予想通り中国はますます唯我独尊状態に入り、その動きは予想しにくくなっています。面子がつぶれたと感じればどうなるかわからないので、そもそも国際司法判断そのものを無意味と論じ、全く違うロジックを作り、アフリカや一部アジア諸国を応援団に国際社会の主流意見はこちら、と主張しています。プロパガンダだけでなく軍事力も注目を集めるので効果は高いですね。そのためロシアとの演習を実施するぞと公表したわけです。これらの動きが世界からどう見られるかは関係ないのでしょうかね。しかしTHAADに抗議してなぜミサイル迎撃テストをするのでしょうか。どこで実施するのでしょうか。
China, Russia to Conduct Joint Military Drills in South China Sea
Beijing will also deploy anti-missile defense tests to counter U.S. system in South Korea
July 28, 2016 12:32 pm
中国国防部は28日ロシアと共同海軍演習を南シナ海で9月に実施すると発表した。中国がかねてから主張していた同海域の主権は国際仲裁裁判所により否定されている。
- 国防部報道官楊宇軍Yang Yujun上級大佐は演習を「通常のもの」と報道会見で述べ、特定の国を想定した演習ではないと説明した。
- 予定通り実施すれば南シナ海で中ロ合同演習は初めてになる。両国は以前のライバル意識を捨て米国等の圧力に対抗するべく提携を深めている。
- 「両国軍には全く通例の演習でさり、中ロ戦略互恵関係の強化を狙うものである」と楊は説明した。
- 実施となれば7月12日の常設仲裁裁判所の判断で中国の領有権主張が覆され他後を受けての演習となる。中国は仲裁裁定を無効活法適温居がない司法判断として遵守するつもりはないとしている。
- ロシアは中国と2014年に大型天然ガス案件を成約し、エネルギー面での協力を強めた他、東シナ海で共同海軍演習を同年から開始した。2015年5月には地中海で共同演習も行っている他、同年に日本海でも演習を展開した。
- また中国国防部は韓国が高性能米国製ミサイル迎撃装備導入を決めたことへ対抗し、ミサイル迎撃テストを行うと発表。
- 米国と韓国は先月末に最終段階高高度地域防衛装備(THAAD)の導入を発表し、中国はこれに対し地域の安定を損なうものと警告していた。
- 「中国がミサイル防衛能力を整備するのは中国固有の防衛のためであり、特定の国を狙ったものでもなく、国際間の安定を損なうものでもない」と楊は述べている。■
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