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北京がTHAADの韓国導入に反対する理由は 北朝鮮ICBM発射の余波

なるほど中国がTHAAD導入にあれほど反対しているのはマスコミが言うようなレーダー探知距離の問題ではないことがよくわかりますね。北朝鮮についてはあれこれコメントがあると思いますが、米韓日の各国が比較的冷静に対応し、特に韓国が現実を直視した防衛対応をとることになれば雨降って地固まるでしょうか。 South Korea, U.S. in Talks to Increase Regional Ballistic Missile Defense Capability By: Sam LaGrone February 8, 2016 4:38 PM • Updated: February 8, 2016 5:51 PM http://news.usni.org/2016/02/08/south-korea-u-s-in-talks-to-increase-regional-ballistic-missile-defense-capability THAAD Missile Battery. Missile Defense Agency Photo PENTAGON — 北朝鮮が2月7日に弾道ミサイルを発射し衛星を低地球軌道に乗せたことを受け、国防総省報道官は米韓両国が韓国国内に新型移動式ミサイル防衛装備の導入で協議を開始したと確認した。 「北朝鮮の脅威が増している中で米国と韓国は正式にミサイル防衛の実効性を向上させる協議を始める決定を下した。具体的には最終段階高高度広範囲防衛システムを在韓米軍が運用することを検討する」とペンタゴン報道官ピーター・クックが8日報道陣に伝えた クック報道官の前に韓国国防筋から米国によるTHAAD搬入で導入済みのロッキード・マーティンMIM-104ペイトリオット短距離BMDの弱点をカバーする案の協議を始めたとの発表が出ていた。 800百万ドルのロッキード・マーティン製THAADは米陸軍のトラックに乗せ A/N-TPY-2 Xバンドレーダーと一緒に運用することで、射程120マイルを実現する。なおペイトリオットPAC-3は43マイルだ。 クック報道官は具体的な日程案は提示しなかったが、昨年、韓国関係者からTHAADの導入を米国に迫る動きがあった。北朝鮮弾道ミサイルの性能進歩を見ての

韓国へのTHAADミサイル迎撃システム配備は焦眉の急

今日の韓国は日本から見ていて不安になる状況です。AIIB問題でも躊躇なく中国の主張を受け入れ参加を表明しました。とくに国際政治に国民感情を持ち込んだことで一層混乱をしているように写ります。文中にあるようにミサイル防衛装備の主目的が韓国国内の米軍基地の防護にあるのは明らかですが、だからといって国民を防衛しない新ミサイル防衛装備を受け付けないとすれば、米軍の抑止力効果を減じることに自ら手を貸すことになり、北朝鮮・中国の利に叶うことになるのがわからないのでしょうか。  Save Our Seoul: South Korea Needs THAAD ASAP For Missile Defense By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on May 06, 2015 at 4:00 AM http://breakingdefense.com/2015/05/save-our-seoul-south-korea-needs-thaad-asap-for-missile-defense/feed/ WASHINGTON: 現在の北朝鮮に米国を核攻撃する能力はない。しかし年少の独裁者金正恩 Kim Jong-unの手元には約1千発の弾道ミサイルがあり、韓国はもちろん日本へも核攻撃が可能だ。一斉発射された場合、朝鮮半島内のミサイル防衛は「悲痛なほど能力不足」を露呈するとペンタゴンの戦略専門家ヴァン・ジャクソン Van Jackson は述べている。このシナリオでは陸軍のペイトリオットと海軍のイージス艦では韓国内の米軍基地の防衛は不可能であり、同盟各国の都市部については言うまでもない。 北朝鮮で軍備増強が続く中で「ますます危機的状況に近づいており、この流れを止められるものはいない」とジャクソンは見る。 そのため韓国内でミサイル防衛体制を整備する必要があるとジャクソンは言う。ジョエル・ウィット Joel Wit (国務省で朝鮮問題調整官をつとめた)とジョン・シリング John Schiling (Aerospace Corporationで科学主任)が 38 Northのプレス向け朝食会でジャクソンに加わった。解決策として第一段階はTHAAD部隊を展開し、ペイトリオットより長距離で有効なレーダーや迎撃手段を持ち込むこと。長期的にはこの三

MDAがミサイル迎撃実戦テストに成功

MDA Goes Two For Two In First Operational Test Event By Amy Butler abutler@aviationweek.com Source: AWIN First US Navy Photo aviationweek.com September 10, 2013 米ミサイル防衛庁(MDA)が中距離弾道ミサイル二発の迎撃にそれぞれ成功した。小規模の攻撃をシミュレートした発射テストで、太平洋上クウェゼリン環礁で9月10日に実施された。 今回のテストは以前から米国のミサイル防衛網の実効性確認の機会として計画されており、ペンタゴン関係者はシリア攻撃で検討が進む中とは無関係と強調している。 今回のテストでは最終段階高高度地域防衛Terminal High-Altitude Area Defense (Thaad)システムおよびイージス装備の駆逐艦USSディケイターから発射のSM-3ブロックiAが迎撃した。 前方配備のAN/TPY-2レーダーおよび上空機材おそらく国防支援計画および宇宙配備赤外線システムの各衛星が脅威対象を探知し、追跡データを指揮命令システムに送信した。 このうちAN/TPY-2が目標を捕捉したが、発射に必要な解は発射プラットフォームで独自のレーダーで求めたもの。すなわちThaadターミナルモードのAN/TPY-2とイージスのSPY-1レーダーである。. Thaadの二発目が発射されているが、これはイージスが目標迎撃に失敗した場合に備えてのこと。ただし、これは不要だった。イージスSM-3ブロックIAは昨年10月のテストで迎撃に失敗している。ジェイムズ・シリング海軍中将 Vice Adm. James Syring は8月に問題解決策はすでに織り込み済みと発言したものの、不良原. 今回の目標の一つはロッキード・マーティンの性能拡大型中距離弾道ミサイルExtended Medium-Range Ballistic Missile (EMRBM)で今回が初の発射となった。EMRBMはこの数年で急いで開発され、同規模の敵ミサイルをシミュレートするもの。C-17輸送機から投下されてから点火し飛行を開始している。今回のテストでは順調に飛行したことがデータで確