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中国の南シナ海進出>スカボロー環礁での基地設営を阻止すべき 日本も参加を期待される可能性

Pentagon Warns of Conflict Over Chinese Buildup on Disputed Island Beijing asserts Scarborough Shoal is Chinese territory http://freebeacon.com/national-security/pentagon-warns-conflict-chinese-buildup-disputed-island/feed/ BY: Bill Gertz April 29, 2016 5:00 am フィリピン付近で紛糾中の島しょ部分に中国が軍事施設を造成しようとしており、完成すれは域内対立をあおりかねないとアシュ・カーター国防長官が28日議会で発言した。 カーター長官発言は中国がスカボロー環礁に軍事施設を追加すれば、米艦艇が拠点とするスービックベイ軍港から120マイル地点で中国ミサイルの射程に入るとの指摘に答えたもの。 長官はスカボローは「紛糾中の地点の一つであり、軍事衝突に発展する可能性はある」とし「フィリピンに近いことを憂慮している」とカーター長官は上院軍事委員会公聴会で述べた。 長官に質問したのはダン・サリバン上院議員(共、アラスカ)で同議員は公聴会でスカーボロがフィリピンの中心ルソン島を脅かす軍事三角形の頂点の一つになると述べている。地図は中国が軍事拠点化を進めるパラセル諸島のウッデイ島、スプラトリー諸島の三個の島を示した。 「中国はすでに三角形の二辺を整備した。スカボロー環礁から戦闘機やレーダーの行動半径が地図でわかる」(サリヴァン議員) カーター長官はこの地図は「全く正しい」とし、中国のめざす軍事三角形の姿を認めた。 その後サリヴァン議員はWashington Free Beaconに対して中国がスカボローでミサイル装備や軍用機の運用をするとの報道に「非常に憂慮している」と述べている。 「この環礁はもともとフィリピンが領有を主張していたが、占拠の上施設建設で軍事拠点化が完成すればPRCはフィリピン北部のすべての離発着をレーダー監視でき、巡航ミサイルを沿岸防衛用に持ち込めば、米軍部隊は釘付けになりフィリピンでの作戦行動が危険になる」と議員は述べ、中華人民共和国の

南シナ海>フィリピン分遣隊のA-10がパトロール飛行をクラーク基地から開始

中国が始めた強硬策が遂にフィリピンへの米軍プレゼンスを20有余年ぶりに復活させてしまいました。これを中国がどう受け止めるのか。南シナ海では相変わらず中国が基地建設など進めていますが、これからどう事態を収拾するのかちゃんと考えているのでしょうか。数週間単位のローテーション配備ということですが在韓米軍や在日米軍の機材も対象となり、微妙なバランス変化につながりませんかね。 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- PACAF A-10s, HH-60s fly first air contingent missions in Philippines By Staff Sgt. Benjamin Stratton, Pacific Air Forces Public Affairs / Published April 22, 2016 http://www.af.mil/News/ArticleDisplay/tabid/223/Article/740671/pacaf-a-10s-hh-60s-fly-first-air-contingent-missions-in-philippines.aspx 韓国烏山基地駐留の第51戦闘航空団所属 A-10CサンダーボルトII がフィリピンのクラーク基地から離陸している。April 19, 2016. (U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Benjamin W. Stratton) HH-60Gぺイヴホーク(第三十三救難飛行隊、嘉手納基地所属)がクラーク航空基地から離陸中。 April 19, 2016. (U.S. Air Force photo/Staff Sgt. Benjamin W. Stratton) CLARK AIR BASE, Philippines (AFNS) -- PACOM米太平洋軍隷下の航空分遣隊がクラーク航空基地から4月19日運用を開始し、A-10Cサンダーボルト4機とHH-60Gべイヴホーク2機が同基地を離陸した。 各機は新設の分遣隊に

★フィリピンにA-10など米空軍の駐留が復活

これも中国の無茶な動きが招いた事態でしょう。フィリピンの軍事力は実質上これから整備すべき内容ですから、少数とはいえ、実践能力の高い米軍機材が駐留するのは大変心強いことでしょう。ではクラーク、スービック両基地からの撤退を求めた90年代初頭の感情的な国内世論はなんだったのか。日本にとっても他山の石とすべき事例ですね。 ---------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Carter Hails 'Ironclad' Relationship With the Philippines By Lisa Ferdinando DoD News, Defense Media Activity http://www.defense.gov/News-Article-View/Article/722302/carter-hails-ironclad-relationship-with-the-philippines WASHINGTON, April 15, 2016 — 米国はフィリピンとの「鉄壁の」関係を段階を追って強化していく、とアシュ・カーター国防長官がマニラで述べた。 その段階として高度防衛協力合意(EDCA)とともに米海洋安全保障構想の始動があるとカーター長官はフィリピン国防長官ヴォルテール・ガズミンとの会談で明らかにした。 アジア太平洋で変化しつつある状況に中国の南シナ海での活動があると長官は指摘し、域内各国の緊張と憂慮のまととなっている。 米比同盟関係は成熟度を上げつつ、危機の度に真価を試され、両国は価値観と権益を共有し犠牲も払ってきたと長官は発言。 カーター長官のフィリピン公式訪問では米国によるアジア太平洋への再バランスが焦点になった。前日には大統領ベニグノ・アキノ三世とマラカニアン宮殿で会談した。 米国はフィリピンと共同軍事演習を先月から展開中で、南シナ海でのパトロールではフィリピン海軍との共同作戦実施体制が整備されつつあり、引き続き同海上での安全の確保に貢献していくと長官は発言している。 パトロ

自衛艦三隻がフィリピン寄港中

フィリピン、ヴィエトナムとの防衛協力は目に見える形でここにきて強化されています。今回の自衛艦フィリピン寄港は通常の寄港の形をとっていますが、どんな意味を持ってくるのか注目ですね。中国が神経質な発言をすればそれ自体が抑止効果が出ていることの表れになりますね。例によって護衛艦などという用語はこのブログでは採用していません。念のため。 --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Japanese Warships in Philippines Near Disputed Waterway Agence France-Presse 1:32 p.m. EDT April 3, 2016 http://www.defensenews.com/story/defense/international/asia-pacific/2016/04/03/japanese-warships-philippines-near-disputed-waterway/82581120/ (Photo: Ted Aljibe/AFP via Getty Images) SUBIC BAY FREEPORT ZONE, Philippines — 海上自衛隊の駆逐艦2隻と潜水艦一隻が4月3日フィリピンに寄港中。中国が一層強硬な姿勢を示し世界各地で懸念が広がる中、フィリピン政府は日本との連携強化で海上緊張が高まる中で打開策にしようとしている。 寄港したのは潜水艦おやしおと駆逐艦JSありあけ、JSせとぎりでスービック港に日曜日到着した。スービックは米海軍が運用していた港湾施設で、中国が占拠する環礁部分から200キロしか離れていない。 各艦は米比共同演習の前日というタイミングで到着している。演習はフィリピンが中国への抑止効果を期待する軍事同盟関係の象徴とフィリピンがとらえるものだ。 中国と軍事力で大きく劣るフィリピンは同盟国米日に自国の能力向上をこの数年頼っている。 この二月には日本政府はフィリピンへの軍事装備供与で合意しており、対潜哨戒用の機材やレーダーがここに

米比基地利用協定の中身に注目

南シナ海のご当地フィリピンで米軍が再び基地利用できるようになったという話題です。当面は空軍基地のネットワークを整備しながら、本命の海軍施設の供用開始まではまだ相当時間がかかりそうですが、1991年に反米感情の高まりから米軍基地を放逐したフィリピンがやっとここまで来たのかというお話です。中国は過敏な反応を示すでしょう。 ----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- Analysis: New U.S.-Philippine Basing Deal Heavy on Air Power, Light on Naval Support By: Armando J. Heredia March 22, 2016 12:25 PM http://news.usni.org/2016/03/22/analysis-new-u-s-philippine-basing-deal-heavy-on-air-power-light-on-naval-support 先週末に米フィリピン両国が第六回二国間安全保障対話をワシントンDCで実施した。今回は高度防衛協力協定 (EDCA) で初の具体的成果が表れた。米国が太平洋再配備の一環として部隊をローテーション配備したり事前集積拠点として利用できる基地五か所が発表された。 このうち4か所が空軍基地で、ルソン島のバサ、パラワン島のアントニオ・バウティスタ、セブのマクタン-ベニト-エブエン、ミンダナオのルンビアの各基地だ。首都マニラ郊外のフォート・マグサイサイは唯一の地上部隊用施設となる。 この発表を見ると興味深い可能性が見えてくる。バサはフィリピン空軍戦術攻撃飛行隊の拠点であり、米空軍の航空戦闘軍団飛行隊を収容する余地が大きい。マクタンはフィリピン諸島の中央部に位置し、フィリピン空軍の輸送隊が拠点としている。また基地は国際空港に併設されており、港湾とも近い。ルンビアは反乱勢力が活動するミンダナオにあるが、直近の戦闘が発生した地点にほど近く、フィリピン空軍の第15攻撃飛行隊の基地となっており、この数年

日比共同海軍演習の実施が迫る 海上自衛隊からは発表なし

新ガイドラインの想定する日本の作戦の延長線に南シナ海での海上自衛隊によるパトロールもありますが、今回のフィリピン演習がこの構想にどうつながっていくのか興味津々というところですね。中国は黙っていないでしょう。 Philippines, Japan To Hold Joint Naval Exercise In S. China Sea Agence France-Presse  12:54 p.m. EDT May 10, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/international/asia-pacific/2015/05/10/philippines-japan-hold-joint-naval-exercise-china-sea/27083073/ MANILA, Philippines — フィリピン海軍トップが日本と共同海軍演習を南シナ海で実施すると5月10日発表したが、中国による同海域内での埋立工事とは無関係と強調している。 海上自衛隊から2隻、フィリピン海軍は1隻を派遣し、今月中に艦船がフィリピンに寄港するとジーザス・ミラン海軍中将Vice Adm. Jesus Millanが述べた。 「海上自衛隊は定期的にフィリピンへ寄港しており、その機会に海上衝突回避演習を実施したい」 演習場所は旧米海軍のスービック基地の外側海域だという。 訓練シナリオでは海上自衛隊艦船がスービックを出発し、フィリピン艦艇が同地に向かう。 ミラン中将によれば日比演習は中国と領有権をめぐり紛糾していることとは無関係とする。 フィリピンは同盟各国との防衛面での連携を強めつつあり、領土問題での中国の高圧的な態度を問題視している。 資源に恵まれた同海域はブルネイ、マレーシア、フィリピン、ベトナム、台湾も領有をめぐり見解が対立している。 ミラン中将は海上自衛隊との演習で装備が貧弱で域内でも最弱といわれるフィリピン軍の近代化にはずみがつくことを期待している。 中国と日本は東シナ海で尖閣諸島をめぐり対立があり、同諸島付近では両国の艦船や航空機のにらみ合いが常態化している。 今月はじめには日比の沿岸警備隊が海賊対策演習をフィリピンで実施している。コレも第二次大戦

フィリピン海軍施設を米海軍と海上自衛隊が使用する可能性

米海軍協会のウェブサイトでロイター報道を引用する形で大変重要なフィリピン発のメッセージが見つかりましたのでお知らせします。 Philippines Exploring Allowing U.S. and Japan More Use of Bases By: USNI News Editor                          Thursday, June 27, 2013                                                   USS Enterprise (CVN-65) at Subic Bay in 1993. US Navy Photo フィリピン政府は米国及び日本向けにスービックベイ元米海軍基地含む国内基地の提供を検討していることが同国国防関係者へのロイター取材で判明した。 米軍は1992年にフィリピンから撤退している。フィリピンは元基地の整備を準備中だという。 報道によるとフィリピン海軍は230百万ドルで基地整備を行い、中国の南シナ海進出へ対抗すべくベニグノ・アキノ大統領に整備案を提出する。基地整備案は比議会が総額18億ドルの軍近代化法案を通過させたことによるもの。 「基地整備案がアキノ政権下で成立する可能性は高い。なぜなら現政権は軍装備近代化を強力に支持しているからだ」と同国国防関係者は匿名でロイターに発言している。「政権破軍の要求を理解してくれており、もっと重要なのは我が国が直面している現状を理解していることだ」 ただし国防長官ヴォルテール・ガズミン Defense Secretary Voltaire Gazmin はこの報道に関し最終決定ではないと論評している。同長官によると政府が米国及び日本によるフィリピン国内の軍事施設利用の便宜供与を拡大する案を検討中であることは事実だという。 「基地使用の合意が成立すれば米国から装備品が国内に到着する」と長官は小野寺五典防衛相の訪比記者会見で発言。「米国以外にも日本にも基地提供する。日本は戦略的パートナーとの認識であり、現在の手続きで進める」 フィリピン海軍は米沿岸警備隊が使用していたハミルトン級カッター一隻をBRP Ramon Alcaraz (PF-16) と改称し受領している。 コ メン