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★プーチン機のシリア訪問にはSu-30が身を挺して護衛していた

技術の遅れは体力と気力で乗り切るロシア式のアプローチに感服です。中国とロシアは偏った技術体系になっているのでしょうか。しかし下のツイッター投稿にあるようにいろんなことに詳しい向きがあちこちにいるもんですね。 Su-30s Acted As Infrared "Heat Traps" For Putin's Arrival In Syria Aboard A Tu-214PU プーチン乗機のTu-214PUがシリア到着した際にSu-30編隊が赤外線の「ヒートトラップ」として飛んでいた The Russian Air Force got creative with its shoulder-fired surface-to-air missile countermeasures for Putin's visit to Syria. ロシア空軍が独創的な対応で携帯型地対空ミサイルへの対抗策をプーチンのシリア訪問時に見せた YOUTUBE SCREENCAP BY TYLER ROGOWAY DECEMBER 20, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/17136/su-30s-acted-as-infrared-heat-traps-for-putins- arrival-in-syria-aboard-a-tu-214pu ロ シア大統領ウラジミール・プーチンが今月初めに中東を訪問したが危険な事態は生まれなかった。シリア反乱勢力からすればシリア独裁者バシャ・アル・アサドの最大の支援者として政権存続を図る同大統領は大きな獲物である。これを意識してロシア軍は異例なほどの注意を払いシリア沿海部ラタキア基地への離着陸時に大統領乗機を護衛した。ラタキアはロシアの恒久基地となっており、クレムリンはフメイミム航空基地と称している。 大統領が同基地を訪問した2017年12月11日、ロシアはプーチンが豪華なTu-214PU機内からSu-30SM編隊が機外を随行するのを見る映像を公開した。戦闘機は大統領機に接近したまま降下している。これは力の示威でも軍隊式歓迎儀式でもなくシリア領空内で警護体制を強化したのでもなく、「ヒートトラップ」としてT

★★ドイツ海軍:今度は最新鋭フリゲート艦を建造元へ返却

The German Navy Decided To Return Their Bloated New Frigate To The Ship Store This Christmas ドイツ海軍が新型フリゲートをクリスマス前に造船所へ返却する ARGE F125/LERSSEN-DEFENCE   BY TYLER ROGOWAY DECEMBER 23, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/17185/the-german-navy-has-decided-to-return-their-new-frigate-to-the-ship-store-this-christmas ドイツの バーデン=ヴュルテンベルク級125型(F125)フリゲートについては先にお伝えしている。同艦の奇妙な任務想定と設計上の特徴以外に、引き渡し後にも面倒な問題が発生している。右舷へ傾く傾向や重量過重のため性能が出せず、運航経費が上がり、さらに深刻なのは兵装をわずかしか搭載していない同艦で将来の改修をドイツ海軍が行えないことだ。 そこでドイツ海軍は同艦の編入を断念し建造元 ブローム+フォス (ハンブルグ)へ返品することとした。この決定の背景には「ソフトウェア、ハードウェア上の瑕疵」があるとドイツ報道は伝えている。特にソフトウェア問題は深刻で艦体の大きさは駆逐艦並みの同艦はわずか120名程度とブレーメン級フリゲートの半分で運行する前提のため、同級4隻では信頼性が最重要な要素で、ドイツをいったん出港後最大2年間もそのまま運用する構想のためだ。 Navaltoday.com  によればドイツ海軍が引き渡し後の艦艇を建造元に返却するのはこれが初めてだという。 バーデン=ヴュルテンベルクでは試運転でも工期を遅れた実績がある。 問題を複雑にしているのが最終四番艦のラインラント=プファルツの命名式が終わっていることだ。建造、試験調達を並行して進める方式としたため各艦が同じ欠陥を有していることになる。 この問題とは別にドイツ海軍には作戦運用可能な潜水艦が一隻もないなど困った状況があり苦難の連続である。 F125フリゲートでは事態が展開の都度お知らせすることとする。 Contact the aut

★ロッキードが開発するグレイウルフ巡航ミサイルはどこが違うのか

Lockheed To Develop ‘Gray Wolf’ Cruise Missile ロッキードが開発する「グレイウルフ」巡航ミサイルとは ロッキード・マーティンのミサイル火器管制部が競合6社を破りAFRLの「グレイウルフ」巡航ミサイル開発実証契約を獲得した。 Dec 20, 2017 James Drew | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/lockheed-develop-gray-wolf-cruise-missile?NL=AW-05&Issue=AW-05_20171221_AW-05_31&sfvc4enews=42&cl=article_1&utm_rid=CPEN1000000962396&utm_campaign=13057&utm_medium=email&elq2=14bd5bf301204235a02b81fdaa317217 米 空軍研究事件部門(AFRL)が ロッキード・マーティン に開発させる巡航ミサイルは多数一斉発射し高度防空網を突破できる自律運用を目指す。 同社のミサイル火器管制部門(在ダラス)が競合6社を破り、5か年で納期数量未定の契約を110百万ドルで勝ち取り、AFRLが目指すグレイウルフ Gray Wolf 巡航ミサイル実験に取り組む。 契約ではAFRLが2017年3月発表の仕様書の低コスト遷音速巡航ミサイル試作型の「設計、開発、製造、試験」を実施し、ネットワーク技術の応用で高度の航法性能と残存性を発揮しながら特定目標の攻撃を行う想定だ。 AFRLは110百万ドルを二社に執行させるつもりだったがロッキードが全額契約を勝ち取ったようだ。 国防総省の12月18日発表では前渡金2.8百万ドルを提供し発注時期は2022年まで延長可能としている。上記の仕様書は5月に改訂されグレイウルフ契約は二年延長可で2024年までとしている。 国防産業界はグレイウルフについてコメントを積極的に出していないが、米空軍文書から情報の一部が判明している。 AFRL仕様書ではスパイラル状に変化する開発形態を想定しており、目標は低コスト

Saabが韓国KF-XのAESAレーダー技術開発を支援へ

AESAレーダー技術の提供を米政府が拒否し、国産開発を目指した韓国ですが結局Saabの援助を得ることにしたということですか。単体の技術だけでなく各種システムを統合していくことが大切ですね。韓国はどう扱うつもりでしょうか。 Saab to Support S Korean KF-X Fighter Jet’s AESA Radar Development 韓国KF-X戦闘機のAESAレーダー開発でSaabが支援へ Our Bureau 12:07 PM, December 23, 2017 http://www.defenseworld.net/news/21613/Saab_to_Support_S_Korean_KF_X_Fighter_Jet___s_AESA_Radar_Development#.Wj8VTd9l_cs KF-X fighter jet illustration by South Korean Air Force - A + 韓国の国産KF-X戦闘機用のAESAレーダーのアルゴリズム開発で Saab が支援要請を受けている。 レーダー開発の主体は韓国国防開発庁 (ADD) でSaabは LIG Nex1 へ協力する。契約金額は25百万ドル。LIG Nex1(本社ソウル)は高性能電子製品の開発製造を行うメーカーだ。 韓国は国産戦闘機開発を長期間にわたり勧めておりAESAレーダーの国産化も狙う。Saabにとって今回の契約は重要な一歩となり今後長期間にわたり韓国での事業を狙う。 「機内搭載AESAレーダー開発に加われ嬉しい。最新戦闘機へ搭載する技術開発の一員となりサブシステムまで含め関与するトップ企業としての当社の役割が評価されたものだ。「韓国政府、産業界とともに国産戦闘機開発を支援していく」とSaabは語っている。 韓国はKF-X開発をロッキード・マーティン支援で当初進めていたが米政府がAESAはじめ重要技術提供を拒否した経緯がある。AADはそのため独自開発するとしていた。■

なぜ米韓で意見が食い違うのか。韓国が主導権を奪回すればどうなるのか

原著者は大学の先生で政策立案者ではないのすが、こんなこと言われて韓国の人たちはどう思うでしょうね。 AllianceではなくPartnershipのことばをつかいアメリカとして韓国を価値共有する相手とは見ていないようですね。韓国があちら側に行っても怖くないということでしょうか。米韓で意見が全部同じである必要はないのですが、この通りになれば韓国は日米とは一線を画しチームにはなれないですね。もちろん中国にとっては好都合なのでしょうが。文大統領については親北派と日本は見ているので発言にいちいち目くじらを立てかねないのですが、構想力はあるようです。ただし方向性が間違っていると思いますが。ともかく今年は開戦を避けられそうですね。 5 Things South Korea Can Do to Wrest Control from Washington ワシントンから主導権をねじり取るため韓国にできる5つのこと 朝鮮半島の地図を見れば米韓両国が予防戦争を巡り意見が異なる理由がわかる   Rajan Menon  December 21, 2017 http://nationalinterest.org/feature/5-things-south-korea-can-do-wrest-control-washington-23736?page=show 韓 国の文在寅大統領には会ったことがなく、その機会もないだろう。いつか機会があれば握手して調子のいいことだけお座なりにいうのだろう。大統領から外交政策の助言を求められることもないはずだ。韓国には外交専門家もたくさんおり、大統領はそちらの意見を求めるはずだ。最終的に同国の政策は自国で決めるべきだ。 朝鮮半島の危機が過熱する中で韓国内の友人や関係者へ会話を試みたところたくさんのことが分かったが、韓国政府がとるべき対応については自分の意見は述べないようにした。また言うべきでもない。韓国側は北朝鮮が核兵器を入手することで生まれる意味を筆者より詳しく理解しており、頼まれてもいないのに出しゃばるべきでもない。だが筆者の話し相手はそうやすやすと筆者を解放してくれず、「こちらは評価結果を見せたのだからわが方の状況に何をしてくれるのか正確に教えてほしい」と言われた。 そこで以下対応した: ま

★★ドイツだけではなかった。英海軍も深刻な低稼働率に直面

心配になるニュースで、英独両国が負担すべき努力を怠ったためこうなったのか、産業構造に問題があるのか、政治家が悪いのかわかりませんが昨日今日始まった問題ではないようです。NATOが海軍力で欠陥を抱えたままだと米海軍の負担が増えて太平洋のバランスにも影響が出かねません。解決策としてNATOへの日本の加盟、あるいはNATOを拡大した「有志連合」として太平洋、大西洋をカバーする超同盟の樹立はいかがでしょう。 Almost All of the UK's Surface Combatants Are in Port While Germany Has No Working Subs 英水上艦ほぼ全隻が出動不能状態、ドイツには稼働潜水艦皆無 These already worrying developments reflect poor readiness overall and other larger issues within both of these NATO navies. 心配になる事態は両国海軍の即応態勢以外にもっと大きな問題がある証拠 CROWN COPYRIGHT BY JOSEPH TREVITHICK DECEMBER 20, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/17140/almost-all-of-the-uks-surface-combatants-are-in-port-while-germany-has-no-working-subs 英独両国の海軍部隊の即応態勢がともにかつてない低さになっており、英海軍では駆逐艦フリゲート艦のほぼ全数が港内にとどまり、ドイツ潜水艦部隊では一隻も出動できない状態だ。両国で現状ではヨーロッパ内外の危険に対応できないとの主張に勢いがついている。 2017年12月20日現在で英海軍23型フリゲート13隻で稼働可能艦は一隻だけで、45型駆逐艦6隻は全て港内に留まっている。2か月前にはドイツ海軍のU-35潜水艦が事故で損傷し、212A型潜水艦6隻全部が港内で修理を待つ状況にある。 英海軍は「世界規模で作戦投入されクリスマス、新年関係なく国益を防護する」状態を保っていると報道官がテレグラフ紙に語っている。「水上艦潜水