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米海軍次期無人機UCLASSを空対空作戦に投入する可能性を検討中

Navy’s UCLASS Could Be Air to Air Fighter By: Dave Majumdar USNI News, February 13, 2014 7:35 AM X-47B Unmanned Combat Air System Demonstrator (UCAS-D) on Nov. 9, 2013. US Navy 米海軍が進める無人空母運用型空中偵察攻撃機(UCLASS) は空対空任務も実施できるようになるのか。海軍の航空戦担当マイク・マナジール少将Rear Adm. Mike ManazirはUSNI Newsのインタビュー(昨年12月20日)にその可能性を示していた。 マナジール少将はUCLASSの主用途を情報収集監視偵察(ISR)および攻撃任務とするものの、ミサイル搭載の可能性を検討していると発言していた。ミサイル発射母体とした場合、F/A-18E/FやF-35Cの空対空任務を補完する無人ウィングマンになるという。 「AMRAAM(高性能中距離空対空ミサイル)を搭載したトラックのような存在になります」とマナジールは言う。「無人トラックは有人機と一緒に飛行します」 マナジールの想定するUCLASSの操作はノースロップ・グラマンE-2Dホークアイあるいはロッキード・マーティンF-35Cからの遠隔操作によるもの。この構想には利点が多いと空軍予備役大佐マイケル・ピエトゥルチャCol. Michael Pietrucha(F-15Eの兵装システムズ士官で無人機専門家)がUSNIにコメントしている。 「これは荒唐無稽な話ではありません。困難なのは航空機自身に判断能力や優先順位づけができないので、戦闘機の機能を持たせるには機内にシステムを搭載することなのです」 その解決方法は状況判断など人間で行う機能を戦闘機パイロットに任せることだ。そこで有人機が目標を発見、追跡、照合し、敵機との交戦は無人機に任せる。 「この点では海軍が空軍より先行しています」とピエトゥルチャは指摘し、海軍統合火器管制対空戦闘( NIFC-CA ) 構想はデータリンクを利用したネットワーク化で多数の友軍機が戦闘状況を共有するものだという。 NIFC-CA構想では「センサー」役の機体が捕捉した敵目標を射程内にあ

武器密輸の北朝鮮貨物船が罰金を現金で支払いパナマ運河通過

Panamanian Official: North Korea ‘Paid Fine in Cash’ to Free Secret Arms Ship By: USNI News Editor Published: February 10, 2014 9:25 AM Updated: February 10, 2014 10:03 AM 2013年7月に北朝鮮貨物船内で発見されたキューバのMiG21戦闘機を検分するパナマ調査官 REUTERS Photo . 北朝鮮は旧式武器を満載したキューバ発北朝鮮船籍貨物船をパナマ運河を通過させるため罰金を支払ったと同運河関係者から判明した。 当初の罰金百万ドルは$693,333.10に軽減されたことが運河運営の責任者ホルヘ・キハノが語ったとAFP通信が伝えている。 「北朝鮮は現金で支払ったので、同船は通過を許された」とキハノは語っている。 7月には北朝鮮船籍貨物船清川Chong Chon Gangがパナマ運河を「240メートルトンの老朽防衛装備を搭載し、内容は対空ミサイル装備ヴォルガおよびペチョラ、部品に分解されたミサイル9発、MiG-21bis戦闘機2機、および同型機用エンジン15基、すべて20世紀中ごろ製作品として修理再生用にキューバ向けに」通過させようとしていたことが明らかになっている。 . パナマは1月に同船の船員32名を解放したが、船長、一等士官と「政治委員」は武器密輸容疑で投獄したままにしている。  

空母輸送機CODの次期機種選択に動く米海軍

Decision on New Carrier Supply Plane ‘About a Year Away’ By: USNI News Editor Published: February 12, 2014 4:45 PM Updated: February 12, 2014 4:45 PM A C-2A Greyhound, takes off from the flight deck of the aircraft carrier USS Theodore Roosevelt (CVN-71). US Navy Photo 米海軍は空母部隊向けの補給貨物機の後継機種選定を「およそ一年後」に控えていることが海軍航空部門トップの発言でわかった。2月11日サンディエゴでのWest 2014のパネルディスカッション席上で。 現状ではC-2Aグレイハウンドが空母艦上輸送carrier onboard delivery (COD) に1960年代末から投入されており、現在運航中の機体は1980年代に調達されたもの。 「データの吟味中で、選択肢の検討を慎重に行っている」とデイビッド・バス中将(海軍航空部隊総監)Vice Adm. David Buss, commander Naval Air Forces,が発言した。 選択肢とは ノースロップ・グラマン C-2の性能改修版の導入か、V-22ティルトローター機だという。 C-2の長所は海軍が早期警戒機として使用中のE-2ホークアイとの共用性であり、V-22の場合では海兵隊のオスプレイとの共用性だ。オスプレイはすでに海軍艦艇向けに使用中。 そこで海軍はV-22を空母補給用に投入した場合の妥当性を検討中だ。 「選択肢はまだあるが、決定まで一年ほどの段階です」. 次期CODで求められるのはF-135エンジン(F-35C用)を空母へ搬送できる能力だ。バス中将はこの点を真剣に検討しているという。「F-135の高出力部分は怪物といってよい大きさです。この部分をどうやって輸送するかを技術的にいろいろ検討しています」■ コメント :ここでもF-35が意外なストレスを与えていますね。

アジア太平洋地区でP-8輸出へ期待するボーイング

Boeing Eyes P-8 Exports By Bill Sweetman william.sweetman@aviationweek.com Source: AWIN First aviationweek.com February 11, 2014 Credit: Boeing 「4ないし5カ国」がボーイングP-8Aポセイドン海上哨戒対潜(ASW)機に強い関心を示していると、同社の宇宙防衛部門副社長(ビジネス開発戦略担当)クリス・レイモンド Chris Raymond, Boeing Defense, Space & Security vice-president for business development and strategy が明らかにした。「各国が真剣に技術面で関心を示しています」とレイモンドはシンガポール航空ショー前夜に語った。「各国は飛行距離と探査範囲を分析中で、運用中の艦艇と協同運用できるか、ライフサイクルコストも検討しています」 そのうち二三カ国がアジア太平洋地区だという。(残りの一カ国は英国である可能性が高い) 検討中の各国は現時点で固定翼方式のASW機材を運用していない。 ボーイングは同社がボンバルディアチャレンジャー605の機体を改装する新型海洋監視機材がP-8他のASW機材と補完関係にあると見ている。同社はP-8から上記海洋監視機材、キングエア改装の Ramis(構成変更可能な複合センサー搭載機材)さらにスキャンイーグルほか無人機まで含む機種構成で情報収集・監視・偵察(ISR)を展開するファミリーの提案に動きつつある。■ コメント  固定翼ASW機材を持たないアジア太平洋諸国ですか、ベトナムやマレーシアがその候補でしょうか。お金があるのはシンガポールですが、はたしてどの国になるのでしょうか。楽しみです。

アジア各国の戦闘機整備が急展開中---日本、韓国、シンガポール等の最新状況

Fast-Changing Trends In Asia Fighter Market By Bill Sweetman Source: Aviation Week & Space Technology aviaationweek.com February 03, 2014 Credit: USAF SSGT. William P. Coleman 韓国が一度選定に傾いた ボーイング F-15SEサイレントイーグルを白紙に戻し、 ロッキード・マーティン F-35A共用打撃戦闘機を選んだことで、ロッキードはアジア各国をJSFで席巻できると興奮気味だが、日本が同機を選定済みで、シンガポールもまもなく正式決定するものとみられる。その他の諸国も同じ流れになるかもしれないのは中国の脅威が増大していることに加え横並び意識のせいと言われる。. 現実はもう少し複雑で多くの要因が絡んでおり、武器取引と技術移転は動的な過程だ。韓国と日本の選定結果は共に両国の国家戦略が変化していることと米国との密接な関係が背景にある。また米国が同盟各国にJSF調達を強く求めているのも事実だ。では各国別に見てみよう 【日本】F-35Aの選択は強力な統合防空体制 integrated air defense semsyst (IADS)が整備された空域内の攻撃能力に重点を最初から念頭にF-4EJ改の後継機種を模索してきた結果だ。選定基準そのものが変化しているのは日本の防衛戦略の変化を表しており、中国は仮想敵国として、日本が実効支配する領土を奪わんと長期的に狙う国とみなしている。また、攻撃能力を強化し、戦後堅持してきた武器輸出の緩和を狙っている。. 日中の緊張増大は防空部隊の緊急出動回数が増えていることで明白だ。冷戦末期の航空自衛隊のスクランブル回数は年間800回超だったが、1995年から2005年までは年間200回程度で、2012年に567回に急増している。 航空自衛隊の戦闘機部隊は1960年代から常時三機種を稼働させてきた。機体数はほぼ一定を保ちながら、2020年台にはF-15と 三菱 F-2に加えステルスF-35が加わる見込みだ。 現有のF-15Jには赤外線探知追跡機能が付いているが、さらに性能改修したF-15MJにはAPG-63(V)

宇宙依存度が高い米国防体制は中国との軍事衝突で脆弱性を示すのか 専門家の知見に耳を傾ける米下院

U.S. Dependence on Space Assets Could be a Liability in a Conflict with China USNI News By: John Grady Published: January 29, 2014 10:28 AM Updated: January 29, 2014 10:28 AM Launch of Atlas V MUOS-2, July 19, 2013 from Cape Canaveral AFS. US Navy Photo 米国は宇宙空間で「サイバー空間と同程度」の課題に直面していると下院審議会の委員長が中国の宇宙での進展を念頭に発言した。また宇宙で米中両国が「長期間にわたる競争」に入っていることを認めている。 下院軍事委員会海洋力・兵力投射小委員会委員長のランディ・フォーブス議員(共・ヴァージニア . Randy Forbes (R-Va.)からスティムソンセンターの研究員マイケル・クレポンsenior Stimson Center associate Michael Krepon に米国の弱点は何かとの質問が出た。クレプトンからは「事実を無視することはできません。衛星は探知されてしまいます」 さらに軍用民生双方で「中国の宇宙依存度は米国よりも低い」ことが次の論点だとカーネギー国際平和財団の主任研究員アシュレイ・テリス Ashley Tellis, senior associate at the Carnegie Endowment for International Peace が指摘した。 エアリスアナリティックス社長ロバート・バターワースRobert Butterworth, president of Aries Analytics Inc.,からは「高エネルギー兵器などを衛星に使った場合の効果は不明」と発言あり、中国はこの分野に資金を投入する可能性があるという。 中国が2007年に軌道上でテストを実施して以来、デブリ問題が注目を集めており、敵衛星の破壊は自国の軌道上の機材も危険になることが浮き彫りとなったが、中国は直撃による破壊方法から「ソフトキル」や「視力破壊」といった非対称形式のアプローチに切り替えているとテリスは発

ソチ五輪で危機管理として第六艦隊から二隻を黒海に派遣

U.S. Warhships Enter Black Sea in Support of Sochi Winter Olympics By: USNI News Editor Published: February 5, 2014 10:31 AM Updated: February 5, 2014 11:43 AM U.S. 6th Fleet flagship USS Mount Whitney (LCC-20) in the Black Sea in 2013. US Navy Photo . 米海軍第六艦隊の二隻が黒海に入り、ソチ冬季オリンピック開催前から同海域に展開していると海軍が発表した。 海軍によると二隻のうち第六艦隊旗艦の指揮統制艦USSマウント・ホイットニー(LCC-20)は2月4日に同海域に到着しており、もう一隻オリバー・ハザード・ペリー級フリゲイトUSSテイラー(FFG-50)が水曜日に黒海入りしている。 「二隻は黒海で通常任務の一環として同盟各国との協力関係を強化すべく、訓練や相互運用にあたる」と海軍は発表。 その文書では明示していないものの、二隻はソチでテロ攻撃が発生した際に米市民の脱出用に用いられる。 ロシアは保安体制を段階的に強化しており、イスラム過激派によるコーカサス地方の独立運動(チェチェン、ダゲスタンなど)を警戒している。 USS Taylor (FFG-50) departs Naval Station Mayport in 2014. US Navy Photo