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日本を取り巻く海上安全保障のニュースまとめ(5月10日現在)

 いつも情報をまとめて報じてくれるUSNI Newsに感謝です。そろそろ日本でも海上、海中、上空の周辺安全保障艦橋ニュースを専門に伝えるメディアが生まれてもいいのではないでしょうか。


PLAN艦艇が日本列島周辺を航行


日本の統合幕僚監部(JSO)によると、人民解放軍海軍のフリゲート艦2隻が日本の南西諸島周辺を航行し、PLANの情報収集艦が宮古海峡を通過し東シナ海に入った。


木曜日の正午(現地時間)、PLANのフリゲート艦CNS常州Changzhou (549)とCNS六安 Luan (611)が、与那国島の南西43マイルの海域を北西に航行しているのが目撃されたと、JSOは金曜日のニュースリリースで発表した。フリゲート艦2隻はその後、与那国島と台湾の間の海域を北に航行し、魚釣島の西50マイルの海域を北に航行するのを目撃された。PLAN艦艇は、日曜日に大隅海峡を東に航行していた。海上自衛隊の駆逐艦「やまぎり」(DD-152)と沖縄の那覇基地にある第5航空団のP-3Cオライオン哨戒機(MPA)が、PLANフリゲート艦を追跡した。


常州と六安は日曜日の午前10時、草垣群島の南25マイルの海域を東に航行するのを目撃されたと、日本は火曜日のニュースリリースで発表した。両艦はその後、大隅海峡を東に航行した。リリースによれば、海上自衛隊鹿屋航空基地に所属する第1航空団の海上自衛隊P-1 MPAがPLAN艦船を監視したという。


日本の海峡の大部分は国際水路で、外国船が自由に通過できる。しかし日本は、海上自衛隊の艦船や航空機によりロシアや中国の船舶の通過をすべて監視している。PLAN艦船は、太平洋やフィリピン海に入るため、あるいは東シナ海を通って中国に戻るために、日本の南西諸島を日常的に航行する。


PLANの遼寧空母打撃群と山東空母打撃群は、日本の南西諸島周辺の国際水域で空母の飛行作戦を実施しているが、これらの訓練は通常、最も近い日本の島から平均62マイル以上の距離で行われている。中国が尖閣諸島を領有すると主張する中、日本はこの地域における軍事的プレゼンスと能力を高めており、地上ベースの対艦ミサイルを配備し、島の侵略に対抗するため、地上ベースのさまざまなスマート弾やうろつき弾の配備計画を立てている。



木曜日、東ディアオ級監視船ドゥベDubhe(795)が宮古島の東87マイルの海域を北西に航行しているのを目撃されたと、JSOが発表した。同艦はその後、宮古海峡を北西に航行し、東シナ海に入った。海上自衛隊の掃海艇JSくろしま(MSC-692)が同艦を監視していた。


一方、海上自衛隊は2日、インド太平洋派遣2024(IPD24)の最初の水上部隊として戦車揚陸艦「くにさき」(LST-4003)が、マララ2024演習への参加を含む4カ月間の派遣のため、5月3日に呉海軍基地を出港したと発表した。マララはフランス主導の多国籍人道支援・災害救援演習で、フランス領ポリネシアで実施される。くにさき」はまた、隔年で開催される米太平洋艦隊主導の多国間演習「リムパック2024」(今夏ハワイ周辺で開催予定)にも参加する。


日米豪が情報戦覚書に署名


金曜日、海上自衛隊はニュースリリースで、海上自衛隊、オーストラリア海軍、米太平洋艦隊が情報戦に関する覚書に調印したと発表した。調印者は、海上自衛隊の佐藤章艦隊司令副長官、マイケル・ヴェルナッツァ海軍少将、そして米太平洋艦隊のマイケル・ヴェルナッツァ海軍少将である。ハワイの真珠湾ヒッカム統合基地にある太平洋艦隊情報戦司令部のマイケル・ヴァーナッツァ司令官、そしてRANのクリストファー・スミス少将である。


海上自衛隊・米太平洋艦隊・オーストラリア海軍の情報戦協力に関する覚書は、インド太平洋地域の安全保障環境が複雑化し、厳しさを増す中、『自由で開かれたインド太平洋』を実現するため、3カ国の作戦に加え、情報、通信、気象・海洋、電磁気、サイバー、宇宙の各領域に関連する非運動情報作戦について、すべてのパートナーの協力を深めるものである」とニュースリリースには記されている。■



PLAN Warships Sail Around Japanese Islands; Japan, U.S., Australia Sign Information Warfare Memo

DZIRHAN MAHADZIR

MAY 10, 2024 3:22 PM


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