16年も小規模戦闘、対テロ作戦に忙殺されているうちに世界が変わってしまい、あわてて米陸軍が新環境に適応しようとしています。中国やロシアを相手にした大規模作戦を再び想定するわけですが、湾岸戦争のような圧倒的な戦勝を得るのは難しいと覚悟しているのでしょうか。 Army to Unveil New Major Land War "Operations" Doctrine 米陸軍が発表予定の新作戦方針は大規模会戦を想定 Scout Warrior - Oct 4, 10:53 PM https://scout.com/military/warrior/Article/World-War-II-Marianas-Turkey-Shoot-was-Likely-Most-One-Sided-Air-101459884 米陸軍はまもなく「FM3.0作戦」構想を発表し、将来の大規模機甲部隊の衝突に米軍と同等の戦力を有するロシア、中国を想定し陸軍の体制を整え、米軍の優位性を守る。 陸軍内で将来の脅威対象の検討が続いており、陸戦環境の変化を念頭に上層部は全地球単位の状況変化のため陸軍も運用構想を刷新する必要が生まれたと語っている。 新規の「作戦」構想は米陸軍協会年次総会の席上で発表される予定で、現行の「FM3.0完全版」を補足する。FMとは野戦マニュアルの略で数年前に初版が発表された。. 新編の著者によれば3.0の内容は大部分維持しつつ、一部を改定・追加したという。FM3.0が編纂されたのはロシアのウクライナ攻撃前であり、米陸軍はアフガニスタンにかかりきりで、南シナ海の緊張は表面化していなかった。リッチ・クリード大佐Col. Rich Creed(フォート・レヴンワース駐屯混成部隊指揮官)がScount Warrior独占インタビューに答えてくれた。 「陸軍は大規模戦闘でほぼ同格の敵と地域規模での作戦実施に備える必要がある。想定シナリオは以前とは大違いだ。過去の作戦構想から教訓と経験を抽出しているが、大規模陸戦実施にはしっかりした戦術と手順が必要だ。実情に応じ指導原則も変更していく」 クリード大佐の説明では新規構想は2011年から2012年にかけて編纂された合同陸上作戦構想からの自然進化であり、冷戦時代の
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