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「人工島建設続ける」予想通りのPLAN司令官発言、議論にならない中国の態度


中国側が自己中心的な発言を延々と陳述するのを米側はどんな気持ちで聞いていたのでしょうか。米側が冷静な分だけ中国はますます異常さをさらけだしているのではないでしょうか。訪中の後の作戦部長に注目ですね。南シナ海では国際パトロール体制を早く実現したほうがいいと思うのですが。

PLAN’s Wu to CNO Richardson: Beijing Won’t Stop South China Sea Island Building

By: Sam LaGrone
July 18, 2016 6:17 PM

Chief of Naval Operations Adm. John Richardson meets with Adm. Wu Shengli, Commander of the People's Liberation Army Navy (PLAN) on July 18, 2016. US Navy Photo
7月18日、ジョン・リチャードソン海軍作戦部長が人民解放軍海軍司令官呉勝利提督と会見した。
. US Navy Photo


米海軍トップとの会見で人民解放軍海軍のトップが南シナ海スプラトリー諸島で人工島構築を中止する意向はないと断言した。中国国営メディアが伝えている。

  1. 呉勝利海軍大将と米海軍作戦部長ジョン・リチャードソン大将の会談の席上、国営メディア新華社は呉から中国はフィリピン近くの人工島数カ所の工事は完成させる、先週下された国際仲裁裁定の結果は無関係と発言したと伝えた。「南沙諸島(スプラトリー)の建設工事は絶対中止しない。南沙は中国固有の領土であり、建設は合理的範囲内であり、正当であり、合法的だ」と述べた。
  2. 「軍事力で中国を脅かそうとすれば反対の効果が生まれるだけだ」と呉は各地の防衛体制を強化する権利が中国にあると発言したと国営メディアは伝えている。
  3. この会見とは別に中央軍事委員会の副主任が航行の自由作戦を今後も外国海軍が南シナ海で行えば危険な事態になると警告している。
  4. 「外国軍艦が航行の自由を行うことで南シナ海の航行の自由が脅かされ、破局に至る可能性がある」と孫建国海軍大将が清華大学で土曜日に講演したとサウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えている。
  5. 米海軍は昨年10月以来南シナ海で航行の自由作戦を三回実施し、中国の神経を苛立たせていた。
  6. 呉提督は南シナ海での安全保障をめぐる米中協力は「唯一の正解」だと述べた。呉とリチャードソンは三時間半に渡り海の上の問題をめぐる意見交換をしている。
  7. 「今回の会談は極めてオープンかつ広範で隠し立てせず行えたと思う。両国関係のすべてを協力できる分野から連携の可能性まで話、リムパックへの参加とか、親善訪問などのほかCUES取り決めで海上遭遇を安全に行うことまで話し合った」とリチャードソンの音声声明を米海軍が公開した。
  8. 「そうした分野での期待とは対照的に南シナ海問題は深刻で、仲裁内容もあり、この問題ではお互いに率直かつ誠意を持って望まないと解決はありえないとわかった。双方ともに両国関係が極めて重要であると認識しており、海軍同士で互恵関係としていく責任がある」
  9. リチャードソン作戦部長は北京を離れ、中国北海艦隊で潜水艦学校を視察したあと空母遼寧(CV-16)に乗艦する。■

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