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グアムに米重爆撃機三機種が集結中 真の狙いは?

We go to war so you don’t have to B-1s, B-2s and B-52s at Andersen Air Force Base on Guam on Aug. 10, 2016. Air Force photo B-1, B-2 and B-52 Bombers All Descend on Guam in a Huge Show of Force This is not something you see every day by JOSEPH TREVITHICK https://warisboring.com/b-1-b-2-and-b-52-bombers-all-descend-on-guam-in-a-huge-show-of-force-9f17fca08bcb 8月10日の米空軍発表で、B-2スピリットステルス爆撃機がグアムに到着し、B-52ストラトフォートレスおよびB-1ランサーに合流したとわかった。太平洋で各機種が揃うのは異例で、グアム島で初めてだ。 空軍長官デボラ・リー・ジェイムズは今回の配備を「爆撃機搭乗員に別機種との統合運用の貴重な経験と訓練の機会となり、同盟国協力国も各種ミッション通じ有益な機会となる」と述べた。 ただしジェイムズ長官は今回の配備についてそれ以上触れず、各機種を同時配備する意味を深く説明していない。グアムから中国、北朝鮮は攻撃範囲である。 ペンタゴンは爆撃機をアンダーセン空軍基地に定期配備している。ただし北朝鮮の核ミサイル実験、中国の南シナ海進出で今回の配備に新しい意義が生まれている。 今回の展開は8月6日にB-1編隊がグアムに到着して始まった。B-52に交代するため飛来したものでペンタゴンが「連続爆撃機プレゼンス」、CBPと呼ぶ作戦の一環。交代するB-52部隊は8月末に米本土に帰還する。 8月10日にB-2編隊が「爆撃機保証抑止力配備」BAADで到着。ただしステルス爆撃機隊がミズーリ州の本拠地に帰還する予定は不明だ。 三機種には全く共通性がない。すっきりしたB-1は超音速飛行可能で機内爆弾倉は3つに分かれ40トン近くを搭載する。最大行動半径は6,000マイル近い。 巨大なB-52は低速で爆弾搭載量はそこまでないが、さ

B-1を10年ぶりにグアムに配備し、中国をけん制する米太平洋軍

B-1 Bombers to Patrol Skies from Guam The Honolulu Star-Advertiser | Jul 31, 2016 | by William Cole http://www.military.com/daily-news/2016/07/31/b-1-bombers-patrol-skies-guam.html エルスワース空軍基地に駐機するB-1爆撃機。 (US Air Force/Zachary Hada) The Honolulu Star-Advertiser | Jul 31, 2016 | by William Cole 太平洋空軍からB-1B爆撃機隊がグアムに10年ぶりに展開するとの発表があった。 今回の動きは中国が南シナ海に爆撃機、戦闘機を飛行させると公言していることへの対抗策だ。 B-1は低レーダー断面積を有し時速900マイル以上で飛行でき「迅速な地球規模攻撃能力を実現し、抑止力の実効性を高め、同盟各国への安心感、地域内安全保障と安定の強化につながる」と太平洋軍(司令部ハワイ)が発表。 機数不明のB-1部隊は8月6日にアンダーセン空軍基地に移動し、ミノット基地(ノースダコタ)所属のB-52爆撃機隊と交代する。B-52隊は太平洋軍の連続爆撃機運用体制の一環でグアムに駐留していた。 B-1爆撃機隊には300名がエルスワース空軍基地(サウスダコタ)から随行する。 B-1が太平洋に配備されるのは10年ぶりだ。 グアムからB-52隊は国際空域の飛行の自由を守り、中国による主権の拡大主張へ反論してきた。 国際仲裁法廷が中国による南シナ海大部分の領有主張を棄却したが中国はこれを無視している。 2013年末にはB-52の二機編隊が東シナ海上空に派遣され、防空識別圏を設定し侵入時に許可をもとめた中国を公然と無視した。米国は同空域は国際空域としている。また南シナ海上空へもB-52が飛行している。 フィリピンにはA-10サンダーボルトIIの5機、EA-18グラウラー電子攻撃機4機をフィリピンに配備したこともあり、米国はオーストラリアと長距離爆撃機の配備を協議中だ。■

★米空軍の核戦争演習で何が検証されたのか B-52は耐用年数100年に

核戦争はだれもが想像したくない究極の武力行使ですが世界の現状を考えると核兵器のオプションは有効と考えるのが現実世界です。戦略空軍の後継組織であるグローバル打撃軍は今回図上演習を行った模様です。思考の筋トレというのは意訳かもしれませんが、思考を鍛えるという課題を真剣に考えているようですね。100年たってもB-52が本当に飛行できるのかわかりませんが、実現すればすごいことですね。LRS-BあらためB-3の核兵器運用は相当先のことになりそうなので当面は既存各機種にがんばってもらうのでしょうか。 Air Force Nuclear War Game Tests Future Bomber Fleet Lara Seligman 4:15 p.m. EST December 18, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/air-force/2015/12/18/air-force-nuclear-war-game-tests-future-bomber-fleet/77515594/ (Photo: Airman 1st Class J.T. Armstrong/US Air Force) MAXWELL AIR FORCE BASE, Ala. —2030年、米空軍は核戦争に直面している。 就役後80年のB-52が最新型スタンドオフ兵器を搭載しパトロール飛行中だ。新型大陸間弾道ミサイルは発射準備ができた。さらにステルスの長距離打撃爆撃機が敵防空網をすり抜ける。 今月はじめに空軍グローバル打撃軍(AFGSC)が大規模核戦争演習をマックスウェル空軍基地で実施し、現在開発中あるいは配備中の各装備が適正能力を発揮できるか検証した。 「実戦能力全般を試す演習です」とフェルディナンド・ストス准将Brig. Gen. Ferdinand Stoss(AFGSC戦力整備作戦立案本部長)がDefense News取材に答えた。「整備してきた装備が正しく機能するか確認したいのです」 空軍が進める核戦力近代化事業では次世代爆撃機LRS-Bを既存のB-1、B-52に加え、ステルスB-2に加え、ミニットマンII大陸間弾道ミサイル(ICBM)を地上配備戦略抑止力(GBS

★★★B-52エンジン換装で2040年まで稼働を目論む米空軍

この通りにエンジン換装が実現すれば、B-52は登場から90年間飛行し続けることになります。搭乗員は三世代にわたり、普通の市民よりも長い寿命の機体となります。すごい話ですね。 USAF Looking at B-52 Engine Options By Aaron Mehta 9:41 a.m. EST February 12, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/show-daily/afa/2015/02/12/b52-engine-private-public-partnership/23185827/ (Photo: US Air Force) WASHINGTON — 米空軍はB-52エンジン換装を検討中。実施には官民連携方式public-private partnershipも想定している。 空軍参謀次長マイク・ホームズ中将 Lt. Gen. Mike Holmes(戦略企画担当)が記者団に2月6日明らかにしたところによると空軍はエンジン換装で「画期的な」方法を模索しているという。B-52は プラット&ホイットニー TF22-P-3/103ターボファンを8発搭載するが、旧式化しており燃料効率が劣る。 「新型エンジンをB-52に搭載するのは大変な作業だ」とホームズ中将も認める。「そこで官民連携方式が浮上してきた。費用を分割方式で負担することで節約効果が生まれる」空軍は新型エンジンを一括予算を計上せずに入手できるが、予算以外の障害を事前に除去しておく必要がある。 「官民連携方式ならエンジンを別の法人でいったん支払い、空軍は燃料費節約分から長期弁済をしていく。この方式は軍施設建設で実施例があるが、航空機ではない。この方式がうまくいくかを検討している」(ホームズ中将) 昨年10月にはグローバル攻撃軍団司令官スティーブン・ウィルソン中将 Lt. Gen. Stephen Wilson が記者団にB-52エンジンを換装し、2040年まで稼働させたいと話していた。「エアライン業界でエンジンの換装があたりまえなのは節減効果が大きいからだ。エンジンへ換装で航続距離や待機時間が25ないし30%伸ばせるとしたら、無視できない」 DEFENSE

B-52エンジン換装は今度こそ実現するのか

B-52 Re-engine Resurfaces As USAF Reviews Studies Oct 10, 2014 Bill Sweetman | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/b-52-re-engine-resurfaces-usaf-reviews-studies 米空軍は機齢50年超のB-52各機を民生用エンジンに換装する提案を検討中であるとグローバル攻撃軍団司令官スティーブン・ウィルソン中将Lt. Gen. Stephen Wilson が明らかにした。 空軍は10月9日に実施した場合の節減効果を検討する。B-52は2040年まで使用の見込み。 ウィルソン中将は提案企業名を明らかにしていないし、提案が一社か複数かも明示しなかったが、業界筋から確認からとれたのはボーイングが「企画骨子」を提出、ジェネラルエレクトリックがCF34-10エンジン8発換装案を検討しており、プラット&ホイットニーも独自案を準備中だという。 エンジン換装の狙いは燃料消費の改善で、結果として給油機への依存が減るとウィルソン中将は語る。さらに民間基準の適用で定期点検のたびにエンジン取り外しが不要になる。 ただし、エンジン換装で障害となるのが予算と規制問題ダとウィルソン中将は言う。エアラインの運用実績を軍用耐空証明に使うことと、初期投資は運用費用を下げることで回収しても、燃料費の節約部分は基地施設の改修に使い、機材改修に支出できないしばりがあるという。 B-52は現在TF33エンジン8基を搭載しているが、このエンジンはボーイング707用エンジンと類似している。今回の検討はエンジン換装案として三回目となる。 ブラット&ホイットニーから1982年にPW2000エンジン4基換装案が提案されていた。1996年にはボーイングとロールスロイスが共同でRB211-535エンジン4発(リース調達)換装案が出た。B-1やB-2でB-52が1990年代に退役する予定だったため最初の提案は実現せず、二回目の案も軍用装備にリースを使うことへの抵抗と経済効果評価の不備で頓挫している。 2004年度の国防科学委員会報告によれば米空軍は空中