Forget China's J-20 Stealth Fighter: The J-10 Is One Tough Jet J-20ステルス戦闘機に目を向ける間にJ-10の存在に注意が必要、相手にしたくない戦闘機だ
Much like the U.S. Air Force with its mix of stealthy and non-stealthy fighters, the Chinese air force is developing a two-tier fighter fleet. Alongside a handful of radar-evading J-20s, Beijing is acquiring hundreds of more-conventional J-10s.
中国の戦闘機部隊が急速に増えているとはいえ、米国から見れば小規模かつ近代機材の比重は低い戦力だ。2018年時点の米軍には戦闘機2,800機があり、F-16だけで900機があり、F-22.F-35のステルス機も数百機となっている
November 22, 2018 Topic: Security Region: Asia Blog Brand: The Buzz Tags: ChinaMilitaryJ-10J-20Air Force
新型J-20ステルス戦闘機に注目が集まりがちだが中国空軍は少しばかり性能が劣る戦闘機J-10の増勢に励んでいる。
米空軍がステルス機、非ステルス機の組み合わせを図るのと同様、中国空軍も二層構造で戦力整備中だ。レーダー波吸収機能があるJ-20は小規模調達だが通常型J-10は数百機規模で調達中だ。
単発単座のJ-10は成都航空工業の製品で初飛行は1998年、実戦配備開始は2003年だった。水平尾翼なしのデルタ翼、カナード翼が特徴の同機(全長51フィート)は失敗に終わったイスラエル戦闘機ラヴィと酷似するが、中国がイスラエル設計をコピーした証拠はない。.
J-10は性能、ミッション双方で米空軍F-16に似ており、空対空、空対地双方のミッションをこなせる。
2018年版のペンタゴン発表の中国軍事力報告書では最新型J-10Cを「高性能第四世代戦闘機で、最新兵装を搭載している」と評している。
2017年末時点で中国空軍J-10は260機近くあり、中国軍用機の15パーセント、米国防総省が近代的と区分する軍用機では半数近くを占める。
J-10の増勢で演習や領空警備への投入が増えている。2018年秋にJ-10はその他中国軍用機と演習に投入され、中国空軍はこの演習を「総合的戦闘能力に向けた大切な一歩」と評していた。
2017年7月にはミサイルを搭載したJ-10の一機が東シナ海の国際空域飛行中の米海軍EP-3に異常接近し、米関係者は同機の飛行を「危険行為」と評した。
中国はJ-20はじめ新型機開発と並行しJ-10の改良を重ねている。2018年11月初め開催された珠海航空ショーでは推力偏向エンジンを搭載したJ-10Bが極限までの機動性を示していた。
新型J-10Cは2018年から第一線に配備されているといわれ、空気取り入れ口が変更され、あきらかにレーダー探知性を改善している。また電子スキャンアレイレーダーを搭載し、出力・信頼性ともに改良している。
中国の戦闘機部隊が急速に増えているとはいえ、米国から見れば小規模かつ近代機材の比重は低い戦力だ。2018年時点の米軍には戦闘機2,800機があり、F-16だけで900機があり、F-22.F-35のステルス機も数百機となっている。■
David Axe edits War Is Boring . He is the author of the new graphic novels MACHETE SQUAD and THE STAN.
J-10Cの著しい増強の目的を考えてみました。
返信削除J-10Cの戦闘行動半径は、500km+α、大きく見ても800km程度と推定します。
つまり、J-10Cは中国本土に近い第1列島線内で行動する戦闘機であり、その空域の制空権を確保しようとするためのものです。この範囲ならば、中国本土のレーダー網に誘導され、数少ない早期警戒機や空中給油のサポートは必要ありません。
増強の目的を考えると、国境に近接した地域の対処が第1ですが、その配備に注意すべきかもしれません。もし、福建省かその周辺ならば、台湾侵攻が迫っている可能性があります。J-10Cは台湾上空を支配するために都合の良い戦闘機です。
PLA空軍の能力を考えると、台湾上空はJ-10Cに任せ、その周辺海域をロシア製戦闘機か、そのコピーで制圧する作戦を採ると考えます。