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南シナ海で米艦艇を追尾してくる中国の不気味な動きに注意が必要

中国海軍の動きは注視する必要があり、シーマンシップの「常識」が通用しない同海軍というか解放軍の実態は世界が等しく認識すべきです。国際法を遵守しないと公言するのなら実力で対応する事態に進むでしょう。米海軍は淡々とした態度ですが、いったん予想外の事態が発生しないとも限りません。照準レーダーの照射という事件もありました。日米が一線を超えないのをいいことにますます非常識な行動をPLANが撮れば大変な異なると認識させないといけませんね。 China shadows U.S. warships amid rising tensions in Asia Kirk Spitzer, USA Today 9:23 p.m. EDT June 15, 2016 http://www.defensenews.com/story/military/2016/06/15/china-shadows-us-warships-amid-rising-tensions-asia/85960100/ (Photo: Kirk Spitzer, USA TODAY) ABOARD THE USS JOHN C. STENNIS — マラバール国際海軍演習が今週始まったが、招かれざる客が見つかった。中国海軍の艦艇だ。 これは驚くべきことではない。人民解放軍海軍PLANの艦艇がこの海域で米海軍艦艇を追尾するのは日常になっている。 米海軍によればUSSジョン・C・ステニス空母打撃群が三月に南シナ海に入るや中国艦艇が追尾を始めた。原子力空母ステニスは六か月のアジア太平洋パトロール任務の終わりに近づいている。同打撃群には水上艦四隻とロサンジェルス級攻撃潜水艦一隻が加わっている。 「PLAN艦船は南シナ海各地に定期的に出現しています。中国艦は一日24時間毎日常に目視距離で航行しています」とマーカス・ヒッチコック海軍少将(ステニス打撃群司令官)は述べている。 先週は二回にわたりPLAN艦艇が日本領海に侵入または接続海域を航行しており、東シナ海の尖閣諸島もその中に含まれていた。米国のもっとも親密な同盟国日本は早速非難の声を上げた。 米、インド、日本の海軍艦艇が一週間にわたる合同演習をフィリピン海で15日開始し、演習海域は日本南端部からもさほど遠くない。 米

★米海軍の考える2030年代以降の航空優勢確保の手段としてのNGAD構想

米海軍の方が空軍より複雑思考なのでしょうか。この記事は何度見ても理解が大変です。機体に依存しないとは機体開発あり機の開発を脱却して攻撃等の目標が達成できれば機種を問わないという発想? でもスーパーホーネットは早晩設計寿命の時間数に達するはず。であれば高速大型の機種は必要ですよね。これに比べれば先日お伝えした空軍の構想の方がはるかにわかりやすいのですが。   The U.S. Navy's Plan to Dominate the Sky in the 2030s (And Beyond) Dave Majumdar June 6, 2016 http://nationalinterest.org/blog/the-buzz/the-us-navys-plan-dominate-the-sky-the-2030s-beyond-16479 米海軍がボーイングF/A-18E/FスーパーホーネットおよびEA-18Gグラウラー電子攻撃機に替わる将来の機材で正式にAoA代替策検討を開始した。 次世代航空制圧機(NGAD)構想は最近までF/A-XXと呼ばれ、超大国同士の対決の時代が復活し脅威が増大する中で対応できる機材開発を目指す。だがこれまでのペンタゴンのやり方と異なりNGADは単一機材でなく各種システムのファミリー構成になる可能性がある。 「AOAは2016年5月16日に正式に開始されて約18か月が期間です」と海軍N98航空戦部門の広報官カーラ・インリン大尉が本誌に語った。「海軍は考えられる選択肢をすべて検討し、性能、威力、価格、残存性のバランスを求めます。解決策はシステムのファミリー構成で多方面の機能を追い求めるものとなり、これまでの単一機材と異なるはずです」 NGADは最終的に各種の機材になり、兵装や投入技術も多様となるだろうが、中心はF/A-18 各型の退役後に生まれる性能ギャップを埋めることにある。 「 F/A-18E/Fや EA-18Gが耐用年数の終わりに到達した際の必要な性能内容をAoAチームが検討しています」(インリン大尉) 「F/A-18E/FとEA-18Gは空母打撃群(CSG)や統合作戦を支援しており、艦隊防空、航空優勢確保、攻撃まで幅広い任務についています。検討では脅威が変化してもCSGの

大規模戦争抑止のため小規模対立が頻発? 海軍力プレゼンスを考える

これまでも大艦巨砲主義の時代から海軍艦艇の種類別バランスの問題はとりあげられており、グリナート前海軍作戦部長が強力な旗振り役となりLCSは代表に新しい海軍の姿を模索してきたのですが、直近でカーター長官がLCSを冷遇しはじめてから部妙な風向きになっています。空母戦闘群も減少していくでしょうし、そもそも米海軍だけで世界秩序を維持しようとする姿勢が現実にそぐわなくなっているのではないでしょうか。砂山理論というのは面白いのですが、安全保障でも有効なのでしょうか。 Many Ships = Few Wars: The Case For A Big Fleet By Sydney J. Freedberg Jr. on January 22, 2016 at 4:07 PM http://breakingdefense.com/2016/01/many-ships-few-wars-the-case-for-a-big-fleet/ Aegis cruisers and destroyers. WASHINGTON: 国際紛争を地震に例えれば、小規模の揺れが続くほうが激甚震災よりマシだ。戦争で言えば世界大戦となる。社会科学では競合する勢力が2つ以上あれば、それぞれの差異は多くの小規模紛争により解消し全面戦争は回避できるとする。そこで海軍のプレゼンスを世界規模で展開することが望ましいと米海軍士官2名が最近論文を執筆している。 中国が南シナ海で露骨に示す動きのような挑発行為にしっかりと対処するためには多くの艦船が必要となる。多くの艦船を投入すれば相手方と相互の動きを監視することで大戦争勃発のリスクを低くすることができる。問題は米国にはそれだけの艦船数がないことだ。 「艦船隻数は平和維持に極めて重要だ」とジェリー・ヘンドリックス海軍大佐(退役)は記者に語る。共著者のベンジャミン・アームストロング中佐とともに「ここまで海軍が規模を縮小した状況はこれまでなかった。仕組みがバラバラになりかけている」 Jerry Hendrix 「海軍プレゼンスにより米国の権益の範囲と米国の決意の程が示され、意図をしっかりと理解させることで紛争勃発を防いでいる」とヘンドリックスとアームストロングは新しいアメリカの安全保障を考えるセンターの研究

米中海軍制服組トップ同士で続く直接対話はどんな結果を生み出すのか

信頼醸成が重要であることは言うまでもないのですが、結果が生まれないと困りますね。中国人もアメリカ人も原則だけを主張していても平行線のままだとわかっているはずですが。今年も中国はリムパックに招待されるようですね。(前回は演習参加とは別にスパイ船も派遣していました) Top US, Chinese Admirals Confer Christopher P. Cavas 4:25 p.m. EST January 20, 2016 US and Chinese naval leaders hold video teleconference http://www.defensenews.com/story/defense-news/2016/01/20/navy-admirals-richardson-wu-shengli-cno-chinese-us/79044780/ (Photo: MCC Sam Shavers, US Navy) WASHINGTON — 米中の海軍制服組トップが二時間にわたるビデオ会議を1月19日に行っていたことが判明した。両国海軍間の定期的意見交換の一環だという。 海軍作戦部長(CNO)ジョン・リチャードソン大将と中国人民解放軍海軍トップの呉勝利Wu Shengli大将は「2015年を振り返り両国海軍の関係で多彩な出来事があった」と認識を共有し、2016年はさらなる進展を誓い合ったという。 関係者によればその他として艦船の寄港や人員の交流も話し合った。双方が海上偶発事故防止規定 Code for Unplanned Encounters at Sea (CUES)の適用場面が増えている中で「満足といっそうの振興」で合意したという。この規定は軍事対立の発生を予防するため米中が各国と取り決めたものだ。 ビデオ会議の詳細は不明だが、両トップが今年夏に予定されているリムパック演習を取り上げたのではないかと見られる。中国は再度同演習に招聘を受ける予定だ。 リチャードソンが呉とビデオ会議に臨むのはこれが三回目だ。初回は2015年晩夏でその時点でリチャードソンはCNO就任予定のため前任のジョナサン・グリナート大将に加わる形で参加した。二回目は昨年10月でUSSラッセンに南シナ海で中国が占拠する島嶼付近を

米海軍>新CNOの戦略方針案は戦闘能力重視を前面に掲げる

中国やロシアが好き放題に振る舞いつつあるのは米国の力を低評価しているためであり、もはや甘受できる段階ではないと米国防関係者が舵の方向を切り替え始めています。とくにオバマ政権が残り一年を切り、指導力がどうしても低下するこの時期だけに今回の新CNOは頼もしい発言をしています。問題はこのビジョンをどう実施に移していくかでしょうね。日本も当然無関心ではいられないでしょう。 CNO: Warfighting Trumps Presence; ORP, EW Win; LCS Likely Loser By SYDNEY J. FREEDBERG JR. on January 05, 2016 at 1:27 PM http://breakingdefense.com/2016/01/cno-warfighting-trumps-presence-orp-ew-win/ ジョン・リチャードソン大将 WASHINGTON: プレセンスという用語はこれまでたびたび海軍力や海軍艦艇整備の文脈で使われてきたが、新任の海軍作戦部長(CNO)による新しい戦略展望では一回も使われていない。かわりにジョン・リチャードソン大将の8ページにのぼる「海洋優位性確保の設計構想」“Design for Maintaining Maritime Superiority” では「戦争」「戦役」「戦闘」の語句が8回も現れている。 要は戦闘行為及び抑止力は平時のプレゼンスに勝り、性能が能力をしのぎ、質が数より優先するということだ。これは単なる用語の変更ではない。目指すべき方向の変更であり、戦略方針や予算状況の先が見えない中での変更だ。 ジョナサン・グリナート大将 確かにリチャードソンの前任ジョナサン・グリナート大将も「戦闘が第一」と戦略方針の最上位に掲げていた。だがグリナートは同時に海軍の平時プレゼンスを日常的に世界各地に展開することにも同じ比重を於いていたのであり、国力の誇示、海賊対策、友好国との演習を通じてこれを実現しようとした。またブリーフィングではまずスライドでその時点で艦艇何隻が世界のどこに展開中かを示すのが常であった。グリナートには艦艇隻数がすべてであり、小型かつ低価格艦として沿海戦闘艦を高く評価していた。だが単価5億万ドルのLCSより20億ドルの駆逐艦

★日本への追加空母配備案に重鎮マケイン議員も検討の価値ありと認める

CSBAが意外に大きな影響力を持っていることがわかります。追加配備するなら横須賀が最右翼というのが分析内容ですが、実現すれば大きく西太平洋の戦力配備の地図が変わりますね。当然、国内はもとより近隣国から相当の妨害が発生しそうですが。Hard Lookとは否定的ではなく綿密に調べる厳しい目を向けるという意味ですね。 McCain Taking ‘Hard Look’ at Forward Deploying Second U.S. Aircraft Carrier to Western Pacific By: Sam LaGrone December 7, 2015 12:12 PM http://news.usni.org/2015/12/07/mccain-taking-hard-look-at-forward-deploying-second-u-s-aircraft-carrier-to-western-pacific WASHINGTON, D.C. – 上院軍事委員会(SASC)は西太平洋に米空母二隻目を配備する案を「綿密に調べる」と同委員会委員長が述べた。 「海軍部隊が実効性を上げれる配置になっているか再検討すべきだ」とジョン・マケイン上院議員(共、アリゾナ)が米海軍協会主催の国防フォーラム・ワシントンで聴衆の前で発言した。 「最近になり前方配備空母や揚陸強襲部隊、または大型戦闘艦の追加を提案する研究内容が発表されたが、詳しく検討すべき内容だ。提案の背景には海外プレゼンスを引き上げて、抑止力、即応力を引き上げたいとの考えがある」 西太平洋に二隻目の空母を配備する案は以前から提唱されており、先月公表された報告書が海軍・海兵隊のグローバルな責任能力の実施を制約してきた近年の条件を分析して、提言の中心として再浮上している。 作戦テンポが高くなっており海軍は空母各艦の整備点検が追いつかず空母が不足する事態が発生している。 「空母戦力の不足は2015年末にペルシア湾で、USSセオドア・ローズベルトが現地を去った後、USSハリー・S・トルーマンが到着するまで『空母ギャップ』が発生している。太平洋で同じ事態が2016年に発生するし、2021年にかけて両方の地点で交互に発生する見込みだ。これは同年にUSSジェ

★米海軍>P-8のアジア太平洋配備を増強

米海軍では着実にP-3Cの退役が進んでいます。かつ、アジア太平洋重視の一環で相当の機材増強になりそうです。以下はその現況を伝えるものです。ご参考まで More P-8As Coming To Asia-Pacific Nov 18, 2015  Michael Fabey | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/more-p-8as-coming-asia-pacific アジア太平洋に展開する第72任務部隊の機材にP-8Aポセイドンが今後数ヶ月で追加される。新型対潜哨戒・情報収集機としての同機の役割が一層増すことになる。 「機数そのものは海軍上層部が決定する」とリチャード・プレスト大佐は Aviation Week に語った。「半年ごとに割当機数が変わる。現在はP-3からP-8Aへの機種変更が進行中だ」 通常なら第7艦隊には13機ないし16機のP-8AあるいはP-3が配備される。アジア太平洋への再配置に伴い海軍はP-8Aをより多く配備する傾向にあり、海洋哨戒・偵察能力が大幅に向上している。 先回の展開日程が実施冴えたのは数ヶ月前だが、アジア太平洋ではわずかに機数合計が減少したとプレスト大佐は認めた。 「次のサイクルは来春です」「機数は増えるでしょうが大事なのは性能であり、機数ではありません」 最終的な機材配備規模は予測しにくい。 「最終機数は域内の運用要求から決定すべきものです。たえず見直しをかけており、P-8の機数が増える中で修正しています。一方でP-3の退役が進んでいます。P-3は数十年に渡り主力機でしたが、P-8は海上哨戒、偵察それぞれで高性能を発揮できます。乗員の実績には高いものがあり、もっと期待できるものがあります」 広大な第7艦隊責任海域での哨戒飛行は広範囲に及ぶ。北はオホーツク海からインド洋まで、南はオーストラリアまでカバーしていると言う。 「ミッションは一回8時間から12時間までですが、必要なら待機させて延長します。非常に動的で興奮を呼ぶ展開です」 海軍の情報収集フライト任務は域内の潜水艦作戦を主眼におくが、P-8Aは対潜戦の中心的存在であり、情報収集・監視・偵察フライトがこ

日本に二隻目の米空母が配備される日が来る可能性

まだ構想の段階ですが、空母部隊の隻数が増えない中、効率よく運用するためにはこのような考え方が急浮上してくるかもしれませんね。日本国内には賛否両論出てくると思いますが。 Two USN Carriers in Japan? By Christopher P. Cavas 4:56 p.m. EST November 18, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/naval/2015/11/18/carriers-japan-us-navy-bryan-clark-csba-fdnf/76011904/ WASHINGTON —.米海軍が世界各地で任務を展開する中、立案部門は艦艇、航空機、人員の作戦投入時間をこれまでより有効に活用する検討をしており、その一つの解決策として日本に空母を2隻配備すればよいと主張する有力なアナリストが現れた。 日本に空母二隻を配備すれば西太平洋における空母需要に答えられるというのはブライアン・クラーク(戦略予算評価センター、海軍問題研究員)で、みずからの検討結果を連邦議会で報道陣に発表している。 「西海岸からの移動時間分の節約だけで空母の投入時間が2割増えます」とクラークは研究成果を紹介し、二隻配備すれば年間通じ常時少なくとも1隻が利用できるほか、4ヶ月間は2隻投入できるという。 米海軍は前方配備海軍部隊 forward-deployed naval force (FDNF) を日本に長年展開しており、空母1隻を維持している。現在はUSSロナルド・レーガンで昨年まではジョージ・ワシントンだった。巡洋艦、駆逐艦他に加え、4隻で構成する揚陸部隊もあり、横須賀と佐世保を母港とし、沖縄には第31海兵隊遠征部隊が駐留する。 空母航空隊は厚木海軍航空基地にあるが、2隻体制にしても、もうい一隊の追加配備は必要ないとクラークは見る。なお、同隊は岩国海兵隊航空基地に移動することになっており、規模の大きい同基地なら航空機をより多く配備できる。 二個飛行隊にするかわりに一個隊を増強すれば良いというのがその根拠だ。または二個飛行隊にしても規模を減らせば良い。または通常は戦闘機飛行隊4をつけるところを3個にすればよい。F/A-18CおよびF/A-18E/Fの機数が不足

USSロナルド・レーガンが横須賀に向け移動中

かなりセコい話ですが米海軍が空母三隻の間で乗員を交換して人員の各地移動を極力減らして出費を節約するという話です。同型艦とは言えこれだけの人員交換が簡単に実施できるということは艦のシステム化が進んでおり、艦を替えても違和感なく日常の業務が行える環境ができているということですね。 Carrier USS Ronald Reagan Leaves for Japan Starting Second Phase of 3-Carrier Crew Swap By: Sam LaGrone August 31, 2015 11:28 AM http://news.usni.org/2015/08/31/carrier-uss-ronald-reagan-leaves-for-japan-starting-second-phase-of-3-carrier-crew-swap USSジョージ・ワシントン(CVN-73)とUSSロナルド・レーガン(CVN-76)、乗員交換の前に太平洋上を航行中。. US Navy Photo 本日、USSロナルド・レーガン(CVN-76)はサンディエゴから新たな母港横須賀に出港する。 レーガンが米第7艦隊の前方配備空母部隊に加わる一方、USSジョージ・ワシントン(CVN-73)が中間大補修でニューポート・ニューズに向かい、USSセオドア・ローズヴェルト(CVN-71)がノーフォークからサンディエゴに母港を移動する。 ワシントンは8月上旬にサンディエゴに到着しレーガンと10日間の乗員交換を行っている。ワシントンは2008年から日本に配備されていた。 レーガンはこれまでも太平洋で広範な作戦を実施しており、2011年の津波被害のあとに日本を救援している。 「西海岸配備の中で最新鋭の空母を派遣し、インド・アジア・太平洋地区内の同盟国の安全、安心、繁栄を支援する」とマイク・シューメーカー中将(海軍航空部隊司令官)は声明文を発表している。「艦と受入国の間に4年前に築かれた強い絆はこれからも続く」 だがレーガン乗組員の大部分はカリフォーニアに残り、ワシントンの乗員が同艦を日本へ移動させる。 ローズヴェルトがカリフォーニアに到着すれば今度はレーガンの乗員が乗組み、ローズヴェ

次期海軍作戦部長のリチャードソン大将はこんな人

次期海軍作戦部長(海軍トップ)にリチャードソン大将が内定しました。潜水艦勤務の経歴を中心に直近は原子炉部門長のため今回の人事はやや驚きをもって受け止められているようです。まずUSNI Newsは以下のように伝えています。これは国防長官の発表後の配信です。 Naval Reactors Director Adm. Richardson Named Next CNO By: Megan Eckstein May 13, 2015 10:02 AM • Updated: May 13, 2015 2:23 PM http://news.usni.org/2015/05/13/naval-reactors-director-adm-richardson-to-be-named-next-cno 海軍作戦部長ジョナサン・グリナート大将とジョン・リチャードソン大将(海軍核推進事業部長) DoD Photo アシュ・カーター国防長官からジョン・リチャードソン大将 Adm. John Richardson(現海軍核推進事業統括責任者)が次の海軍作戦部長(CNO)に就任すると発表した。 人事はオバマ大統領が承認ずみで、つぎは上院の承認を求めることになる。 リチャードソンはエネルギー省との協同事業である海軍原子炉部門 Naval Reactors(NR)に2012年11月異動となり、8年間の任期を全うすると見られれていた。通常の人事異動が2年から3年であるが、高度の技術内容である事業のため任期が長くなっている。 原子炉部門出身者が海軍トップに就任する初の事例となる。 「ジョン・リチャードソン大将は正しい選択だ。果敢に決断するずば抜けたリーダーであり、海軍の多くの厳しい課題で頼りになる人物となっており、オハイオ級後継弾道ミサイル潜水艦問題から内部統制・倫理問題まで幅広く扱ってきた」とカーター長官は評した。「重宝がられる人物でエネルギー省長官から引き抜くのに苦労した」 現CNOのジョナサン・グリーナート大将も潜水艦部隊出身でオハイオ後継艦事業こそ海軍の最優先事項だと強調していた。同時に最大の予算規模にもなる。リチャードソンは同事業に詳しく優先順位を高くしたまま予算も全額確保するだろう。 リチャードソンは海軍兵学校を1