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イースター襲撃情報は事前通告されていたのに何も手を打たなかったスリランカ政府

コメントは下にあります。 Indian police uncovered the Islamic State bombing plot that killed over 250 people on Easter Sunday, but Sri Lankan authorities didn't act  250名の生命を奪ったイースターの日曜日襲撃でインドはイスラム国の計画を事前把握し通告したがスリランカ当局は行動しなかった Emily Schmall, Associated Press 1h https://www.businessinsider.com/indian-police-uncovered-a-plot-but-sri-lanka-didnt-act-2019-4 インドがスリランカにイースター襲撃を事前警告していた インドは実行集団、標的地点、実行時間、自爆犯の居場所をすべてスリランカ政府に通知していた キリスト教会や豪華ホテルをねらった4月21日の襲撃で200名超が死亡 イ ンド警察当局が通 常の通信監視中に異常な内容に気づいた。最大の惨禍となった南アジア襲撃計画の詳細内容だった。 警察はインド南部で弱体化したイスラム過激派への同調者の動向を調べていたが今まで聞いたことのない名前が出てきた。ナショナル・タウヒード・ジャマートでスリランカでIS支援を受けた戦闘員集団としてイースターの日曜日に教会、ホテルを同時襲撃し250名超の人命を奪った主犯と当局が説明している。 インド警察当局は同集団の通信傍受に成功し陰謀内容を知ったと紛争処理研究所(ニューデリー)の Ajai Sahni専務理事が述べる。 「傍受内容は極めて具体的で詳細にわたるものだった。インド当局は集団について、標的も、実行予定時間も自爆犯の居場所も把握し、内容は全部スリランカ政府に伝えた」 スリランカ政府高官は自国の情報部門に襲撃の事前情報が伝わっていたが襲撃防止に何も手を打たなかったと認めた。 国防相、国家警察相を兼任するマイトリーパーラ・シリセーナ大統領と高レベル安全関連会合から閉め出されていたラニル・ウィクラマシンハ首相は、ともに事件後に実行計画を知らされたと述べている。 「極めて詳細に伝えられていた。行

開発中と言われる極超音速SR-72は実現すれば無人爆撃機にもなる

The Super Secret SR-72 Spy Plane (That Might Also Be a Stealth Bomber)   極秘SR-72スパイ機はステルス爆撃機にもなるのか Could this be the real deal? Will it actually happen?   だが実現できるのか by Sebastien Roblin April 8, 2019   Topic: Security   Blog Brand: The Buzz   Tags: SR-72 SR-71 Military Technology World Stealth https://nationalinterest.org/blog/buzz/super-secret-sr-72-spy-plane-might-also-be-stealth-bomber-51402 マ ッハ5で飛行可能な極超音速兵器が世界の国防産業界のはやり文句になっている。中国、ロシア、米国の各国が開発に注力しており、軍備装備の開発を巡るレースに火を注ぐ効果を生んでいる。 長距離弾道ミサイルでは発射後短時間で極超音速に達するが、かわりに飛翔軌跡が予測可能なため事前に探知され相手側に軍事上政治上で対応策を打つ時間が生まれる。さらに弾道ミサイルの迎撃能力を備えた装備品が増えてきた。 だが2013年にロッキード役員のロバート・ワイスがAviation Weekに極超音速機を開発中と話し波紋を呼んだ。しかも伝説のSR-71ブラックバード・スパイ機を想起させるSR-72の名称に触れたのだ。 ブラックバード並の巡航速度を長時間持続できる有人機はない。SR-71はミサイルが届かないまま北朝鮮や中東で写真偵察を行ってきた。だが最新の地対空ミサイルの前にマッハ3でも生き残りが難しくなっている。だが極超音速機なら再度ミサイルを出し抜くことが可能となる SR-72はロッキードの説明ではマッハ6の飛行が可能という。ロケット推進方式のX-15テスト機はマッハ6.7まで達したが、B-52母機から切り離され飛翔していた。SR-72は低速での離着陸をめざす。 ワイスは「...技術は成熟しておりDARPAや軍とこの性能を実働部隊に一日も早く提供しよう

米MQ-9がポーランド基地からISR任務を開始

ポーランドにリーパーですか。時代が様変わりしましたね。しかしヨーロッパ全部を警戒させるロシアは今のままでは大変なことになりますが対丈夫なのでしょうか。リーパーと言うと攻撃ミッションが頭に浮かぶのですがISR任務の非武装タイプもあるのですね。 MQ-9 Reaper Drone Operations Begin at Polish Air Base MQ-9リーパーがポーランドで作戦運用開始 遠隔操縦無人機MQ-9リーパーがミロスラヴィエッツ基地での運行開始式典のあと滑走路をタキシー中。March 1, 2019. (U.S. Air Force photo/Preston Cherry) 6 Mar 2019 Military.com | By Oriana Pawlyk https://www.military.com/defensetech/2019/03/06/mq-9-reaper-drone-operations-begin-polish-air-base.html M Q-9リーパー無人機が情報収集監視偵察任務をポーランドから本格的に開始した。 第52遠征作戦群第二分遣隊がMQ-9運用をポーランド北西部のミロスラヴィエッツMiroslawiec航空基地から先週開始し、同基地は情報収集監視偵察(ISR)任務の運用拠点になった。同群は第52戦闘機航空団もドイツのシュパングダーレム Spangdahlem 航空基地に配置している。 「当基地の遠隔操縦機材は契約企業および米軍人員が運用しています」とグレッグ・センメル准将(在欧アフリカ米空軍部隊USAFE司令官付き)が述べている。「柔軟対応により新規ミッションも可能で米軍人員がいることで各種ミッションを実行できる」 契約企業との共同運行で非武装の同機を離着陸させISRミッションをこなしていると空軍は発表。USAFEは同基地のリーパー配備数は公表していない。 米軍関係者はポーランド空軍と連携しMQ-9を運用し国際安全保障に資する偵察監視活動を強化しているという。 ポーランドからのMQ-9運用で米国は海外ISR能力を拡充できる。MQ-9はギリシャのラリッサ航空基地からアフリカを対象のISR活動を昨年開始している。 ロ

グローバルホーク3機の導入時期は2022年9月に。日本が契約に調印

Japan signs for three Global Hawk UAVs 日本がグローバルホーク3機導入契約に調印 Gareth Jennings, London - IHS Jane's Defence Weekly 20 November 2018 https://www.janes.com/article/84703/japan-signs-for-three-global-hawk-uavs   日本はグローバルホークブロック30iHALE無人機を2022年9月はじめに受領する。Source: Northrop Grumman 日 本が ノースロップ・グラマン 製RQ-4グローバルホーク高高度長時間飛行(HALE)無人機(UAV)の3機調達で総額489.9百万ドル契約に11月19日調印した。 米国防総省(DoD)が海外軍事販売(FMS)制度でブロック30i(iはinternational)仕様のグローバルホークに高性能統合センサー装備ペイロードを搭載した機体を調達する。さらに地上操縦装置二式、予備部品、支援機材、実施業務サービスを含む。 契約交付公告はミッション装備に触れていないが、2015年11月の国防安全保障庁(DSCA)による認可では各機に高性能統合センサー装備(EISS)を搭載するとあった。EISSは レイセオン が開発し電子光学・赤外線センサー、合成開口レーダー画像、地上移動目標捕捉能力を有する。 「今回のRQ-4販売で日本の情報収集監視偵察(ISR)能力が飛躍的に伸び、日本は域内脅威の動向を把握し引き続き抑止できる」とDSCAは2015年に説明していた。同庁によれば日本がグローバルホーク関連支出の総額は12億ドルの試算だ。 グローバルホーク各機の引渡しは2022年9月1日の予定。■ コメント:機材の運用を航空自衛隊が行うでしょうが、重要なのは情報の解析、分析含むインテリジェンス活動でいよいよ情報本部の真価が試されることになりますね。例によって中国、北朝鮮等に同調する国内勢力が異議を唱えるでしょうが防衛当局には何ら屈することなくISRの「あるべき道」を進んでいってもらいたいものです。

米空軍は人工知能をどう活用して次の戦争に備えるのか

人工知能の前にアルゴリズムあり、という話ですが、案外この関係が分かっていないのでよくお分かりの人に解説してもらえると助かります。当ブログの追及するテーマのひとつがISRなのでこれこそAI応用にぴったりということですね。米空軍にはこの分野に詳しい人が多そうです。さて、航空自衛隊は? Air Force Looks to Artificial Intelligence to Fight Future Wars 人工知能で将来の戦争を戦う方法を模索する米空軍 Artificial intelligence. Graphic Illustration courtesy of T2 Telehealth and Technology Military.com 10 Apr 2018 By Oriana Pawlyk https://www.military.com/defensetech/2018/04/10/air-force-looks-artificial-intelligence-fight-future-wars.html 米空軍 は人工知能の進歩で機材、兵装、衛星が生む大量のデータの利用解析が楽になると期待している。 「データの観点からみています」と空軍参謀次長スティーブン・ウィルソン大将が述べている 。 「データこそ21世紀の『再利用可能燃料』であると言っても反対意見はないのでは」とウィルソン大将はアリゾナ州立大等が主催した会議で発言。 「データを適正なアルゴリズムでつなぎあわせてデータの意味を理解し、ネットワークに流せます。クラウドも使うでしょう」と情報の流れを詰まらせずスピードを上げることが戦闘に必要と述べた。 だからと言って生身の人間の関与をなくすという話ではないと大将は発言。 会場の質問に答えウィルソン大将は映像自動処理で戦闘員を絞り込み識別するアルゴリズム開発の「プロジェクトメイヴン」に言及した。これは将来の「ヒューマン-マシンチーム」のひとつになるという。 ウィルソンによれば現在はデータ蓄積に努め、「コンピュータにコンピュータが得意な仕事をさせ、人間には人間の得意分野を任せている。そこから洞察力が生まれる」とし、将来の戦場に備えるのが目的だと大将は説明。 「自律型システムで探知、報告が可能

新型機登場 ブロンコIIは軽攻撃、ISRを低価格で実施するデジタル設計、製造機

果たしてこの機体は採用される可能性があるでしょうか。米空軍はOA-Xでターボプロップ単発機を採用しそうですから、この機体はちょっと遅れて登場するわけですが。設計、製造がデジタルと言うのは初めての機体ですね。スコーピオンと言いこのブロンコIIといい新しい機体が出てくるのは活気があっていいですね。今後の動向に要注目です。Aviationstの記事からのご紹介です。 Here’s the New “Bronco II” Precision Strike Aircraft for Counterinsurgency/Irregular Warfare missions 新型「ブロンコII」登場、対テロ非正規戦ミッションに精密攻撃可能な機体 By David Cenciotti Feb 21 2018 https://theaviationist.com/2018/02/21/heres-the-new-bronco-ii/ 南 アフリカ製のAHRLAC(発達型高性能偵察軽量機)をもとにブロンコIIが米国で生まれる。  2月21日、 ブロンコ・コンバットシステム (BCS)USAが新規企業としてブロンコII複座C4ISR兼精密攻撃機の立ち上げを発表した。同機の原型は南アフリカ初の国産ターボプロップAHRLAC( Advanced High-performance Reconnaissance and Surveillance Aircraft) (高性能偵察監視機)で パラマウントグループ Paramount Group と エアロシュド Aerosud が共同開発した。  同機の名称はOV-10ブロンコから来ている。1960年代に対ゲリラ戦(COIN)機として開発され、今日でも米特殊作戦軍団がイラクでISIS戦闘員の掃討に使用している機体だ。  BCS広報資料によればブロンコIIは「各種兵装、センサー、システムを搭載し長時間の滞空任務が可能。専用機材として他にない機体で推進式プロペラとオープンシステムのアーキテクチャを採用したことで今後登場する装備も広く利用しミッション柔軟度、適用度の新しい定義を実現する」とある  AHRLACは2011年9月に南アフリカでAerosudが初公開した。2014年7月に初飛行し、9月までに25

米空軍ISR「フライトプラン」でわかる今後の動向

Air Force ISR ‘Flight Plan,’ Industry Day Coming: Stealth, Space, Cyber, & AI 米空軍ISRの「フライトプラン」が業界向けに発表され、ステルス、宇宙、サイバー、AIの活用をうたう B-21爆撃機はステルス偵察機、情報収集機として敵領空内に深く侵入する  By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on January 05, 2018 at 1:00 PM https://breakingdefense.com/2018/01/air-force-isr-flight-plan-industry-day-coming-stealth-space-cyber-ai/ CAPITOL HILL: 米空軍がハイテク開発のロードマップ「フライトプラン」を情報収集監視偵察の強化にむけてまとめている。無人機を際限なく調達して一層多くの情報を収集し、解析要員を限りなく雇用することは不可能とISR担当参謀次長ヴェラリン・「ダッシュ」・ジェイミソン中将 Lt. Gen. Veralinn “Dash” Jamieson が説明している。新戦略では衛星、サイバー空間、F-35やB-21のような高性能航空機材、さらにインターネット上の一般公開情報に加え、人工知能も動員して莫大な量の情報分析に役立てるとある。 ジェイミソン中将 構想では五か年国防計画 Five-Year Defense Plan (FYDP) への予算投入を2035年まで重視するとジェイミソン中将が説明。文書として完成するのは今春だが2月2日業界向けイベントでその先に説明する。 「ISRフライトプランでは情報収集監視偵察活動を宇宙、航空、サイバーの各分野でどう進めるかを検討する」とジェイミソン中将は空軍協会ミッチェル研究所主催のイベントで記者団に語った。 「DoD以外でどんな手段が他に使えるのかという点が最重要」とジェイミソンはペンタゴンの調達制度で開発されている「精巧なまでに」特化した高価格装備に言及している。 武装したMQ-9リーパー 多任務同時実施 Multi-Mission ジェイミソン中将はマイク・ホームズ大将 Gen. Mike Holmes (航空戦