかもしれない。軍はアトラスをヒトより先に現場に投入する装備にしたいとしている。
- 表皮は超弾力性発光型コンデンサーhyper-elastic light-emitting capacitorの名称で今は圧力しか感知しないが、軍用ロボットとしてカメレオン同様に周りの環境に溶け込む能力が期待されている。
- 新型表皮は米陸軍と空軍の予算で開発されコーネル大とイタリア技術院の共同作業で、論文がサイエンス誌に発表された。論文では表皮が発光すると報告している。素材は驚くほど薄いゴム膜を独立制御ピクセルと配置し、タコと同様に発色を変えることができるという。
- 研究にあたったロバート・シェパード(コーネル大機械工学航空宇宙工学助教授)は「ピクセル単位で色を変更でき、ロボットに装着させて表面色を変えることができるようになった」と述べている。
- 「これがどんな意味を持つか。まず、ロボットが日常生活の一部に入ってくることで、人間と感情面でのつながりが増えることが重要だ」とシェパードは述べている。「発色を変えることができれば気分や部屋の雰囲気に対応してヒト-ロボットの関係が変わってくる」
- ロボットに皮膚が与えられれば、ヒトはこれまで以上にロボットと感情的なつながりが生まれる。ドイツのデュースブルク=エッセン大学の研究ではロボットが虐待されるのを見るヒトがロボットに同情を示し、気分を悪くするのが判明した。実現すればヒトのストレスを緩和する効果が期待できそうだ。
- ロボットにカモフラージュ可能なやわらかい皮膚を与える構想は実は他にもある。DARPAが資金提供した事案では膨張可能なロボットアームで看護機能を実現しようとしており、これが映画ベイマックスの風船形状のロボットの発想のもとになっている。■
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