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ウクライナ戦の最新状況 A-10供与が待ちきれずシミュレーターを自分でつくった....一方でほしいのはF-16だとする動きも

USAF/Michigan ANG 米国はウォートホッグをウクライナにまだ寄贈していないが、その日にそなえ自主的に先制措置をとる動きがあらわれた タ イム誌特集記事によると、起業家のウクライナ人歩兵将校が、A-10ウォートホッグのシミュレーション訓練センターを秘密裏に開設するべくクラウドファンディングを成功させたとある。同攻撃機は、ロシアとの紛争が始まって以来、ウクライナ軍がずっと求めている機体で、西側機材の受領へのウクライナ側の熱意が新施設で証明されている。 記事は、46歳の「ハイレベルなコネクションを持つウクライナ軍下級歩兵将校」で、草の根A-10トレーニングセンタープロジェクトの立案者アレキサンダー・ゴルガン Alexander Gorgan に話を聞いた。ゴーガンは、ロシア軍の執拗な砲撃を強調し、適切な航空支援さえあれば、効果的に対抗できると説明した。ゴーガンは、ウォートホッグが最適な機体と確信しており、米国がウクライナに提供の可能性を示唆していたものの、ウクライナ一部から反発を受けているため、自ら問題を解決しようとしたのだという。 キーウの塹壕に閉じ込められ、ロシア砲弾の嵐にさらされたとき、彼が考えたのは、首都で地下に閉じ込められている自分を攻撃してくる存在を制圧するためA-10が向かっているとわかればどんなに安心だろうかと思ったと回想している。ゴーガンは、ウクライナ人やアメリカのA-10パイロットと協力して、A-10提供を米国に働きかけ、ウクライナ軍パイロットにA-10操縦に必要な訓練設備の整備に専念することにしたのだという。 同施設での訓練は5月初旬に始まっており、ウクライナ軍パイロットが利用している。行き帰りの移動中の目隠しに同意した後、Time記者はA-10シミュレーション・センターへアクセスを許可され、「米軍トレーナーが活躍するオープンソースのYouTubeビデオを使い、既製部品と退役米軍関係者の指導で作られた、洗練された」フライトシミュレーターがあると指摘した。施設は、ウクライナの技術革新と資金調達の成果を示す例として機能している。   2020年11月25日、アイダホ上空で空中給油後に、離れる第514飛行試験飛行隊のA-10ウォートホッグ。 Credit: Senior Airman Danielle Charmichael/U.S. Ai

旧式機材を整理したい米空軍に議会が反発。F-22初期型33機、E-3AWACS15機の削減に抵抗。A-10削減は認める方向。

  U.S. Air Force photo by Senior Airman Jessi Monte   空 軍が作成の最古参のF-22ラプター戦闘機33機の処分計画を、下院軍事委員会は鋭く非難し、代わりに2023年国防認可法案NDAAでラプター部隊の維持と旧機材を最新構成にアップグレードすることを義務付ける動きに出た。 アメリカ空軍が訓練専用の初期型F-22を引退させようとしているのは、維持費が高く、戦闘用機材とのミスマッチがますます拡大しながら、訓練プラットフォームとしての価値が低下しているためだ。空軍関係者によれば、該当機のアップグレード費用は約10億ドルになり、手頃な水準ではなかったという。  しかし、6月20日発表のHASC議長の論点は、機体の退役計画を阻止するだけでなく、F-22全機を少なくとも「ブロック30/35のミッションシステム、センサー、武器運用能力」にアップグレードするよう、空軍に指示するものとなっている。 下院委員会による草案は、上院軍事委員会がNDAAに盛り込んだ内容からさらに踏み込んでおり、「準備態勢の低下や戦闘能力の低下を避けながらF-22搭乗員を訓練するための詳細な計画書」なしにはF-22を退役させないよう求めている。 背景説明で、HASCスタッフは記者団に対し、F-22全機に戦闘能力を持たせることが、超党派でコンセンサスのある委員会の見解である、と述べた。別のスタッフは、戦闘機の保存を 「リスク軽減 」と呼んだ。 「2010年に空軍がF-22は187機でプログラムを縮小させたとき、F-15Cの234機とともに、必要であればいつでも有事の要求に応じられる訓練能力を常に維持していると言っていた」。「空軍はF-15Cを全機退役させ、F-15EX購入を半数に減らし、(次世代制空機は)当初の話より先送りし、今度はF-22の能力を減らそうとしているのです。将来の航空優勢の要件を満たすには大きなリスクとなると考えます。このため、空軍に、訓練用機材を戦闘投入可能機材にするという約束に責任を持たせる」。 法案には、事故などで「任務遂行能力を失い、修理も不経済」と判断された場合に限り、空軍長官がF-22を退役させ、186機の戦闘機在庫を下回るのを認める例外規定がある。 下院委員会は6月22日に開催され、NDAAの最終版作業を行う予定である。各委員会を

A-10を退役させたい米空軍、F-35の25mm砲が代わりになれるか。A-10では中国戦に対応不可能と見ているようだが....

  US Air Force 米空軍はA-10を数年で廃止したいとしている 空軍はA-10を廃棄してハイエンド機に集中しようとしてきたが、議会が阻んできた A-10の退役が迫る中、近接航空支援の役割を他機が果たすことになるかもしれない 世 界で最もユニークな航空機が、永久に退役する可能性がある。  米空軍は今後5、6年でA-10サンダーボルトII286機を退役させる計画だと、国防総省の民間予算担当トップ、マイケル・マッコード Michael McCord が3月の2023年度防衛予算発表の際に述べた。  1972年導入されたA-10は、地上軍への近接航空支援を目的とした双発の亜音速攻撃機。  イボイノシシの愛称で親しまれ、この任務のために一から作られた唯一の米軍機であり、他国が飛行させたことはない。  長年にわたり、空軍はA-10を廃棄し、ハイエンド機に専念しようとしてきた。イボイノシシの退役が迫っているため、他の機材が代わりを果たすことになるかもしれない。 他にない機材  A-10は、冷戦時代のヨーロッパで戦車部隊を中心としたソ連軍の数の優位に対応するべく開発された。  A-10はソ連戦車の装甲を破壊するため、機体は強力な30mmGAU-8 アベンジャー回転式自動砲を中心に構成されている。  アベンジャーは高火力焼夷弾と徹甲弾双方を使用し、毎分3,900発を発射できる。徹甲弾は劣化ウランを含み、装甲貫通効果を高めている。また、対戦車誘導弾などミサイルやスマート弾を外部に搭載することができる。  近接航空支援任務では、低速で低空飛行する必要があり、高脅威環境を想定し、同機は過酷な状況に耐える設計になっている。尾翼半分、主翼半分、エンジン1基、昇降舵1基でも飛行できる。  機体はチタン製で、23mmまでの直接火器、57mmまでの間接火器のダメージを受けても平気だ。  A-10の翼面は大きく、低空・低速で機動性が非常に高い。  また、エンジンは高い位置に搭載され、非整地での着陸でも地面から離れないよう設計されているため、メンテナンスが容易で、短い滑走路や即席の滑走路でも運用できる。 すべていつかは消える  老朽化に加え、米国が太平洋に軸足を移したことで、近接航空支援任務が難しくなり、中国の対空兵器でA-10がすぐ撃墜されることが予想される。ソ連の防衛力をもってしても、A

ヘッドラインニューズ8月18日

台湾の国防予算が史上最高レベルに 2020年度国防予算が承認された。TWD4,113億ドル(131億ドル)は前年比5.2%増となった。GDP比率では2.26パーセント相当となる。予算案は立法院を通過する必要があるが、与党民進党が多数となっており、成立は確実と見られる。 コメント: 来年の総統選挙を控え、国防力増強をしゃにむに進める蔡英文背政権には時間がなくなりつつあるという切迫感があるのでしょう。北京は例によってノイズを出していますが、トランプ政権は全く気にしておらず、中国は苛ついているはず。早く「一つの中国」原則を破棄し台湾を独立国として認めるといいのですが。 A-10主翼交換作業が完了 ヒルAFB(ユタ州)で162機、オサン基地(韓国)でも11機の主翼が新品に交換された。主翼交換により1万飛行時間の供用が可能となった。機齢40年超のA-10では一部退役機材からも一部部品を流用した。 コメント: それでも空軍は同機完全退役を狙っているようです。 ハンビー後継車として海兵隊のJLTV調達が急増 共用軽量戦術車両(JLTV)の発注を15千両と当初の倍とする米海兵隊はハンビーの更新を進める。陸軍との共同開発によるJLTVは防御力が不足するハンビーの欠点を克服する。今後10年で現行ハンビーの6割と交代する。 米第二艦隊が正式に発足 担当区域を米東海岸から北極までとする第二艦隊はロシアの動きを睨んだもので、初期作戦能力を獲得した。北極海の氷の減少やバルト海情勢の進展で第二艦隊への期待が高まっている。 謎の爆発事故の治療にあたった医師に放射能の危険は伝えられていなかった Moscow Timesによれば、白海沿岸ニョノクサで発生した爆発事故に対応した医師には患者の放射能障害の可能性が教えられず、FSB(連邦保安局)により機密保持誓約書へのサインが求められたという。またFSBにより病院内の記録は全部抹消された。 コメント: ロシア特有の情報管理、情報操作の匂いがします 。 トランプ大統領「グリーンランドを購入したい」 デンマーク自治領のグリーンランドにはチューレに空軍基地があるが年間の大半は氷結している。同基地は米国へのミサイル攻撃の早期警戒拠点となっている。ウォール・ストリート・ジャーナル

シリアでのSu-25撃墜でA-10の安全に懸念が高まる

The beloved A-10 Warthog is a sitting duck for the kind of attack that downed a Russian jet in Syria シリアでロシア機を撃墜した攻撃の前にA-10ウォートホグは格好の標的になるのか A-10 Warthog US Air Force Daniel Brown http://www.businessinsider.com/a-10-russia-jet-downed-syria-target-2018-2 ロシアのSu-25がシリアで撃墜されて米A-10のシリア、アフガニスタン運用での危険に注目が集まる  A-10にはMANPADのほか23mm以上の対空砲火が脅威となる リスクはシリアの方がアフガニスタンより高い 先 週末にロシアのSu-25が撃墜されA-10ウォートホグが同様にシリア、さらにアフガニスタンで直面する危険に注目が集まる。  Su-25はシリア・イドリブ地方で2月3日に反乱勢力が撃墜し、ロシア側はMANPADが使われたとする。パイロットは無事脱出したが銃撃戦になり捕虜になるのを避け自決した。  Su-25は米A-10に匹敵する機体だ。両機種とも重装甲で爆弾ミサイルを大量搭載する。ともに30mmガトリング砲で低空で地上部隊を支援する。  だが低空飛行中が危険が最大で、MANPADは高度15千フィート以内で効果を発揮するからだ。  ウォートホグはシリアで2015年から活躍中で、一部機材をアフガニスタンに移動すると発表が先月あったばかりだ。 シリアで撃墜されたSu-25の残骸。 Reuters   「A-10が被弾する事態は十分ありうる」と英国共同軍研究所の空軍テクノジー研究員ジャスティン・ブロンクはBusiness Insiderに解説してくれた。また「西側でも心配の種になっている」とも語った。  A-10、Su-25いずれも熱探知ミサイルがMANPADから発射されても探知レーダーは搭載していない。レーダー探知警報機はある。  そのためA-10パイロットの唯一の防御策は常時地上に目を光らせミサイル発射の兆候を見つければ対抗措置を取り、急いで退避することだけだ。  米側に幸運なのはA

北朝鮮戦でA-10はどんな活躍をするのか。そのA-10が削減されつつあるのはなぜか。

  The A-10 Warthog Could Ravage North Korea. So Why Does the Air Force Hate It? A-10ウォートホグは北朝鮮に猛威を振るえるのに米空軍が忌み嫌うのはなぜなのか。 Stephen Bryen January 26, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/the-10-warthog-could-ravage-north-korea-so-why-does-the-air-24227 北 朝鮮と開戦となればA-10サンダーボルト対地攻撃機が救いの神になるはずである。しかし米空軍はそのA-10を処分しようと100機分の維持に必要な予算を要求せず、機体は廃棄処分されそうだ。 北朝鮮と対決となれば米韓連合軍の目的は北朝鮮核兵器、ミサイルの除去だ。当然戦略爆撃機やステルス機の出番となるが北朝鮮も韓国攻撃に踏み切るはずで国内の基地、空港、補給処がまず狙われる。 北朝鮮は350万もの兵力を有しているが、その実力には疑問がつく。装甲車両は相当の規模で、戦車4,200両、装甲兵員輸送車2,200両、火砲8,600門、多連装ロケット発射車両4,800両がある。大部分が旧式だが、北朝鮮が正しい位置に装備を移動させDMZを超えれば韓国を迅速に破るのは十分可能だ。 北朝鮮が本当にそう思っていれば米空軍力の存在を無視することになる。その場合に最大の損失を与えそうなのがA-10だ。 A-10はもともとNATO軍がソ連の攻撃に対応する想定で作られ配備されていた機体だ。戦車等装甲車両の撃破を目的に作られた。 ソ連の攻撃はソ連自体の崩壊で現実にならなくなった。そのためA-10は用途変更しCOIN(対ゲリラ戦)任務でアフガニスタン、イラクで大量に投入され地上部隊に近接航空支援を提供した。 北朝鮮の脅威は大量攻勢方式でソ連時代の想定とさして変わらない。A-10はこのミッションに完璧な機体だ。 A-10の中核はGAU-8 30ミリ機関砲の威力だ。GAU-8には「アヴェンジャー」の名称がつき、7本の砲をまとめたガトリング砲で一分間4,200発の発射でき二種類の銃弾を使う。装甲貫徹弾には劣化ウラン

★どうなるA-10の行方、大幅改修か、新型機投入か

米空軍は近い将来は第二次大戦後一貫して米空軍が享受してきた航空優勢は確保できない想定のようです。しかしCAS機材に航空優勢任務まで期待できないので、結局任務に特化した機材を複数準備するしかないのですね。この点で単一機能しか果たせない機種は整理するとした以前の空軍の考え方は根本的に間違っていることになります。(ただしA-10退役案は本心ではなかったと今頃になって弁明しているようですが) A-29などターボプロップ機はOA-Xという別のCAS構想なのでA-10とそのまま比較するのが間違っています。そうなると既存A-10の供用期間延長を図るか、新たに生産するしかないと思うのですが。F-35がCAS任務でA-10に匹敵する性能を出せないと空軍もあきらめているのでしょうかね。 Air Force Advances Future Plans for the A-10 A-10の今後の活用案の検討が進む   Kris Osborn , SCOUT WARRIOR Yesterday at 11:15 AM http://www.scout.com/military/warrior/story/1661272-air-force-to-build-new-a-10-attack-aircraft 米空軍の進めるA-10後継機戦略からは新型機が生まれる可能性、既存機種の改修、さらにA-10改修の可能性も生まれそうだ。 空軍は「A-10」相当の機体に必要となる速度、威力、耐久性等の性能検討を開始し、米軍地上部隊に効果的な近接航空支援を提供する手段を引き続き実現しようとしている。 空軍は「要求性能原案」を作成中で、エイビオニクス、技術、兵装、装甲、技術冗長性がどこまで必要かを検討しているとScout Warriorに伝えている。 A-10の中核技術や戦闘能力の多くはそのままとし、さらに伸ばすものもあると関係者は述べる。 A-10ウォートホグはISIS相手にすぐれた攻撃性能を示しており、空軍が同機の退役を先延ばししたこともあり、空軍は長期視点からA-10と同様の機体の実現に本腰を入れている。 ペンタゴン上層部から最短でも2022年まで A-10を 供用すると発表があったことを受け、空軍とDoDはA-10は当