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イージスアショアが初の迎撃テストに成功(ハワイ)

Aegis Ashore Scores in First Intercept Test                             By: Sam LaGrone                                                         December 10, 2015 7:53 AM         http://news.usni.org/2015/12/10/aegis-ashore-scores-in-first-intercept-test                                                     デヴァスル(ルーマニア)で完成したイージスアショアの全容. MDA Photo イージスアショア地上配備弾道ミサイル防衛(BMD)システムが初の迎撃テストに成功した。場所は試験設備が設置されたハワイで、ミサイル防衛庁(MDA)によれば地上配備BMDシステムには米海軍のイージス間と同じレーダーとミサイルが使用されているという。. 「今回のテストはフライトテストオペレーション-02イベント1aと命名され、主要目的はイ-ジスアショアの実戦能力を評価すること以外にBMDとしての構成の妥当性を見た」とMDAは声明文を発表している。 レイセオンのスタンダードミサイル-3ブロックIBを太平洋ミサイル試射施設(ハワイ州カウアイ島)から発射した。標的は米空軍のC-17から発射され破壊された。標的はまずレイセオンのAN/TPY-2 Xバンドレーダーが探知し、追跡データをイージスアショアシステムに中継した。. 「本日のテストでイージスアショアにも海軍に配備中の装備と同じ性能があることが実証された。まずヨーロッパ段階的適合計画European Phased Adaptive Approach (EPAA)の第二段階配備としてルーマニアでまもなく実戦化する」とMDA長官ジェイムズ・シリング海軍中将がせ声明文で発表した。 ルーマニアのイージスアショアは12月31日に電源が入る予定だ。統合先頭システムズ担当のジョン・ヒル海軍少将はUSNI Newsに先月述べている。ポーランドの第二施設は2018年にオンライン接続される。

米イスラエル共同開発アロー3が迎撃実験に成功

イスラエルの進めるミサイル防衛技術の開発は着実に進歩しているようです。 US-Israel Arrow-3 Intercepts Target in Space By Barbara Opall-Rome 10:03 a.m. EST December 10, 2015 Milestone Test Paves Way for Low-Rate Production http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/strike/2015/12/10/us-israel-arrow-3-intercepts-target-space/77087084/ (Photo: Courtesy of the Israeli Ministry of Defense) TEL AVIV — 米・イスラエル共同開発アローウェポンシステム(AWS)で高高度防衛を受け持つアロー3ミサイルが初の迎撃実験に木曜日成功した。テストは同システムが探知、識別、追跡、囮と本体の区別、の各項目で性能をし迎撃は宇宙空間で行った。 大きな一歩となったテストは地中海上空で行われ、同ミサイルの初期低率生産に道を開く。なお、この大気圏外迎撃ミサイルは国営 イスラエル航空宇宙工 業(IAI)が開発し、米側から ボーイング が支援している。 イスラエル空軍戦闘機から目標となったシルバースパローミサイルが8:12 a.mに地中海上空で発射され、パルマヒム空軍基地から二段式アロー3ミサイルが発射された。アロー3には光学センサーがついており、上段につけた制御モーターで目標に正確に向かうことができる。 8:17 a.mまでにシステムは空中の飛翔体多数から選択を完了。飛翔体はコーラ瓶より小さいサイズで弾頭部を正しい標的に直撃するよう制御を実施したと関係者から紹介があった。 「実戦仕様のアローシステムは大気圏外で多数の目標から正確に対象目標を探知選別した。この目標は予定通り正確に迎撃できた」とイスラエルミサイル防衛機構(IMDO)のヤイル・ラマティ長官が述べた。 「アロー3はセンサーを起動直後に目標の中央部分に当でるよう弾頭部分を活性化した」とIAIのシステムズ・ミサイル・宇宙部門の部長ボアズ・レヴィが紹介している。

★ハイテク駆逐艦ズムワルトが海上公試に出港

一時は将来の海軍力のシンボルのようにもてはやされた=取り扱いに苦労させられたズムワルト級駆逐艦ですが、やっと公試にこぎつけました。海軍史の中でこの特異な艦が時代に先んじすぎた例として記憶されるのか、それとも意外な場面でその革新的な性能を発揮する場が訪れ、少数建造出終わったことを後悔することになるのか、まだわかりません。保守的な海軍でここまでの革新的な艦はそうはないでしょうね。まず米海軍協会の記事からです。 Zumwalt Destroyer Leaves Yard for First Set of Sea Trials By: Sam LaGrone December 7, 2015 6:51 PM http://news.usni.org/2015/12/07/zumwalt-destroyer-leaves-yard-for-first-set-of-trials Zumwalt (DDG-1000) is underway for the first time conducting at-sea tests and trials in the Atlantic Ocean on Dec. 7, 2015. US Navy Photo 12月7日ズムワルト級駆逐艦一号艦がジェネラルダイナミクスのバスアイアンワークス造船所岸壁から出航し、メイン州ケネベック川を下り、大西洋へ向かった。 排水量16,000トンのズムワルト(DDG-1000)は外洋での公試に向かう。建造開始の2008年から数回の遅延を繰り返したあと、やっとこぎつけた。公試の前に10月に4日間の「高速巡航」を行ったと海軍次官補ショーン・スタックレー(研究開発調達)は先月Defense Newsに語っている。システムの停止、故障モードのテストなど考えられる事態をすべて再現しているという。 米海軍は同艦の写真をソーシャルメディアに公表しているが、それ以外の詳細は一切は発表していない。 ズムワルトは三隻建造する新型駆逐艦の一号艦で事業は総額2210億ドルで新世代の推進方式を実用化し、今後登場する新型センサーや兵器類に十分な電力を供給する余裕がある。 ただし建造は日程から相当遅れており、残る2艦の引き渡し日程もずれこむと建造元が通知している。■

★★活発なロシア艦隊の展開は長期間持続できないのではないか

ロシアから配信されるニュースはすべてクレムリンの手がかかっており、そのまま鵜呑みにできないものが多いのですが、確かに海軍関係のニュースが増えており、いままでにない画像が公表されていますね。しかし、それだけ配備が長くなればその代償も大きいはず、というのが西側アナリストの見方なのですね。 Latest Russian Navy Operational Surge Could be Unsustainable By: Sam LaGrone December 9, 2015 1:49 PM • Updated: December 9, 2015 3:20 PM http://news.usni.org/2015/12/09/latest-russian-navy-operational-surge-could-be-unsustainable ロシア海軍が従来ない規模で展開中だが、高い作戦テンポは長期間維持できないのではないか。 TASS通信によれば世界各地に展開中のロシア艦船は70隻とロシア海軍ヴィクトル・コチェマゾフ少将(戦闘訓練部門トップ)が発言している。 ロシア海軍は「各地で存在を誇示している」とし、「70隻ほどがほぼ常時世界各地の水域にあり、任務を遂行中」という。 「地中海水域に作戦部隊を配備しており、北方艦隊の所属艦艇は北極海東西部分にほぼ常駐している」とし「太平洋艦隊所属艦艇は通年でアデン湾に戦闘派遣中で、インド洋にも展開している」 このような高いテンポでの艦艇展開はわずか数年前の実態とは様変わりだとエリック・ワーサイム(海軍アナリスト、 U.S. Naval Institute’s Combat Fleets of the World編者)が8日にUSNI Newsに語っている。「本当ならこの数字はロシア艦隊にとって大きな変化だ」 だがどれだけの期間にわたりロシア海軍はいまのペースを維持できるかは大きな疑問だという。 「これだけ展開すれば裏で大きな負担が発生しているはずだ。艦艇を多く動員すれば、経験値も得られるが、経費も膨れる。作戦テンポを速めれば修理点検も必要となり、結果として多額の予算が必要に

F-35>オランダの受け入れ準備態勢の現況

オランダ空軍の現状はなかなか知る機会がなく、以下の記事は参考になります。NATO内で規模が中途半端な各国は独自の空軍力保有より隣国との共同運用に移りつつあるようですね。それにしてもわが航空自衛隊も機種転換、訓練、保守管理について綿密な計画を着々と進行しているのでしょうか。 Netherlands Preparing For F-35 Introduction F-35 buy will quicken evolution of Netherlands air force, says commander Dec 8, 2015  Tony Osborne | Aviation Week & Space Technology http://aviationweek.com/defense/netherlands-preparing-f-35-introduction With plans to purchase just 37 aircraft, the Netherlands fleet of F-35 Joint Strike Fighters (JSF) is likely to be one of the world’s smallest. 購入予定はわずか37機とオランダのF-35導入規模は世界最小になりそうだ。 だが同機導入がきっかけとなりオランダの空軍力は変貌し、さらに欧州他国との共同運用の構想を進めることになるだろう。  「どんどん変わる環境に機敏に対応できる組織になる必要がある」とオランダ空軍(RNLAF)司令官アレクサンダー・シュニトガー大将Gen. Alexander SchnitgerがAviaion Weekに述べている。 同大将は技術開発の進展が速くなり、安全保障の環境にも変化が起きておいr、サイバー技術や情報科学の役割が増大していることで戦場の様相も一変しており、軍組織はこの変化に対応する必要があると説明した。 F-35導入はこの進化の一部である。「事前かつ積極的に新しい課題に対応できる能力が空軍に必要だ」(シュニトガー) 考え方を変えないと、軍は「引き続きF-35をF-16の代替機として、爆弾を空から落とす役割しか考えなくなる。だが、F-35はそれ以上の仕事ができるのだ」

★日本への追加空母配備案に重鎮マケイン議員も検討の価値ありと認める

CSBAが意外に大きな影響力を持っていることがわかります。追加配備するなら横須賀が最右翼というのが分析内容ですが、実現すれば大きく西太平洋の戦力配備の地図が変わりますね。当然、国内はもとより近隣国から相当の妨害が発生しそうですが。Hard Lookとは否定的ではなく綿密に調べる厳しい目を向けるという意味ですね。 McCain Taking ‘Hard Look’ at Forward Deploying Second U.S. Aircraft Carrier to Western Pacific By: Sam LaGrone December 7, 2015 12:12 PM http://news.usni.org/2015/12/07/mccain-taking-hard-look-at-forward-deploying-second-u-s-aircraft-carrier-to-western-pacific WASHINGTON, D.C. – 上院軍事委員会(SASC)は西太平洋に米空母二隻目を配備する案を「綿密に調べる」と同委員会委員長が述べた。 「海軍部隊が実効性を上げれる配置になっているか再検討すべきだ」とジョン・マケイン上院議員(共、アリゾナ)が米海軍協会主催の国防フォーラム・ワシントンで聴衆の前で発言した。 「最近になり前方配備空母や揚陸強襲部隊、または大型戦闘艦の追加を提案する研究内容が発表されたが、詳しく検討すべき内容だ。提案の背景には海外プレゼンスを引き上げて、抑止力、即応力を引き上げたいとの考えがある」 西太平洋に二隻目の空母を配備する案は以前から提唱されており、先月公表された報告書が海軍・海兵隊のグローバルな責任能力の実施を制約してきた近年の条件を分析して、提言の中心として再浮上している。 作戦テンポが高くなっており海軍は空母各艦の整備点検が追いつかず空母が不足する事態が発生している。 「空母戦力の不足は2015年末にペルシア湾で、USSセオドア・ローズベルトが現地を去った後、USSハリー・S・トルーマンが到着するまで『空母ギャップ』が発生している。太平洋で同じ事態が2016年に発生するし、2021年にかけて両方の地点で交互に発生する見込みだ。これは同年にUSSジェ

オバマ大統領>テロ脅威は新しい局面に入った 12月6日全国演説

Obama warns of 'new phase' in terrorist attacks on U.S. By Leo Shane III, Staff writer 9:51 p.m. EST December 6, 2015 http://www.militarytimes.com/story/military/2015/12/06/obama-oval-office-address-terrorism-islamic-state-terrorism-san-bernardino-shooting/76902422/ (Photo: Saul Loeb / Getty Images) カリフォーニア州で先週発生したイスラム国に啓発された大量殺りく事件を受けて、オバマ大統領は6日日曜日にイスラム国の組織撲滅を誓ったものの米国は「長期化し代償の多い地上戦に再び参入することはない」と言い切った。 オバマ大統領が執務室から全国放送するのは珍しい事で、テロリストの脅威に晒された米国は「新局面に移行した」とし、米国から遠く離れた地の過激派集団が国内で襲撃事件を簡単に巻き起こせることに言及した。 「9/11のような多面的かつ複雑な攻撃の予防に成功する一方で、テロリスト集団はもっと単純化した暴力手段として無差別射撃のように我が国社会ではごく普通な事態を巻き起こす方向に転換している」と発言し、「フォートフッド基地で2009年に今年始めにはチャタヌーガで、そして今回サンバーナディーノで発生した」 警察は今回の犯人2名から押収した証拠でイスラム過激派・イスラム国とのつながりを発見しており、うちイスラム国は先月のパリ襲撃事件への関与を自ら認めている。 オバマ大統領は犯人二人が米国に本拠を置くテロ集団の一員であるとの証拠はないとしながら、今回の乱射事件を「罪のない市民を殺人したテロ行為」と評した。 大統領は日曜日の全国向け演説を使ってイスラム国はじめとする勢力に対する軍事作戦を行っている国民に最新状況を伝えようとしたのであり、情報共有の強化、空爆の追加、さらに特殊部隊のイラク・シリアへの投入があり、一方でテロ攻撃への大統領の対応への批判派、議会筋を非難した。 「成功の条件に強い態度の口調は必要ないし、固有

★韓国>KF-X悲願の国産戦闘機開発は来年も足踏み状態へ

韓国の国産戦闘機開発はかなり困難なようで、事業中止は避けられてたものの、この分では長い時間がかかりそうですね。 South Korea’s KF-X Still Treading Water Dec 3, 2015 Bradley Perrett | Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/south-korea-s-kf-x-still-treading-water Artist's concept of KFX: KAI BEIJING – 韓国の国産戦闘機開発事業KF-Xは来年も大きな進展はなさそうだが、事業中止だけは避けられた。 韓国国会は12月2日にKF-Xに670億ウォン(57.3百万ドル)の支出を認めたが、初期開発で最低限の予算にすぎない。KF-Xは双発で ユーロファイター ・タイフーンと同等の大きさの機体をめざす。開発には ロッキード・マーティン とインドネシア(開発分担20%)が控える。 韓国国防省は正式開発の開始を来年も期待できず財務当局に1,620億ウォンを要求していたが、今回国会が承認した水準まで査定されている。 そもそも同事業には予算承認がまったく期待できない状態だった。9月には事業の推進に対する国会内反対意見が高まった。米側が機微技術の提供をしないと判明したためで、これまで韓国防衛事業庁(DAPA)が米側の協力を取り付けられと確約していたのに反する事態になった。 10月には国会の国防部会からDAPAがKF-Xに関し総合的かつ説得力のある報告が出ない場合、事業への支出そのものを中止すべきとの提言が出た。 同部会は最終的に予算手当てを推奨したが国会が同提言を承認しない可能性もあった。朴 槿惠大統領もDAPAに現状報告を求めた。大統領権限で事業中止を命じることもできたが、しなかった。DAPAは財務省を通じず、国会に当初の1,620億ウォン予算承認を求めたが、DAPA長官Chang Myoungjin はこの予算がつかないと事業は二三年遅れると発言していた。 だが単年度予算が不十分となるとなぜ複数年度にまたがる遅延が発生するのか説明が足りなかった。国会議員Kim Seong