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B-21開発現況をRCO迅速装備整備室が説明

次期爆撃機の開発が順調に進んでいるようです。RCOが難易度が高い同事業をこなしているのはF-35の苦労を反面教師にしているのでしょうか。であればF-35のJPOよりもRCOの方が経歴に箔がつく? これはわかりませんが、有人操縦が選択式と言うのは無人運用が基本ということでしょう。形状こそB-2そっくりですが(想像図が正しいとは限りません)、おそらく2020年代初頭に姿を現す新型機がどんな形になるのか興味を惹かれますね。 B-21 Raider Headed Toward Critical Design Review, RCO Says B-21レイダーは設計審査に向かうとRCOが発表 Nov 28, 2017 James Drew | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/b-21-raider-headed-toward-critical-design-review-rco-says 米 空軍の迅速装備整備室 Rapid Capabilities Office (RCO) は2003年4月の設立を経て現在は大幅拡充され、30事業300億ドル相当の装備開発を担当中だ。 目玉は ノースロップ・グラマン B-21レイダー開発で業務のほぼ半分の規模だ。B-21 核運用可能で有人操縦が選択式のステルス爆撃機開発は2016年2月に始まり、重要な設計審査が来年に控えている。 11月28日にAssociation of Old Crows 総会でRCO室長ランドール・ウォルデン Randall Walden は新型爆撃機を予定通りの費用かつ日程遅延を最小限で実現させるのがねらいと述べた。RCOは上層部の方針決定に直接アクセスできる組織のため目標の実現に最適とも述べた。 RCO執行委員会にはペンタゴン調達トップのエレン・ロード Ellen Lord や空軍長官ヘザー・ウィルソン Heather Wilson 、空軍参謀総長ディヴィッド・ゴールドフェイン大将 Gen. David Goldfein も加わる。 「次世代ステルス爆撃機製造は簡単ではないが、各種指標を見れば事業の順調な推移状況が分かる」とウォル

★B-21の姿、性能、運用を想像する

  Why Russia, China and North Korea Should Fear America's B-21 Bomber ロシア、中国、北朝鮮が米B-21爆撃機を恐れる理由 Kyle Mizokami October 27, 2017 http://nationalinterest.org/blog/why-russia-china-north-korea-should-fear-americas-b-21-22925?page=show 2015年10月27日、 ノースロップ・グラマン は初のステルス爆撃機開発契約の獲得から34年目に米空軍は同社にB-21レイダー開発契約を交付した。機体の詳細は謎のベールに包まれているが、わずかは判明しており、残りは推測するしかない。 B-21レイダーの名称は21世紀とともに1942年の伝説的なジミー・ドゥーリットルの日本初空襲にちなむ。ドゥーリットルレイダーズとして当時不利な戦況の中で士気を 大いに 高める効果があった。 空軍公表のB-21レイダー構想図はB-2スピリットと極めて類似している。ただし決定的な違いがある。B-21ではエンジン位置が主翼胴体の境に近い場所に移っているが、B-2の ジェネラルエレクトリック F118-GE-100エンジンは主翼上で胴体から離れた位置につく。レイダーの空気取り入れ口は角度がつくがB-2のような 鋸歯状でない。レイダーの主翼上に排気口がつきエンジン排熱のシグネチャーを減らすのがB-2とはちがう。 機体寸法はB-2に近いが、 プラットアンドホイットニー が2016年にエンジンメーカーとして選定され、エンジンはF-100およびF-135の二つに絞られる。F-100は成熟度が高くF-15イーグルに搭載されており賢明な選択だが、空軍はF-135を希望するはずで、F-35共用打撃戦闘機に採用され今後の性能向上が期待でき一方でF-35のエンジン関連経費も下げる効果も期待できる。 B-21は重戦略爆撃機で核・非核両用の運用化可能だ。コスト削減のためB-2で採用した回転式発射装置AARLを流用するだろう。AARLは爆弾あるいはミサイル8発を搭載する。 核運用では長距離スタンドオフ(LRSO)ミサイルを搭載する。

☆ステルス「爆撃機」B-21の姿と性能を予測すると...

LRS-Bという名称は爆撃機型のBであり、その他機種が想定されていることが分かります。とりあえずB型が登場しますが、もはや伝統的な爆撃機の機能を超えた「バトルプレーン」に近い存在になりそうです。その分だけB-2が遠回りをしたことになるのでしょうか。いや、時代がやっと当初想定していた環境になってきたのであり、単座小型戦闘機にはいよいよ終幕が近づくことになるのか、B-21に期待が集まりそうですね。 The B-21's Three Decade Old Shape Hints At New High Altitude Capabilities Northrop Grumman seems to have gone "back to the future" with their next generation stealth bomber design, and that's actually really exciting. ノースロップ・グラマンの次世代ステルス爆撃機は「バックトゥフューチャー」の観があり興奮を感じさせる設計だ BY TYLER ROGOWAY OCTOBER 6, 2017 http://www.thedrive.com/the-war-zone/14919/the-b-21s-three-decade-old-shape-hints-at-new-high-altitude-capabilities NORTHROP RENDERING twitter.com/Aviation_Intel B-21レイダーの詳細情報はほとんど存在しないままだが本誌はこれまで多用途戦略ステルス機としての同機の基本形状や特徴をお伝えしてきた。最近になりノースロップ・グラマンから別の想像図が出ており、最新技術や製造方法を駆使して製作される同機の形状に新奇の観はなく三十年前のステルス爆撃機革命の黎明期に戻るようだ。 USAF 2016年2月26日に発表された想像図 一見するとB-21は同社のB-2スピリットと酷似しているがちゃんとした理由がある。ノースロップはB-2の設計を30年前に確立しており、B-21にも応用するようだ。当時米空軍が低空侵攻能力を追加注文しなければ実現していた

B-21大量調達に期待する米空軍・北朝鮮攻撃に必要な爆撃機は何機か

北朝鮮攻撃に戦略爆撃機60機必要なら中国はどうなのでしょう。 実際には巡航ミサイルやサイバー攻撃もあり、有人爆撃機だけを投入するわけではありませんが。(B-21も最初から無人運用も想定している言われますが。)トランプ政権になり、ヒラリー等が提唱したソフトパワーは否定されており、軍にとってはまず予算上限の制限をとり、次に本当に必要な装備を遠慮なく要求できる環境づくりが可能になりつつあるようですね。一方、KC-46はさらに苦労しそうです。コンパスコールでも空軍が批判をうけていますが、裏にボーイングがあるといはいえ、議会には優秀なスタッフがついていますので相当の勉強をして議員が取り上げるわけです。ここは政権の脚を引っ張るため次から次に醜悪な話題を「でっち上げてもいい」と考える政党がはびこる日本との違いですね。 B-21 の想像図 B-21 Bomber Boost? General Touts 165; KC-46 Still Late   B-21爆撃機調達数は上方修正されるのか KC-46開発は依然遅れ気味   By COLIN CLARK May 25, 2017 at 3:11 PM http://breakingdefense.com/2017/05/b-21-bomber-boost-general-touts-165-kc-46-still-late/ WASHINGTON: B-21爆撃機は何機必要なのか。80機、100機、165機なのか。予算の制約と別に議会の予算配分もあり、米空軍調達部門トップはこの質問に慎重に答弁したが、空軍内から意外なヒントが出た。 アーノルド・バンチ中将 機数は「最低100機」と高度機密事項の戦争実施案の検討内容を背景に、訓練、整備能力も考慮して答弁したのはアーノルド・バンチ中将で下院軍事委員会シーパワー・兵力投射小委員会でのことだ。 100機とこれまでも空軍が表明していた。B-21レイダー爆撃機は80機から100機必要という説明が先行していた。その時点でも機数は最低100機との説明だったが、本日、ジェリー・ハリス中将(戦略作戦立案担当参謀次長)がマイク・ギャラガー議員(共、ウィスコンシン)に「おそらく必要になるのは」165機だと戦争実施構想すべてを総合した結果として伝えている。

★B-21を大統領専用機に転用してはどうか

大統領専用車はテロ攻撃、化学攻撃に耐えるモンスターと言われていますが、専用機もその延長でB-21を改造すれば良いとの大胆な意見です。ただし、非軍事用途だと証明せずに各国の空港に乗り入れできるでしょうか。次代の大統領が「平和主義」なら搭乗に躊躇するのでは。また民生空港ではタラップも使えず、大統領の姿が屈辱的なかがみ込んだ姿で登場すれば大変です。(ここらは機体形状を改修して解決できるでしょう)実現すれば21世紀の大統領専用機らしくなり世界に知れ渡るでしょうが、可能性はどうでしょうか。日本は早々にB777を採用していますが、レガシージャンボのVC-25はまだまだこれからも飛ぶことになりそうですね。 Presidential Bomber? Report Touts B-21 For Air Force One Feb 10, 2017  James Drew | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/presidential-bomber-report-touts-b-21-air-force-one B-21の「大統領専用爆撃機」が太平洋上空を移行する想像図。 James Drew, Aviation Week 国防アナリストの検討会から米空軍がすすめる ボーイング 747-8原型とするエアフォースワンのかわりに ノースロップ・グラマン B-21ステルス爆撃機の改修案あるいはボーイング737フリートを軍用にする案が浮上した。 検討はライト・ウィリアムズアンドケリー(WWK)(コスト管理ソフトウェア・コンサルティング企業)の依頼で、747-8二機ないし三機を軍用仕様の専用機に改修する費用が莫大になるとドナルド・トランプ大統領が問題意識をもっていることを踏まえ、軍用仕様そのものを見直せば費用を大幅に圧縮できると指摘。現時点の要求水準ではエンジン四発、随行員70名以上の収容を求めている。最新鋭航空機が双発でも十分に安全かつ信頼性が高いことを考慮し空軍は代替策を検討すべきであり、ボーイング747-8あるいは エアバス A380しか検討対象にしていない状況を変えるべきと主張。 昨年12月にトランプは大統領専用機代替事業(PA

B-21選定理由を公開した米会計検査院

LRSBの選定結果発表からもう一年ですか。ボーイング箱の発表で納得するのでしょうか。それはともかくちょっと気になるのはノースロップ、ボーイングともに相当低価格を提示してきていたということで、固定価格による調達を理解した上での提示とすれば新型設計機はファミリー構造となるので将来にかけて十分利益を計上するつもりだったのでしょうか。それだけにボーイングとしては収益源が手元に残らないことが我慢できなかったのでしょうか。次代戦闘航空機が大型化するという予想も出てきた中で、B-21がどんな機材に進化していくのか、興味をそそられるところではあります。 USAF’s Bomber Decision Came Down To Cost Oct 25, 2016 Lara Seligman | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/usaf-s-bomber-decision-came-down-cost USAF 米空軍が先に選定した次世代ステルス爆撃機案でノースロップ・グラマン案を採択し、ボーイング主導のロッキード・マーティンを退けた理由はノースロップが提示した価格が相当に低かったためと判明した。米会計検査院(GAO)が発表した。 ノースロップが提示した技術・製造・開発(EMD)段階の価格水準は「同社の社内資金投入決定」によりボーイング案より「相当低い水準」だったとこのたびGAOが公表した大幅編集済み資料にある。これはボーイング、ロッキード・マーティンによる異議申し立てでGAOが開示した資料の一部だ。ノースロップがEMDで低価格を提示し同社自己資金ならびに労務費および労務費の値上げ分を吸収する構造を提示したとGAOはしており、いずれもボーイング提示水準を下回っていたという。実際の金額は編集され見れない。 両陣営ともに政府想定水準を下回る金額を提示し、空軍は最終提示額は新型ステルス爆撃機製造の設計、技術開発費用として「非現実的」と判定している。 「両提示案ともに最低評価価格を実現すべく意欲的な努力をした内容と思われる」との選定決定根拠文書にあるとGAOは紹介。「両提示案ともに提示EMD価格では必要なEMD作業を実施でき