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T-X ボーイング案は来月公表、各社候補が揃う

Boeing Offers Sneak Peek Of Clean-Sheet T-X Design Aug 22, 2016 James Drew | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/boeing-offers-sneak-peek-clean-sheet-t-x-design Boeing ボーイング・ディフェンス・スピース&セキュリティ は米空軍が求めるT-X高等練習機候補として完全新設計機のロールアウト式典をセントルイスで来月行う。 同社は Saab と組み、導入以後55年が経過したノースロップT-38の後継機として採用され、戦闘機・爆撃機パイロット養成を狙う。 ボーイングの発表でT-X採用を競う四組の機体の姿が空った。数日前に ノースロップ・グラマン の新型機が高速地上走行テストをする姿がカリフォーニアのモハーヴェで目撃されたばかりだ。ボーイングは広報用に自社T-Xのティーザー広告含むウェブサイトを立ち上げた。 http://www.boeing.com/defense/t-x 同ウェブサイト上の想像図から高翼形状で着陸装置が機体に収納される構造だとわかる。主翼、尾翼の形状はT-38に似ている。機首下部は平らで丸みがついているが、箱型の空気取り入れ口が機体左右についている。 ノースロップのT-X案では機体前方に続く背骨状の構造が特徴だがボーイング案にはない。前面と空気取り入れ口と主翼の一体化はT-38/F-20タイガーシャークのノースロップ案より更に進んでいる。エンジンは一基だ。. ボーイングのT-X広報係レイチェル・ロックハードによれば同機はF/A-18やF-15を生産する同社セントルイス工場で9月13日に発表するとし、空軍協会の航空宇宙サイバー会議(9月19-21日)の直前となる。 会議ではボーイング案、ノースロップ案が話題の中心となるだろう。12月に最低350機の次世代練習機生産の提案要求が出る予定だ。両社は新型設計案で勝負するが、他者は既存機の改修案を提示する。 ロッキード・マーティン は KAI と組み、T-50AとしてT-50ゴールデン・イーグルの改修型を、 レイセオン / ハ

★★★ノースロップのT-X参入機体が姿を現した

Northrop T-X Breaks Cover At Mojave Aug 19, 2016  Guy Norris | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/northrop-t-x-breaks-cover-mojave LOS ANGELES – 米空軍T-X次世代練習機として ノースロップ・グラマン が採用をめざす機体がモハーヴェ ( カリフォーニア ) で地上走行テストを開始した 。 機体は同社内部のScaled Composites特別事業部が設計し、今週から高速地上走行テストを開始した模様。低翼単発機で空気取り入れ口が左右にあり、尾翼は通常形状。 T-38との類似性に加え、同社が以前断念したF-20タイガーシャークの特徴も見られ、空気取り入れ口前にエリアルールを採用し遷音速性能を確保し、垂直尾翼につながる背部も特徴的だ。機体底部はV字型になっており、三輪式降着装置がつき、機首と後部ノ降着装置との軸距は大きく取られている。 機体画像が8月19日に公表されたが、機体は簡素な後縁フラップと水平安定板を逆上半角をつけて配備しているようだ。またエンジンはアフターバーナーがないが実証機のみの措置なのか不明。同社からは2015年12月に機体コンセプト図が公表されており、空軍の求める高G持続時間、迎え角での機体制御、旋回性能を実現しつつ機体価格を一定範囲に抑える設計だと説明していた。 FAA機体登録情報では同機はモデル400の名称で、Scaled Compositesの設計番号が付いている。エンジンはジェネラル・エレクトリックF404-102D単発で、FAA登録は2015年6月中旬。 ノースロップはT-Xでは BAEシステムズ 、 L-3 と組んでおり、同機の初飛行を年末までに行う。T-X競作では ロッキード・マーティン = KAI がT-50Aを原型に、また ボーイング と Saab が新型機をそれぞれ提案する。レセオンはレオナルドとT-100として レオナルド (アレニア・アエルマッキ)M-346高等練習機を推している。 T-Xの提案要求は12月に空軍が公示する予定で、契約交付は20

T-Xで高性能機体を求める米空軍の狙いは成功するのか

これだけの高性能を要求する米空軍はT-Xで別の狙いがあるのか、あるいは単に高性能を希求したらこうなったのでしょうか。果たして調達が成功するのか、あるいはロッキード=KAI案がこれで本当に有利になるのか、答えはボーイングノースロップの新型機体案が出てくると判明するでしょう。 High-Performance T-X Could Edge Out Low-Cost Bid Jul 27, 2016 Lara Seligman | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/high-performance-t-x-could-edge-out-low-cost-bid T-38: USAF T-38練習機で老朽化が目立つ中、米空軍が後継機T-Xの提案要求 (RFP)案を各社に公開し、要求水準以上の性能へ誘導しようとしている。 空軍は今回T-XのRFPを公開する前から個別に業界に要求内容を示しコメントを求めていた。違うのは要求以上の性能へ追加支払いすることで、高G操縦性、高迎え角操縦性や空中給油能力を想定している。 このうちG性能が議論になっており、上限7.5gで閾値要求6.5gを超える0.1gごとに奨励金を出すと7月26日付のRFP原案は述べている。言い換えれば二案が同価格なら、高G設計案が高く評価される。あるいは価格差があっても高G対応案が有利だ。 この評価方式に落ち着くまで空軍は業界と基本性能と要求内容の議論を重ねており、コストと性能の解析とトレードオフでT-Xの全体調達費用を下げるのが空軍の狙いだ。 「業界との協議を経て、空軍は閾値以上の性能を実現する意義を深く理解できるようになりました」と空軍報道官ロブ・リース少佐が7月27日に語っている。「したがって提案審査では特定性能を重視し、一定以上の場合には追加支払いし、今後数十年に渡るパイロット養成の効果と効率を引き上げたい」 RFP案で総計350機のT-X並びに関連装備採用を企業チーム4組が競う。T-XはF-22やF-35を飛ばす次世代空軍パイロットを養成し、採用となればF-35導入国への販売の道も開く。RFP最終版は年末に出る。空軍は契約交付を2017年、初期作

韓国KAIがT-X向けにT-50改造型をお披露目

LRS-Bは今年の米空軍の調達業務で大きな仕事でしたが、T-Xが次に控えています。こちらは競合メーカーも多く、さらにややこしいことになりそうですがどうなりますか。国防予算の動向にも注意が必要ですね。この発表のあとでインドネシアで同型機が墜落したのがどう響きますかね。 South Korea Unveils Trainer Jet for USAF's T-X Contest By Jung Sung-Ki 11:50 p.m. EST December 18, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/policy-budget/industry/2015/12/18/south-korea-unveils-trainer-jet-usafs-t-x-contest/77611532/ (Photo: Korea Aerospace Industries) SEOUL — 韓国から米空軍の次期練習機として参入を目指す超音速練習機が発表された。 韓国航空宇宙工業(KAI)がT-50練習機を米国輸出仕様としてT-X実証機との名称をつけお披露目したもので同社本社があるサチョン市で行われた。式典には朴大統領が出席し、案件の成約で米韓関係がさらに強固になることを祈念した。 「T-50の対米輸出は韓米同盟関係強化の橋渡しになり、両国の軍部隊の相互運用性が向上する」と大統領はあいさつした。 T-50はKAIとロッキード・マーティンの共同開発で、ロッキードは開発費用の13%を負担し、米国内での営業活動で主導的な役割を担う。 T-X仕様では米空軍の要求に応じる三大技術が搭載されているとKAIは説明。 まず、コックピットに大型ディスプレー一面を搭載し、空中給油能力を付与し地上訓練システムを組み込んでいる。 「T-X仕様は米空軍の要求水準を全て満たし、F-35のミッションに備えた飛行訓練を実施できる」とKAIは述べる。「当社はさらにロッキード・マーティン社と協力し二年間かけ地上テスト飛行テスト双方を実施する」 T-X事業は第一期で84億ドルで350機を調達し、ノースロップT-38Cタロン練習機を更改する。T-38Cは5年後に退役する。 米空軍がT-50

T-X>テキストロン・エアランドはスコーピオン改修案を断念した模様

T-Xで米空軍は相当の高性能機を求めているようです。T-38の正常進化なのかもしれませんが、予算が厳しい中でそこまでの高等練習機が必要なのでしょうか。有事には軽戦闘機として投入可能な機体が本当は必要なのでは。その意味でスコーピオンには期待していたのですが、製造元もT-Xには新規設計機でないと太刀打ちできないとわかったようです。 Textron AirLand Considers Clean-Sheet T-X Offering By Aaron Mehta  3:32 p.m. EDT September 21, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/support/2015/09/21/textron-scorpion-tx-new-design/72573396/ (Photo: Textron AirLand) WASHINGTON — テキストロン・エアランド が米空軍向けに次世代練習機案を提出する場合は完全新設計機とし既存のスコーピオンの改修案にはならないと同社幹部がDefense Newsに語った。 社長ビル・アンダーソンは先週の取材でスコーピオンはISR・攻撃兼用の機体であり、「T-X候補にできない」と軍の要求性能を念頭に語っており、同社としてT-X受注には「新設計機が必要」と述べた。 これは一年前の方針からの変更だ。同社はスコーピオン改修で競合に勝てると考えていた。改修案では主翼を小型化しつつ強化し、空力特性も改良し、エンジン推力を増加させるとしていた。 T-X事業で空軍はT-38後継機として350機を調達する。契約企業は2017年下半期に決める予定だ。 T-Xの要求内容がどれだけ変わったかを見るには、同社の軍用事業開発担当副社長スティーブン・バークの発言に注目されたい。 「空軍は未知数の機体には全く興味を示しておりません。当社としては実際に飛行可能な機体を訓練用途の目標に合わせます」 その後 ノースロップ・グラマン 主導のチームはホーク練習機を基にする案を中止し、完全新型機開発に切り替えた。一方、 ジェネラルダイナミクス も アレニア・エアルマッキ M-346練習機を原型とするT-100提案で主契約企業を断念した。 今度はテキス

☆★★T-X>ボーイング案の初公開が近づく、F-15仕様変更提案も

T-Xでボーイングがどんな設計をしているのかが注目です。ダークホースは運航費用を大幅に下げるスコーピオンだと思うのですが。一方、F-15の方はミサイルを大量に搭載して敵の数を減らす発想ですね。モデル末期で何か哀れさも感じさせるのですが、こちらのほうが注目かもしれません。来週まで待ちましょう。 Boeing To Provide First Glimpse of T-X at Conference By Aaron Mehta 10:04 p.m. EDT September 9, 2015 Aerospace Giant Also To Unveil New F-15 Configuration at Air Force Association http://www.defensenews.com/story/defense/policy-budget/industry/2015/09/09/boeing--provide-first-glimpse--t-x--conference/71979416/ ST. LOUIS — ボーイング は来週に開催される空軍協会年次総会でT-X次期練習機の概要を初公開するとみられるが、観覧は一部に限られる。 同社はT-X試作機のモデルをトレーラーで会場に持込む。設計は サーブ との共同作業。年次総会はメリーランド州ナショナルハーバーで開かれる。. あわせてF-15の新諸元も紹介するだろう。空対空兵装の搭載数を16発に増やす。 T-Xを見ることができるのは招待者のみでボーイング関係者によると同社ブースで公開予定はないという。つまり同機の諸元はひきつづき固く秘匿されるということだ。 見ることを許される一人がアシュ・カーター国防長官でボーイングノセントルイス事業所で事業概要の説明を受けている。 設計案から漏れ伝わる内容が少なく、ボーイングは「完全新設計」で米空軍の要求に応じた練習機を作るとだけ言われている。 設計案はサーブのグリペン戦闘機の焼き直しではないとの関係者発言が出ている。ボーイングは今年末に新型練習機の初飛行が実現するとほのめかしているが、公式発言ではない。 ボーイングのファントムワークスで開発戦略をひきいるスチュ・ヴォボリルは9日水曜日に報道

米空軍>A-10後継機を検討か、でもそのまま実現するとは思えません

混迷していますが、水面下ではA-10後継機を目指す動きがあるようです。ただし原資がないと先に進めないということでT-Xと一緒にすれば良い、という主張ですが、こうなると前から話題に出ているテキストロン・エアランドの常識を破る小型機スコーピオンが注目されないかなあと思いますが、いかがでしょうか。 Amid Pressure To Keep A-10 Alive, USAF Explores Close-Air Support's Future By Lara Seligman 7:08 p.m. EDT August 25, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/air-force/2015/08/25/amid-pressure-keep--10-alive-usaf-explores-close-air-supports-future/32109249/ WASHINGTON — 米空軍はA-10温存を求める圧力と厳しい予算削減の中で近接航空支援(CAS)の将来像を検討中だ。 A-10退役を目指す空軍の動きを憂慮する議会は代替機種の手当がないことを問題視している。空軍の主張はA-10を全機退役させれば今後5年間で42億ドルの予算節約になるというもの。これに対しA-10擁護派は地上部隊を見殺しにするつもりかと空軍に食って掛かっている。 広がる懸念の声に空軍はついに将来型のCAS機材の開発案があることを示した。航空戦闘軍団の2015年戦略方針がCAS機材の「開発可能性」を求めている。 「バランスのとれたCAS能力がすべての機材で必要で、将来のCAS機材の開発をめざすべきである。またCASの伝統の火を消してはならない」と同案にあり、8月10日に公表されている。 空軍関係者からはA-10後継機をA-Xとして検討中であるとの方向性が示されている。ACC司令官ホーク・カーライル大将は「検討中だ」と空軍協会主催シンポジウムで2月に記者団に答えている。 「将来の戦力構造を考えると抜けがないようにウェポンシステムが必要になり、まさしく現在進行中だ。すべての方向性を検討している」(カーライル) 一方で空軍は3月にCASミッションを考える会議に

米空軍次期練習機T-Xの要求内容 久々の大型案件に各社しのぎをけずる

予算環境がきびしいので練習機として一定の数(350機)を調達しながら、拡張性もあらかじめ確保して練習機以外の用途も想定(仮想敵国部隊用機材とか軽攻撃任務?)したいのが米空軍の虫の良い考え方ですが、はたして都合の良い機材が選定できるのか。また採用後に大幅にコストが上がる要因がそもそも包含されていないのかとても心配です。裏には予算強制削減の影響で単一任務しかこなせない機材は非効率という強迫観念があるのではないかと思われます。なお、スコーピオンが採用になる可能性は低いですが、注目されてしかるべきだと思います 。 USAF Issues T-X Requirements By Aaron Mehta 12:09 p.m. EDT March 20, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/support/2015/03/20/usaf-issues-tx-requirements/25080555/ (Photo: Tech. Sgt. Matthew Hannen/US Air Force) WASHINGTON — 米空軍が次世代練習機T-Xの要求性能を公表した。 連邦政府ウェブサイトに3月18日掲載された内容から参入を計画中の5社は現行のT-38の後継機種となる高等練習機350機及び関連システムの採用を目指してしのぎをけずることになる。空軍への締め切りは5月10日。 本事業は「コスト曲線を曲げる」"Bending the Cost Curve" 構想をはじめて現実に移す第一弾となる。これは空軍長官デボラ・リー・ジェイムズDeborah Lee Jamesが進める調達改革の一環で大きな一歩となる。 文書には要求項目が100点以上あるが、空軍報道内容では重点は3つに絞られる。高G状態の保持、シミュレータ視覚効果の正確度・精度、機体の長期間稼働だ。 その他として空中給油、T-38比較で10%の燃料消費率削減、最小離陸距離として8千フィート、高高度基地からの離陸の場合は追い風10ノットで7,400フィートとされる。 注目すべきはアグレッサー部隊用の「赤軍」要求はないことだ。空軍関係者は今後の検討課題だという。 とは言え空軍がT-

★T-Xを既存機改修から新型機案に切り替えたノースロップは真剣勝負

ノースロップにとってT-38がそこそこに売れて派生型のF-5がさらに多く各国に採用された成功体験があるので、この案件はなんとしても取る、という覚悟があるのでしょうね。スコーピオンとならび、維持費のかからない画期的な機体が生まれるかもしれません。当面注目です。そうなると韓国T-50他は分が悪くなりますかね。ノースロップにとっても戦闘機製造技術の継承をかけた重要な案件であることはまちがいないでしょう。負ければ撤退ですからね。 Northrop Developing New Design for T-X By Aaron Mehta 10:20 a.m. EST February 6, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/training-simulation/2015/02/06/northrop-tx-new-design-usaf-hawk-trainer-bae-l3/22939343/ (Photo: US Air Force) ノースロップ・グラマン は米空軍向け次期練習機T-Xへ新型機案で入札することに決定した。同社はこれまで BAE ホーク練習機を改修する案を提示すると見られていた。 実は米空軍がT-Xの要求性能を明らかにした2年前から設計開始していたと同社T-X事業を統括するマーク・リンズレー Marc Lindsley, Northrop's T-X program directorは言明。 同社はホーク案で準備していたが、新設計案で性能・価格両面を満足させられると判断したという。 同社は空軍に新方針をすでに連絡済だとリンズレーは述べ、方針転換は特定の要求内容のためではなくむしろ空軍からの情報をもとに判断したものと説明。 すでに新型機は組み立て中で、今年中に初飛行と見られる。ノースロップはこれ以上の日程観を言及していないが、6月のパリ航空ショーあるいは9月の空軍協会年次総会で新型機をお披露目するのは業界では普通だ。 T-Xは現行T-38練習機の後継機種として第五世代機をパイロット養成する高性能機となる。空軍は2016年第四四半期にRFPを公示し、正式契約を2017年秋に締結したいとする。 2016年度予算では研究開発予算11.4百

★2015年の注目① 米空軍次期ジェット練習機T-Xの行方 ボーイングはSAABと組む

そもそも初等練習機からジェット中級練習機へというパイロット養成過程の常識が根底から検討直されるかもしれませんね。競争は熾烈なものになりそうですが、米空軍向けだけの需要ではなく世界各国への売り込みも図るのでしょうね。 Boeing Official: T-X Design Won't Be Unveiled Soon Dec. 2, 2014 - 04:43PM   |   By AARON MEHTA   |    Comments http://www.defensenews.com/article/20141202/SHOWSCOUT17/312020026/Boeing-Official-T-X-Design-Won-t-Unveiled-Soon タッチアンドゴー練習がシェパード空軍基地(テキサス)でT-38タロンを使って行われている。T-X選定の勝者はT-38後継機を350機納入する予定。 (Danny Webb / US Air Force) ORLANDO, FLORIDA —ボーイングは独自設計で米空軍向け次期練習機T-Xの開発を続けており、2017年の契約交付を期待しているが、同社関係者によれば社内審査はまだ先のことになるという。 ボーイングディフェンス で練習機事業を総括する副社長ボブ・ガウワーBob Gower は記者の質問に答え、「同機ファミリーのロールアウト日程は未定で新型機となるかも未定」と発言している。 ボーイングはT-X事業で固く秘密を守っており設計案の片鱗でさえ外部に漏れ伝わっていない。 わかっているのはボーイングがスウェーデンのSaabと提携して米空軍の要求内容に合致する機体を開発しようとしている点だけだ。ボーイングディフェンスのトップ、クリス・チャドウィック Chris Chadwick含む同社幹部はグリペン戦闘機を改修した機体にはならないと一貫して発言している。 T-X選定の最終勝者はT-38後継機として350機の新規受注を獲得することになり、その規模から業界に相当の関心を呼んでいる。 ボーイングの競争相手は ホーク高等ジェット練習機システム ( BAEシステムズ と ノースロップ・グラマン 共同事業)、 ロッキード・マーティン が推す 韓国航空宇宙工業 の

スコーピオン練習機型も提案するテキストロンエアランド社

何かとスコーピオンが注目されるのは明確にMarket-Inの思想を実現した機体であるためでしょう。新興国含む各国への採用が本命のようですが同機は決して途上国向けの機体ではなく、各国も空軍装備として合理的に同機を検討すべきなのではないでしょうか テキストロンエアランドは人道救難、国境監視含む多様なミッションが可能と宣伝しています。 www.scorpionjet.com Textron AirLand Developing Scorpion Trainer Variant Aug. 26, 2014 - 11:47AM   |   By AARON MEHTA   |    テキストロンエアランドはスコーピオンを練習機に改造した機体を企画中で、米空軍のT-X競技に参加する意向のほか、海外販売を目指す。 (Textron AirLand) CHICAGO —テキストロン・エアランドTextron AirLandはスコーピオンを改良し米空軍のT-X次期練習機の提案競争に参入する意向と分かった。同社は海外販売も視野に入れ、練習機需要を取り込みたい考えだ。なお、スコーピオンの成約例はまだない。 テキストロン幹部が回答を避ける中で同社防衛事業開発担当副社長スティーブン・バーク Stephen Burke,regional vice president for military business development の発言が際立って明瞭かつ直接的だ。 「当社はT-Xに参加します」とDefense Newsに8月23日州軍協会の年次総会(シカゴ)で語っている。 スコーピオンは情報収集監視偵察機能(ISR)に攻撃能力を付けた機体。昨年9月の発表以来、テキストロンはモジュラー構造を特徴だとして強調しており、バーク発言では練習機型を言及している。 「モジュラー構造により簡単に必要な性能に応じた機体に改造でき、T-Xの性能仕様にも対応可能です」 練習機型も双発、二枚尾翼と言うスコーピオンの基本設計を継承するが、主翼が短縮化され空力学的にも洗練されるほか、エンジン推力も増加する。「ISRミッションでは偵察時間が長い方がよいですね。でも一回2時間の訓練課程では性能と燃料消費率の関係がが違ってきます」(バーク) T