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シリアで何が起こっているか② 米海兵隊が猛烈な火砲支援を展開

Marines in Syria fired more rounds than any artillery battalion since Vietnam — and burned out 2 howitzers in the process シリアの米海兵隊がヴィエトナム戦以来最大の砲弾発射、榴弾砲二門が熱でつぶれる 米海兵隊第11遠征部隊がM777りゅう弾砲を北部シリアで不朽の決意作戦の一部で運用中。 March 24, 2017. Photo By: Lance Cpl. Zachery Laning Christopher Woody Feb. 6, 2018, 8:12 PM http://www.businessinsider.com/marines-in-syria-fired-more-artillery-than-any-battalion-since-vietnam-2018-2 ISISと戦う米国支援を受ける勢力を助けるため海兵隊がヴィエトナム以来最大の砲撃を展開した 火力支援の規模は巣覚まし宅りゅう弾砲二門が使えなくなってしまったほどだ イラク、シリアのISISはここにきて弱体化しているが戦闘員がいまだに孤立した拠点を防御している 海 兵砲撃大隊がラッカ(シリア)でISISと戦うシリア民主軍を助けるため24時間にわたる火砲支援を行い、この40年間で最大規模の攻撃となった。途中でりゅう弾砲二門が破損するほどだった。  「この五か月で最大規模の砲撃で、海兵隊はもちろん陸軍砲撃部隊でもこれだけ規模はない。ヴィエトナム戦争以来最大だ」と統合参謀本部顧問の陸軍上級曹長ジョン・ウェイン・トロクセル Army Sgt. Major. John Wayne Troxell が語っている。  砲兵大隊は火砲18門を装備し第11海兵遠征部隊所属で2017年3月に北部シリアに展開を開始している。155mmのM777りゅう弾砲を運用する。  同部隊は34千発を発射してイラク侵攻を支援し、砂漠の嵐作戦では陸軍砲兵隊とともに730門のりゅう弾砲で30千発以上を発射しているとMarine Corps Timesがまとめている。  トロクセル曹長は11月にラッカ攻略戦でりゅう弾砲の発射が増え、二門の砲身が

シリアで一般市民を攻撃し撃墜されたロシアSu-25パイロットはなぜ死亡したのか

これまでロシア機が好き放題に対地攻撃していたのですが、この事件で低空飛行を避ける通達が出るなど影響が出ています。これを機会にロシアの蛮行が国際社会で糾弾されるといいのですが、どうせロシアは対応しないでしょうね。War Is Boringの記事です。 A Russian Pilot Died While Attacking Civilians in Syria シリア一般市民を攻撃したロシアパイロットが殺害された 反乱勢力がロマン・フィリポフ操縦のSu-25を撃墜 Insurgents shot down Roman Filipov's Su-25 撃墜されたSu-25SM識別番号06の尾翼 Feb. 3, 2018. Jaysh An Nasr photo. February 6, 2018 Tom Cooper https://warisboring.com/49844-2/ 2 017年12月11日、ウラジミール・プーチン大統領はロシア空軍(VKS)隊員にシリア国内フメメム基地で演説し、中でもシリアからの撤退に触れた部分が注目された。  だがプーチン演説はVKS機材乗員を本国からの交代配備を隠蔽する意図があった。ロシア機は30から40機で変動がない。また2017年11月からロシアは連日最大100回の出撃を行っており、イランが支援する戦闘員集団によるイドリブ東部襲撃を支援している。  ここ二年にわたりロシア空爆はシリア反乱勢力や一般市民を標的にし、反乱分子撃滅を狙う聖戦主義勢力を支援している。  無防備の一般市民には武装反抗の動きはない。そのためVKSパイロットは一層大胆に一般市民攻撃に集中している。Su-25攻撃機が低空から一般市民の車両をロケットや機関銃で攻撃するのがよく目撃されている。2018年2月1日にはSu-25で低空攻撃中に地上砲火が命中する例が現れた。ただし同機はフメメム基地に帰還したと見られる。  その二日後の2月3日にロマン・フィリポフ少佐が操縦するSu-25SMが撃墜された。同機はマアサラン村郊外で移動中の難民を攻撃していた。  同機を撃墜した武器が何だったのかは興味深い点だ。撃墜の二日前に出回った報道ではトルコ支援を受ける反乱勢力がシリア北部でクルド人戦闘員部隊を攻撃したと

シリアで化学兵器投入の兆候、ふたたびシリア懲罰攻撃が話題に上るのか

気になるニュースです。シリアで化学兵器が投入されているようです。昨年、懲罰的に米海軍がトマホークミサイルを撃ち込んだのですが、平気でうそをつく政権には何も答えていなかったようです。ロイター記事をビジネスインサイダーが掲載しています。 Disturbing video shows what Syrian rescue workers say is another chlorine gas attack シリアで塩素ガス攻撃が再度実施された模様 Lisa Barrington, Reuters http://www.businessinsider.com/r-rescuers-doctors-in-syrias-rebel-held-idlib-says-chemical-gas-used-2018-2 シリアのイドリブ地方で塩素攻撃を受けた被害者。 Screenshot/Twitter via White Helmets 救援スタッフや医師団によれば少なくとも9名がイドリブ地方のサラケブに投下された塩素ガスで負傷した。 救援スタッフ、医師団は政府軍が塩素ガスを首都ダマスカス近郊ゴウタの反乱勢力拠点にも投入したと非難。1月に三回投下された。 ドイツ政府がイドリブ、東ゴウタでの化学兵器投入の完全調査を求めている。 シ リア北西部で化学薬品が空中投下され住民少なくとも9名が呼吸困難を訴えている。救援スタッフ、医師団が2月5日に発表した。 シリアアメリカ医療学会(SAMS)はシリア国内の病院運営を援助する慈善団体で所属医師団がイドリブで患者11名で「塩素使用を示す症状」ガ見つけたと発表。 ホワイトヘルメッツ民間防衛団体の化学兵器チームはロイターに9名中3名で「呼吸困難障害」が見つかったと伝えている。 化学ガスを封印したドラム缶二個が4日夜にヘリコプターから投下されたとも言っている。 シリア政府は化学兵器の投入を一貫して否定し、今年で8年目になる。 日曜日夜にシリアのイドリブ地方で反乱勢力が占拠する市町村で空襲が激化したが、前日に反乱勢力がロシア軍用機を撃墜しパイロットを殺害していた。 シリア大統領バシャール・アサドはロシア空軍力とイラン支援を受けた武装勢力に助けられシリア全土の統治奪回を

★シリア上空でF-22を追い払ったとロシアが発表しているが....

U.S. F-22 Raptor Allegedly Interfered With Russian Su-25s Over Syria And “Chased Away” By Su-35S, Russian MoD Claims シリア上空でロシアSu-25を妨害してきた 米F-22ラプターを Su-35Sが追い払ったと ロシア国防省が発表   By David Cenciotti Dec 09 2017 - 55 Comments https://theaviationist.com/2017/12/09/u-s-f-22-raptor-allegedly-interfered-with-russian-su-25s-over-syria-and-chased-away-by-su-35s-russian-mod-claims/ F-22一機とSu-25(2機)およびSu-35S(1機)がシリア上 空で遭遇する事件が数週間前に発生したのか。詳細は 不明だがCENTCOM(中央軍司令部)は「真実ではな い」と述べている。 ロシア報道では遭遇場所はユーフラテス川西方で11 月23日のことだ。ロシア国防省報道官イゴール・コ ナシェンコフ少将は「米国がロシア軍の任務をまた 妨害しようとした」と述べる。 ロシア報道ではF-22がイスラム国空爆中のSu-25編隊 を妨害してきたのでSu-35Sが緊急発進したとある。 スプートニクが以下伝えている。 「米F-22はロシアSu-25攻撃機二機の任務実施を妨害 してきた。F-22が熱フレアを放出しエアブレーキで 機体制御してきたのは戦闘同様だった」 ロシア国防省は「ロシアの多用途高性能戦闘機Su- 35Sが加わると米戦闘機は危険行為をやめ、イラク空 域に逃げていった」としている。 本当は何があったのか。以下の説明が必要だ。 そもそもF-22がなぜ単機で飛行していたのか (実はもう一機が近辺を飛んでいたのでは) なぜステルス機のF-22がフレアを放出したうえ 異常行動をとったのか (直接交信できないた め米パイロットがロシア側に注意喚起したの か) F-22は「力の示威」ミッションにあたっ

噂は本当か、イスラエルF-35にシリアSAMが命中(大いに疑わしい)

噂が噂を呼びそうですが、中東の空は込み合っており、事実誤認の可能性は十分あります。また情報戦の様相もあり、今後もこの話には尾ひれがついて当分話題に上りそうです。 Did a Russian Missile Really Hit an Israeli F-35? ロシアミサイルがイスラエルF-35に命中していた?   Michael Peck October 26, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/did-russian-missile-really-hit-israeli-f-35-22926?page=show ロシア製対空ミサイルがイスラエルの新鋭F-35ステルス戦闘機に命中していたのか。 ロシア寄りメディアによれば今月S-200地対空ミサイルがシリア上空でイスラエルF-35Iに命中したという。イスラエルはF-35一機が損傷を受けたことを認めている。ただし、バードストライクとしている。 発生したのは10月16日でイスラエルはシリアSAM陣地をダマスカス郊外で攻撃したと発表。レバノン上空を飛行中のイスラエル偵察機にシリアがSAMを発射した2時間後の攻撃だった。陣地は破損し、イスラエル空軍に被害なしとイスラエルは発表。偶然の一致なのか同日にロシア国防相セルゲイ・ショイグ Sergei Shoigu がイスラエルに到着しベンジャミン・ネタニヤフ Benjamin Netanyahu 首相、アヴィグドル・リーバーマン Avigdor Lieberma n国防相と会談している。 ただしロシア軍事動向特にシリア内戦への介入を追うウェブサイト Southfront.org によれば話は全然違う。「入手した情報によればシリア国防軍はS-200をイスラエル軍用機に発射した」とある。 SouthfronはF-35が原型が1960年代のミサイルの命中を受けたと報じている。「ソ連製ミサイルはシリア軍が運用する中で最高性能の長距離劇劇手段だ。今回は近代戦で旧式装備が活躍したことになる」 ただし同サイトの裏付けは弱い。イスラエルがシリアミサイル陣地攻撃を発表して数時間後にイスラエルメディアがF-35一機が二週間前にバードストライク被害にあっていたと報道。同機は無事着陸

★★米海軍F/A-18がシリア空軍Su-22を撃墜

週末は米駆逐艦海上事故に目を奪われていましたが、シリア上空でも大きな事態が展開していました。時あたかもラッカ陥落を目指す最終段階に入ったようでISIS組織は壊滅に近づいてきたようですが、シリアと背後にいるロシアが不穏な動きに出そうです。   (U.S. NAVY PHOTO BY MASS COMMUNI   USN F/A-18E Super Hornet Shoots Down Syrian Su-22 Fitter Attack Jet  米海軍F/A-18Eがシリア空軍Su-22攻撃機を撃墜 The unprecedented engagement could lead to a rapidly escalating security situation in the skies over eastern Syria. 今回の交戦でシリア東部上空で急速なエスカレーション発生か   BY TYLER ROGOWAY JUNE 18, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/11635/usn-fa-18e-super-hornet-shoots-down-a-syrian-su-22-fitter-attack-jet 6月18日、シリア戦場で大きな進展が発生した。戦略上でも今後の戦闘の行方にも影響が出るかもしれない。詳細は明らかでないが、ペンタゴン他の発表によれば米海軍のF/A-18スーパーホーネットがシリア空軍のSu-22フィッター攻撃機をジャディンJa'Din近郊で撃墜した。同アルタブカ Al Tabqa にあるシリアの重要なダム付近であり、イスラム国が首都と自称するアル・ラッカAl Raqqaの西にある。 現地時間4:30ごろアサドに近い勢力がジャディン攻撃を開始した。同地は米国が支援するリシア民主勢力軍(SDF)が占拠中。SDFは死傷者が発生し撤退を余儀なくされた。連合軍航空部隊が威嚇し、敵超低空高速飛行し、おとりデコイを投下して攻勢を止めようとした。策が効果を出し航空隊の出撃要請は出なかった。 通常どおり米主導連合軍は「衝突回避」ホットラインでロシアを呼び出し攻撃をやめさせようとした。すると地上戦闘開始後2時間