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新型中国商級原子力潜水艦は要注意 特殊作戦部隊用小型潜航艇を搭載

中国の特殊部隊が想定する任務がNavy Sealと同様とは思えませんが、ハードウェアが整備されているということはミッション想定があり、訓練も進んでいることを意味します。今後の選択肢として小規模のエリート部隊による強襲、撤収が加われば中国海軍=党も活用範囲が広がりますね。近隣諸国の我々には歓迎できないことですが。 New Chinese Nuclear Sub Design Includes Special Operations Mini-Sub By: Sam LaGrone March 25, 2015 6:11 PM http://news.usni.org/2015/03/25/new-chinese-nuclear-sub-design-includes-special-operations-mini-s ub タイプ93-T 商級原子力攻撃潜水艦の想像図 最新鋭の中国原子力潜水艦はミニ潜航艇を搭載し、特殊部隊(SOF)運用が前提のようだ。 . この艦はタイプ93T 商級 ShangでSOF用潜航艇の収納場所が特徴だ。3月17日付けの国営参考消息 Reference NewsではSEAL運用の米海軍潜水艦と同等としている。. 火曜日には Jane’s Defence Weekly が英語版ではじめて報道しているが、参考消息は米海軍のSEAL運搬移動機SEAL Delivery Vehicles (SDV)用とは異なり、商級潜水艦改良型の格納容器は潜航艇の船体3分の2を格納すると説明。 「そのためSDVへの移送は潜水艦が潜行中は容易ではない。特殊部隊要員は潜水艦へはヘリコプターで移動しているのが写真でわかる」とJane'sは報道している。 ロサンジェルス級攻撃潜水艦USSダラス艦上に搭載されたNavy Seal移送機. US Navy Photo 今回の中国報道で運搬艇の説明は、これまでの中国の艦船設計の特徴と共通している、と U.S. Naval Institute’s Combat Fleets of the World 編者エリック・ワーサイムは説明している。「中国は西側の艦船設計を参考にしつつ我が方の潜水艦活用方法を研究し、自国の運用を実現している」とUSNI

サウジ主導のイエメン空爆、決着の嵐作戦、で何が起こっているのか

この空爆作戦は名称はおろか、どんな機種が参加しているのかまではとても国内では報道されていないので様子を知るには貴重な内容ではないでしょうか。 Operation Decisive Storm -- Air Power Over Yemen Mar 31, 2015  by Tony Osborne in Ares http://aviationweek.com/blog/operation-decisive-storm-air-power-over-yemen サウジアラビア 主導で中東、アフリカ諸国が参加した大規模な作戦が始まっており、 イエメン のフーシ反乱勢力 Houthi rebels を空爆している。作戦名 Decisive Storm 決着の嵐の現状をお伝えする。 フーシがイエメン政府を転覆させ大統領アブド・ラブー・マンスール・ハディAbd Rabbuh Mansur Hadi はアデンに避難を迫られたが、サウジ主導の多国籍軍が空爆で同国への介入を開始した。 決着の嵐作戦は3月26日開始され、近年でも例のない各国機材の集結が見られる。湾岸協議会加盟国ではオマーン以外の各国が参加しており、さらにモロッコ、エジプト、スーダンとヨルダンが機材を派遣している。 サウジアラビア他隣国がフーシがアラビア半島南部で拡大することを看過できなくなっためだ。 サウジアラビアは100機を派遣しており、サウジ王立空軍 (RSAF)のF-15Sストライクイーグルの一機が3月28日に機体に技術上の問題が発生しアデン湾に墜落したが乗員2名は脱出し米海軍が救助している。 Credit: Tony Osborne - Aviation Week バーレーン はF-16 を8機から12機の間で派遣し、 カタール は12機保有のミラージュ2000のうち10機を参加させている。 アラブ首長国連邦 は30機、 モロッコ と ヨルダン は各6機のF-16を派遣している。ヨルダンの参加が注目を集めるのは同国がすでに イラク 、 シリア でISISへの大規模作戦を実施中のためだ。報道では クウェート もF/A-18を15機派遣している。 エジプト の派遣規模は不明だが、隣国の スーダン の参加は予想外といってよく、スホイSu-24フェ

スコーピオンでまだ成約はないが楽観的なテキストロン CAS,T-X,海外採用の可能性

スコーピオンは言ってみれば常識破りの機体であり、既存の機種ヒエラルキーと無関係の期待でもあるので導入したくても一線が超えられずに結局今まで誰も購入していないのでしょう。機体に加えて支援システムもパッケージにして長期間の経済的な運用をうりものにしてみたらどうでしょうね。T-Xへの採用は難しいと見ていますが、どうなりますやら。 Textron Eyes Scorpion CAS, T-X Missions By Aaron Mehta 3:49 p.m. EDT March 31, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/strike/2015/03/31/textron-scorpion-cas-tx-first-customer/70678136/ (Photo: Textron AirLand) WASHINGTON — テキストロン・エアランド  Textron AirLand のスコーピオンは正式採用がまだないが、ISRと軽攻撃を想定した同機の将来に同社は楽観的だ。 同社社長ビル・アンダーソン Bill Andersonは3月の取材時に機体を「公表18ヶ月でまだ成約がないが、社として同機を全面的に支援している」と語っていた。 「販売に大いに自信がある。予算は確保ずみで開発をここで中止する理由は見当たらない」 スコーピオンがあらためて注目されたのはホーク・カーライル大将(米航空戦闘軍団司令官)が同機が近接航空支援(CAS)機材に最適と発言したためだ。 「ローエンドのCAS機材を模索する中で、飛行時間あたり費用が妥当ということで同機に注目し、検討をしている」 アンダーソンはカーライル大将発言に勇気づけられ、スコーピオンで実施可能なミッション各種のデータを米空軍に提供しており、中にCASも含まれている。 「最初から想定している機能です。空対地攻撃ミッションで同機が有する多機能ISR性能と地上部隊との交信能力で難なく実施可能です」(アンダーソン) スコーピオンの設計思想はペイロードの柔軟選択で、六ケ所のハードポイントに各1,700ポンドを搭載できる。同社は各種の兵装搭載を想定し、小口径弾から誘導ロケット弾まで運用できる。

★韓国KF-XはKAI-ロッキード連合が受注へ

S. Korea Opts for KAI-Lockheed in Fighter Deal Agence France-Presse 2:42 p.m. EDT March 30, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/international/asia-pacific/2015/03/30/south-korea-opts-kai-lockheed-fighter-deal/70678352/ SEOUL, South Korea — 韓国は韓国航空宇宙工業(KAI)と共同事業者ロッキード・マーティンをKF-X国産戦闘機120機の調達先に選定した。KF-Xは現有F-4、F-5の代替となる。 総額8.6兆ウォン(78億ドル)規模の事業獲得は提案内容が大韓航空ーエアバスチームより優れているためとみられる 「KAI提案を選定したのは費用、開発工程、開発能力の点で優れていたため」と国防調達事業庁 (DAPA) が声明で発表している。「正式契約の調印は今年上半期中を予定」としている。 韓国政府が開発費用の6割を負担し、残りはコンソーシアムとインドネシアが負担する。インドネシアは韓国との防衛協定に基づき事業に参画する。 KAI-ロッキード連合はもともと有利と見られていた。韓国初の国産超音速練習機T-50を生産の実績もある。ロッキードはF-35A40機の販売にも成功しており、KF-Xでは中核技術を韓国に移転すると確約している。 KALはユーロファイター生産の実績を有するコンソーシアムの一員エアバスとチームを組んで技術支援を売り物にしていた。エアバスは韓国向け空中給油機で13.8億ドル規模の成約を期待する。 KF-Xでは韓国国防省は新型設計を求めているが、専門家の中には既存機種の大幅改造が現実的と見る向きが多い。 また韓国は12.8億ドルでペイトリオットPAC-3ミサイルの導入も決め、北朝鮮の弾道ミサイルへの防衛体制を強化する。DAPA関係者はPAC-3ミサイル(数量不明)を2020年までに導入すると述べた。 韓国の現有PAC-2ではレイセオンが改修事業契約企業に選定されており、発射制御システムを改良しPAC-2、PAC-3双方を運用できるようにすると

F-35:2Bソフトウェア完成遅れるが海兵隊はIOCに向け努力中

ボグデン中将は率直な物の言い方をする人のようですね。これだけ大規模なトラブルにある事業を統括し続ける人だけに普通の神経ではないのかもしれません。しかし次から次に話と違う事態がF-35では発生しているようで目が離せません。 ‘I Am Not A Salesman For F-35:’ Lt. Gen. Bogdan, F-35 PEO; 2B Software Delayed By COLIN CLARK on March 25, 2015 at 6:53 PM http://breakingdefense.com/2015/03/i-am-not-a-salesman-for-f-35-lt-gen-bogdan-f-35-peo-2b-software-delayed/feed/ F-35事業を統括するクリストファー・ボグデン空軍中将が記者を前にF-35に関する正しい報道を行うよう求めた。その際に注目を集めた中将の発言は「自分はF-35のセールスマンではない。またF-35事業の提唱者でもない。最高の事業を運営するのが仕事だ」というもの。 兵器開発に当たる制服組は得てして自らが携わる兵装の信奉者になる。予算の獲得に奔走しながらどれだけうまく事業が推進されるかで昇進にも影響する。F-35取材の中ではロバート・ゲイツ元長官がボグデンの前任者だったデイビッド・ハインツ海兵隊少将を更迭した場面が記憶に新しい。2010年度予算の説明の際にハインツはF-35向け第二エンジン選択を批判し、ゲイツは公の場で自分の意見と対立する人を我慢できなかった。 ボグデンが取り組むのは米国史上最大の通常兵器開発事業だ。その彼が事業の信奉者ではないと公然と発言するのは勇気のいることだ。その同じ人物が当初はJPOとロッキード・マーティンの関係は「ここまでひどいものは見たことがない」と言っていた。つまりボグデンが心のなかを明らかにするのは前例があることになる。 記者も納税者であり、一言言わせてもらえばボグデンの発言を聞いて嬉しくなった。ただしそのままうけとめてはいけない。F-35事業の国際規模を考えると運営には演技力と雄弁ぶりが必要。 そこでボグデンが他にどんなことを行っているのか知りたくなる。 まず2Bソフトウェアは6月までに利用開始できない。この月に

★中国の新型飛行艇と南シナ海の関係

Seaplane Could Advance Chinese SCS Claims By Wendell Minnick  12:55 p.m. EDT March 28, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/naval/naval-aviation/2015/03/28/china-seaplane-islands-scs-claims-spratley-reef/70542218/ ( Photo: Wendell Minnick/Staff) TAIPEI — 現地専門家によれば新型飛行艇により中国は南シナ海の領有権主張を強めてくるだろう。 蛟竜 Jiaolong (Water Dragon) AG600は 中航通用飞机有限责任公司 China Aviation Industry General Aircraft (CAIGA)が開発中で中国最大級の飛行艇となる。CAIGAは試作機の機体前部の組み立てが完了したと3月17日に発表している。 昨年の珠海航空ショーで配布された資料によれば、同機はターボプロップWJ-6を四基搭載し、航続距離は5.500キロあり、南シナ海(SCS)全域を飛行範囲に収める。スプラトリー諸島で中国はヒューズ礁、ジョンソンサウス礁、ゲイブン礁を拡張する工事を実施中だ 中国はSCSに戦略的な意義を認識し、飛行艇があれば同地域の実効支配を島伝いに広げられると考えている。 「飛行艇は中国が建設中の人工島への物資補給に最適」と指摘するのはシンガポールの S・ラジャラトナム国際研究所S. Rajaratnam School of International Studiesのリチャード・ビツィンガー Richard Bitzingerだ。「また各島はAG600による海上監視飛行の基地として利用できる」 AG600の政治的意義を説明するのは台湾の中華民国戦略研究会ROC Society for Strategic Studiesの研究員チン・チャンChing Changだ。「領有権を主張するためには実効支配が必要だ」とし、AG600は「漁業活の監視、密漁の取り締まり、汚染予防、捜索救難、緊急医療移送、気象観測、地質調査と南シナ海を舞台に中国の

インド国防相来日、US-2購入、安全保障枠組みで協議

Parrikar heading to Tokyo with US-2, closer strategic ties on the agenda Rahul Bedi, New Delhi and James Hardy, London - IHS Jane's Defence Weekly 23 March 2015    インド国防相マノハル・パリカル Manohar Parrikar が3月30日に二日間の日程で東京を訪問するとインド政府関係者が明らかにした。二国間戦略防衛関係の強化が目的としている。 パルカル国防相は昨年11月に就任し、これが初の外遊となる。インド新政権はアジア各国との戦略的枠組みの拡大を大きな課題と捉えている。 関係筋によればパルカル国防相はかねてから進行中の新明和工業製US-2水陸両用捜索救難機計12機のインド海軍導入案件の協議をするという。 インドはUS-2iを完成機2機とライセンス生産10機で16.5 億ドルで調達したい意向で正式調印を2016年早々に執り行いたいとしている。■

★主張 南シナ海の平和維持のためインドネシアに国際海上作戦センターを設置すべきだ

インドネシア大統領が訪日していますので、ちょうどいいタイミングでしょう。南シナ海、インド洋を視野に入れた海上交通の安全確保の作戦基地をインドネシアに設置してはどうかという現役米海軍士官の意見です。またインドネシアへのテコ入れも視野に入っているようですが、海洋国家としてのアイデンティティに目覚めようという資源大国(最大のイスラム国家でもあります)のインドネシアを安定させ、中国の危険な動向に対する抑止力に巻き込むという構想にはなかなか面白いものがあります。集団的安全保障の典型例になるかもしれません。注目したいと思います。 Essay: U.S. Should Consider Establishing a South China Sea International Operations Center in Indonesia By: Lt. Cmdr. Jeff W. Benson, USN March 9, 2015 7:15 AM • Updated: March 8, 2015 11:32 PM http://news.usni.org/2015/03/09/essay-u-s-should-consider-establishing-a-south-china-sea-international-operations-center-in-indonesia 太平洋艦隊司令官ハリー・B・ハリスジュニア大将が海上自衛隊杉本和孝二佐と基地内を歩くon Feb. 6, 2015. US Navy Photo 米太平洋軍U.S. Pacific Command (PACOM) の司令官に就任するハリー・B・ハリス大将は議会で昨年末証言し、「中国の台頭が軍事的には地域内で、経済的には全世界的に顕著となり、自己主張を全面に出した行動を域内各国に示すことで当方には機会になる一方で慎重な対処が必要だ。我慢強くこの最大課題に取り組む必要がある」と発言。 . その課題に答えるべく、米海軍は国際海洋作戦センターInternational Maritime Operations Center (IMOC) 司令部をインドネシアに置き、アジア太平洋地区での海軍の責任を示しつつ、南シナ海やインド洋の最新状況を監視し、中国の台頭に対応する新しい仕組

米空軍次期練習機T-Xの要求内容 久々の大型案件に各社しのぎをけずる

予算環境がきびしいので練習機として一定の数(350機)を調達しながら、拡張性もあらかじめ確保して練習機以外の用途も想定(仮想敵国部隊用機材とか軽攻撃任務?)したいのが米空軍の虫の良い考え方ですが、はたして都合の良い機材が選定できるのか。また採用後に大幅にコストが上がる要因がそもそも包含されていないのかとても心配です。裏には予算強制削減の影響で単一任務しかこなせない機材は非効率という強迫観念があるのではないかと思われます。なお、スコーピオンが採用になる可能性は低いですが、注目されてしかるべきだと思います 。 USAF Issues T-X Requirements By Aaron Mehta 12:09 p.m. EDT March 20, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/air-space/support/2015/03/20/usaf-issues-tx-requirements/25080555/ (Photo: Tech. Sgt. Matthew Hannen/US Air Force) WASHINGTON — 米空軍が次世代練習機T-Xの要求性能を公表した。 連邦政府ウェブサイトに3月18日掲載された内容から参入を計画中の5社は現行のT-38の後継機種となる高等練習機350機及び関連システムの採用を目指してしのぎをけずることになる。空軍への締め切りは5月10日。 本事業は「コスト曲線を曲げる」"Bending the Cost Curve" 構想をはじめて現実に移す第一弾となる。これは空軍長官デボラ・リー・ジェイムズDeborah Lee Jamesが進める調達改革の一環で大きな一歩となる。 文書には要求項目が100点以上あるが、空軍報道内容では重点は3つに絞られる。高G状態の保持、シミュレータ視覚効果の正確度・精度、機体の長期間稼働だ。 その他として空中給油、T-38比較で10%の燃料消費率削減、最小離陸距離として8千フィート、高高度基地からの離陸の場合は追い風10ノットで7,400フィートとされる。 注目すべきはアグレッサー部隊用の「赤軍」要求はないことだ。空軍関係者は今後の検討課題だという。 とは言え空軍がT-

★オスプレイ追加調達を日本に期待するベル

なるほど,MV-22だと一機で20名の移動が可能なので、現在は20名x17機=350名程度の輸送規模(最大です)を想定しているわけですね。オスプレイ部隊の輸送能力はコマンド部隊の侵入用途と考えればそんなに不足しているとは思えませんが。もっとも作戦に投入できる機材が全体の3分の一と一気に120名程度に落ちますので、確かに不足といえば不足ですが、きびしい財政状況の中で査定はどうなりますかね。また自衛隊に運用コンセプトから配備機材数を増やす要求を堂々とできるか今後が注目です。 Japan, Australia Could Add To Osprey Order Book Mar 17, 2015 Bradley Perrett Aerospace Daily & Defense Report http://aviationweek.com/defense/japan-australia-could-add-osprey-order-book V-22: Rupa Haria ベル・ヘリコプターは日本がMV-22オスプレイを追加調達すると期待している。日本は先行して17機の調達予算を計上している。 オーストラリアも有望と同社は見ている。これはベル副社長(海外軍事営業担当)のリチャード・ハリスの発言。 日本が同機に期待するのは島嶼部分への兵員物資輸送の高速化だが、領土へ侵攻があった際の対応策という想定なので、17機では不足するはずと同社は見る。 日本には次期多用途ヘリ調達のUH-X事業があり、双発ヘリコプター150機を整備して島嶼部への輸送を強化するねらいがある。ただし想定する機体は総重量が5ないし6トンでオスプレイに比べるとペイロード、航続距離、飛行速度いずれも見劣りがする。 日本が想定する島嶼部分を公式に一度も明らかにしていないが、尖閣諸島であるのは明らかだ。 オーストラリアには同種のミッションの想定はないが、業界筋によればMV-22なら同国の特殊部隊の効力を引き上げることが可能という。オーストラリア特殊部隊は同盟国との関係で同国が提供できる貢献の中核部分となる。ベルはオーストラリアの調達機数を10機と想定している。 ただしオーストラリアのシンクタンク、オーストラリア戦略政策研究所は同国

★KC-46A 日本も導入か 

これまでKC-46Aの開発難航は対岸の火事だったのですが、本当に日本も同機を調達(KC-767の補完?)する予定になっていれば無関心ではいられなくなりますね。これまでは機内配線が仕様どおりでなかったとのことでしたが別の問題があるのかもしれません。 KC-46A First Flight Facing Delay By Aaron Mehta 5:31 p.m. EDT March 17, 2015 http://www.google.com/url?q=http%3A%2F%2Fwww.defensenews.com%2Fstory%2Fdefense%2Fair-space%2Fsupport%2F2014%2F12%2F18%2Fkc-46-tanker-first-flight%2F20588319%2F&sa=D&sntz=1&usg=AFQjCNH_SP7gTBX8yDXlKMDcxShMhWlwmw (Photo: Paul Gordon/Boeing) WASHINGTON — 開発中のKC-46Aペガサス空中給油機は初飛行予定が4月になっているが、開発責任者は「安心できない」と胸中を語っている。 同機開発を主管するデューク・リチャードソン准将Brig. Gen. Duke Richardsonは予定を第二四半期中のいつかと6月末までに変更したい意向だ。 「日程確定を避けています」と准将はクレディスイス・マッカリーズ共催の会合で発言した。「第二四半期中と言っておくのが安全でしょうね」 KC-46Aは179機調達する予定だが、先行18機を2017年までに稼働させる調達契約では大幅な費用超過が発生しても空軍には追加負担が生じない。 エンジニアリング、製造、開発チェック用(EMD)の機材は昨年12月に初飛行している。完全仕様のKC-46Aは4月に初飛行の予定だが遅れる公算が大となってきた。 リチャードソンは日程が各種テストの実施でプレッシャーになっていると認め、EMD機材で確保していた6ヶ月の余裕期間はすでに消費ずみだという。 「非常に深刻に受け止めています。なんとか日程に余裕が生まれるようにがんばっているのですが」 工程表がきついため、本来なら初飛行も一日も早く

★F/A-18E/F海外受注に最後の望みをかけるボーイングは 米国防航空産業基盤の弱体化の例なのか

かつて日本の産業政策は米国からさんざん攻撃されていましたが、今や国防関連航空産業の基盤を国防総省自らが保護する必要が有るのが現状というのはなんという皮肉でしょうか。スーパーホーネットは米海軍も希望しないのであれば、海外でそのまま販売できるとは思えないのですが。泣いても笑ってもあと数ヶ月で命運が決まるのでしょうね。 USN Hornet Push Reshapes Cost, Export Picture By Christopher P. Cavas 2:24 p.m. EDT March 15, 2015 http://www.defensenews.com/story/defense/naval/naval-aviation/2015/03/15/navy-aircraft-boeing-lockheed-martin-super-hornet-fa-18-f-35-industry-pentagon-workforce-fighter-fleet/70277662/ (Photo: US Navy) 米海軍の需要と無関係に、 ボーイング がスーパーホーネット生産を継続するとコスト問題が発生しても海外販売の可能性自体はあるとみられる。 米海軍関係者はF/A-18を二三十機追加する追加予算要求する想定を先週提示した。 ただし「どこからその予算を確保するのか」と疑問を提示したのはキャピタルアルファパートナーズのバイロン・キャランで、強制削減関連の支出制限が蔓延する中でワシントンには同じ疑問を投げる向きが多い。 「これはボーイングの生産ラインを維持して共用打撃戦闘機が打ち切りになっても何か残るようにするにはどうしたらいいのか、という疑問への回答だ」と語るのは戦略予算評価センターの国防アナリスト、ジェリー・ヘンドリックスだ。言及しているのは海軍がF-35の680機調達を減らす決定をする可能性のことだが、海軍は激しくこれを否定している。 海外での戦闘機調達事業にスーパーホーネットが参入する可能性がある。デンマークは今夏にもF-16後継機を決定し、クウェートは数ヶ月以内に戦闘機選定案を公表する見込み。両国ともに調達規模は24機ないし36機程度と見られる。 ベルギーやアラブ首長国連邦も戦闘機選定の初期段階にあり、カ