グラウラーは電子戦機材がない米空軍といっしょに行動していますので、The War Zoneが掲載した写真が米空軍提供というのは説明がつきます。ではハインド撃墜マークですが、電子攻撃で撃墜したとは思えないので、記事にあるようにミサイルで撃墜したのでしょう。なかなか使い勝手の良い機材のようですね。
U.S. Air Force
米海軍のEA-18GグラウラーがMi-24ハインドのキルマークを付けている
USSアイゼンハワーのVAQ-130「ザッパーズ」所属機だ
今月初めに公開された写真で、海軍のEA-18Gグラウラー電子戦機がMi-24/35ハインド攻撃ヘリコプターの「キルマーク」を付けている。
この写真は、5月2日に「米中央軍責任地域の非公開の場所」で撮影され、本日公開されたもので、グラウラーの飛行前チェックを受ける搭乗員の姿が写っている。キルマークのあるEA-18Gは電子攻撃飛行隊(VAQ)130"Zappers"のもので、最近の中東派遣でUSSドワイト・D・アイゼンハワー(アイク)に配備された。
空母航空団に所属する航空機が、前方作戦のために陸上基地に派遣されることがあることは注目に値する。特に電子攻撃コミュニティではそうだ。この画像は他の状況下で撮影された可能性がある。ヨルダンの前方基地から飛行しているF-15Eとグラウラーが一緒に行動している。
航空機や艦船、その他の軍用装備品に、敵の装備品を破壊したことを示すキルマークが刻印される長い伝統がある。例えば3月には、アイクに配備された米海軍のF/A-18E/Fスーパーホーネットが、フーシの無人機撃墜を記念してつけていた。これは、この地域で同様の脅威を撃墜した軍艦に見られるキルマークに続くものだ。
Drone kill marks on F/A-18E Super Hornet from the USS Dwight D. Eisenhower. U.S. Navy USN
しかし、グラウラーにキルマークがあるのを見たのは今回が初めてである。スーパーホーネットだけでなく、グラウラーもイエメンのフーシ派の標的を攻撃するために使用された部隊パッケージの一部だ。キルマークがハインドを撃墜したことを示しているのか、何らかの電子攻撃の対象だったのか、あるいは訓練演習の "殺害 "を示しているのかはわからない。たとえば、F-16やF-22が訓練イベントで『キル』マークをつけたA-10がそこにある。航空写真を専門とするPeter Steehouwer氏が、その画像を公開してくれた:
An A-10 Warthog sporting F-22 and F-16 kill marks at Yuma Airshow 2019, Marine Corps Air Station (MCAS) Yuma. Courtesy of Peter Steehouwer
もし本当にEA-18Gが敵のハインドを撃墜したのであれば、これは新たな展開であり、グラウラーにとって初の真の撃墜となるかもしれない。また、このキル以前にグラウラーがフーシのドローンを撃墜している可能性もあるが、それについてはまだわからない。また、もしヘリコプターが撃墜されたとしても、そのヘリコプターが誰のもので、どこで交戦したのかもわからない。
AIM-120 AMRAAMの搭載オプションが追加されたことで、グラウラーの空対空ミサイル能力が拡張されている。
本誌は詳細を米中央軍、海軍中央軍、第6艦隊、VAQ-130、アイクに問い合わせている。
編集部注:この画像を発見した@intelwalrusに賞賛を送りたい!■
Navy EA-18G Growler Sports Puzzling Mi-24 Hind Kill Mark Overseas
The electronic warfare jet with the mark belongs to the “Zappers” of VAQ-130, which is attached to the USS Eisenhower.
BYHOWARD ALTMAN, JOSEPH TREVITHICK, TYLER ROGOWAY|PUBLISHED MAY 15, 2024 9:24 PM EDT
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