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★★この写真一枚で中国が怯える理由があるはず(日本向けF-35初号機)

This Photo Has China's Military Scared Stiff (Japan Now Has the F-35) Dave Majumdar November 30, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/photo-has-chinas-military-scared-stiff-japan-now-has-the-f-18566 日本向けのロッキード・マーティンF-35共用打撃戦闘機初号機がルーク空軍基地(アリゾナ)へ昨日到着した。 航空自衛隊にとっては第五世代ステルス戦闘機の配備に向けた第一歩になる。日本は高まる中国の脅威への対応能力向上に期待している。有償軍事援助(FMS)制度により日本は米空軍予備役第944戦闘機飛行隊と現役第56戦闘機飛行隊の要員からパイロット訓練を受ける。 日本向け1号機は2016年9月23日にロッキード・マーティンのフォートワース工場(テキサス)をロールアウトしている。日本は米国製造機材を4機発注している。残る38機は名古屋で組立る。日本のパイロット、整備員の訓練はFMS制度による初の養成事例となる。その他国の要員はF-35共同開発国としてルーク空軍基地で養成されている。 人民解放軍空軍、海軍の装備近代化が迅速に進んでいる中でとくにJ-15、J-16のような第四世代機に日本はマクダネル・ダグラスF-4EJファントムII、ボーイングF-15Jイーグル、三菱重工F-2で対応しているが、防空の実効性、反撃力で課題を実感しているところだ。 そこにF-35が投入されれば、空対空戦闘機としてステルス性能、センサー能力、ネットワーク機能もあるが真価は強固な防空地域への侵攻攻撃能力にある。中国のA2AD体制がロシアからS-400も導入して一層強力になる中で、日本がF-35を導入したことで中国の軍事冒険主義への抑止効果が生まれるだろう。■ Dave Majumdar is the defense editor for the National Interest. You can follow him on Twitter: @davemajumdar . Image

★F-15Jをミサイルトラックに変身させる案をボーイングが提案中の模様

トラックと言う表現はB-52にもありますが、F-15がミサイルトラックになるというのは高機動の空中戦が発生するよりまず敵勢力の減衰を狙うミサイル攻撃を先に行うということですね。であればF-15でなくてもミサイルトラックはP-1やC-2を改装すればもっと多量のミサイルが運用できるのでは。 ​  JAPAN AEROSPACE: Boeing promotes F-15 as air-to-air missile truck 12 OCTOBER, 2016 BY: GREG WALDRON TOKYO https://www.flightglobal.com/news/articles/japan-aerospace-boeing-promotes-f-15-as-air-to-air-430296/ ボーイング は日本が運用中のF-15J制空戦闘機部隊の改修案を複数用意し、供用期間延長とともに性能向上策を提供する。 日本におけるボーイング防衛部門の代表を務めるジム・アーミントンはF-15改修案で日本と打ち合わせていることを認めたが詳細は明らかにしない。 「航空自衛隊が同機ミッションを検討しているなか、F-15に性能拡張の余地が大きいことが理解されている」(アーミントン) ただし同人は航空自衛隊機材はまだ飛行時間が相当残っていることを確認し、現在利用可能な技術でF-15Jが「一足飛びに」性能向上する可能性があると認めた。 「選択肢は広いです。AESA(アクティブ電子スキャンアレイ)レーダーがありますし、新型戦術コンピュータや新型電子戦装備一式や機体遺体型燃料タンクの他にミサイル搭載数の増加もある」と自身もF-15パイロットだったアーミントンは指摘する。 国際航空宇宙展のボーイングブースではF-15模型にレイセオンAIM-120AMRAAM空対空ミサイル16発を搭載しており、現行の二倍の搭載量になっている。 アーミントンは既存機体の改装費用は新型機導入より相当低くなると指摘している。 2015年にボーイングは2040年まで供用前提としたF-15Cの性能向上型を発表し、2040Cの呼称で「四発パック」弾薬格納方式で空対空ミサイル数を16発にし、機体一体型燃料タンクで飛行距離拡大をめ

★★RAFタイフーン戦闘機他が日本へ、初の日英空戦演習ガーディアンノース16は10月に三沢で開催

三沢の空にタイフーンはじめ英空軍機がやってきます。航空自衛隊による発表と同時に英政府も在京英大使館経由で演習予定を公表しました。 GOV.UK Announcement : RAF Typhoon aircraft to visit Japan From : British Embassy Tokyo First published : 16 September 2016 https://www.gov.uk/government/world-location-news/announcement-raf-typhoon-aircraft-to-visit-japan ( c) Jamie Hunter 航空自衛隊幕僚監部は本日声明を発表し、初の日英航空戦闘機演習を三沢基地を舞台に10月中旬から11月初旬まで開催する。 演習は今年1月の外務・防衛閣僚会合(2+ 2)で実施が合意されていた。 英空軍はタイフーン4機、ヴォイジャー空中給油機、C-17輸送機を派遣し航空自衛隊はF-2およびF-15を参加させる。 航空自衛隊にとって米国以外の国との共同訓練は今回が初となる。演習は相互運用性を確認し、日英の協力関係を安全保障、防衛分野で広げるのが狙い。 演習名称は「ガーディアンノース16」で空自、RAFが安全保障の守り手として日本北部の演習空域を活用する。 日英両国は民主主義国家として価値観を共有し、法の支配原則の信奉でも一致する。ガーディアンノース16は両国が安全保障防衛部門での協力関係を深化させる一環となる。■

★航空自衛隊がF-35A1号機写真を公表 テキサス州フォートワース

JASDF releases images of first F-35 Gareth Jennings, London - IHS Jane's Defence Weekly 15 August 2016 http://www.janes.com/article/62957/jasdf-releases-images-of-first-f-35    航空自衛隊向けF-35A1号機の写真が初飛行・引き渡しに先立ちフォートワース工場で公開された 。 Source: Japan Air Self-Defense Force 日本向けのロッキード・マーティンF-35AライトニングII打撃戦闘機JSF一号機の写真が公表された。撮影場所は同社フォートワース工場内で撮影時期は8月中旬という。 写真は航空自衛隊が8月14日に公表し、機体には69-8701(別称AX-1)がつき飛行テストをへてルーク空軍基地(アリゾナ)の国際訓練部隊へ数週間で引き渡し可能になっている。 日本は今後5年でF-35A計28機を導入する。うち6機の正式契約が完了。最終的には42機導入し、三菱重工がライセンス生産したマクダネル・ダグラスF-4J改と入れ替える。 2014年6月25日に小野寺五典防衛相(当時)がF-35は当初は三沢基地に配備すると発表していた。三沢には平成29年度中に4機が配備され、運用部隊は301空あるいは302空となる見込みだ。■

東京オリンピックまでにペイトリオット部隊の性能改修を実施へ

Exclusive: Japan to upgrade Patriot batteries for Olympics as North Korean missile threat grows: sources TOKYO | BY TIM KELLY AND NOBUHIRO KUBO http://www.reuters.com/article/us-japan-northkorea-patriot-exclusive-idUSKCN1082W1 防衛省でペイトリオット高性能改修-3(PAC-3)装備の傍に立つ自衛隊員。 December 7, 2012. REUTERS/ISSEI KATO/FILE PHOTO 日本がペイトリオットPAC-3ミサイル防衛装備を2020年東京オリンピックまでに改修し、有効距離拡大に加えて精度を上げ北朝鮮弾道ミサイルの高性能化に対応させるとわかった。 性能向上策でPAC-3ミサイルの射程は30キロと現行の二倍近くに伸び、改修は来年開始と関係筋が明かしている。 「性能改修型PAC-3はムスダンに対応するため必要」と別の筋は語り、北朝鮮の中距離弾道ミサイルを名指しした。 北朝鮮は今年六月にムスダンを二発試射し、一本目は失敗したが二発目は400キロ飛翔し、高度1,000キロと弾頭を装着した場合3,000キロ先まで到達できる能力を示した。 北朝鮮は実用化に一歩近づき、毎秒数キロの速度で飛翔すれば防衛の最後の砦PAC-3部隊が対応ができなくなる。 旧型PAC-2を保有する韓国は2018年までにPAC-3に更改すると韓国国防部関係者が述べている。在韓米軍も首都ソウルを防衛範囲に入れている現有PAC-3を改修する なお日本防衛省の報道官はPAC-3性能向上について「何も決まっていない」と述べた。 東京オリンピック開催でPAC-3改修は厳しい予算でも優先実施しやすくなったと関係筋は語っている。 約1,000億円を平成29年度予算概算で要求すると関係筋は述べている。予算提案は内閣承認を経て正式に予算化され、追加費用は後年に都度承認される。 日本はより高性能な最終段階地域防衛装備、THAADミサイル迎撃システムの導入を検討している。米韓両国が

6月17日東シナ海上空で何があったのか どちらの言い分が正しいのか

この問題の背景には中国が狙う心理戦もありますが、世界に孤立する様相を示す中国が多方面で大胆な動きに出ていることにも注目すべきでしょう.一体真実はどうだったのか。否定するだけではだめで、日本も情報開示すべきではないでしょうか。でないとウソを言い続けるほうが真実だと受け止められるようになります。日本も主張する際に計算された戦略戦術が必要ですね。 China says Japanese F-15s locked onto its fighters over East China Sea Gabriel Dominguez, London - IHS Jane's Defence Weekly 05 July 2016 http://www.janes.com/article/61996/china-says-japanese-f-15s-locked-onto-its-fighters-over-east-china-sea Source: JASDF 中国国防省が火器管制レーダーを東シナ海上空を6月17日に飛行中のスホイSu-30戦闘機二機に航空自衛隊のF-15戦闘機二機がロックオンしたと非難した。 中国は中国戦闘機のうち一機が航空自衛隊F-15に攻撃を加える構えを見せて接近したとの報道を否定している。F-15はスクランブル出撃していた。 「日本側の発表は事実を捻じ曲げ白を黒と言いくるめ不和を植え付けようとするものである」と同省情報局報道官が述べているとChina Military Onlineが伝えた。 それによると報道官はSu-30の二機編隊が「東シナ海防空識別圏で通常の哨戒飛行を行っていたところ」航空自衛隊F-15が二機高速で接近し「火器管制レーダーを中国機にロックオンした」とし、日本側がいつでも武器を発射できる状態だったとしている。 Su-30編隊は「戦術行動など必要措置」で日本側の「挑発行為」に対応したと報道官は述べ、F-15二機は赤外線フレアを放出しその場を去ったという。 中国側報道官は日本の行為は「空中事故で深刻な被害や損傷を航空機搭乗員に与えかねない」事態だったと注意喚起した。また同報道官は日本政府が「中国に歩み寄り」かつ「交渉の障害を取り除き」中日海上空中連絡メカニズムの立ち上げ・運用の条件整備

★★見えてきた航空自衛隊向けF-35の生産・導入段どりの最新状況

MRJとならんでF-35も生産となるとますます愛知県は航空宇宙産業の主要拠点になりますね。来年が楽しみです。名古屋というのは小牧にある県営名古屋空港に隣接した三菱重工のことですね。 First of Japan’s F-35s will be airborne by year’s end By Seth Robson Stars and Stripes Published: May 11, 2016 YOKOTA AIR BASE, Japan —航空自衛隊パイロットがF-35AライトニングII戦闘機を初めて操縦する機会が今年末までにやってくると ロッキード・マーティン 社関係者が航空自衛隊との協議で来日し発言している。 日本向け最初の4機がフォートワース(テキサス州)工場の製造ラインで11月にロールオフすると同社のF-35国際渉外部長エリック・W・シュネイブルが述べ、同機関連施設がある名古屋および三沢へも今月後半に訪問するという。フォートワースはF-35組立て拠点として 三菱重工業 の名古屋工場、 アレニア・アエルマッキ のカメリ工場と並ぶ存在だ。 日本人パイロットが同機を初離陸させるのはルーク空軍基地(アリゾナ州)の予定で、オーストラリア、ノルウェー、イタリアが同地でF-35パイロットを養成中だという。 日本はハイテクの塊の同戦闘機の共同開発にあたる八カ国の一つで、事業は1兆ドルと米史上最高額の軍装備になる。 日本が調達する残り38機の一号機は名古屋で来年ロールオフするとシュネイブルは述べた。 新規機体は三沢基地に配備され、米空軍第三十五戦闘機隊のF-16と並ぶ。F-35パイロット訓練はその後日本で実施するという。日本の整備要員はエグリン空軍基地(フロリダ州)に派遣されF-35整備を学ぶ。 さらに韓国向け40機が製造中で、納入は2018年開始の予定だ。機体は清州航空基地(ソウル南方)に配備される。 F-35は技術上の問題やコスト上昇でさんざん酷評を受けたが、シュネイブルによれば課題の多くは解決済みで、事業は上向きに推移しているという。ロッキード・マーティンのウェブサイトではフォートワースで製造するF-35は今年は計43機で2019年に三倍に増やすとしている。 海

★★航空自衛隊の戦力整備方針はこのままでいいのか

X-2公開で事情をよく知らないマスメディアなど大騒ぎしていますが、さすがアナリストの視点は冷徹ですね。いよいよ日本も国産開発にこだわる姿勢を捨てて費用対効果、リスク低減効果を大上段に国際共同開発に進むのか、いくらお金をかけても国内産業基盤整備を貫くのか方向を決めなければいけない時期にきているのでしょう。(これは航空関係だけの話ではありませんが)皆さんはどう思われますか ---------------------------------------------------------------------- Japan Faces Challenging Choices for Cash-Strapped Air Force By Paul Kallender-Umezu, Defense News 11 a.m. EST February 14, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/show-daily/singapore-air-show/2016/02/14/japan-faces-challenging-choices-cash-strapped-air-force/80083926/ TOKYO — 航空自衛隊へ懸念が高まっている。第五世代機導入を少数にとどめ大部分がF-2とF-15で構成する第四世代機のまま、相互運用性がない機種を開発していいのかという声だ。 現状の予算では航空自衛隊はF-35をわずか42機しかも年間数機のペースで調達するが、貴重な財源を旧式機の改修に割り振っている。今年の航空自衛隊の調達はF-35を6機、F-2の近代化改修はデジタル通信装置をつける11機にとどまる。 鳴り物入りで公開に踏み切った第五世代機X-2心神ステルス実証機および海上自衛隊のDDHいずも級ヘリコプター空母への短距離離陸垂直着陸F-35Bの導入可能性は航空自衛隊が分かれ道にきていること、より実効性のある戦力整備が課題であることを示す。しかし実施できるのか。 Tealグループ副社長のリチャード・アブラフィアは予算制約、費用とF-2に将来がないことから、航空自衛隊が想定するシナリオではF-35追加調達とF-15改修の可能性が一番高いとみる。日本が新型

★★★航空自衛隊の南方増強とX-2公表を米国はどう見ているか

F-15Jの実力について理解に苦しむコメントもありますが、先週は日本の動きが注視を集めた一週間でした。 Japan Shifts Air Force Posture South, Unveils Stealth Demonstrator By Paul Kallender-Umezu, Defense News  2:18 p.m. EST January 31, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/policy-budget/budget/2016/01/31/japan-shifts-air-force-posture-south-unveils-stealth-demonstrator/79532526/ ( Photo: Toshifumi Kitamura/AFP via Getty Images) TOKYO —防衛省の次年度予算要求を見ると航空自衛隊(ASDF)はF-35調達42機は進めるもののF-2とF-15の性能改修実施の決定は先送りされたようだ。 その裏でASDFは南方重視の部隊配置を発表し、南西諸島への脅威へ対応しようとしている。さらに三菱重工業が開発中のX-2心神ステルス試作戦闘機が先週発表されたのは日本が国産技術開発でF-2やF-15の後継機づくりに本腰を入れている証左だ。 ASDFは1,350億円(11億米ドル)でF-35を6機調達し、38億円でF-2改修を進めるほか、294億円がF-35の国内生産に計上されている。 日本がF-4ファントム後継機としてF-35導入を決めたのは2011年のことで当時の試算では80億ドルだったが、一方でF-2とF-15の性能改修も進め人民解放軍空軍(PLAAF)に対する航空優越性を維持する。 部隊配備では南方重視が目立つ。ASDFは那覇基地へのF-15配備を40機に倍増し、第9航空団を新設し南西諸島に向けた活動を増大させているPLAAFに対抗する。昨年のスクランブル発進441回は2011年から二倍増だ。(防衛省) 「日本が航空戦力を九州沖縄と南方へ配備しているのは中国の東シナ海進出に対抗する意図なのは見え見えだ」と日本の軍事問題に精通したウォーウィック大のクリストファー・ヒューズ教

★航空自衛隊>E-2D売却案件が米議会に通告された 4機、総額17億ドル

原文ではE-2Cが海上自衛隊が運用中と誤った記述になっていたため本国サイトに指摘しておきました。 Congress Notified of Potential $1.7B E-2D Advanced Hawkeye Sale to Japan By: Sam LaGrone June 2, 2015 4:28 PM http://news.usni.org/2015/06/02/congress-notified-of-potential-1-7b-e-2d-advanced-hawkeye-sale-to-japan テスト中のE-2D Advanced Hawkeye 2009年. US Navy Photo ノースロップ・グラマン E-2Dアドバンストホークアイ4機および支援装備の日本向販売を米議会に通告したと国務省関係者がUSNI Newsに明らかにした。 ISR用の機体および予備エンジン、予備レーダー含め合計17億ドルを有償海外軍事援助(FMS)として売却する。 「日本の空域並びに海洋領域の状況把握がE-2D各機の搭載する空中早期警戒統制(AEW&C)能力で向上する。日本はE-2D各機を太平洋で運用し、現行のE-2CホークアイAEW&C機材を補強する」と国務省のデイビッド・マッキービイがUSNI Newsに文書で回答してきた。 案件では機体合計4機、T56-A-427Aエンジン10基、多機能情報分散システム低量端末装置 (MIDS-LVT)8台、APY-9レーダー4基を含む。 日本は現在も10機以上のホークアイを運用中で防衛省は昨年末にホークアイ改良型の導入を表明し、 ボーイング 737AEW&Cウェッジェテイルを退けた。同機はオーストラリア、韓国、トルコが運用中。 5月に議会は総額30億ドルで ベル・ボーイング V-22オスプレイ17機及び支援装備の日本向売却の通告を受けている。 米海軍ではE-2D初の作戦部隊がセオドア・ローズヴェルト空母打撃群に配備されており、海軍が進める統合火器管制防空構想 (NIFC-CA) 構築の鍵を握る機材となる。■

★★F-35機体価格の最新動向 航空自衛隊機体含む

なるほど日本向けの機体はドル108円換算で単価100.8億円ということですが。今後も機体価格が下がっていくというのはよい知らせですね。ただACC司令官も言っているようにF-35の役割は機種の違いを融合させた総合的な戦力と状況把握能力、ネットワーク機能なので、運用する航空自衛隊も考え方を切り替えていかないとせっかくの機材も宝の持ち腐れになってしまいますね。 Lockheed, Pentagon Agree On Latest F-35 Production Lot http://aviationweek.com/defense/lockheed-pentagon-agree-latest-f-35-production-lot Oct 27, 2014 Amy Butler | AWIN First Lockheed Martin ペンタゴンと ロッキード・マーティン 間で F-35の次回生産バッチ43機分で合意ができた。 これによると低率初回生産(LRIP)第8ロットの価格は前回のLRIP 7よりおよそ3.6%低い単価になり、F-35Aで93.3百万ドル(約100.8億円)、F-35Bは100.5百万ドル(108.5億円)、F-35Cが111.1百万ドル(120億円)になる。 今回の生産ロットに初の海外軍事販売分の2案件も含む。イスラエルはF-35Aの2機、 日本向け F-35Aが4機である。米国向けは29機で、うち19機が米空軍、6機B型が海兵隊、C型4機が海軍向けだ。あわせてノルウェー、イタリア向け各2機もここに入る。英国にはF-35Bを4機生産する。 . 今回の生産ロットは2014年度調達で2016会計年度末までに引き渡しとなる。 F-35開発室は初のC型空母運用も開始しようとしている。USSニミッツへの拘束フックによる着艦は11月3日を予定し、サンディエゴ沖合で行う。艦上運用型ではフック形状を再設計している。ロッキード・マーティンが再設計を迫られたのは原型が空母の拘束鉄線をつかむことができなかったためだ。 ロッキード・マーティンでF-35事業を担当する執行副社長ロレイン・マーティン Lorraine Martin によればF-35Aの機体価格は2019年度に80百万ド

KC-46空中給油機の初飛行日程も遅れる見込み

順調と思われていたKC-46開発ですが、思わぬところでつまづいているようです。設計段階に間違いがあったのであれば「詰めが甘い」と言われても仕方ないですね。固定価格で超過する分は海外輸出で回収するというのがボーイングの計算のようで、日本もその対象に既に入っているようです。KC-767の追加購入はKC-46に切り替えていくということでしょうか。 First Flight for KC-46 Tanker Platform Slips Further Sep 12, 2014 Amy Butler | AWIN First Boeing 配線問題でKC-135後継機となるべき ボーイング 767-2Cの初飛行は早くても11月中旬と当初の6月から大きく遅れている。 それでもジョン・トンプソン少将(KC-46事業責任者)Maj. Gen. John Thompson, program executive officer for the KC-46 programによればボーイングは第一期18機の納入を契約通り2017年8月に実行できると見ている。「稼働可能必要機数(equired assets available RAA)の実現に支障となる大きな問題はないが、日程管理は改善の余地がある」と9月11日にAviation Weekに発言している。 ボーイングは2011年に固定価格制で44億ドル開発契約を獲得し、政府負担は49億ドルが上限となる。2013年に行った原価危険度評価では総額59億ドルとなったとトンプソン少将は述べた。差額はすべてボーイング負担で2017年を迎える事になる。最終的に空軍は179機を調達する。. ボーイングからは272百万ドルを投入し事業を予定通り進めるとの発表があった。問題は基本形767-2Cの配線だ。給油機として配線設定で空軍が二重あるいは三重の冗長性を求めているため、基本形767の配線は総延長70マイルだが、2Cでは50マイル分を追加している。冗長部分とは別に、重要システムでは安全の理由から配線間に一定の距離を保つ必要がある。今年早々にFAAテストの準備を進める中でボーイングは配線の5-10%で距離が十分に確保できていない、あるいはシールドが不十分であることに気づいた。 この設計不備は「設計ツール段