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中国の南シナ海既成事実の積み上げに警戒を

どうも我々は多方面へ同時に関心を示すことが下手なようです。イラン、イエメン、サウジアラビアと注意が必要な地点は増える一方ですが、北朝鮮はともかく、モリカケだ、お相撲だ、はては有名人のスキャンダルだと騒ぐ一方で見えなくなっていく対象がいかに多いか。中国は既成事実の積み上げに余念がありません。地上設備などミサイルで一掃できると米軍が思っているかもしれませんが、オセロで言えば隅の要所を取られてしまったと思えてなりません。南シナ海を抑えた後は東シナ海、本命は沖縄でしょう。かつて日本企業が長期的に物事を考えているといわれていましたが、中国共産党はもっと長い視野で考えているのではないでしょうか。もっと警戒が必要です 。 As tensions ease, China keeps building on disputed islands 緊張緩和の一方で中国は引き続き問題の島しょで建設工事を強行中 CSISのアジア海洋透明性確保事業がDigitalGlobe と共同で公開した画像では南シナ海スプラト リー諸島で中国が2017年になり構築した建築物を区別して表示している。(CSIS Asia Maritime Transparency Initiative/DigitalGlobe via AP) By: Matthew Pennington, The Associated Press https://www.militarytimes.com/flashpoints/2017/12/15/as-tensions-ease-china-keeps-building-on-disputed-islands/utm_source=Sailthru&utm_medium=email&utm_campaign=EBB%2012.15.17&utm_term=Editorial%20-%20Military%20-%20Early%20Bird%20Brief WASHINGTON — 南シナ海での中国人工島建設による緊張が鎮静化の観がある が、中国は建設工事を依然として続けている。 新たに公表された衛星画像では中国がスプラトリー、パラセル両諸島で2017年に構築した建築物は延べ72エーカー(28

8月10日、米海軍がミスチーフ礁で再び航行の自由作戦を実施

中国の既成事実作りを許してきたのはオバマ政権の失策でしょう。時間は取り戻せませんが国際法を盾にする西側世界(既存勢力)と自国の主張を根拠とする中国等(挑戦勢力)のせめぎあいが展開されているといってよいでしょう。 USS John S. McCain Conducts South China Sea Freedom of Navigation Operation Past Mischief Reef; 3rd South China Sea FONOp This Year USSジョン・S・マケインが南シナ海で航行の自由作戦をミスチーフ礁で実施し、今年三回目の南シナ海FONOpとなった By: Sam LaGrone August 10, 2017 12:23 PM • Updated: August 10, 2017 1:28 PM https://news.usni.org/2017/08/10/uss-john-s-mccain-conducts-south-china-sea-freedom-navigation-operation-past-mischief-reef-3rd-south-china-sea-fonop-year 写真 USSジョン・S・マケイン(DDG-56) June 17, 2017. US Navy Photo 米海軍の誘導ミサイル駆逐艦が中国がフィリピン沖に構築した人工島の12カイリ以内を10日航行したと国防関係者がUSNI Newsに明らかにした。USSジョン・S・マケイン(DDG-56)がミスチーフ礁上に中国が構築した施設付近を航行した。 今回のFONOp航行の自由作戦は今回で三回目で国防長官と米太平洋軍がトランプ政権に今年初めに進言していた。 ペンタゴン関係者はUSNI Newsに今回の作戦実施の事実関係を確認していないが、声明文を発表し航行の自由作戦は米国の標準行動の一環だと述べている。 「アジア太平洋地区で活動中の米軍は通常行動に南シナ海も範囲に収めている。作戦行動はすべて国際法に則り国際法の許す限り米国はいかなる場所でも航行、飛行、運用を実施する」と海兵中佐クリストファー・ローガンが発表。「FONOpsは通常の形で実施し今後も続ける。作戦成果のまとめはFONOps

★★マレーシアに海自P-3C無償供与、何とか実現してもらいたい

これはいいニュースですね。マレーシアと日本の連携強化になり、機材の有効活用にもなります。機材譲渡にあわせて訓練や保守管理も日本が行えばさらに実効性があがります。同様の動きがフィリピンやヴェトナムでも出ればいいですね。政府間の動きの後は民間企業が積極的に動けばいいのです。 海上自衛隊のP-3C哨戒機 Japan seeks to give patrol planes to Malaysia Retired Self-Defense Force aircraft would watch over South China Sea マレーシアに哨戒機を供与する日本の狙いは退役自衛隊機で南シナ海監視の強化だ May 5, 2017 2:15 am JST http://asia.nikkei.com/Politics-Economy/International-Relations/Japan-seeks-to-give-patrol-planes-to-Malaysia TOKYO -- 日本政府が退役ずみ哨戒機をマレーシアに寄贈する検討に入っており、同国により南シナ海での中国による海洋進出を警戒させる狙いがある 国会で防衛省基本法の改正が審議中で装備品を無償提供できるようにする。現在は国有財産の譲渡には何らかの代償が法律上で求められている。改正になればマレーシアが初の適用例となり、海上自衛隊が使用してきたP-3C哨戒機が対象となる。 P-3Cにはレーダー他の装備があり不審船や潜水艦を探知監視する能力がある。川崎重工業がロッキードからのライセンスで生産していた。海上自衛隊は同型機を60機ほど運用していたが15千飛行時間に達した機体から順次用途廃止にする方針だ。 防衛装備庁によればマレーシアからP-3Cの希望が伝えられてきたという。日本は退役機材を改修して引き渡す予定で高性能レーダー等の防衛機密装備は取り外す。 政府はマレーシア側と短期間で機材譲渡を合意したい意向だ。譲渡では日本の方針と整合性として透明かつ安全保障に関連し国際法との合致が求められる。 日本は機材、技術が中国の手に入らないよう万全を期す検討を行い、譲渡前に米国から武器取引規制で認可も得る。機材が米国原産のためだ。 日本はASEAN東南アジア諸国連

★日米演習にフランスもミストラル強襲揚陸艦で参加

ジャンヌダルクが太平洋にやってくるようです。画期的な進展になるのですがどうでしょう。総理のフランス大統領会談の後で正式に発表になるのでしょうか。消息筋は故意にリークしたのでしょうか。中国への包囲網が強まりそうですね。どちらにせよ間もなく明らかになりそうです。 French carrier to lead joint amphibious Pacific drill in show of force aimed at China: sources フランス空母が共同太平洋軍事演習に加わり中国に力の誇示をするとの消息筋談話 By Tim Kelly and Nobuhiro Kubo | TOKYO | Fri Mar 17, 2017 | 8:46am EDT http://www.reuters.com/article/us-france-navy-china-idUSKBN16O0QK フランスの揚陸強襲ヘリコプタードック艦「ミストラル」、ツーロン軍港を出港。2011年2月18日撮影。 REUTERS/Jean-Paul Pelissier/File Photo フランスは中国への軍事力誇示の一環としてミストラル級強襲揚陸母艦をテニアン島へ派遣し、日米軍事演習に英軍ヘリコプターとともに加わる意向だ。 「中国に明確なメッセージを送る上陸演習になる」と消息筋が語っている。別の筋は演習は5月第二週から第三週にかけ実施されると明らかにした。 中国は兵力投射に使える空母建造も進めており、太平洋に影響圏を広げる動きを示している。これに憂慮する日本と米国だがフランスもニューカレドニアや仏領ポリネシアがあり同様に深刻に捉えている。 テニアン島は米国の行政下にあり、北マリアナ諸島に位置する。東京からは2,500キロ離れている。 日本は米国の緊密な同盟国としてアジアでは中国に次ぐ海軍力を保有し、フランス、英国とも防衛協力を緊密にしている。 英国は昨年10月にタイフーン戦闘機四機を日本へ派遣し航空自衛隊と共同訓練を実施した。英空軍機は中国が一方的に領有を主張する南シナ海上空も航行の権利の一環で飛行し帰国の途についた。 日本防衛省は米英仏との共同上陸演習は何も決まっていないと返答してきた。 安倍晋三首

主張 トランプ新政権の南シナ海問題への取り組みに期待

アジア太平洋特に対中国問題でオバマ政権が8年という時間を空費してしまった以上次期政権にはいきなり期待が高まります。米国には中国の意図を正確に理解できる人材もありますので、政治トップの価値観が今後重要になります。その意味で徐々に出てきた新政権人事を見守りましょう。 Donald Trump's South China Sea Challenge: 4 Ways America Can Push Back Against China Harry J. Kazianis November 25, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/donald-trumps-south-china-sea-challenge-4-ways-america-can-18511 次期大統領がホワイトハウスで仕事を始める初日から世界中の問題が肩にのしかかってくる。イスラム国、ロシアとの緊張、シリア内戦で新政権は直ちに手を打つ必要がある。それだけではない。上記課題より他年度に渡るジレンマは世界規模の難題、中華人民共和国による挑戦だ。 最大の課題 米中関係の緊張要因は色々あるが、重要なのは一つだけ、中国政府が米国の様子をうかがうことは不要と判断しアジア太平洋におけるアメリカ主導の国際秩序を拒否していることだ。中国の意図はアメリカをアジアから徐々に追い出すことにあり,代わって世界で一番経済成長が著しい地帯を支配することなのは明らかだ。 中国関連の諸問題にはトランプには経済軍事課題とともに日本へ東シナ海問題で圧力をかける事、台湾との緊張など多々あるが、新政権の外交手腕・戦略観が試されるのは何と言っても南シナ海だ。 南シナ海の重要性 南シナ海を「アジアの煮えたぎる大釜」と呼ぶのは理由がある。5兆ドル超の交易が同海域を通過し、うち1.2兆ドルは米国製品である。経済大国の日本、韓国、中国に必要な資源の航路もある。南シナ海の支配者がアジアを支配する。中国が人工島、軍事施設を建設し、領有権を既存事実にしようとする理由は将来の支配権を一発も銃弾を撃たずに実現することだ。 ではなぜ現政権は中国の南シナ海進出に反対しなかったのだろうか。アジア重視を2011年に打ち出したオバマ政権は出

南シナ海でのプレゼンスを増やす日本、稲田防衛相がワシントンで発表 

稲田大臣のワシントンDC訪問では明確な意思を伝えることができたようで成功したと言えるでしょう。中国はここまで問題を拡大して何を狙っているのでしょうか。どう事態を収束させるつもりなのでしょうか。そもそも国際秩序にあからさまに挑戦するこんな国が国連安保常任理事国というのはおかしな話ですね。 Japan Wants Joint Training Patrols With U.S. in South China Sea BY: Morgan Chalfant Follow @mchalfant16 September 16, 2016 11:31 am http://freebeacon.com/national-security/japan-joint-training-patrols-us-south-china-sea/ 日本が南シナ海への関与を米海軍との共同訓練実施で強化し、中国への牽制を狙う。 稲田朋美防衛相は15日ワシントンDCの戦略国際問題研究センターで日本が「南シナ海への関与強化策として例えば海上自衛隊が米海軍と合同訓練航海を行い、二国間あるいは多国間演習を関係各国と実施する、あるいは域内関係国の対応能力強化への支援が考えられる」と述べた。 中国が南シナ海で主権を主張していることが深い緊張を招いている。とくに国際仲裁法廷が北京の主張に歴史的裏付けはなく法的な根拠もないと裁定を下したことの波紋は大きい。日本は中国と尖閣諸島の主権をめぐり意見が対立死両国間の関係に影響している。 自衛隊を米国による航行の自由演習に派遣する構想が今年早々に浮上した際には中国が日本へ「レッドライン」だと警告していたと伝えられる。 稲田防衛相は日米同盟及びアジア太平洋の安全保障問題を席上で詳しく述べ、中国は東・南シナ海で域内の国際秩序を覆そうと「あからさまな企み」をしていると批判した。 さらに北京が7月の裁定内容を無視していることは「一方的に現状を変更し、既成事実化しこれまでの規範をないがしろにする」と述べた。 また尖閣諸島周辺海域への度重なる侵入は「常態化」し、「前例のない事態」で中国側取締艦船と漁船が日本接続水域の航行を連続して行っているとも語った。6月には中国海軍艦艇一隻が同諸島近くで領海侵犯した。 「もし東

B-1を10年ぶりにグアムに配備し、中国をけん制する米太平洋軍

B-1 Bombers to Patrol Skies from Guam The Honolulu Star-Advertiser | Jul 31, 2016 | by William Cole http://www.military.com/daily-news/2016/07/31/b-1-bombers-patrol-skies-guam.html エルスワース空軍基地に駐機するB-1爆撃機。 (US Air Force/Zachary Hada) The Honolulu Star-Advertiser | Jul 31, 2016 | by William Cole 太平洋空軍からB-1B爆撃機隊がグアムに10年ぶりに展開するとの発表があった。 今回の動きは中国が南シナ海に爆撃機、戦闘機を飛行させると公言していることへの対抗策だ。 B-1は低レーダー断面積を有し時速900マイル以上で飛行でき「迅速な地球規模攻撃能力を実現し、抑止力の実効性を高め、同盟各国への安心感、地域内安全保障と安定の強化につながる」と太平洋軍(司令部ハワイ)が発表。 機数不明のB-1部隊は8月6日にアンダーセン空軍基地に移動し、ミノット基地(ノースダコタ)所属のB-52爆撃機隊と交代する。B-52隊は太平洋軍の連続爆撃機運用体制の一環でグアムに駐留していた。 B-1爆撃機隊には300名がエルスワース空軍基地(サウスダコタ)から随行する。 B-1が太平洋に配備されるのは10年ぶりだ。 グアムからB-52隊は国際空域の飛行の自由を守り、中国による主権の拡大主張へ反論してきた。 国際仲裁法廷が中国による南シナ海大部分の領有主張を棄却したが中国はこれを無視している。 2013年末にはB-52の二機編隊が東シナ海上空に派遣され、防空識別圏を設定し侵入時に許可をもとめた中国を公然と無視した。米国は同空域は国際空域としている。また南シナ海上空へもB-52が飛行している。 フィリピンにはA-10サンダーボルトIIの5機、EA-18グラウラー電子攻撃機4機をフィリピンに配備したこともあり、米国はオーストラリアと長距離爆撃機の配備を協議中だ。■

南シナ海: 中国の動きは9月以降が要注意

今年の秋に何らかの軍事行動に中国が出るだろうということですか。人民解放軍が党の軍隊であるのは事実ですが、棒給引き上げがないまま民間との給与水準の乖離で人員に不満が高まる中で、下手に部隊が実弾発射してリスクを増やす命令をそのまま実行に移すでしょうか。中国の最大の弱点は「人財」だと思います。   China Will Hold its Fire in the South China Sea — Until September Creative Commons Harry J. Kazianis July 30, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/china-will-hold-its-fire-the-south-china-sea-%E2%80%94-until-17201 ワシントン・ポスト紙上で著名コラムニストのデイヴィッド・イグナティウスが波荒い南シナ海を取り上げている。国際法廷判断でここまでひどく中国が負けるとは世界は思っていなかった。「法の支配の下の国際秩序」にまず一点入ったということか。 だがこれから発生することが重要だ。中国がこのまま黙っているはずがない。復讐心に燃えた対応を出してくるはずだ。 ただしイグナティウスが指摘するように北京政府は言葉の応酬や南シナ海で爆撃機を飛ばして自分撮り写真を取ることで今のところ終始している。飛行地点はこれから埋立工事を狙うスカーボロ礁上空だった。現時点で中国は反応をしていないが、9月になればタイミングが絶好となり大きな動きがでてきても世界が注意を払わないかもしれない。 G-20 サミット+ 大統領選= アジアでトラブル発生 なぜ反応がすぐ出ないのかと聞かれるがタイミングは理想どおりには実現しないものだ。 中国はG-20サミットを9月4-5日に杭州で開催する。台頭する超大国としての地位を示す機会を絶えず狙う中国は理想的な協調的態度でトラブルは全く起こさない国として演技し、南シナ海でも注意深く筋書きを書いているはずだ。確かに発言や行動の暗示は激しくなるが、当面はエスカレーションを自制する。中国は国際会合の檜舞台で舟を揺らすことはしないはずだ。サミットが終わるまで中国が軍事力行使に向かわないことは賭けても

中国-ロシアが9月に南シナ海で海軍演習を実施へ

予想通り中国はますます唯我独尊状態に入り、その動きは予想しにくくなっています。面子がつぶれたと感じればどうなるかわからないので、そもそも国際司法判断そのものを無意味と論じ、全く違うロジックを作り、アフリカや一部アジア諸国を応援団に国際社会の主流意見はこちら、と主張しています。プロパガンダだけでなく軍事力も注目を集めるので効果は高いですね。そのためロシアとの演習を実施するぞと公表したわけです。これらの動きが世界からどう見られるかは関係ないのでしょうかね。しかしTHAADに抗議してなぜミサイル迎撃テストをするのでしょうか。どこで実施するのでしょうか。 China, Russia to Conduct Joint Military Drills in South China Sea Beijing will also deploy anti-missile defense tests to counter U.S. system in South Korea       BY: Natalie Johnson July 28, 2016 12:32 pm http://freebeacon.com/national-security/china-russia-joint-military-drills-south-china-sea/feed/ 中国国防部は28日ロシアと共同海軍演習を南シナ海で9月に実施すると発表した。中国がかねてから主張していた同海域の主権は国際仲裁裁判所により否定されている。 国防部報道官 楊宇軍 Yang Yujun上級大佐は演習を「通常のもの」と報道会見で述べ、特定の国を想定した演習ではないと説明した。 予定通り実施すれば南シナ海で中ロ合同演習は初めてになる。両国は以前のライバル意識を捨て米国等の圧力に対抗するべく提携を深めている。 「両国軍には全く通例の演習でさり、中ロ戦略互恵関係の強化を狙うものである」と楊は説明した。 実施となれば7月12日の常設仲裁裁判所の判断で中国の領有権主張が覆され他後を受けての演習となる。中国は仲裁裁定を無効活法適温居がない司法判断として遵守するつもりはないとしている。 ロシアは中国と2014年に大型天然ガス案件を成約し、エネルギー面での協力を

「人工島建設続ける」予想通りのPLAN司令官発言、議論にならない中国の態度

中国側が自己中心的な発言を延々と陳述するのを米側はどんな気持ちで聞いていたのでしょうか。米側が冷静な分だけ中国はますます異常さをさらけだしているのではないでしょうか。訪中の後の作戦部長に注目ですね。南シナ海では国際パトロール体制を早く実現したほうがいいと思うのですが。 PLAN’s Wu to CNO Richardson: Beijing Won’t Stop South China Sea Island Building By: Sam LaGrone July 18, 2016 6:17 PM https://news.usni.org/2016/07/18/plans-wu-cno-richardson-beijing-wont-stop-south-china-sea-island-building 7月18日、ジョン・リチャードソン海軍作戦部長が人民解放軍海軍司令官呉勝利提督と会見した。 . US Navy Photo 米海軍トップとの会見で人民解放軍海軍のトップが南シナ海スプラトリー諸島で人工島構築を中止する意向はないと断言した。中国国営メディアが伝えている。 呉勝利海軍大将と米海軍作戦部長ジョン・リチャードソン大将の会談の席上、国営メディア新華社は呉から中国はフィリピン近くの人工島数カ所の工事は完成させる、先週下された国際仲裁裁定の結果は無関係と発言したと伝えた。「南沙諸島(スプラトリー)の建設工事は絶対中止しない。南沙は中国固有の領土であり、建設は合理的範囲内であり、正当であり、合法的だ」と述べた。 「軍事力で中国を脅かそうとすれば反対の効果が生まれるだけだ」と呉は各地の防衛体制を強化する権利が中国にあると発言したと国営メディアは伝えている。 この会見とは別に中央軍事委員会の副主任が航行の自由作戦を今後も外国海軍が南シナ海で行えば危険な事態になると警告している。 「外国軍艦が航行の自由を行うことで南シナ海の航行の自由が脅かされ、破局に至る可能性がある」と 孫建国海軍大将が清華大学で土曜日に講演したとサウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えている。 米海軍は昨年10月以来南シナ海で航行の自由作戦を三回実施し、中国の神経を苛立たせていた。 呉提督は南シナ海での安全保障をめぐる米中協