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T-50(ロシア第五世代戦闘機)の開発状況

More Sukhoi T-50s To Fly In Next 12 Months aviationweek.com Mar 12, 2010 スホーイはT-50試作機 を新たに3機追加し、今後一年間かけて飛行テストを実施する。ロシアの第五世代戦闘機開発の計画が同国高官から漏れ伝わってきた。 プー チン首相がT-50の静止試験用機体とコックピットのシミュレーターを視察した。 プーチン首相とスホーイのトップ・ミハイル・ポゴシヤ ンの一致した見方はT-50の配備開始を2015年とするもの。一方、プーチン首相は同機の配備前には合計2,000時間の飛行テストが必要と見ている。 そ こでスホーイは急いでテスト用機材を増強しようとしている。 スホーイによると二号機のテスト合流は今年中、三号機四号機は2011年と なる。 スホーイ開発陣はT-50の開発期間の短縮を専用のシステム統合手段により実現しようとしている。従来の開発では操縦系統の チェック用、エイビオニクスの試験用にそれぞれ別の機体を使用していた。 これがT-50 ではT-50- KNS と呼称される地上確認 用の機材を準備しているようだ。 スホーイのコムソモルスク工場内で同機を使い、生産工程の新技術を実証している模様。飛行テスト用T- 50-1試作機ではこの恩恵を受け、飛行三回目で24度の迎え角飛行が実現できたという。 T-50担当主任技術者アレクサンダー・ダビ デンコによると同機の外表面のおよそ7割が複合材料で構成され手いるという。 操縦席ではスマート・デジタルシステムによりパイロットの 作業量が軽減されているという。 同機のデジタル飛行制御システムは Su -27よりも3割軽量化されており、故障あるいは戦闘時に損傷が あっても復旧が可能という。 4月には飛行テストはモスクワ近郊のグロモフ飛行テスト研究施設に移動する予定という。 ロ シア空軍が2008年からこれまでの放置から再拡張に入った中、同機の開発はスホーイが今後の空軍の要求水準に応える能力があることを証明するものとなる。 ロシア国 防計画によると2020年までに合計1,500機の作戦用航空機、ヘリコプターならびに200基の防空ミサイルの導入をめざすことになっている。このうち 航空機の8割が新型機となる。 ロシア航空宇宙産業の課

ロシア空軍の再編は成功するか

Russian Military Aircrew Numbers Tumble aviationweek.com Dec 16, 2009 1. ロシア空軍の乗員総数は40%削減される。空軍編成を新しい運用・指揮命令系統にあわせるもので年末までに実施される。 2. 空軍司令官アレクサンダー・ゼーリン上級大将が夏に大規模な組織改正案を発表。より広範な種類の脅威に対応すべく機動力を持った組織に変貌させるのが目的だった。同大将によると新しい空軍組織は運用司令部、各空軍基地および航空宇宙防衛旅団(航空機・ミサイル対応)数個編成となる。 3. 既存の空軍および防空軍は運用司令部計4をサンクトペテルスブルグ(総司令部)、ノボシビリスク、ハバロフスク、ロストフォンドンに置くことで代替される。 4. そのほかの組織として長距離航空軍(旧第37戦略航空軍)、軍事輸送航空司令部(第61航空軍を元に編成)および航空宇宙防衛戦略軍 (旧 特殊任務部隊としてモスクワおよびロシア中央部防衛を担当)があり、最後の部隊は宇宙軍と運用を調整し、ロシアを大陸間弾道弾含む宇宙からの脅威から防衛する任務がある。 5. 組織改変後の空軍の中核は合計31の空軍基地と航空宇宙防衛旅団合計13編成で、部隊数は現在の340から180になる。乗員は現在の12,000名が7,000名に削減される。とくに将校は65千人が38千人になる。 6. この結果、旧式機が第一線を退き、空軍全体の即応度は高まる。2020年までに保有機の7割を新型機ないし性能改修機で構成しようという野心的な計画だ。 7. スホーイSu-35S(Su-27フランカーの発展型)の引渡しが2011年より始まる予定。同機により空軍は多用途重戦闘機として第五世代戦闘機PAK FAの実用化(2015年以降)まで主力戦力とする。PAK FAプロトタイプ(T-50)の初飛行は遅れており2010年はじめとなる見込み。. 8. さらに空軍は生産型のSu-34攻撃機の受領を2010年に開始し、Su-24Mフェンサーの後継機種とする。MiG-31Bの性能向上改装も進行中。 9. 空軍の組織変革は陸軍でも平行して進行中。1,900近くの部隊を常備即応部隊172にし、機械化装甲戦車師団20を複合39旅団と戦車旅団2に変える。