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KC-X: 二機種同時購入に反対の国防長官

hit counter cheap ultram Gates Continues to Oppose Split Tanker Buy Aviationweek.com 4月17日 懸案の次期空中給油機の導入でボーイングとノースロップ・グラマン/EADSから同時に機材を購入する案にはゲイツ国防長官は「体を張ってでも」反対するとマックスウェル空軍基地の空軍大学で空軍幹部を前に発言している。これに対する反応は大きな拍手であった。同日の記者会見で機種が二つになれば訓練、保守点検、兵站それぞれで二つの仕様が必要となるので反対だとの立場を表明。空中給油機が二機種になると開発費用は5年間で140億ドルにのぼり、一機種に絞り込む際の二倍になるとも説明した。国会議員の中には何度も仕切りなおしとなっている空中給油機導入問題の解決のためには政治的な理由から二機種同時購入案を支持する向きがある。ノースロップ・グラマンもこの案の支持があるかを打診している。 コメント:世紀をまたがったこじれにこじれた米空軍の大問題です。政治的には両方を取得すれば丸く収まるのですが、やはり長官の言うとおり=空軍運用側の考えるとおり、どちらかに決着をつけねばなりません。機体としてはKC-30(A330)の方が大きくて応用が利くように見えるのですが、日米伊で共用となることを考えるとKC-767に最終的には軍配が下るのでは。(写真 KC-767とKC-30それぞれの想像図)

プレデターC型アベンジャー

hit counter cheap ultram Predator C Avenger Makes First Flights Aviationweek.com 4月17日 長く噂されていた、ステルス性を強化してジェットエンジン搭載のプレデターC型アベンジャーがジェネラルアトミックス航空システムズGeneral Atomics Aeronautical Systemsで完成。 【性能】滞空時間は20時間。飛行速度は400ノット以上、運用高度は最高60,000フィート。外観からはステルス性が強化されたことが明白。動力はプラットアンドホイットニーカナダのPW545B(推力4,800ポンド)で排気の赤外線特徴にはシールドがかけられる。排気口まではS字型で、排気温度を下げ赤外線特徴を軽減するほかレーダー探知を難しくしている。 【装備】機体内部には500ポンド爆弾にGBU-38JDAMユニットとレーザー誘導を装着して搭載する。全長は41フィートで、兵装格納スペースは10フィートと思われる。兵装倉の扉を外せば広範囲監視ポッドを機体に半分格納して搭載できる。C型の兵装あるいはセンサー搭載量は3,000ポンド。ステルス性が必要なければ機体、主翼の外部に装備を搭載可能。兵装庫内に追加燃料槽を装着すれば飛行時間を2時間延長できる。機内の電源は45kvaとB型と同じ。全天候アクティブ電子スキャンアレイ(AESA)レーダー以外に広範囲監視装置(米空軍が供与予定)を搭載できる。リンクスSARは機首下部に搭載すると思われる。試作機にはEO/IRターレットが見られないが他のプレデターに装着されているので、機体格納式になっているのかもしれない。 【海軍での採用可能性】主翼は折りたたみ可能で格納庫あるいは空母での運用を想定。かねてから同社は海軍向けにプレデターの運用可能性を訴えてきた。海軍はB型の性能に関心を示したものの、プロペラ動力機を理由に空母搭載を否定。C型には着艦フックがついており、同機の艦上テストが予定されていることが推察される。現状では米空軍ならびに英空軍の運用が最有望される。 【今後の見通し】初飛行は4月4日に成功しており、今後2,3ヶ月は試験を続ける。正式に採用側の予算が投入されれば10から12ヶ月で同社のポーウェイ新工場(カリフォルニア州)で作戦稼動機がロールアウトする見込みだ。同

エンブラエルKC-390空中給油・輸送機開発にゴーサイン

hit counter cheap ultram Embraer Launches KC-390 Tanker/Transport Aviationweek.com 4月15日 エンブラエルはブラジル空軍の契約を獲得し、13億ドル・7年間の期間でKC-390軍用空中給油機・輸送機の開発を立ち上げた。同機の初飛行は2012年、就役は2015年の予定。同機はターボファン双発、高翼の設計。4月14日にラテンアメリカ航空防衛ショー(リオデジャネイロ)で発表されたもの。ブラジル政府は試作機合計2機および生産用冶工具含む開発費用全額を負担する。エンブラエルCEOフレデリコ・F・クラドがAviation Weekの取材で答えたもの。同社は2007年の 同じショーで軍事輸送機の検討案を展示しており、エンブラエル190リージョナルジェットの改造型として6億ドルの費用で開発するコンセプトであった。ただし、クラドは「同機は現実的な機体ではなかった。任務のすべてを実行できなかっただろう。」と語る。フライバイワイヤ式のKC-390は高翼、ターボファン双発、T字尾翼の構造こそ同じだが、全面新設計でブラジル空軍の要求にこたえるばかりか、ロッキード・マーティンのC-130Jに対抗できる機体である。エンブラエルは今後二年間で詳細検討を完成させ、部品メーカー選定を空軍とともに行う。クラドはKC-390は「国家プロジェクト」であり、別メーカーあるいは海外の関与の決定は政府の決定事項という。同機の組み立てはエンブラエルのガビアオ・ペイホト工場にて行われ、同社にとっては最大の航空機となる。また、同社にとっても軍用機製造は久しぶりのことになる。 コメント 同社のプレスリリースによるとC-390の貨物搭載量は最大19トンとのことです。開発が遅れているわが国のC-Xが37トン、C-1( 8トン) C-130H(20トン)なので、確かにC-130に匹敵するクラスになるわけです。ブラジル空軍の必要とする機数は20機程度と限られていますが、いまや各国に販路を広げた同社ですので、当然C-390も各国の注目を浴びるでしょう。価格が訴求力になるのではないでしょうか。それにしても1950年代から稼動しているC-130が今でもこのクラスの輸送機の主流というのはひとつの驚きですが、その間に開発力をつけてきた新興国がもうそこまで来て

EP-X(次期米海軍電子戦専用機)

hit counter cheap ultram EW Competitors Begin Defining Efforts Aviationweek.com 4月14日 ボーイング737から開発の次期海軍哨戒機P-8Aポセイドンの初飛行は今年中と見られていますが、早くも派生型EP-Xを同機から作ろうという動きが活発化してきました。 次期電子戦用機材として海軍のEP-X、陸軍の空中共用センサー機、空軍のリベットジョイントの各計画があり、契約獲得を目指して各社が準備を始めた。「現在利用できる機材を幅広く検討しているところです。有人、無人を問わず、要求性能を実現できる機材を求めています。」(P-8AとEP-Xの計画責任者マイク・モラン海軍大佐) ブーズ・アレン・ハミルトンのロバート・ワッツがEP-Xの選択肢分析の責任者となったところであり、国防長官官房がEP-X検討の実施を承認した。 「データリンクを共用してP-8AとEP-Xの電子戦装備をEA-18Gにつなげて、以前のデータ、現在のデータ、ならびに今後の予測ができるようにする」EP-Xとグラウラーでシナジーが可能と、ボーイングは見ている。EP-Xが遠距離の発信源を探知し、グラウラーが発信源に対して電子攻撃を行う一方、EP-Xは別の行動を取れる。グラウラーには目標別に対応する能力があり、高出力のジャミングが可能だ。 EA-18Gの配備数とEP-Xの広範囲な探知能力を考慮して、個別・特化任務はグラウラーにまかせ、EP-Xには戦闘空域の監視、目標捕捉、電子戦任務を割り振ることになるのではないか。 ボーイングはEP-X用のレーダーの選択肢を検討している。アレイが大きいと小さい目標も捕捉できる。ひとつの考え方は機体中央線上にレーダーをカヌー形状で搭載すること。別の考え方では機体と一体型のアレイがあるが、実際にはアレイを機体に組み込んだり、平坦にする必要はない。 (写真はP-8Aの想像図です)

ミサイル防衛の新しい展開

hit counter cheap ultram Aviationweek.com 4月8日 国防総省関係者はゲイツ国防長官による懸案の地上配備中間コースミサイル防衛による弾道ミサイル迎撃に関する新しい方針が明らかにした。三段式の軌道推進式の迎撃兵器(GBI 地上配備迎撃機とも呼ばれる)を合計40基、フォート・グリーリイ(アラスカ州)とヴァンデンバーグ空軍基地(カリフォルニア州)に配備するのが当初の計画であった。しかし、新方針ではフォート・グリーリイへの配備は26基までとし、ヴァンデンバーグは4基となる。ただし、配備済み分の発射後あるいは撤去後の予備機の購入が実現するかは不透明。ブッシュ政権のGMD案ではいわゆる東欧第三配備地を想定し、チェコにレーダー基地とポーランドに二段式GBIを10基配備する予定であった。この案では2013年ごろに米軍の施設稼動を想定していたが、オバマ政権がロシアとの新外交を検討中であることを考慮し、説明上は動きを遅くしている。ゲイツ案では多弾頭破壊運搬機の開発中止とともに空中配備レーザーも開発の道を閉ざす一方で最終段階高度広域ミサイル防衛(THAAD)とイージス弾道ミサイル防衛システムを進めることを目指し、ミサイル防衛庁に変化を与えるもの。その反面、中間コース防衛は中心からはずれ、捕捉が困難とされる敵ミサイル加速段階での防衛に関心が高まっている。 (写真はTHAADミサイル) 

UAVが戦闘機編成の一部となる

hit counter cheap ultram Aviationweek.com 4月7日 ゲイツ国防長官は現在の戦術航空機編成は「要求数に対して著しく過剰」であるとし、この見方が2010年度に機齢が古い250機を退役させ、F-22生産を187機で打ち止めにする決定につながったと見られる。同長官は部隊編成案は空軍からの提案というが、ノートン・シュワルツ大将(米空軍参謀総長)はF-22はあと60機以上が必要と報道記者に発言している。この見解もゲイツ長官による国防計画の見直しの中で変化した。統合参謀本部副議長のジェイムズ・カートライト海兵隊大将は戦術航空機の新しい編成は高性能機・中程度性能機・低性能機の組み合わせでF-22、F-35および国防関係者には驚くべきことにリーパー無人機の構成という。ゲイツ国防長官は10月1日から始まる2010会計年度内に250機の古い戦闘機を退役させると発表。その多くはF-16とA-10であろうと関係筋は見ている。第一線から消える機数の一部がジェネラル・アトミックス製のリーパーで代替される。カートライト大将は「これまではF-16,F-15,F-15Eが想定されていた分野でリーパーの使用は想定されていなかったが、現在進行中あるいは今後の戦闘状況を考えると、必要な空域に長時間滞空でき、最大搭載量の運搬が毎回必要となるわけでないので、無人機の運用が質的な利点となる」と語る。そうなると、F-35と新型のリーパーが今後の戦術航空機生産の中心となることになる。ゲイツ長官はすでに新型爆撃機の調達を中止する決定をしているからだ。 ゲイツ案が議会で承認されればボーイングのセントルイス工場はスーパーホーネット31機の生産を期待できる。これは海軍向けF-18の複数年度調達の開始を意味することになろう。一定数の購入をF-35や海軍の沿岸戦闘艦で実行することが産業基盤の維持につながる戦略であるとゲイツ長官とカートライト大将は考える。「F-22とF-35では性能がちがいますが、両者を組み合わせたほうがF-22とF/A-16やF-16やF-15との組み合わせよりも効果が高くなります。F-22とF-35の組み合わせで現在そして将来の脅威に十分対応できるものです。」 一方でF-35計画のてこ入れとして同副議長は同機のテスト用機材購入を追加し、空対空また空対地能力のテストを同

新型情報衛星でホワイトハウスにブリーフィング

hit counter cheap ultram White House to Get Intel Satellite Briefing Aviationweek.com 4月3日 ホワイトハウスは来週早々にも情報収集衛星の今後の購入方針について背景説明を受ける予定であることが業界筋とペンタゴンから判明した。各情報機関はハイエンド技術で大型の衛星により電子光学(EO)および赤外線(IR)による情報収集任務を実行したいと考えている。ペンタゴンは一方で中型衛星を低軌道で運用する構想を提唱している。低軌道に乗せると運用期間が短くなるが、国防総省は反面で購入基数を多くすることで相殺されるし、製造メーカーにとっても生産計画が立てやすくなり、専用生産ラインを立ち上げることも可能と主張する。一方、情報機関側が新技術しかも成熟していない技術を搭載した大型衛星を目指すのであれば、10年かけても実現は困難だろうとペンタゴンは見る。軍と情報機関両方の関係者は国家情報長官デニス・ブレアと国防長官ロバート・ゲイツはオプションで合意しているものと見ている。その戦略とはボーイング主導の未来型映像アーキテクチャの挫折後では初のEOとIRの結合を求めるものだ。ボーイングに替わり、現在はロッキードマーティンがプロジェクトを担当している。 コメント: Future Imagery Architecture は現行のKH-11等の既存情報収集衛星に代わる新世代の衛星システムのようですが、ちっともその全体像がわかりません。今後の安全保障の要となるわけですから、ホワイトハウスから余計な茶々が入らないことを祈るばかりです。

イラク空軍の再建計画

hit counter cheap ultram Aviationweek.com 4月1日 イラク空軍の再建は11年で3段階の計画。T-6練習機購入とロッキード・マーティンF-16を2010年代中ごろまでの導入が含まれる。ワシントンで軍事筋が明らかにした。だが、同国の財政状態はきわめて厳しいのも事実。「今のところ予算が一番の制約条件です。予算がついたものから実施するしかありません。」(フランク・ヘルミック中将、在イラク多国籍安全保障移行司令官) ヘルミック中将によるとイラクは最大24機のホーク・ビーチクラフトT-6練習機の導入を交渉中だが、第三回イラク航空防衛サミット会議(ヴァージニア州マクリーンで開催)において同中将はこの取引が成立する保証はないと発言。同練習機はF-16合計36機の2015年ないし16年導入に先立ち引き渡されることになる。2008年12月に国防安全保障協力局(DSCA)はイラクが20機のT-6Aテキサンを合計2.1億ドルの海外軍事販売の一部として公式に購入希望と発表した。イラク空軍(IAF)の現有練習機はセスナ172スカイホークとセスナ208Bキャラバンの編成。DSCAはIAFの近代化には新型T-6が必要で、導入すればAT-6軽攻撃機への移行も円滑になると発表した。IAF幕僚長アンワル・アーメッド中将は4月1日記者会見席上でイラク・イラン戦争とサダム・フセイン失脚以来の混乱を経て軍の再編に奮闘している最中と述べた。IAFのめざすところは統率のとれた装備の完備した部隊として国境を守り、近接航空支援、情報収集、監視偵察を実施する能力を獲得することにある。そのために、IAFは今年から3段階の計画を作成した。第一段階は2011年までで、第二段階が2015年まで、そして最終段階が2020年に完了する。その目標には多用途戦闘機の取得、中軽度の防空早期警戒能力の獲得が含まれる。だが、同幕僚長は価格の乱高下と内戦から抜け出して再建を図る同国の厳しい状況の中で困難な選択を迫られている。ヘルミック中将はイラク軍全体の再建計画には年間90億ドルを6年間にわたり必要と語る。今年度に同国国防省は45億ドルを確保できる見込みという。 (写真T-6 の新旧世代、オリジナルT-6 と今日のT-6 ニックネームはどちらもTexanです)

予算削減がミサイル防衛にも影響する?

hit counter cheap ultram Aviationweek.com 3月30日 国防予算削減が予想通りの規模となると、弾道ミサイル防衛のテスト回数が削減となり、とくに地上配備の中間段階防衛(GMD)関連のテストが減ることになる。これは外部からの批判を招き、議会は逆にテスト回数を増やすよう求めているのに逆行。オバマ大統領が2010年国防予算を発表する際にはミサイル防衛庁(MDA)予算の削減は20億ドル規模で20%規模になると見られる。先週の記者会見で大統領は総額400億ドルの予算節約が国防総省関連で可能と発表している。MDAが弾道ミサイル防衛に2002年から使った予算総額は560億ドルで2013年までにさらに500億ドルを支出する見込み。GMDのテストは120百万ドル増加する可能性ありとパトリック・オライリーMDA長官(陸軍中将)は先月の下院聴聞会で発言している。それでも小委員会委員長のエレン・タウシャー(民 カリフォルニア州選出)他議会指導者はもっと多くのテスト実施がヨーロッパへの配備前に必要と訴える。その結果、本誌にミサイル防衛メーカー関係者が語ったところによると予算削減のため実際の発射テストよりもモデリング-シミュレーション(M&S)が実施されることになるという。これはM&Sを連邦政府から請負実施する機関には朗報だ。ランディー・フォーブス(共 バージニア州)はM&Sの強力な提唱者であり、M&Sが「前面に出る。なぜならばテスト方法で唯一実施可能な方法だからだ」と語る一方、同議員は企業救済策のために国防予算にしわ寄せが来ていることに我慢がならない。「M&Sでテストは出来るが、ミサイルを打ち落とすことは出来ません」 「テストに予算はいつでも使えるのではないか。」とラリー・ダジェン(ノースロップ・グラマンのミサイル防衛統合システム部長)は語るが、同氏もオライリー長官がM&Sを実弾テストと組み合わせて実施する方針で、各テストでは単独の技術要素でなく弾道ミサイル防衛システム全体に焦点を合わせる方針を支持している。 コメント: 最近の報道で改めてミサイル防衛についてIQが高まってきた方も多いでしょう。PAC3という紹介の仕方はいかがなものでしょうか。しかし、MDAについては触れられる機会は少ないようです。これだけ

州空軍部隊の機材更新に支援を示す上院

hit counter cheap ultram Aviatonweek.com 3月26日 上院の歳出委員会は3月25日に新型戦術航空機としてF-22ラプターであれ改修型既存機種であれ調達が必要とする各地州軍航空部隊への理解と支援を示した。「各部隊の必要とする戦闘機が予算に計上されるよう最善を尽くします」 と上院歳出委員会ダニエル・イノウエ委員長(ハワイ州、民)がハリー・ワイアット三世中将(州航空軍)に保証した。これに対しワイアット中将は「装備の更新作業に一歩踏み出すべきときです」と将来の防空体制に懸念を示した会計検査院(GAO)と報道を意識して返答している。  ワイアット中将は老朽化すすむF-16とF-15の更新に必要な予算増額を求める州軍、本土防衛部隊の幹部の一人。GAOは州航空軍の機体が2020年までに更新されないと、国内18主要地区のうち11で利用可能な航空機がなくなると報告している。空軍の支援が期待できないのは、イラク、アフガニスタン等の戦闘が優先順位高くなっているため。現状では18地区のうち12にF-16が配備されているが、2015年から2020年にかけて耐用年数が終わる。ワイアットは何も手を打たないと2010年から2018年にかけて19飛行隊がわずか4飛行隊となり、戦力の80%が減少すると見る。一方で空軍、海軍、海兵隊の現役部隊はそれぞれの戦術航空機数の減少が予想されることに懸念を示している。州軍は空軍が第四世代のF-16やF-15の改修よりも第五世代機のF-22とF-35の導入に熱心であるとくりかえし注意を集めてきた。ワイアット中将は州航空軍にもF-22が必要と主張している。「世界最高の国は世界最高の機体で防衛すべきです」という発言は国内哨戒飛行をさしている。  ミゾウリ州選出キット・ボンド上院議員は出身地がボーイングの戦闘機製造の中心地でもあり、空軍が州航空軍の「解体」につながりかねない貧弱な予算算定をしていることを非難している。同議員は州航空軍にはF-35の前に「架け橋」が必要であり、空軍は空の領土保全が重要なミッションであると信念を持っていることを証明必要があるという。ワイアット中将は予算措置については空軍と州軍が共同で検討しているという。「当方の希望選択肢を第四世代か4.5世代機購入として含めさせています」とのことである。 コメント: イラ

F-22エドワーズ事故②パイロットは射出脱出していなかった

hit counter cheap ultram Aviationweek.com 3月26日 米空軍高官は昨日エドワーズ空軍基地近くで墜落したF-22のパイロットは射出脱出していなかったことを知った。事故機のロッキードマーティン社所属のパイロットは収容された病院において死亡と判定されたが、射出脱出後に死亡したものと思われていたが、エドワーズの関係者によるとこの見方は調査向けにとりつくろったものであり、米空軍によると墜落直後に射出脱出はなかったとの報告が入ったが、直後に調査に対して情報管理がしかれてから詳細が公表されていないという。 コメント:  墜落したF-22はロッキード・マーティンの社内テストフライト中だったのですね。しかし、なぜ射出脱出していなかったのか、なぜ調査を妨害するような情報の操作がなされていたのか、そもそもミッションの内容はなんだったのか、とだんだんミステリーの様相を示してきました。あるいはF-22の信頼性に対する疑問をいだかせないように、カバーアップとしてパイロットの件が取り上げられているのか、というのは考えすぎでしょうか。

F-22がエドワーズ空軍基地近くで墜落

hit counter cheap ultram Aviationweek.com 3月25日 米空軍はF-22Aラプター一機の墜落が本日午前10時エドワーズ空軍基地のおよそ35マイル北東で発生したことを認めた。同機は同基地配備の機体であった。搭乗パイロットの生死は今のところ不明と空軍が発表。消息筋によるとその確認が出来ない理由は事故当時の追跡機から離れており、追跡機パイロットは事故の状況を視認できていないため。事故にあったラプターは未確認任務についていた。412試験飛行隊で兵装任務についていた模様。空軍の公式発表では事故原因を調査団が探り、「事故の追加詳細情報を入手次第、発表する」とのこと。F-22の墜落事故は三回目で、生産型としては二回目。試作機YF-22が1992年のテスト飛行中に墜落しており、同機のパイロットは射出脱出することなく生還下。2004年にはネリス空軍基地で離陸直後に射出脱出が必要となる事故が発生している。この事故のあと、F-22全機が2週間にわたり飛行停止となっている。米空軍の運用するF-22は現在合計134機。 (その後パイロットは死亡が確認されています。)

e爆弾登場か

hit counter cheap ultram Aviationweek.com 3月11日掲載 e爆弾とは敵の電子装置を強力な電磁放射線のパルスにより破壊するものであり、長年にわたり議論の対象となってきた。これまでの研究開発が継続されているが、実用化のきざしはみられていなかった。通信回線及び電子装置を使用不能にする兵器は魅力あるものに写るが、現場指揮官は実際に効果がわかっている兵器の使用を好むものだ。だが、いまや米陸軍がその両面を満足させる技術を開発中であり、通常の爆弾効果とe爆弾をひとつのパッケージにすることが出来る。  爆発性の弾薬はその効果を爆風、破片及び時に応じ装甲を貫く小型爆発物により実現する。研究者はこれに加え、電子電磁パルス(EMP)による破壊効果も実現しようとしている。この点でこれまでのe爆弾が非殺傷型を目指していたのと相違している。陸軍は既存弾頭の向上をはかり、爆風、破片、装甲貫通をいずれも低下させずかつ重量増加は最低限で新機能を追加しようとしている。  これまでのe爆弾の動力源は磁性体圧縮発電機に電流を運ぶ金属コイルを組み合わせたものだ。この発電機がかさばり、既存の弾薬と一体化できなかった。そこで、陸軍が模索している別の方法は衝撃波を出す強磁性体発電機。これは一種の磁石で破裂すると同時に消磁して、エネルギーをパルスとして放出する。その効果は圧力を誘発する磁性位相移動として知られており、ある条件のみで特定の種類の磁石でのみ発生する。2005年に米陸軍の航空ミサイル研究開発技術センター(Amrdec)が研究委託会社Lokiおよびテキサス工科大の技術陣と共同でスピーカーでよく使われるネオジム合金の磁石で爆発性のあるパルス電源の実証を完了している。  この後、研究はいっそう特殊な鉛・シリコン・チタン合金の磁石へ発展した。この素材により発電機の容量がこれまでの50立方センチ(3立方インチ)から3立方センチに縮小された。ただ陸軍の要求水準は、発電機、電源調整装置、アンテナを全部で1立方インチに収めることである。技術的な課題は電磁エネルギーに指向性を与えるアンテナの実現だ。Amrdecでは「誘導エアロゾルプラズマ弾頭」の実現をめざしている。荷電分子により電力を誘導するのが原理。爆発により形成される火球の分子組成を変えて、導電性のあるプラズマアンテナに変える

F-15サイレント・イーグル

hit counter cheap ultram Aviationweek.com 3月17日 ボーイングがF-15ストライクイーグルの派生型試作機を3月17日に発表。ステルス塗料と構造を取り入れてアジア及び中東のマーケットを狙う。同社は190機程度の受注を期待し、現在受注残が韓国とシンガポール向け合計38機にまで縮小している同機の生産を延長したい考え。共用打撃戦闘機でロッキード・マーティンに敗れた同社のセントルイス生産施設の将来は未確定。F-15の販売と、F/A-18E/FおよびEA-18Gの追加発注が当面は同施設にとっての業務。 「サイレント・イーグル」の主要な設計変更は既存コンフォーマル燃料タンク内の格納ベイに空対空ならびに空対地兵装が格納できること。各タンクで空対空ミサイルが二基(AIM-9、AIM-120あるいは両者混合)を収納する。空対地ミッションには1000ポンドと500ポンドの共用直接攻撃弾(JDAM)あるいは250ポンドの小口径爆弾を4発ずつタンクに装着できる。兵装はAIM-120とJDAMの組み合わせも可能で多用途ミッションに対応。 サイレントイーグルの外観上の相違点として15度の角度で外側に向いたV字型の尾翼があり、従来型が垂直になっていたのをレーダー断面積の小型化を目指して採用された。ストライクイーグルの最大速度マッハ2.5はそのままで、航続距離が180から200海里に減少するのはコンフォーマルタンクの燃料搭載量が減少するため。また、新装備にはデジタル電子戦システム(DEWS)があり、BAEシステム製の同装置はレイセオン製のアクティブ電子スキャンアレイレーダーと同時に作動できる。 ステルス表面塗料は試作機にはまだ使われていないが、後日上塗りすることが可能だ。ボーイングによるとロッキードF-35と同等の前面ステルス性が確保できるという。 F-15のステルス型はすでに10年近く米空軍がF-22の代替選択肢として検討してきたものの、実現はしていない。「当社はF-22やF-35のマーケットをねらっているわけではありません」(ボーイング社F-15発展計画担当責任者ブラッド・ジョーンズ)  どの程度のステルス性を海外市場向け供給に許可できるかは米国政府の決定するべきことだとジョーンズは言う。米空軍関係者はサイレント・イーグルについて説明を一応受けているも

F-35の熱管理で設計変更が必要か

hit counter cheap ultram 3月になり初の出稿です。しばらく不在のためアップデートできないままとなっていましたが、たくさんの方に旧記事をご覧いただいていたようで感謝いたします。 Aviationweek.com 3月12日  ロッキード・マーティンのF-35ライトニングIIは性設計が必要となるかもしれない。自機の電子装備およびシステムから発生の熱を吸収する機能を改善する必要があるため。同機は熱管理の要求水準を満たしているものの、共用打撃戦闘機計画の副主任デイビッド・ハインツ少将によると、要求水準に対して余裕を持たせた場合のコスト上昇効果の評価をメーカーに求めているという。 F-35は搭載する強力な電子装備・システム機器からの熱を燃料に移して、機体温度を低く保ち、赤外線カメラに探知されにくくする設計になっている。ほとんどの場合はそれで対応は十分なのだが、ミッションの終盤にさしかかると、熱エネルギーを吸収するだけの燃料がなくなっている。また、要求性能の厳しい部分は高温の低緯度地帯で野作戦中に残存燃料に熱を吸収させることにある。 ハインツ少将は現行の設計でも可能とするものの、余裕を増やす方法を模索し、たとえば燃料循環を加速し、熱量を減らす方策を検討しているという。一方、燃料温度の高温化は致命的な事故にはつながらないとロッキード・マーティンは考える。温度の限界点は燃料タンク内に設置のデジタル・エンジン制御装置で設定されるという。燃料温度が高温となると機体寿命が短くなることはあっても、突然飛行不能となる事態は起こさない。 事実、設計変更ではなく、燃料温度が上昇した際の運用上の対応は可能。高高度へ上昇し、大気温度が低い層へ到達すること。ただし、この対応はすべてのミッションで実施可能ではないし、燃料残量が低い状態で着陸を求められる戦闘行動の最終段階では特に使えない手段だ。特にF-35Bではこの点が問題となり、ミッションの最後には高出力でホバリングする必要があり、そこでも燃料温度に上限点の制約がついてまわる。 ロッキード・マーティンとオーストラリア空軍による広範囲なテストで判明したのはF-35のノイズレベルは心配された量には達していないということである。これまで騒音が同機の配備基地の決定では問題となると危惧されていた。F-35の騒音水準はプラットアンドホイット

JAGM (共用空対地ミサイル)開発に参入するロッキード・マーティン

hit counter cheap ultram Aviationweek.com 2月27日 米陸軍が進める共用空対地ミサイル(JAGM)への参入を目指すロッキード・マーティンは来年にかけて合計三回の飛行発射試験を準備中。JAGMは弾頭部分の重量は約20ポンド合計100ポンドと軽量小型の兵器で小型の移動目標あるいは固定目標攻撃を想定した設計。現在のマーベリック、ヘルファイヤー、ヘルファイヤー・ロングボウ各種とTOW兵器を代替する。これらは陸軍と海軍で使用中であり、敵戦車、装甲兵員輸送車,高速ボート他を回転翼機・固定翼機から攻撃するもの。 ロッキード・マーティンはJAGMの前身である統合共用ミサイル(JCM)(予算見なおしで開発中止)の受注会社であったが、今回はレイセオン、ボーイングに対向することになる。この二社は昨秋技術開発契約として1.2億ドル相当の契約を獲得している。ロッキード・マーティンはJAGMの最終選考である2011年1月までに合計50基の3モードのシーカーを製作するという。これとは別にロッキードはボーイングと共同で米空軍の小口径爆弾(SDB)II型(重量250ポンド)を全天候下で移動目標を攻撃可能兵器として入札する。このうちロッキードが担当するのはシーカー部分で、レイセオンがこの二社チームの唯一の競争相手となる。選定は今秋の予定。 JAGMは直径7インチであり、シーカーはSDBIIよりさらに小型化が求められる。ロッキードは既製品で3モードシーカーの開発知見を有していると主張。ロングボーでミリ波レーダー、ヘルファイヤーで半アクティブレーザー、マーベリックでパッシブ画像処理赤外線の経験があるという。 センサーは合計14種類がJCMでロッキードが製作しており、これとは別に7種類はSDBIIのリスク低減策として完成しているという。JCMでは12万行のソフトウェアが開発されている。 設計審査は2010年中ごろを予定しており、同兵器を搭載するのはAH-64アパッチヘリ、AH-1Zスーパーコブラ、SH-60シーホーク、F/A-18E/Fスーパーホーネットとなるだろう

米海軍SLAM-ERミサイルに新展開

hit counter cheap ultram Flightglobal.com 2/20 ボーイング製AGM-84SLAM-ERミサイルが地上機動目標(例 ミサイル発射装置)への攻撃の有効性を証明した。1月12日の実証演習で19キロメートルで移動中の目標に命中したもので、「砂漠環境で」成功したという。 実験条件についてボーイングはほとんど明らかにしていないが、米海軍関係者はこれより前に道路上で90度方向転換する移動目標への攻撃プランだと明らかにしていた。同目標はまず航空機で捕捉され、同機には沿岸レーダー監視システム(LSRS)で地上移動目標を表示できる機能があり、同様の装備は少なくとも7機のP-3Cに搭載されている。LSRSからのデータは F/A-18F にまず転送され、同機から別の F/A-18F にさらに転送されてミサイルを発射した。米海軍によるテストは2年間にわたり、実施中で同ミサイルの実用化はテスト結果次第で早期に可能、とボーイングは説明する。方向を急に展開するような地上目標の攻撃に成功したことはスタンドオフ兵器の精密攻撃能力を向上することに努めてきた過去40年の歴史の中でもひとつの金字塔となる。 SLAM-ERはもともとは2003年に退役の予定であったが、米海軍が共用空対地スタンドオフミサイル開発を中止したことから一線に残っているもの。米海軍は機動目標に対する SLAM-ER 実験を1990年代後半に開始している。初期のSLAM-ER試験では SLAM-ER が改造NP-3C機(ニックネーム毛深いバッファロー)から発射されていた。

STOVL型のF-35B 試験始まる

hit counter cheap ultram Aviationweek.com 2月17日 短距離離陸垂直着陸(STOVL)が可能なF-35共用打撃戦闘機は早ければ今週にも動力テストをロッキード・マーティンのフォートワース工場(テキサス州)のホバーピットで開始する。F-35開発の中でもこれはおそらくもっとも重要なテスト。  F-35B初号機はSTOVL飛行試験開始前にホバーピットテストが一ヶ月予定されている。完全な垂直着陸がパタクセントリバー海軍航空基地(メアリーランド州)で6月あるいは7月に実施されると同機開発の一区切りとなる。  ホバーピット試験では推進機構を完全垂直フルパワーまで運転して性能および作動状態を確認する。動力つき上昇モードでは前方のリフトファンを作動させ、後方のノズルが回転し、主翼部のロールポストが開く。初号機はオープンピット上で拘束され推力規模と推進機構で生まれるモーメントを測定する。その測定は通常離着陸モードとSTOVLモードでそれぞれ手動と自動制御で行われる。その後ピットには鉄板を配置し、垂直着陸時の地上環境条件と空気取り入れ口の温度と圧力を計測する。  ピットテスト時にはプラットアンドホイットニー製F135エンジンとロールスロイス製リフトファンの機内取り付け後の推力を測定することができる。F-35BがSTOVL性能を発揮できるかの鍵となる点であり、ロッキード・マーティンは垂直推力で40,550ポンドを最小限確保し、同機の性能要求を実現できるものと自信を持っている。

ボーイングC-17への関心が高まっている

Aviationweek.com 2月13日掲載 ボーイングはC-17の今後の販売方針を検討し、製造コストの低減に努力を移す戦略を選択した。新しい方針は海外販売の可能性が大きくなっているためで、原因はEADSのA400M開発遅延に失望する各国からのC-17への関心が高まっていることがある。  ボーイング軍事航空機部門のクリス・チャドウィック社長が業務見直しを昨年実施し、C-17の年間生産数が現在の12から15機から削減され場合の効果を検討させた。その際に米空軍からの追加購入がないとしても現行の生産数を維持することが可能と明らかになった。議会は繰り返しもっと多くのC-17が必要として予算を計上したがブッシュ政権が毎回反対してきた。一方、議会が確保した予算で米空軍向けC-17が15機2008年度補正予算で新造されることで、海外からの関心は高まっている。  米空軍向けの受注数は合計205機。加えて、英国は6機発注、オーストラリアとカナダが各4機購入、NATOが3機分の契約をサインしたところ。さらにカタールが発注しているが、ボーイングは機数を明らかにしていないものの2機確定2機オプションと思われる。 関係者筋によると米空軍向け追加販売を検討中で最大60機を想定。ただし、これはペンタゴンで実施中の機動展開必要量の検討内容如何に左右される。ボーイングは地上兵力9万2千名の増強で空輸能力の増強が必要となると見込む。  チャドウィックの考え方は最近になり変化して今はコスト削減を模索している。現行の生産量を維持するだけの需要があると見ているためだ。コスト削減の対象は管理費、設計、構造、部品メーカーの各方面におよぶ。  同機の国際販売価格は約2.2億ドルで米空軍向け価格は2億ドルをわずかに上回るもの。アラブ首長国連邦との商談が進行中であり、英国・オーストラリア向け追加販売も可能であると同社は見ている。さらにフランス、リビア、インドがそれぞれ関心を示しており、A400Mで各国の協力を求めるべく苦労するフランスが鍵となる可能性がある。 コメント: 民間機ではエアバスと商戦を続けるボーイングですが、大型軍用輸送機ではずいぶんと楽な状況にありますね。問いって油断している余裕はないはずですが。それにしてもC-17の輸送能力が各国に支持されるのはいままでの地域内空輸作戦の概念がグローバルリーチにな

F-22の生産停止は回避できるか

Aviationweek.com 2月8日 F-22の生産継続の支持につながるようにロッキード・マーティンは同機の性能が当初の要求水準を上回っていることを示す社内データを公表した。さらに米空軍は同機を今年のパリ航空ショーで初の展示を行う。米空軍向け追加生産が可能となれば海外向け販売の障害はなくなる。同機を取り巻く意見はばらばらで国防総省は国防支出削減のため同機の生産を予定通り183機で停止したいと考えている。議会は逆に生産を増加して航空宇宙部門の雇用を維持したいと考えている。空軍上層部は最低必要機数を240から250機とし、追加生産60機が必要としている。 F-35の初期低レート生産分550機の価格が上昇することが判明した。F-35の単価は概算2億ドルで、F-22ラプターは1.42億ドル。これでは2014年まで就役しない航空機に空軍が多額の戦闘機予算をつぎこむことになってしまう。さらに、F-22が対空戦闘で本当にどれだけ有効なのかは秘密の壁に阻まれている。現在のところ、F-22は飛行可能なステルス戦闘機二機種のひとつ。これが今後十年以内にロシアと中国が新型機を投入することで変わる可能性がある。仮想敵国部隊の役を演じるパイロットは常時F-22を出し抜く策を模索しているが、今のところ模擬演習でわずか数回の「撃墜」に成功したのみで、それもまぐれ当たり。新たに公表された性能にはレーダー断面積があり、国防総省高官がこっそりと明らかにしたのは同機のレーダー特徴は-40 dBsm. で「おはじき」ぐらいに写る一方でF-35は-35 dBsm.でゴルフボールぐらいの大きさだという。スーパークルーズはマッハ1.78であり、これまでいわれていた1.5ではない。加速は要求性能よりも3.05秒早いというが、同社関係者は具体的な高度と速度は明らかにしていない。アフターバーナーを使用しないフルミリタリー推力でラプターは5万フィートをわずかに上回る高度で作戦可能となっていた。しかし、アラスカの合同演習で約6万5千フィートで空戦を開始している。また、同機搭載のノースロップ・グラマン/レイセオン製のアクティブ電子スキャンアレイ(AESA)レーダーは実際は5%も長い有効距離があるといわれている。AESAレーダーの有効距離は機密事項だが、F-16改修型に搭載の最小の機器構成で約90マイル、F/A-18E