米国からのM1A1戦車に加え、英国から劣化ウラン戦車用弾薬の供与をウクライナが受ける 米 軍は、ウクライナへのM1エイブラムス戦車の納入を早めようとしており、最初の車両はウクライナに秋ごろ到着する予定だ。この納期短縮は、新型M1A2ではなく、改修M1A1型戦車を供給する決定にしたことが大きい。 米国防総省報道官パトリック・ライダー空軍准将は、本日の定例記者会見で、エイブラムス戦車をウクライナ軍に譲渡する計画について新しい詳細を説明した。米当局は1月に、M1の31両をウクライナ軍に譲渡すると正式発表したが、引き渡し実現が2024年になる可能性もあるとしていた。 「前回の発表以来、我々は装甲能力(M1戦車)をできるだけ早く提供する選択肢を模索してきた」とライダーは述べた。「最善の方法についてさらに調査・分析した結果、DODはウクライナと緊密に連携し、エイブラムス戦車M1A1型を提供することを決定しました。これにより、納期を大幅に早め、今年秋までにウクライナに提供することができるようになる」。 米国防当局者は、ウクライナへのエイブラムス戦車の納入を加速させるための取り組みが進行中であり、より多くの情報が提供されることをThe War Zoneに確認していました。それは、納入計画やスケジュールの変更に関する他機関からの報告に続くものであった。 「それに取り組んでいます」。ホワイトハウスの国家安全保障会議(NSC)の戦略的コミュニケーション・コーディネーター、ジョン・カービーは、今日のMSNBCインタビューで次のように述べた。「国防総省は、できる限り迅速に作業しており、進行中の調整について詳しく説明することになるだろう」。 ライダーは、最初のエイブラムスがウクライナ軍に納入される時期や、実際に運用に入る時期について、具体的なスケジュールを提示しなかった。ウクライナ兵士が戦車の操作や整備を行えるように訓練し、熟練したレベルに到達するまでには相当な時間がかかるだろう。 欧米の最新鋭の重装甲車が物理的に納入されても、直ちに実戦投入に結びつくわけではない。ウクライナ向けM2ブラッドレー歩兵戦闘車は2月に欧州に到着し、ウクライナの兵士が訓練を受けたが、戦闘に参加したという明確な兆候はまだない。 本日の報道によると、M1A2ではなくM1A1改修車両を送ることにしたのは、訓練や物流の必要性
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