France In Talks with U.S. Air Force On Reaper Buy aviationweek.com December 19, 2012 フランスの国防調達機関DGAが米空軍と ジェネラルアトミックス 製MQ-9リーパー General Atomics-built MQ-9 Reaper の取得を目指して協議中であり、フランスが求める中高度長時間滞空UAVの候補機として有望とみている。 DGA長官ローラン・コレビヨンLaurent Collet-Billonは同機の購入を米海外軍事製品販売 Foreign Military Sales (FMS) 制度により検討していると報道陣に明らかにした。 フランスはリーパーをとりあえず調達するものの次世代MALE無人機を英国等と共同開発する。 リーパー(別名プレデターB)はDGAが検討した選択肢の一つで、 イスラエル航空宇宙産業 製ヘロンTP Heron TP も候補だった。 フランス議会筋からはリーパー導入が購入価格と「ヨーロッパ化」改修に適しているのため望ましい選択だとの意見が出ている。 「ジェネラルアトミックスとは同機にヨーロッパ製のセンサー類、武装を取り付けて生産する検討が継続中」と議会から報告が出ているが、コレビヨン長官はジェネラルアトミックス(本社サンディエゴ)とはリーパーの検討はしていないと発言している。 リーパーがすでに英国およびイタリアで運用中であること、ドイツ、ポーランドも購入を検討していることを勘案すると、「望ましいシナリオはヨーロッパ製装備をまず装着して、無人機も域内で調達する道に次第に歩むこと」と同長官は発言した。 駐仏英国大使ピーター・リケッツU.K. Ambassador to France Peter Ricketts はヨーロッパ共同開発のMALE無人機の開発をリーパーを原型として進める可能性をほのめかしている。英国はリーパーをアフガニスタンで運用中だ。■ コメント アメリカ製装備の調達を認めざるをえないのがフランスの事情でしょう。いよいよ日本もUAVの運用を深刻に考えるべき立場にあるのですが、まだ国産開発にこだわるのでしょうか。尖閣諸島などパトロールに無人機を導入するのは政治的にも好ましいオプションでは。
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