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★見えてきたF-22改修の内容。2045年まで(以降も)最強の戦闘機とするために米空軍が考えていること。

The Air Force Has a Plan to Guarantee the F-22 Dominates the Skies Until 2045 (Or Longer)  米空軍はF-22を2045年(以降も)空の支配者とすべく改修策を実行する   Kris Osborn January 31, 2018 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/the-air-force-has-plan-guarantee-the-f-22-dominates-the-24286?page=show 米 空軍は「アジャイルソフトウェア開発」をF-22ラプターに応用して新型センサー、レーダー、エイビオニクス、高性能兵器等の迅速導入を図る。 ラプターアジャイル性能実現事業 Raptor Agile Capability Release (RACR) と呼ぶこの搭載戦略は空軍長官ヘザー・ウィルソン自らが率いて新型ハードウェアソフトウェア改修を迅速に実現し、F-22の優位性を維持するのが目的だ。 F-22では新ソフトウェア3.2B改修に向かっており、戦闘攻撃能力の引き上げを狙い、「AIM-120D及びAIM-9Xの搭載で戦力を向上させる」と空軍広報官エミリー・グラボウスキ大尉 Capt. Emily Grabowski が語る。 空軍は新装備を3.2B改修テストで試射しておりエグリン、ネリス、ヒル、ティンダルの各空軍基地で評価作業中だ。 空具開発部門は具体的な脅威対象を実名であげていないが、もちろんロシアの防空体制の向上、ロシアと中国の第五世代戦闘機開発が念頭にある。 「迅速に進めてラプターが将来遭遇するであろう脅威に対抗できるようにします。契約形態を変えてリスクを受け入れた形で空軍が求める優先事項に対応していきます。性能は漸増させていきます」と ロッキード でF-22を担当するケン・マーチャント Ken Merchant 副社長は語る。 グラボウスキ大尉はテスト評価段階は今年夏に完了すると述べている。 「新ソフトウェア、ハードウェアを兵装システムに統合する挑戦では大掛かりなテストが必要です。コードも50万行を超え、ハードウェアをサポートして初めて航空機に投入で

シリア上空のロシア機危険飛行行為はF-22をスパイのためと米空軍が説明

シリア上空での 危険な事態について以前はロシア発の情報としてお伝えしていましたが、米軍側の見解が出てきました。やはりものごとは両面から見ないと実態がわかりませんね。 Is Russia Spying On U.S. Stealth Fighters In Syria? ロシアはシリアで米ステルス機をスパイしているのか 米空軍F-22ラプターがKC-10エクステンダーから空中給油を受け離れていく。不朽の決意作戦の一環としてシリア上空で。昨年撮影: USAF Jan 5, 2018 Lara Seligman | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/russia-spying-us-stealth-fighters-syria ロ シア軍パイロットがイラク、シリアの航空作戦を利用して米軍機とくにステルスF-22ラプターの情報収集に励んでいる。 対イスラム国戦で米軍作戦の情報と戦術が「宝の山」のように手に入ったはずとヴェラリン・ジェイミソン中将(ISR担当空軍参謀次長)が議会で1月4日明らかにした。米軍機とシリア上空で隣り合わせに飛行する中でロシアは米軍機とその戦術で「貴重な知見」を入手したと中将は強調。 「敵側はこちらを注視しており、こちらから学び、イラク特にシリア上空でこちらの作戦実施方法の宝の山を掘り当てている」 ジェイミソン中将は具体的な機種に触れなかったが、ロシアが米第五世代戦闘機の実戦投入状況を初めて目にしたのは事実だ。F-22はシリアで2014年に初めて実戦投入された。 ロシア機がF-22に異常接近するのは日常茶飯事でロシアは同機の情報を収集している可能性は十分ある。 最近もF-22がロシア機と空中衝突を辛うじて回避した事案があった。12月13日にSu-25二機編隊がユーフラテス川東側の連合軍側空域に侵入した。パトロール中のラプター二機編隊がただちにSu-25を迎撃に入り、チャフやフレアを放出し緊急時防護周波数で数回にわたり空域退去をロシア機に求めた。 うち一機のSu-25がF-22に接近したのでラプターパイロットは「過激な操縦」で空中衝突を回避せざるを得なかったと空軍は説明。また別のS

★F-22改修の最新動向

  Beware, North Korea: The Air Force is Preparing the F-22 for 'War' 北朝鮮よ心せよ、空軍がF-22を「実戦」投入に向けて準備中   Kris Osborn December 8, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/beware-north-korea-the-air-force-preparing-the-f-22-war-23572?page=show 米空軍はF-22用の新ソフトウェアと兵装をテスト中で戦闘力がさらに高まる。 空軍関係者によるとF-22の機能改修を2019年までに開始し、 AIM-120D、 AIM-9X空対空ミサイル運用のほか、高性能地上標的捕捉能力が実現する。 F-22が運用するAIM-9Xは現在ブロック1で改修でブロック2が使用可能となる。  テストは3.2Bソフトウェアを対象に兵装のアップグレードに迅速対応 できるかを 見ている。 ロッキード・マーティン が重要なソフトウェア改修の作業中で2020年 までに完成する。 「F-22用の3.2Bプログラムではハードウェアとソフトウェア両面で F-22の威力を 高めるのが目的でAIM-120D、AIM-9Xを活用します。テスト結果は初期作戦テスト 評価段階 (IOT&E) に入りました。運用機材でテストしアップグレードの効果を 評価するとともにパイロット、整備陣の双方で扱えるかをみます。IOT&E結果で 本格製造を決めます」と空軍報道官エミリー・グラボウスキ大尉が語っている。  AIM-9Xの開発元 レイセオン によればブロック2では信管を再設計しデジタル式 安全装置により地上・飛行中で安全性が増した。電子系統も一新し発射後ロックオン 能力をデータリンクで実現し、視程外交戦も可能となった。  AIM-120D高性能中距離空対空ミサイル(AMRAAM)は視程外で全天候運用可能となり、「打ちっぱなし」ミサイルにはアクティブレーダー誘導がついたと同社発表にある。 以前のAMRAAMより射程が延び、GPS誘導と慣性測距装置が付いた二方向データリンクが特

F-22アフガニスタン実戦デビューの背景にあるもの

すっかり忘れられた感があるアフガニスタンですが、ここにきて空爆作戦が強化されているようです。その中でF-22が実戦に投入されたとのニュースあり、その背景を見てみましょう。 The F-22 Mission in Afghanistan: Overkill or Realistic Training? F-22のアフガニスタン投入は過剰装備なのか現実的な訓練だったのか 米空軍F-22ラプターが左旋回し機体の後ろに水蒸気が見えた。オーストラリア国際航空ショー・航空宇宙防衛装備展示会(AVALON)にて。 March 3, 2017, in Geelong, Australia. (U.S. Air Force photo/John Gordinier) POSTED BY: ORIANA PAWLYK NOVEMBER 21, 2017 https://www.defensetech.org/2017/11/21/f-22-mission-afghanistan-overkill-realistic-training/ F-22が初めて実戦投入されたのはシリアで3年前のことだった。 第五世代戦闘機はステルス性能で地対空ミサイルの攻撃から逃れる想定だ。だがシリアには米軍機攻撃の意図はなかった。そのため航空優勢を確保する目的で生まれた同機は高高度偵察機あるいは統制機として投入されていた。 ラプターはアフガニスタンで先週日曜日に戦闘デビューし、麻薬工場と思われる施設を小口径爆弾で攻撃したと空軍が発表している。 外部には過剰兵力で装備の無駄使いとの批判もあるが空軍関係者は付随被害を最小限にする目的のため妥当な投入であり、現実的な状況で同兵器の使用効果を見る演習の意味もあったと弁護している。 「今回あえてF-22を選択したのは同機に小口径爆弾搭載の能力があり付随被害はあくまでも最小限にする必要があったためで、SDBが同機で使える状態になっていたためだ」と空軍中央軍報道官ダミアン・ピカート中佐がMilitary.comのメール照会に返答してきた。 ラプター投入は当初は奇異に聞こえた。タリバン戦闘員に同機の対応が必要な高度装備は持ないためだ。 F-22にはB-52ストラトフォートレスとアフガン空軍のA-29スーパーツカ

F-22はシリアで何をしているのか

シリアの不毛の地の上空に投入するとはちょっともったいない気もしますが、ステルス機の利点を生かして圧倒的な情報優位を確保している分だけ地上部隊初め僚機も安心して作戦実施できるのでしょう。であれば戦闘機を投入する必要がない気もしますが。それはともかくこれから半世紀近く供用しなければならないので米空軍も慎重なのでしょう。一時は生産ライン再開の話もありましたが計算すると非経済的な結果しか得られないためいつの間にか消えたようです。しかしF-Xが失敗したりするとなりふりかまわず近代化F-22の生産再開の話がいつ生まれるかわかりません。 F-22s Act as Flying Scouts Over Syria Sensor fusion puts stealth fighters in a leading role シリア上空のF-22の役割は空の監視兵 センサー融合機能でステルス機の優位性を発揮 WIB AIR October 4, 2017 Robert Beckhusen http://warisboring.com/f-22-raptors-over-syria-acting-as-flying-scouts/ 三年前のこと、F-22ラプター四機が米主導多国籍軍によるシリア国内のISIS空爆第二波に加わり、爆弾投下した。ステルス第五世代戦闘機の同機で初の実戦投入となった。多国籍軍の作戦立案部門はF-22の低視認性と高性能センサーを生かす方法を模索しながら通常型機材の護衛にもあたらせシリアの戦闘機や防空装備が稼働した場合に備えていた。幸運にもシリア軍は動かなかった。 いきなり現在に飛ぶとF-22は今もシリア、イラク上空を飛んでいるが任務は護衛にほぼ集中している。「初めて当地に投入された際は95%が精密爆撃だったが今や95%が航空優勢の確保になっている」と「シェル」(コールサイン)中佐(第27派遣戦闘機隊)が語っている。 航空優勢確保こそロッキード・マーティンと米空軍がF-22に当初から期待する役割である。だが中東ではこのミッションは通常は偵察任務を意味する。「シェル」中佐によればラプター編隊は空域の「戦闘回避」効果に投入され、ロシアやシリア機を米軍やシリア民主軍(クルド人民防護部隊が中心の戦闘員部隊)から引き離すのが役割

もし戦わば(18)F-22対J-20のステルス機対決!

もし戦わば(18)はF-22とJ-20の対決です。全く思想の違う両機ですが、両国の考え方の違いが出ていますね。直接両機が対決するというよりも米中空軍力の対決の一断面としてそれぞれの機体の活躍ぶりを想像するのがいいかもしれません。どちらかといえばJ-20の方が攻撃的で未来のコンセプトに近くなっている気がします。対決の場面がこれからも発生しないよう祈るばかりですが。 Stealth Showdown: America's F-22 Raptor vs China's J-20 (Who Wins?) ステルス機対決 米F-22ラプター対中国J-20、勝つのはどちらか Dave Majumdar October 1, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/stealth-showdown-americas-f-22-raptor-vs-chinas-j-20-who-22558?page=show 中華人民共和国はこのままだと米国と今後50年間にわたり互角の戦力を有する唯一の国家になりそうだ。直接対戦が発生する可能性は低いが、米国はたえず備えておく必要があるのは言うまでもない。 現代の通常戦では航空優勢確保がカギとなる。米国ではステルスの ロッキード・マーティン F-22ラプターが最強機材として当面空を支配する役割を期待されているが、ゆくゆくは米空軍の進めるF-Xに交代するはずだ。 中国でラプターに最も近い存在が 成都 J-20だが、米国の最強戦闘機にどこまで対抗できるのだろうか。 この中国機について分かっていることは少ない。伝統的な戦闘機の域を脱した特殊任務機かもしれない。米側が兵力投射機能を西太平洋で展開するのを妨害し中国全土で接近阻止領域拒否(A2/AD)を実現するための機材かもしれない。支援機材の給油機、AWACS、JSTARSへの攻撃に特化している可能性もあり、長距離巡航ミサイルを搭載し各地の米軍基地や空母を狙う構想なのかもしれない。 J-20で判明している事実から同機はステルス機といわれるがラプターや同じロッキードのF-35共用打撃戦闘機から大幅に設計を参考にしているのがわかる。偶然ではない。中国がF-35の機密情報を大量に盗んだ可

★★米空軍はラプターを2060年まで使い続ける

本当に2060年代まで使えるの、その時点でPCA次期制空戦闘機が登場すればラプターは第二バイオリンの役を果たせるのか、UAVの進化をどう予想しているのかと突っ込みどころが多いですが、しょせん日本からすれば往時のF-106のような米国専用機材であり、どこか他人事のようにしか聞こえませんね、というと言いすぎでしょうか。   The U.S. Air Force's Stealth F-22 Raptor Will Fly Until 2060 F-22ラプターを2060年まで供用する米空軍 Dave Majumdar  June 26, 2017 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/the-us-air-forces-stealth-f-22-raptor-will-fly-until-2060-21329?page=show 米空軍は ロッキード・マーティン F-22Aラプターを2060年まで配備し続ける。そのため空軍は一連の改修予算を計上し、同機の戦力水準を維持する。その一部を2018年度予算案に盛り込む。 「F-22を2060年まで維持し、途中で脅威の変化に対応し性能を向上させていく。FY18予算に624.5百万ドルをRDT&E用に、398.5百万ドルを調達用に計上している」とアーノルド・バンチ中将(調達担当空軍副長官付軍代表)、ジェリー・ハリス中将(作戦立案担当参謀次長)が下院軍事委員会宛に6月7日に書面で通知している。 航空戦闘軍団でF-22のアナリストを務めるトム・マッキンタイヤーから記者に2060年という数字にはラプター部隊も驚くだろうが、機体は十分持つの見込みを示した。 「2060年との予想はなかったので少々驚かされましたが、F-22には機体強度を維持するASIP(機体強度維持事業)があります」 機体構造は強靭 ラプターの機体は冷戦末期に設計されたこともあり厳しい要求内容を反映して極めて強固に作られている。設計上は8,000時間が限界だが、飛行運用実績から12,000時間(ローエンドの場合)あるいは18,000時間(ハイエンド)まで改修せずに使えそうだという。 「80年代末から90年代初めに機体設

ロシア機のアラスカ接近で初めて戦闘機エスコートを確認

ロシアの動きが気になるところです。日本にも東京急行のパターンで防空体制を探るような動きをしていますね。ベアがどこまで補修を受けているかわかりませんが、機体寿命が長くないのではと思います。それでも日米の動きを探るけん制の効果があるとクレムリンは判断しているのでしょうか。 ツポレフTu-95MSベア戦略爆撃機、モスクワの戦勝70周年記念での飛行中。Host photo agency / RIA Novosti U.S. intercepts Russian bombers, fighter jets near Alaska アラスカ沖で迎撃したロシア爆撃機には戦闘機エスコートが付いていた By STEFAN BECKET CBS NEWS May 4, 2017, 11:21 AM http://www.cbsnews.com/news/u-s-air-force-intercepts-russian-bombers-fighter-jets-near-alaska/ WASHINGTON -- 米戦闘機編隊がロシア軍用機複数をアラスカ沖の米領空そばで迎撃した5月3日の事件は米ロ両国の航空機遭遇で最新の出来事になった。 米政府関係者がCBSニュース安全保障担当記者デイヴィッド・マーティンに事件を確認し、遭遇はあくまでも安全かつ規律の取れた形で発生したと述べた。ロシア機による米領空侵犯はなかったとも述べた。 該当のロシア機はTu-95ベア爆撃機二機で4月からアラスカ近辺まで飛行を繰り返している機種だ。今回は初めてSu-35戦闘機二機が随行しているとマーティンが伝えている。米関係者は該当機は前日にシベリアの前線基地に居るのが確認されていると語った。 フォックスニュースは迎撃したのは米空軍F-22ステルス戦闘機二基で水曜日午後9時ごろの出来事と伝えている。 4月には4日にわたりロシア爆撃機、偵察機が米領空付近まで飛行しており、連続したのは2014年以来初めてだ。 ロシアがパトロール飛行を再開した理由を関係者はいろいろな理由があると解説している。ひとつは飛行再開はトランプ政権によるシリア空軍基地攻撃が4月にあったことへの対応という。ロシアはシリアの盟友として攻撃を強く非難していた。 もう一つの説明としてロ