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ロシア潜水艦作戦が冷戦時の水準に復帰、狙うのは.....

Russia's undersea naval activity is at record levels, and NATO is worried about a crucial lifeline to the world   ロシア潜水艦活動が記録的レベルになり、NATOは世界経済に必要なライフラインの安全を懸念 ロシア原子力潜水艦ドミトリ・ドンスコフがデンマークのGreat Belt Bridge の下を通りサンクトペテルブルグへ向かった。2017年7月21日。Scanpix Denmark/Sarah Christine Noergaard via Reuters Christopher Woody   Dec. 24, 2017, 11:04 AM http://www.businessinsider.com/russia-increased-naval-activity-threatening-undersea-cables-2017-12 米国とNATOはロシア海軍が活発にヨーロッパ周辺で展開している 潜水艦の動向から世界経済の要である海底ケーブルの脆弱性への懸念が高まる NATO、米側も対応として対潜能力の増強と指揮系統の変更を実施中 海底ケーブルを狙うロシア潜水艦の動きに注意 ロ シア海軍の北大西洋での水中活動が今までにない規模になりNATOは海底ケーブルへの攻撃を懸念する。北米、ヨーロッパその他世界各地がケーブルで結ばれている。 「ロシア海軍の水中活動は海底ケーブル付近でこれまで見たこともない規模になっている」と米海軍アンドリュー・レノン少将 Rear Adm. Andrew Lennon (NATO潜水艦部隊司令官)がワシントンポストに語っている。「ロシアは明らかにNATO加盟国の海底インフラを狙っている」 ロシア潜水艦が関心を示している民間企業所有の光ケーブル通信線網は世界各地の海底に敷設され、通信量の95%、毎日10兆ドルの商取引がここを通じて成立している。 情報の流れを遮断すればインターネットも使えなくなり、他方でケーブルを盗聴すれば膨大なデータフローが把握できる。ケーブルは脆弱であり、これまでも船舶の錨で損傷を受けたこともある

アルゼンチン潜水艦サンファン消息を絶つ 艦内で何があったのか

消息を絶ったのは現地時間先週水曜日のことで乗員の生存は絶望的でしょう。記事どおりなら推進機関はAIPだけだったのでしょうか。にわかに信じられませんが、乗員の資質とともに艦内での事故が発生した可能性はありますね。ドイツ製潜水艦はここにきて色々トラブルが発生しているようです。国の経済が国防にしわ寄せを与え、人命が失われたのならジレンマそのものです。 What Happened to Argentina’s Missing Submarine? アルゼンチンの消息不明潜水艦内で何があったのか The ARA 'San Juan' is the pride of the Argentine fleet ARAサンファンはアルゼンチン海軍の誇り WIB SEA November 20, 2017 Robert Beckhusen http://warisboring.com/what-happened-to-argentinas-missing-submarine/ 追記 11/20/17: 消息を絶った当日にサンファン艦長が蓄電池不良と「電気故障」の報告があったとアルゼンチン海軍が発表した。同艦捜索中の艦船二隻が「艦体に工具をぶつけるような音」を聴取したとCNNが11月20日に報じている。 遭難の事実関係 アルゼンチン潜水艦ARAサンフアンが乗員44名を乗せ消息を絶ち同国軍史上最も深刻な事故になった。かすかな望みの衛星通話発信も虚報と判明。 捜索救難活動に7カ国13隻が投入され英国も南ジョージア諸島からHMSプロテクターはじめ数隻を派遣し、米海軍は潜水救難装備を提供している。 アルゼンチン海軍広報官は同艦で何が起こったか把握できていないと述べた。 考えられる状況に通信途絶、エンジン故障、あるいは壊滅的な火災や爆発がある。 サンファンの位置が最後に確認できたサンホルヘ湾はアルゼンチン東部にあり、通常の作戦海域より浅い。 ARA ‘San Juan.’ Argentine navy photo サンファンのあらまし サンフアンは全長216フィート、ドイツNordseewerkeが1970年代末に建造したTR-1700級通常型攻撃潜水艦の二号艦で潜航時最高速25ノット、浮上時

★中国空母への日本の対抗策は潜水艦だ

潜水艦を抑止力ととらえ、中国にはせいぜい高価な兵器を整備させ作戦上使えなくさせれば旧ソ連のように防衛力が破綻するかもしれませんね。要は日本が中国の上を行く戦略をとればいいのです。相手は数の威力や大きければいいと考えているきらいがありますからね。そうなると潜水艦の整備も重要ですが、それを支援する体制中心に海自が組織されていくかもしれません。沈黙の部隊の隊員の皆さんには頭が上がりませんね。 Here Is How Japan Plans on Killing China's Aircraft Carriers 日本は中国空母をこうして攻撃する   Zachary Keck November 5, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/here-how-japan-plans-killing-chinas-aircraft-carriers-23053?page=show 中国が空母を複数運用する日が近づく中、近隣国や米国は対応策を準備しているはずだ。特に中国の伝統ライバルと言ってよい日本で顕著だ。ただ日本には経済効果が高く有効な手段がすでにある。潜水艦部隊だ。 中国が旧ウクライナ空母を改修し遼寧として就役させたのは2012年のことだ。だが同艦の戦闘能力は限定的で建造中の国産空母の練習用に使っている可能性が高い。国産一番艦は今春進水ずみで、人民解放軍海軍(PLAN)での供用は2020年になりそうだ。国防分野に造詣が深い編集者デイヴィッド・マジュンダーは同艦は遼寧と比較しても大きく変わった点はないと述べている。とくにスキージャンプ式発艦方式が継承されているのが大きい。だが国産二番艦では技術が大幅に進歩し、蒸気カタパルトや最終的に電磁式カタパルトの搭載も予想される。マジュンダーは中国人軍事アナリスト発言を引用し「002号艦は遼寧(001)は001Aと全く異なり、米海軍空母に似た艦容になる」という。 中国空母は最終的に6隻になると見られ、兵力投射能力が大幅に伸びる。日本含む各国も対抗を迫られる。北京は敵空母打撃群への攻撃手段を開発中で対艦弾道ミサイルのDF-21D「空母キラー」には制御可能再突入体(MARV)があり発射後に飛翔経路を変更し空母の移動分を補正できる

★★中国が開発成功したと自称するポンプジェット推進で潜水艦戦が一変する?

ポンプジェットは日本が受注に失敗したオーストラリア案件でも話題に出ましたね。今のところ日本では採用の動きがないようですが、この分野に詳しい方のコメントをお願いします。 Did China Just Create the "Holy Grail" Of Submarine Technologies? 中国は潜水艦技術の「至高の目標」を実現したのか   Dave Majumdar July 6, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/did-china-just-create-the-holy-grail-submarine-technologies-21436 中国人民解放軍海軍(PLAN)が電動ポンプジェット推進方式潜水艦技術の開発に成功したと発表している。事実なら西側の潜水艦より静寂な潜航が実現することになる。 従来型のプロペラ式推進では機械的に駆動軸で回転力を得ているが、中国が新開発したと主張する縁推進方式では電動モーターを推進器側板に組み込む。 「縁推進方式ポンプジェットには円形電動モーターを側板内部に取り付ており、弁ローターを回転させてポンプジェットの空洞を作り推進力を得る」とサウスチャイナモーニングスターが報じている。 駆動軸がない潜水艦は静かになる。その分探知が難しくなる。中国は新型推進方式はキャビテーションを減らし、音響特性で探知されにくいと主張している。 PLANのMa Weiming少将が「研究チームが世界をリードする技術を実現し、次世代原子力潜水艦に搭載する」と同紙で述べている。「我が国の技術は米国を凌駕し、米国より先に同技術を完成させた」と述べたと同紙は伝えた。 同少将は新型ポンプジェットはPLANの次期原子力潜水艦に搭載するとし、095型攻撃潜水艦、096型弾道ミサイル潜水艦を想定している。しかしながらPLANから新型艦がこの技術を搭載するとの発表はまだ出ていない。 米海軍はポンプジェット式推進技術をロサンジェルス級、シーウルフ級、ヴァージニア級の攻撃型潜水艦に搭載している。計画中のコロンビア級原子力弾道ミサイル潜水艦にも採用する。コロンビア級では統合発電推進方式で永久磁石により駆動軸を回

★★★そうりゅう級の後継艦に世界が注目する理由

確かに現実には無理と思われても、原子力潜水艦は米国、ハイテク通常型潜水艦は日本と分担し、米国向けに日本が潜水艦を建造すればすべて解決するんですが... The Driveは自動車専門ウェブですが、ちゃんと国防関係のコーナーもあるのですね。やはり軍用となると技術レベルも現実の制約から自由になりますからね。記事では次期28SS潜水艦の一部しか紹介していません。機密事項ですからリサーチも限界があったのでしょう。ご了承ください。 Japan Goes Back To The Future With Lithium-Ion Battery Powered Submarines Diesel electric submarines may be on the verge of returning to their simpler roots with the help of lithium-ion batteries. BY TYLER ROGOWAY  FEBRUARY 17, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/7747/japan-goes-back-to-the-future-with-lithium-ion-battery-powered-submarines JMSDF ほぼ一世紀に渡りディーゼル電気推進式潜水艦は浮上してあるいは水面近くでスノーケルによりディーゼル発動機で鉛電池を充電してきた。このため脆弱で潜航しても数時間、長くて数日間が限度だった。大気非依存型推進(AIP)技術が革命的にこれを変革した。AIP搭載ディーゼル電気式潜水艦の性能は遥かに高価な原子力潜水艦の域に近づいており、ディーゼル機関と電池だけで隠密理に行動できるようになった。 AIP技術は多様で、最新のものにスターリングエンジン、フランスがMESMA(自律型潜水艦エネルギーモジュール)と呼ぶ密閉型蒸気タービン、燃料電池があり、潜航時間が大幅に延長された。それぞれ長所短所があり、性能より費用、構造、技術リスクが重要だ。 例としてスウェーデンのゴットランド級ではAIPにスターリングエンジンを採用したが、大掛かりな液体酸素酸化装置が必要で、それ自体にも危険があるが、ガス注入で別の危険も

★米海軍の「極秘」潜水艦にロシアが神経を尖らせる理由がある

結局三隻しか建造されなかったシーウルフ級は特別な存在のようです。その任務内容が明らかになることは多分ないでしょうが、相当重要な任務についているようです。北極海での活動用に特別に改装されているようです。 The 'Secret' Submarines the U.S. Navy Doesn't Want to Talk About (And Russia Fears) 海上公試中のUSS Seawolf Wikimedia Commons/Public domain. David Axe November 19, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/the-secret-submarines-the-us-navy-doesnt-want-talk-about-18463 2013年8月、米海軍の攻撃型原子力潜水艦USSシーウルフがワシントン州ブレマートンを出港し、1997年就役以来五回目あるいは六回目の任務についた。 一ヶ月後、第六艦隊がノルウェー駐在米大使がハアコンスベルン軍港に寄港中のシーウルフを視察する写真をFlickr上に公開した。ワシントン州から数千マイルの距離だ。 同艦は北極海を潜行してノルウェーに着いたのだ。 沈黙の部隊 米海軍は潜水艦部隊について口を閉ざしている。潜水艦の最大の利点はステルスだ。70隻ほどの潜水艦部隊でシーウルフは姉妹艦コネチカット、ジミー・カーターとともに特に秘匿性が高い。 シーウルフ級各艦をグーグル検索しても何もわからない。 シーウルフの公式ホームページは閉鎖されている。シーウルフの外観写真は2009年時以来見られない。 シーウルフ及び姉妹艦は特別な存在だ。新型で大型高速で重武装の同級は他の攻撃型潜水艦と一線を画し、一隻およそ30億ドルの費用がかかっているが数億ドル相当の特別装備が搭載されワシントン州で特別戦隊に編入されている。 一回航海に出ると数ヶ月帰港せず、しかも出動の公表は一切ない。シーウルフ乗組員の配偶者は同艦の動きは「全く予想できない」と表現している。 一方で同級の秘密ミッションは成功を収めている。2007年にシーウル